2020/10/31 のログ
ご案内:「カジノVIPルーム」にフェリーチェさんが現れました。
フェリーチェ > 闇の浮かぶささやかな篝火の側に長時間居座っていた少女は、目まぐるしく彩りを変えるカジノの明るさに思わず目を眇めた。
ただでさえ溜め込んだ涙が歪めていた視界は一気に曇り、恐ろしくも眩かった少年の姿さえ朧げになる。
そうして動きが読めず何度かつんのめりながら付いていけば、不意にどこかの部屋の入口で足元の感触がおかしくなる。
ブーツ越しに獣の尾を踏んでしまったような柔らかさ……それはあながち間違いでもなく、長起毛のふかふかカーペットが踵を浮かせた少女の足を沈み込ませる。
あたかも、今まで歩んできた場所との格の違いを主張してくるようで、怯えていた少女にはそれだけでプレッシャーが増したようにも感じられた。

自由になる方の手で乱暴に目元をぐしぐしと擦れば、クリアになった視界に映るのは……。

ご案内:「カジノVIPルーム」にギュンター・ホーレルヴァッハさんが現れました。
フェリーチェ > 連れ込まれたからには、ギュンターPL様のご意向次第かと思ってました。
プロフを見てみると"割と何でも"とありますので、こちらのイメージだけ嵌め込むと、間違えたことを責めて男だと分からせるような……例えばレイプや強制イマラチオの類でしょうか。
問題は王族が種をばらまくような行為をイタズラに行うか……というブレーキをかけるイメージもあることですね。
ギュンターPL様のご趣味としては如何でしょう?

ギュンター・ホーレルヴァッハ >  
少女を連れ込んだ部屋は、過剰なまでに豪奢な装飾が施され、置かれた家具も、調度品も、その全てが悪趣味な迄に煌めく一室。
部屋の中央に鎮座した巨大なベッド。
富裕層が"行為"の為に使うだけのベッドであっても、ベッド本体からシーツに至る迄、高価な素材が使われている事が分かるだろうか。

「……どうした?こういう部屋は初めてかね。
気を楽にすれば良い。余り身を固くしていては、今からもたぬぞ」

少女を部屋に引き入れ、扉の鍵をかけて。
上着を脱ぎ捨て、革張りのソファに放り投げながら、クスリと小さく笑みを浮かべる。

フェリーチェ > 目が痛い……と思う前にまず部屋の威容に圧倒される。
ひと目見れば到底手の届かない品々が自身を取り囲んでいることに、仮にも宝飾品を扱うために勉強したからこそ分かってしまい、機能性重視で選んだブーツがこの部屋を汚してしまう事に躊躇して不格好なステップを踏んで蹌踉めく。
示されたベッドへ意識を向けた瞬間こそ何を言われたか分からなかったけれど、貴族の成り損ねとして学んできた知識の断片が"身体で支払う"という事柄を思い出させ、濡れた双眸を見開かせた。

「はじ、ぁ……はじめて、です。
 わたし、なんかじゃ…あの、満足はあ、あのっ……」

話術で乗り切ろうとした商人の矜持も、優雅であろうとする令嬢の矜持も今やなく……。
深刻な事態に感情がついていかずに真顔になった子供っぽい表情は、頭の中の何にも定まらない嵐の激しさを物語っている。
ただただ単純な思春期の女の子としての感情が、首筋辺りにほんのり朱色を浮かべて男の方から顔を逸らす。

ギュンター・ホーレルヴァッハ >  
「ほう?男を知らぬのか。構わぬよ、別に貴様がどう思おうとも、私は思うが儘にお前を犯し、思うが儘にお前を貪るだけだ。お前が何かを気にする事など、無い」

初めてだ、と告げる彼女を一瞥した後。
上着を投げ捨て、身軽になった躰で彼女に歩み寄る。

「……とはいえ、そうやって初心な反応を返されれば、此方もそれなりに滾るというもの。
愛い奴、と褒めてやろうか。それとも、花を愛でる様に可愛がってやろうか?」

クツリと唇を歪めて彼女を抱き寄せれば、ほんのりと朱く染まった彼女の首筋を、そっと撫でようと手を伸ばすだろうか。

フェリーチェ > そもそも満足するだのさせるだの、対等なポジションから始まるかのような発想が烏滸がましかったのだと、ただ弄ばれるだけと突き付けられてから気づいた。
思い上がった言い草だったことに別種の羞恥が沸き起こり、顎下を火照らせていた熱が少女の頬まで染めていく。
危うい足取りでは避けようもなく、容易く引き寄せられた少女は胸の厚みの乏しさ故に密着した姿勢で抱きすくめられる。

「っぁ……あ、出来ることならば、優しく。
 まだ殿方の目を楽しませる花にすらなれていない、不格好な硬い蕾ですから。
 "ただ素敵な貴方様の猛りを受け止めきれぬ恥は、耐え難いものでございます。"」

謙りながらもご自由にとは言えない弱さは自覚して、けれどそれが精一杯。
擽ったい首を揺らして見上げるように男の顔を覗き込めば、初めての事に恐怖しつつも望外に綺麗な光景を目にして1つ溜息。
この状況でなければ見惚れていただろうし、現に一瞬恐怖を忘れさせた声と瞳は少女が胸を高鳴らせるには十分過ぎただろう。
それ故のことか、本当に教科書どおり……少なくとも母国では著名な初級指南書に載っていた原文ママの台詞で、やさしく愛して欲しいと湾曲に述べてしまう。

ギュンター・ホーレルヴァッハ >  
抱き締めた少女の細い躰は、華奢でありながらそれでいて少女特有の柔らかさを持つ。
年相応、といった小柄な少女を腕の中に収めた儘、愉快そうに笑みを零すだろうか。

「…良くも悪くも、褥の作法は知らぬ訳でも無いという事か。まあ、宝飾類を商いの道具にするのだからな。
少なくとも、平民の出では無いのだろうとは思っていたが」

諳んじる様に少女から告げられた言葉。
教科書を暗記した、とでも言う様なその言葉には、可笑しそうに笑いながら彼女の首元を軽く擽るだろうか。
それは、捕らえた子猫をあやすかの様な撫で方であり――愛玩、と言うに相応しい様な動きだっただろうか。

「安心しろ。私も乱雑に花を散らす事も嫌いでは無いが…最も好むのは、唯快楽に堕ちゆく様であれば。
乱暴にはせぬさ。精々、可愛がってやろう」

と、彼女の"教科書通り"の言葉に笑みと共に答えれば。
抱き締めていた腕を一度離し、一歩だけ後退って少女を見下ろす様な位置取りで。

「…では先ず。自らその装いを脱ぎ捨てるが良い。
着た儘でも構わんが…それでは、貴様の一張羅が大変な事になってしまうであろうしな?」

彼女の衣服を気に掛ける様な言葉ではあるが、それはつまり彼女自身に衣服を脱ぐように、との命令。
羞恥心を煽るかの様に、瞳を細めて彼女の仕草一つ一つをじっくりと観察するかのように、眺めているだろうか。

フェリーチェ > 応えを耳にした少女の反応は、パニックで頭の回転が遅いのかやっぱりワンテンポ遅れ。
一瞬だけキョトンとした後、ほんのり火照った顔を斜めに俯かせながら首を引っ込める。
固く閉じたハズの唇の端がちょっとだけ持ち上がっているのは、首筋が擽ったいのもあるけれど、ちょっとした安堵もあってのこと。
安堵しきれていないのは……初めての実践において、可愛がられるということに込められた思惑が如何程か、全くもって測りかねていたからというのが大きい。
恐怖とはまた別の不安まで胸中に抱え込んで、顔色を伺うかのように上目遣いで相手を見つめる。

「い、いいえ、脱がせていただきます。
 えっと、あぁ、えっと……何とかの花でも無いですが、ご照覧くださいませ」

軽く首を振り、シスタードレスの前紐を掛けたトグルに震え出す指先を添えながら、また脳裏に浮かんだ一文を紡ごうとしていきなり失敗する。
どうやら動作と台詞が両立できるほど覚えていなかったと実感した少女は、二重の恥ずかしさで視線が胸と腹の間くらいまで下りて、そろそろと押し黙ったまま衣服の前を開けていく。

暗い常盤色が左右に広がって見えてくるのは、まず少女の白い……けれど白桃のような薄いピンクに染まった鎖骨周りや胸元の柔肌。
続けて光沢のあるノースリーブの純白スリップが肌を隠したままワンピースのように長く続き、太もも半ばで途切れるともう少しサラサラした質感のタイツが見えてくる。
完全に開けたシスタードレスを細腕に滑らせて脱ぎ落とせば、それだけでもう少女は下着姿。
スリップを少しだけ捲って、指を引っ掛けタイツを脱いだところで少女の動きは止まる。

ギュンター・ホーレルヴァッハ >  
首を引っ込めた少女に、クスクスと笑みを零す。
僅かに唇が緩んだ様に見えた少女にも、敢えて何か言う事は無いだろう。
安堵しているなら、それはそれで構わないのだ。此方とて、特段酷い目に合わせようと思っている訳では無し。
強いて言えば、解れていた方が色々とやりやすい、くらいには思っているのだが。

「…何とかの花、か。及第点を与えるには、少し厳しいものであるな?
まあ、良い。見るべき価値があるかどうかは私が決める事。貴様は唯、私の言う通りにその裸体を晒せば良い」

上目遣いで此方を見つめる少女に、にこりと笑みを浮かべてみせる。
穏やかにすら見える笑みではあるが、その瞳の奥には紛れもなく捕食者としての獰猛な欲望の灯が見え隠れしているだろうか。

さて、少女が衣服を脱ぎ捨てている間に、此方も邪魔な己の衣服をするすると解いていく。
とはいえ、全て脱ぎ捨てる訳でも無い。敢えて衣服を纏った儘、ボタンや締め付ける飾りを緩める程度。
衣服を脱ぐ少女と、纏った儘の己とで立場が違うのだと分からせる様な。

「……指示に従順な子は、嫌いではないよ。
それに…綺麗な身体をしているじゃないか。
男を知らぬという言葉、偽りでは無い様だな」

動きを止めた少女に、再度歩み寄れば。
少女の脱ぎ捨てた衣服を避けつつ、その手を少女へ伸ばし。
下着姿となった少女を、己の下へ再び抱き寄せようとするだろうか。