2020/10/17 のログ
ご案内:「鍛冶場工房」にスピサさんが現れました。
■スピサ > カーンッ カーンッ カーンッ
その日スピサは平民地区における鍛冶場工房で鉄を打っていた。
ヤットコを用いて白くなるまで熱を帯びた鉄塊を槌で叩く。
炎 炭 鉄を前にしては無言。
汗を僅かに滲ませ、グローブを嵌めた手には力が篭る
素材を採取するついでに取ってきた、敵方の武器。
観察しながら、砥ぎ直し又は鍛え直すという再利用法を試していた。
鉄の音 練りを耳で、手で感じながらこの武器がどういう形になりたいのかを感じながら模索する。
この武器ならば元は槍だった。 表面こそは汚れているものの、戦闘で克ち合った音に少し喜々惚れているほど。
これが敵が人間だったならばまだいい
それが魔性を帯びるのならば、使い手は限られる。
ならば不純物を取り除き、良き鋼へ練り変える。
そのうえで叩きながら、どういった形になりたいのかを聞いていく。
スピサならばそればできていた。
■スピサ > 鉄が望む方向へと鍛え、不純物を取り除いた鋼は形の維持力が伸びる
それ以外への形を拒む鉄へ変わるからだ。
拉げ、砕けるというものが、硬度と破壊力による圧倒的な差でもなければ曲がらないだろう鉄の意志
それを聞きながら打つのは楽しい。
スピサは革の眼帯を外した単眼で鉄の色味と炎の色を見分けるまま、元は総鉄槍だった
その穂先から柄までの半ばで一度熱し直す。
長い柄を持つ相手に対し、鍛冶場ノミを添え、思い切り叩きつける
ガンッ ガンッ ガンッ!
やがて長い柄が切り取られ、床へ鉄を回す音が響く
手ごろな片手用の握り柄がついた代物へと変わったのならば
ダガーとしては厚みが主張されている。
貫き力が勝る切っ先と、刃を同居させようと片刃に形を整え始める
やがて水を張った場にくると、息を整えて薄い橙色に熱されているもの
それを一息で沈め、水が熱で次々と消えていく音を聞いた。
汗が幾つも垂れ堕ちる
これで失敗すれば全てが振り出し。
しかし罅 割れる音は聞こえず、一本の片刃の大ぶりな短剣ができたのならば、ホッと一息を。
■スピサ > そのまま作業をいったん切り上げれば、外へと赴き。
ご案内:「鍛冶場工房」からスピサさんが去りました。
ご案内:「ロブームの城」にロブームさんが現れました。
ご案内:「ロブームの城」にシンディ・オーネさんが現れました。
■ロブーム > 「愛らしい声を上げてくれるではないか。
ほれ、もっとこっちに近づくが良い……」
そう言って、ロブームはシンディの身体をぐいと引き寄せる。
シンディの尻が、ローブ越しの熱くて硬い感触を感じるだろうか。
男は、ふぅ、と少女の耳に時折か細くい吐息を流し込みつつ、胸への愛撫を変える。
優しく撫でるものから、ぎゅ、ぎゅ、とやや力を入れて、根本から乳首の方へと揉みしだいていく。
だが、乳首は決して触らず、そのギリギリまで触れば、今度は優しく掌で撫でるようにしながら、根本へと還っていく。
羽根の方も、撫でる動きに時折、根本で乳首の先をくりくりと穿る様な動きを見せる様になる。
その分、重なる刺激が強くなり、絶頂しそうになるかも知れないが――その度、手も羽根も少女から遠ざかってしまう。
「さあ、そろそろ、潤んだ君の花園を――む」
と囁き、手がつぅ、とシンディの脇腹を通って彼女の局部に到達しようとしたその瞬間。
ロブームが、困ったような唸り声をあげた。
砂時計の砂が、丁度落ちきったのだ。
「何と……まさか、砂時計が落ちてしまうまで、堪えてしまうとは――」
と、驚きを隠せぬ様子で。
そして、シンディに言うのだ。
「だが、ルールはルール。従わねばならんな……シンディ、すまないが、少し立ってくれまいか?
君の願いが何であれ、こちらが動けねば何も出来ぬからな」
と言う。
だが、少女は気付いているだろうか。
伏して、まるで物憂げな様なその目が、少しばかり笑っている事に――
■シンディ・オーネ > 「――ッ…っ!!」
ぐっと息を殺して鼻を鳴らしてしまうのも堪えて。しかし出来る抵抗はその程度。
引き寄せられるまま男の腕の中に入れば、お尻に当たり主張する異物感。
せめて圧迫を和らげようと身をよじるのも、ただ刺激を与えるだけかもしれない。
――耳にかかる息にぶるっと身震いするけれど、それでなくてもさっきからひくんひくんと震わされっ放しで、
どこからどこまでがどの刺激によるものかなんて区別はもう曖昧か。
乳房の形を変えられて熱っぽい息をつき、羽に弄ばれる乳首はもう痛いほど勃起してしまっているが、
しかし胸への刺激だけでは絶頂にはまだ遠く、それがもどかしくてすっかり濡れそぼってしまった秘所が、
すでにロブームの膝を汚し始めている。
にちゃにちゃ音が立つのも構わずに腿をすり合わせて、遠ざかる手を追うように身をよじってしまいながらも、
欲しがるような言葉は発さず、しかし脇腹を下へ下りていく手には、つい期待してしまって首を振る。
仮により感じられるところに触れてくれたとしても、焦らされるだけであろう事はもちろん。
――だから時間切れにも、どうせ与えられないものを残念がったりはしない。
ただ堪えてみせたぞと、火照りきった身体でせせら笑った。
「…いつ気付くのかと思ったら、遅れなければ私は文句ない。」
言われるまでもないと、少し力の入り難い脚で立ち上がる。
半裸の制服を直しにかかりながら、さて何を要求してやろうかと考える。
…こんな事に、報酬を貰って参加するみたいになってしまうから、
悪魔的には何も要求しない事が最もダメージになるのではないかとも思うのだけど、
一財産ポンと手に入るかもしれないというのは魅力的で困った。
「…まずはお前の名前を教えてもらおうか。
だけど悪魔は名を知る者に服従っていうあれは、もしかして迷信?」
■ロブーム > 「返す言葉もない。君の魅力に当てられるとは、悪魔失格としか言えん
ああ、そこの椅子に座っていると良い、どうせ直ぐに終わるのでな」
そう言って、男は立ち上がる。
肩を回し、首を回し、長時間座っていた凝りをほぐす。
悪魔とて肩こりはするのだ、意外な事に。
「おっと、まだ名乗っておらなんだか。
私はロブーム。悪魔にして魔王だ」
と言うも、悪魔が名前を知られると服従するのかと聞かれると、苦笑を一つ。
「確かに、名前というのは悪魔にとっては大事なものだが――しかし、もしもそうだとしたら、悪魔は契約書を作る時、偽名を名乗るという不誠実をせねばならんだろうね」
と言いながら、男は砂時計を手にとって。
そして、それをくるりと回して、こつん、と置く。
砂時計は、再び作動し始める――何故、その様な事をするかといえば、
「さて、これで二十分経過したので、残り四十分か。
最初の二十分で、大抵は堕ちるのだが、本当に芯が強い。流石と言わねばならないだろうな――」
と言って、ゆったりとシンディに近づく男。
その目は、悪意と慈愛に満ちて笑っていた。
つい先程まで、与えられた勝利に得意げに笑っていた少女が、本当に可愛らしくて。
「――さあ、残り四十分だ。後二セット、耐えれば良いのだ、簡単だろう?」
■シンディ・オーネ > そそくさと制服を直しながら考えて、
やはり悪魔からの不意打ちに勝利してあぶく銭を得たところで、
なんか呪われたりしてそうなそういう賞品たちは、結局私達を不幸にするのではないかなと漠然と考えた。
金品は惜しいけれど悪魔の成り立ちを思えば――
いやその成り立ちなんてイメージでしかないのだけれどとにかく、関りなどすっぱり切るに限ると思う。
面倒くさいからもう私に構うなとでも格好良く言ってやって、とっとと帰ろう。
身体はまだ疼いてしょうがないけれど、
痛みではないし、飢えでも渇きでもなければ、酸欠とかそういう危機的なものとは全く違う。
うるさいほど鳴っている心臓に深呼吸して、
実際どこの世界に性欲で辛抱たまらなくなってしまうものがあるのかと、勝利者の余裕で笑みを浮かべていた。
…さんざん弄ばれた事がどうなるとかは、今、解放感に邪魔されてちょっと頭が回っていない。
「悪魔という種族の中で、魔王という地位にいる、ロブームだな。
…でもそうか、真実の名前とかそういうアレじゃないとダメで、ロブームはもちろん違うと。」
背を向けて、下着を履く前に拭くものくれないかなと思うが、ちょっと間抜けな気がしてもじもじ。
…少しはぐらかされたような気もするので、名前について追及してやろうかとも考えるけれど――
物音に振り返れば返されている砂時計。
「――おい。」
…どういうつもりだと険のある声をかけるが、20分と聞いて一瞬気が遠くなる。
「…き、聞いてない! こういうのは普通、一回で測れるものを使うだろう普通。
だいたい最初3時間と言っていたお前が用意したものなら、その3分の1で一時間なんじゃないのか!」
ズルしてない!?と声を荒げるけれど… 言われてみれば、確かにそんなに経っていないような気もする。
羽に弄ばれていたところで、時間の感覚が少しあやふやだ。
…直してしまった制服の胸元を思わず押さえる。
■ロブーム > 名前の件ではぐらかしたのは、それが正鵠を射ていたからなのか、それともそれ自体悪魔の罠なのか。
それをロブームが語る事はないが。
しかし、語れる事もある。つまり、二十分の砂時計を用意した理由だ。
「一時間の砂時計を使うと、細かい時間の感覚が掴めんのでな。
こうして、細分化した砂時計を使った方が、時間の管理がしやすいのだよ。
そもそも、砂時計を出現させたのは、一時間と確定した後ではなかったかね?」
と、すらすらと立て板に水に、理由を説明する。
勿論、それは理由の一つでしか――それも、ごく小さな理由でしか無い。
本当の理由は、少女の心を折る為。
希望を与え、奪うことで。
「とはいえ、確かに砂時計の時間が二十分である事を言わなかったのは私のミスだ――それは認めよう」
そこで、と男は少女の目の前に、何かを召喚する。
それは、下着のような形状をしているが、その表面に施錠機構のついたもの。
所謂、『貞操帯』と言われるものだった。
ご丁寧な事に、その鍵も一緒だ。
「私の方からのサービスとして、今後、君が屈するまで、性器及び膣内を直接触る事を禁止しようと思う。
勿論、貞操帯を外すような指示は無効としてもらって良い」
つまり、自分へのペナルティとしての貞操帯。
勿論、裏面にも特に細工はない。
金属製で、身体にフィットするため安心感はあるだろう。
「どうする?勿論、怪しいというのなら、断ってくれても構わない。
君の意思を尊重しよう」
と、真顔で言う男。
尤も、悪魔である男の真顔が、何処まで信用に足るかは解らないだろうが――
■シンディ・オーネ > 「それならなおさら1時間きっかりの砂時計を用意しろ。」
1時間と決まった後で選んだと言うのなら、と。
3時間の場合でも20分刻みにするつもりだったのかもしれないが文句たらたら。
時間の管理がなっていないのだからそもそもこんな勝負は無効だと駄々をこねたくなるが、
悪魔が伝聞の通り契約に縛られる存在だとしても、この場で不利なのは自分だと分かっている。
…これで今度こそ、あと1回砂時計を返して落ち切ったら終わりなのだと言い聞かせる。
――イキ我慢ではないのだ。
何かを請わなければ良いのなら、今までの時間があと2回あったところで負ける気はしなかった。
…辛いには、違いないはずだが。
「――宣誓してくれるなら、他の契約と同じだ。
何か仕込まれていても嫌だからな、これは…」
貞操帯のサービスとやらには不信感MAX。
手に取り改めて一見細工は無いように見えたが、
何か薬物的なものが塗布されているかもしれないし、お断りしようと考えて…
いやしかしと悩む。
何か塗り付けたければ、そうすれば良いのだ。
意識を操作するような事はしないという約束だが、薬物の使用禁止には明確に応じてもらえなかったのだし。
となると、この貞操帯、あまり見られるのも恥ずかしいし、下着として借りてもいいのかなと。
どうせ鍵は私管理だ。
「…いや、借りようか。」
履き直しを悩んでいた下着はそのまま脇へ、不慣れな所作で貞操帯を装着していく。
「……。」
ひやりとする感触が嫌だけれど、かえって性欲を減退させてくれそうで今はよろしい。
…どこか変態的な行為に及んでいる感が強くなってしまう気もしたが、鍵は刺したままでふむと頷いた。