2020/08/28 のログ
■リス > 棚の中には、紅茶の缶と、お菓子が入っている、これは売り物ではなくて、私物。さすがに売り物を持ってきてと言うのは商人の娘としてどうだろうと。
それに、他から買い集めてきたものを食べるのは、試食にもなるのだ、おいしければそのお菓子やお茶を取り扱うのもありだと思う。
だから、基本的にここに有るお菓子は、リスが自分の小遣いで買ってきたもの、という事になる。
食べるなとは言わないが、勝手に食べたりしたら無論怒ります。
「今日は、之と、これに。」
いくつかのお菓子をチョイスして、紅茶はシンプルなものに。ミルクティ―は好きだけれど、今回のお菓子に合わないし、別にいいだろう。
食べ合わせは大事なのだ、と少女は考えている。
お湯を沸かして、紅茶の葉をミルに入れて。静かに作る時間と言うのも大好きだ。
少女はのんびりと、全身を弛緩させながら紅茶が出来上がるまでの時間を待つ事に。―――できなかった。
なので、とりあえずは、と少女は片手間で出来る作業を行うことにする
軽い作業にもならない作業、でも。それを行わないといけないという事もある。
そう言った作業をこなしているうちに、紅茶が出来上がり。
「一息ついたら、ね。」
誰につぶやくことも無く、少女はそう言葉を放ち、紅茶とお菓子を堪能する時間を作って。
そして、それが終わったら、再度の仕事に戻るのだった―――
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」からリスさんが去りました。