2020/08/22 のログ
■タピオカ > ぴくっ……、ぴく……!
時々きつく閉じた睫毛が震え上がると、細い頬がぎゅっと奥で引き絞られ、何かに忍ぶように眉間が寄り上がる。
頬にうっすら汗が垂れた。
まるで自分の身体を赤子の頃から知っているように、大型犬の舌技は巧妙だった。舐めてほしくない、そんなところ舐めてほしくない……。そう念じていたのに、あやうく別の情動を感じてしまう自分に恥じ入って顔を赤らめ。
その恥じる仕草すら許されないように、乳首さいなむ刺激に喉を晒すほど顎を上げた。襟元の肩甲骨に、滲んだ汗が流れ込んで震える。
「……僕は……、ぁっ、……、ぅ、……ぅぅ、……ッ……!
誘拐犯の玩具になんか、ならないんだか、らぁっ……!」
白い歯の隙間をひうひう鳴らしながら、浅い胸の動きもひっきりなし。喉奥から声絞り出す。そんな物言いの声をかすれさせ。
「……きゃ、……ぁ……!
今、今何を、……はっ、はっ……ッ……!何を……、したのっ……!
――ぁ、……っ!?……ぁっ……!はぁあっ!はぁはぁはぁっ!あぁ、ぁっ、……熱い、……ぃ”ぃいいっ、はぁはぁっ、身体が熱いの、……ひぃいいっ、だ、だ、だめっ、僕、……うぅうう、僕ぅっ……!」
例えるなら、処女を太い肉棒で散らされる時のような。
太い触手が喉元を姦通するのを、か細い悲鳴で見送る。
何かが注がれた。それに慌てふためいて魔王を必死に見るも、全身つんざく熱と欲情に呼吸を乱していく。乳首は尖りきり、そしてショーツのクロッチからは絶え間なくだらだら、大型犬の舌の動きに合わせることなく愛液を滴り落としていく。同時にこらえようのない尿意に襲われて一気に表情が崩れる。
「お願い……、お願いだよう、……お願い、……お願いします、……お願いだから、……ぅ……、ぐ、……ゥゥううぅうっっ、……あぅ、はっ、はっはっ、……はっ、……あァぅあぁ、ぁぁぁ……、お願いぃぃ……!」
お願い、お願い。
そう繰り返しながら、両目に涙の粒を大きく膨らませて、濡れた瞳を魔王に向けて首を左右に振る。
そこには色んな意味が内包されていた。
「お願い、こんな辱めはもうやめて」「お願い、ここから離して」
「お願い、身体が熱いの、もっとお股を舐めて」「お願い、おっぱい切ないの、もっとおっぱい苛めて」
そして。
「お願い、イかせてほしいの、もうイくの我慢できないの」「お願い、おしっこお漏らししちゃいそうなの、おトイレいかせてほしいの」
それらが入り混じったお願いをうわ言のように繰り返し、全身赤く火照らせながら身震いをする。
泣きかける子供じみてぐしゃぐしゃになる顔。
すり合わせる膝。
とうとう、こんな声が小声で魔王の耳に届く。
「お願い……、我慢できないの……、ィかせて、……おしっこ、させて……っ……」
絶頂とお漏らしを乞う、弱りきった雌の声で。
■ロブーム > 「……ふふ、可愛らしい」
男はぽつりと漏らした。
強い意志が、鑢の如く削られ、遂には純粋な欲と懇願になっていく。
その様は、実に可愛らしい――まるで、懐かぬ子犬が、餌を前に涎を垂らすかのように。
「良かろう。全て、叶えて進ぜる」
そう言うと、タピオカが埋もれる触手から、何かが飛び出した。
それは、先程タピオカの後ろに回ったハーピーの、羽だ。
薬で感覚が鋭敏になっている今なら、ハーピーが触手の柱の中に埋もれ、タピオカの直ぐ背後に居ることに気づくだろう。
・・・・・ ・・・・
「但し、全て一度に、お互いにではあるがな」
次の瞬間、全てが一斉に動き出した。
ハーピーの羽は、タピオカの臍や脇腹をコショコショと擽りだし、彼女から我慢する力を失わせる。
更に、獣は柱を支えに立ち上がると、自らのイチモツをタピオカの秘部に擦り付ける。
更に、乳首に吸い付いていた円筒形の触手の内壁が、突如としてヤスリの様にザラザラしたものになり――回転。今までとは違う、削るような刺激がタピオカを苛む。
更には、陰茎を模した様な触手が幾つもタピオカを取り囲む。
「さて、それでは私も最後だけは混ぜてもらおうか」
そう言って、ロブームも責めに参加する――ロブームは、空いた口に自分の口をねじ込み、口内を蹂躙する。
そうして、タピオカの全身をくまなく快楽付にし、そして絶頂、失禁した所で、彼らもまた、全員タピオカに向けて放尿する。
まるで、失禁少女への報いとでも言うかのように。
■タピオカ > ふ、にゃぁぁぁ……。
チョコが熱に溶ける時のような。そんな笑顔を綻ばせてしまう。「良かろう」という魔王の声には魔力すら感じられた。
もう我慢しなくていい。このお腹の底から全身にくまなく締め付ける、絶頂への壮絶な乾きに耐えなくていい。敵の前で衣服もそのまま、恥ずかしくおしっこをお漏らししてしまう、そんな恐怖に下腹部を強張らせることもしなくていい。
この時点で、逮捕に現れたはずの冒険者は魔王にある種の屈服をしてしまっていた。
けれど。すぐ後ろに回ったハーピーの気配と続く魔王の言葉は予想を越えていて。絶頂をどう解消させてくれるのかはさておき、おトイレには行かせてくれる……。そんな希望が打ち砕かれて大きく瞳を見開く。
「……ぃひいいっ!ひぁあははははははははああっ!
あはあァああああっ!だめっ!だめっ!だめっっ!やあらあああああっ!くすぐったひいいっ!ぁはっ!あぁはははははあっ!くすぐったいよぉおおォっ!
ひはっ!ふひぁあぁあああああっ!
あはっ!あはっ!はあぁああっ!ああああああっ!
僕もうだめぇっ!もうらめっ!――んぎゅぅうううっ!
んむうぅ!ぅーーーっ!んぎゅうぅううっ!ぅっ!ぅっ!
んくぅゥうううううううぅぅうぅぅううううううっっ!」
王城で貴族侯爵相手に談話を行うプロの漫談家が何人かかったとしても、ここまでの笑いはまきおこる事は無いだろう。
くすぐったさに涙をこぼしながらバタバタ、全身を触手に覆われてくねらせる。笑いは体中から抵抗を失速させていき、大型犬の巨根イチモツでこすられる股座も、その奥の尿道も、乳首を摩耗させる勢いで荒れ狂う胸責めからも、くすぐりからも、取り囲み、体中を覆う陰茎からも逃れられず。
――含まされた魔王の男根にしゃぶりつくだけが、唯一の逃避行と言わんばかり。涙目で口いっぱいに頬張って、舌を裏筋に自ら絡ませ、喉の入り口に亀頭を押し当てて沈ませ、喉を肉の性玩具にかえて蹂躙されていく。笑い泣きのまま奥深く、玉袋に下唇が触れるほど沈ませれた瞬間に。
――びぐううっ!びくびくびくっ!びくうううっ!
――ぴゅる、るぅうううぅぅぅぅぅぅぅ……。
下腹部では二種類の情動が巻き起こっていた。
獣のイチモツに愛液まみれのショーツを食いつかせつつ、絶頂に下肢を跳ねさせ。そのクロッチから琥珀色の温水が漏れ出し、お尻にまわって内股を伝って足元を熱く濡らしていく。くすぐり快楽、口淫絶頂お漏らし。
「ぁ、ひ、ぁ、……ふ、……は、ゎ、……ぁ、ぁぁ、ぁっ……ぁ……。
絶頂お漏らし気持ちいい……で、す……ぅ……。
――ぁっ……。はあぁぁぁ、……ぁっ、あぁぁぁ……。
あったかぃぃ……、あったかいよぉ、嬉しいの……、
おしっこ……おしっこかけてくれてありがとうございます……ぅっ……。
僕、……僕にもっと、……んんっ、いやらしいことしてください、……お願いします、ぅ……。
……ご主人、さまぁ……」
ぴくぴく、ぴくぴくぴく。引かない絶頂にはしたなく、触手に絡まれたままガニ股開きで喘ぐ。
ぼんやりと天井を向いたままで、魔王から与えられた激しい快楽を信じられないといった様子で呟き。
――報いの全身おしっこは、今の自分にとってはご褒美。まるで浴びせられるおしっこでオナニーをするように、衣服ごと匂いにまみれて全身をくねらせてお礼まで告げるのだ。
そのままうつろに魔王のほうを見ると、調教され、堕ちた追跡者はついぞ、口にしてしまう。
彼を、ご主人さまと――。
ご案内:「古城」にロブームさんが現れました。
ご案内:「古城」からタピオカさんが去りました。