2020/05/27 のログ
ご案内:「平民地区/市場」にリズ・リナさんが現れました。
リズ・リナ > 市場の片隅。
積み上げられた荷の陰で眺めるのは薬種茶を売る露店を眺めている。
そうして自分の掌に書いた文字を読み返す。

「えっと、『精力剤ありますよ』と、女性用は『ダイエットできるサプリャ丸あるよ』か」

ローブのポッケには小分けにした薬袋。
とりあえず、薬屋をひやかしてここを通る人が居たら声を掛けてみよう。

リズ・リナ > 「うーん」

少女は丸眼鏡を外してローブの袖でレンズを拭く。
そうしてまた掛け直せば、ちょうど視界の端から買い物客が消えたところで、どうやら得物を1人逃したらしいと知る。

「向いてないよー」

早い時間にもそれぞれの誘い文句で薬を渡そうとしたのだが男にも女にも「子供のくせに」という一言で断られた。
今日はこうして市場の隅で時間を潰して帰るのだろうか。

リズ・リナ > 市場に貼りついているのも少し飽きてきた。
指示された時間よりは早いから、遠回りして帰ろう──…。

ご案内:「平民地区/市場」からリズ・リナさんが去りました。