2020/05/21 のログ
ご案内:「妖しいテント」にタン・フィールさんが現れました。
タン・フィール > 「―――おっ?…なに、あれ?… ボクのほかにも、テントでお薬売ってる人、いるの?」

王都の一角…様々な露店や飲食店、雑貨屋が並ぶ通りに、見慣れぬ薄紫のテントが一件。
看板に謎めいた筆致で「珍薬」という単語が掘られたそこに、興味深そうに少年は天幕を開いて入り込む。

普段、自前のテントで薬師として活躍している少年の手に下げたバスケットは空っぽで、
薬の材料となる素材や食材を買い求めようと街に繰り出した矢先、この見慣れぬ薬の素材屋が目に止まったのだ。

「わ…すご…」

テントの中は10畳ほどの広さで、所狭しと動植物の干物や、目玉や内臓などの眼球が漬けこまれた瓶、
グロテスクなほど美しい花弁や、生殖器のような菌糸類が並んでいて…
一見、それらをこわがりそうな華奢な少年は、しかして目を輝かせてそれらを物色して回る。

ご案内:「妖しいテント」にタン・フィールさんが現れました。
タン・フィール > 「―――おっ?…なに、あれ?… ボクのほかにも、テントでお薬売ってる人、いるの?」

王都の一角…様々な露店や飲食店、雑貨屋が並ぶ通りに、見慣れぬ薄紫のテントが一件。
看板に謎めいた筆致で「珍薬」という単語が掘られたそこに、興味深そうに少年は天幕を開いて入り込む。

普段、自前のテントで薬師として活躍している少年の手に下げたバスケットは空っぽで、
薬の材料となる素材や食材を買い求めようと街に繰り出した矢先、この見慣れぬ薬の素材屋が目に止まったのだ。

「わ…すご…」

テントの中は10畳ほどの広さで、所狭しと動植物の干物や、目玉や内臓などの眼球が漬けこまれた瓶、
グロテスクなほど美しい花弁や、生殖器のような菌糸類が並んでいて…
一見、それらをこわがりそうな華奢な少年は、しかして目を輝かせてそれらを物色して回る。