2020/03/28 のログ
ご案内:「裏路地」からパティさんが去りました。
ご案内:「とあるお屋敷」に魔王劉仙さんが現れました。
ご案内:「とあるお屋敷」にアカサギさんが現れました。
■魔王劉仙 > 王都の貧民地区と平民地区のちょうど中間地点に
大きくも小さくもないが人の往来と出入りがとんでもなく頻発している商売が不明な謎の邸宅がある。
ひっきりなしに色々な荷物を抱えた商人が入ったかと思うと同じような商人が出て行ったり、
その横で馬車が出入りして荷物を下ろしていったり持ち運んで行ったり。
ただの商館ではないかと思うが、その屋敷つい一週間前まで廃墟同然の屋敷であったはずなのに
今では賑やかな怪しいお屋敷と化していた。気配は隠しているもののその中心邸宅にいるのは、
昨日王都でとある会議に出席して即帰宅したとある魔王の姿が―
「今日の訪問はなさそう?」
『あと一件の訪問者となっております 主様』
「そう? ではもうちょっと待ってる」
たわいのない普通の会話をしているような狐耳の主人と人にしか見えないような執事のような男が会話している。
執務室兼応接間は静かだが敷地内は賑やかでまさに戦場の喧騒さを続けている。
■アカサギ > 「……ここかぁ」
貧民地区から平民地区へ向かって歩くこと数分。
アタシの今日のお仕事……かどうかはともかく。
目的地に到着した。
「……う~ん。確かに怪しい」
アタシの記憶では、この辺りにこんな賑やかな屋敷などなかったはずだ。
この一週間で何が起こったのか。
アタシとしてはちょっと気になったので。
ちょっと、調査に乗り出したというわけである。
「……すいませーん」
ただし、この屋敷の謎が解けるまでは血盟家の名は出せない。
ヤバイ感じの組織とか人がいる可能性もあるので。
まずは、フリーの殺し屋、アカサギとして接触するため。
『ちょっとお仕事のお話できません?』
なんて、お手紙を送ったのである。
と、いうことで。いざお屋敷の中へと突入。
もしも安全そうなアレだったら、血盟家の名を出してアレしてもいいしね!
■魔王劉仙 > 一週間前は本当に幽霊屋敷というか誰も解体費用出したくないで
放置されていた屋敷なのにたった二日で綺麗になり、一日で引っ越しが終わり、
残りで大体の商売顔みたいな昔からありましたよ、な装いを開始したという
大きな組織の人数と財力がないとやっていけない場所。
屋敷の前には門兵がおり、ちゃんと対応をして中へと招き入れる。
アカサギの事はきちんと認識しているという具合の態を成しており、
情報屋は一人でも雇い入れたいという組織そのもの意向もあって
お屋敷の中はメイドもいるし兵もいるし使用人もいるし、そのほかよくわからないのもたくさん。
その気配 人になりきってはいるが じつはほぼ魔族と亜人とその他だったりする。
敷地内怪しいのではなくただ単に人の国では真っ当な商売していますな様子の―
アカサギを屋敷内に案内している耳の長いメイドさんはダークエルフさんだった。
鮮麗された所作できちりと案内をして、程なくして主のいる執務室へと案内を終える。
『主はこちらです、どうぞお入りくださいませ』
ノックをしてから 中から返事があるとメイドは扉のノブを回し中へとアカサギを誘おう。
中にいるのは 黒髪の男執事と豪勢な執務机に座っている狐耳の魔王の姿が見える―
■アカサギ > ちなみに、周辺の住人には話を聞いたのだが。
どうにも、それこそ奇跡か魔術のように。
知らぬ間に、キレイになって人で賑わって、らしい。
もう怪しさバツグンのお話であ~る。
「あ、どうも」
案内されるがまま、屋敷の中を歩く。
外観もそうだけど、中もまぁ豪華。
でもこの辺りでこんな豪華なお屋敷なんて無かったはずなんだよねぇ。
……う~ん、こりゃあやっぱりこのお屋敷、何かの謎があると見たぜ!
「ありがとうございます。
……失礼しま~す」
メイドさんの案内にお礼を言い。
促されるままにお部屋の中へ。
するとそこに居たのは……。
「……あれ?」
先日、王城で顔を見たような気がする女性。
いや、間違いなくあの会議の場に居たような……?
■魔王劉仙 > そもそも屋敷自体 廃墟時と現在と規模が違いすぎる。
新築でもしたかのような敷地内の改造っぷり。
率いている存在がとある組織のヤバい職人集団では魔改造もやりかねずやってしまったとしか。
執務室にいた執事が少し動いたように見えたが、お茶を用意してきますと席を外して二人っきりになった。
「……よく来たな、確か 血盟の護衛だったか?」
狐耳がぴこんと揺れ、尻尾もふさふさと揺れる。
ゆっくりと腰を上げて椅子から立つと 繋ぎの応接間へと歩み、
静かに対面式のテーブル席の片方を勧めてみた。
「仕事の依頼か 何用なのだ? 我が聞くとしよう」
余り無駄にしゃべらない魔王が珍しく一人で 一人で対応する気のようだ。
■アカサギ > 「……あやぁ、まさかの知ってる人のお屋敷だったとは」
アタシの所属……しているわけでもないんだけど。まぁ細かいことは一度置き。
所属組織までしっかりと覚えられている状況。
これは、ヘタなウソは逆効果だなぁ、と即座に判断。
「いえいえ、仕事の依頼って訳では。
……率直に言うと、この不思議なお屋敷の調査に来たんですよ。
あ、もちろん私個人が、ですけど」
薦められるがまま、席へとついて。
そのまま、相手のことを観察して。
「改めまして。アカサギっていいます。
あ、一応フリーの殺し屋が本職? かな?
殺しのご依頼なんてありましたら、っていう売り込みも目的の一つだったり」
アタシはアタシのペースを崩さずに挨拶。
っていうか、ペース崩すと不味い気がするんだよなぁ。
だってこの人、すっごい強い気配を感じるんだもん。
■魔王劉仙 > 「一週間前に建てたばかりだ、気にするな そのうち無くなる」
その内目的を果たすと綺麗サッパリ更地にして土地を売り払う予定だ。
次に彼女が来た時には違うところに屋敷でも借りて商いしていそうな勢いすらある。
他組織については王都は無論この国の大体の組織については浅く広く調べたつもりだ。
どこまで調べたかは機密秘特になるので黙るが大体は話は通じていると思う。
浅くなので内面までは知らないのがあるがそこは黙って対応するのだ。
「屋敷の調査。まぁ 怪しさ満載だな 我がそなたの立場ならそう思う。
では答えになることを伝えよう 昨日の会議のために拠点を仮に作り出席をしたが
余りのグダグダぶりに呆れ果てて帰国する準備段階だ。
あと三日以内に此処の拠点は破壊して更地の土地を売る予定だが。」
いきなり暴露しだした。
嘘言っても裏取られそうだし、真実はもうすぐ露呈するし。
屋敷の調査というか本当のことを口にして彼女がどう反応するか試す様に伺う。
と、静かに扉が開き 執事がグラス二つと冷えた炭酸水の入った瓶を持って戻ってきた。
コルクを抜き瓶を傾けてグラスに注いで 片方のグラスをアカサギへ、
もう一つを主へとテーブル席に置くとまた執事は部屋の外へと退出していった。
「フリーの殺し屋が本職のアカサギとやらが なぜ 護衛なんぞしているのだ?
殺しの依頼…王都では無駄な血を流したくはないな、痛い目を合わせる意味なら依頼をしてもいいが、
殺しはいかん。人の国ならば人の法で裁け、魔族の国ならば魔族の法で裁く。」
殺しの依頼なんぞあるか。
この身自身 殺し屋魔王だ、ただ人の国で一度たりとも不殺を心掛けている。
殺しの依頼と聞いて じりじりと殺気が膨れてきた、
殺しの依頼なぞあるかああと切れるようなそんな気配の膨れ方。
すぐにその殺気は消え去り、いかんどうも感情が、と自分で冷却を図る様に
グラスの炭酸をぐびっと飲む。
■アカサギ > 「……はい?」
いきなりの言葉に、アタシは思わず聞き返してしまう。
一週間で建てる? この屋敷を?
え、この人本気で言ってるのかなぁ。
「……なんていうか。あっさり言いますね。
……まぁ、いいですけど。要するに……。
この屋敷はもう少ししたら無くなるんでしょ?」
だったら、信じるも信じないも無い。
その数日後の風景を確認すればいいだけのお話である。
そもそも、この手のウソを言うメリットって無いしね。
ほんの数日では、大きなことも出来ないと思うし。
その数日間を静観してればいいだけだし?
「血盟家の若頭様に忠誠誓ってるんで。
でも、いろいろあってアタシはあの組織には属してないことになってるの。
……あらそうですか。じゃあまぁ、もしもご用があったら連絡くださいよ」
なんというか。この人、裏表無い感じ……?
いや、裏も表も見せてないってことなのかな。
……う~ん。冷えた炭酸おいしい。
……殺気を発露しちゃってる辺り。腹芸しない人なのかなぁ。
あ、っていうか、人っていうか。
「……あの、聞き間違いじゃなかったら。
アナタって、魔王様、って呼ばれてたような気がするんですけど。
それって、本当なんですか?」
あるいは、あの会議は物凄い人の数だったから。
聞き間違いの可能性はあるんだけど。
いや、だからこそ聞いてみた。っていうか、魔王様なんて存在。
いたとしても見たこと無いしね!
■魔王劉仙 > 「量産した材料さえあれば 一週間で豪邸サイズの屋敷を立てるぞ?
むろん金はきちんと領収書はとるがな。ふふふふ」
建築物なら任せろ 土地さえあればそこに建てる。
依頼者はここに滞在中に確保したから暫く職人を派遣するだけで食べていける。
嘘は言っていないが全ては喋っていない。個人情報なので依頼者が誰かは言わない。
「嘘を言ってもばれて仕方ない。
調査根こそぎされるならその前に喋るぞ?
付き合う時間と手間を省くためなら喋った方が楽だろう。
うむ 根こそぎ 更地にして返す。期限の朝には何もない。」
数日後 本当に屋敷の門塀、屋敷そのもの敷地内のものがなくなっているはず。
徐々に人の流れも少なくなり代わりに解体屋のおっちゃん職人が増える手はずだ。
「若頭…ビョルン・ビストカイン氏であったな。
確か血盟家本家の跡取り筆頭であったか?金髪の見目麗しい男か。
あれは筋がよいな、今後に期待している。実に面白い者だから我は注目している。
組織にもいろいろあるのだな、人の国は誠に面白きもの。
殺しの依頼以外でなら 連絡ないだろう…。
今は静かな時だ、戦乱の兆しになれば仕事も増えよう?」
裏表もないがあまり感情もない。
殺気は膨れるがそれだけで顔の表情は無表情に近い。
色々な意味で叩き上げの魔王、現場からのし上がった系の下克上上等系。
服芸は嫌いなのでその辺は部下とか同僚とかに人に丸投げである。
「古の魔王は13人いてな、魔王連合の『愚癡』の二つ名を持つ古い魔王の一人だ。
我は魔王連合でも若手でな、まだまだひよっこよ。
まぁ 建築系魔王ってレアなもんで変わり種と小物扱いもされている。」
魔王が連合組んで古の時代からいる事をさらりと口にする。
最近仲間入りしたのもあり、比較的新参者の為に魔王の中でも
小物扱いマスコット扱いされているわ、と炭酸をまた飲む。
「我が昔建てた城が人の国にあったはずなんだが…この前譲ったしな…ないか。」
どっかに残ってたか?と頬杖をついて思い出す素振りをしだす。
■アカサギ > 「……つまり、建築屋さん?」
お話だけ聞いてるとそうとしか思えない。
……いや、冷静に考えれば。
現在戦争真っ最中のこの国。前線の砦や、辺境の居住地など。
建築関係の依頼というのには事欠かないわけで。
「しませんよ。根こそぎなんて。
そういうのって、敵相手にすることですし。
……なんというか。アナタ、面白い人ですね」
そもそも、調査に本気を出してもいいことない。
アタシがこういうことをするのは、あくまできっかけ作り。
とある組織に敵対することが決定したら、そこからが本気なので。
その前の段階でわざわざ根こそぎの調査とか。労力の無駄、である。
「ま、そんなところです。
……ふぅん……そういう評価ですか。
殺し以外にも、副業で冒険者もやってますから。
そっちだったら依頼もあるでしょう?」
まぁ、冒険者のお仕事は正直手抜きしまくりなんだけど。
そもそも、あの冒険者っていう職業のヤツ等の空気があんまり好かない。
結局は荒くれ者の集まりみたいなものなのだから。
とはいえ、殺しの仕事が無いことは、ある意味いいことだったりするんだけどね。
「……はぁ~……。
にわかには信じられないですね。
まさか、アタシみたいなのが魔王様と会話することになるとか」
そういうのって、伝説の勇者、とか。
魔王の側近、くらいしか経験できないと思ってた。
でも、見た感じウソいってないっぽいしねぇ。
……う~ん。でもこの人、強い気配は凄いするし?
魔王です、って言われても納得できるなぁ。
「まぁ要するに。
ココを拠点に悪さを開始する、とか。
そういうことはないってことですね?」
一応、念のため言質を取っておこう。
報告が必要になるかどうかも不明だけど。
■魔王劉仙 > 「うん。土地の売買から建築その後のアフターサービスまでやっている。
一番の得意なのは総構えの城郭都市造りだな。砦よりも城のほうが得意だ。」
ヤバい魔王がいる。
戦争の前線の隅っこに砦を同時にいくつも作りそうな奴だ。
辺境の居住地もさることながら墓場まで作ってる、最近やったのは
自身の新しい拠点づくりだが、あれはお空の上だから関係ないと思い口にしない。
「魔族の王たる魔王だぞ?
ここでは敵であろうが。まぁ ここでは魔王もただの魔族だ、
派手なことがほぼ出来ん、大規模魔法が低下するし厄介な結界がうざい」
あの結界どうにかならんか。
王都マグメール全域にあるとされる魔族の力が軒並み低下するという結界の事を愚痴り始めた。
魔王単体で屋敷の建築ができないなぞ 徒労に終わったので人力で作ったのがあった。
あ、と思い出したのはついこないだ譲渡した城郭都市だ。
「かといっても依頼は正直……ああ、ひとつだけあるな。
ついこないだ譲渡した王都海沿いの一角に都市があるのだが、
あそこの様子を見に行ってくれないか?
確か聖バルバロ騎士団の本拠地だったかな?今は」
魔王 城作って譲渡している始末。
本人 人の国と争う気が全くなさそうな変わり種でもある。
人の国などに依頼者がいる限り建築していそうな勢いなので
依頼者がいなくなったら即何か事をしそうな様子見魔王。
思い出したことは 彼女に とある騎士団の本拠地の調査だったりする。
「魔王は王都にも普通にいるしな…単体でうろつくのが多いし。
そのうち逢うだろう、いちいち気にしたら胃に穴空くぞ。
ここを拠点に悪さはしないが時々来るくらいで何もしない。
材料を買いに来るしかないな…。人の国の材木がいいのがあってな、あれは惜しい。」
全然ぶれてない 建築のことしかやっていない。
またどこかで城がにょきにょき生えたとか屋敷が生えたは多分この魔王の仕業だと思っていい。
■アカサギ > 「ほえ~……。
しかしまた、なんでそんなお仕事を?」
得意と仕事は違う、なんていうのもありがちな話である。
得意分野を仕事にする人ばかりではないのが現実。
正直、建築関係って、結構な資本力とか技術力がないと出来ない、大変なお仕事だと思う。
「それって、種族的なお話で。
アタシとアナタの個人間の話ではないですよね?
それに、アタシがアナタを敵と認識していないので」
より正確に言うのなら、アタシの組織が、だけど。
アタシ個人の話なら、敵、っていうほどの相手は居ない。
だって、そこまで他人と関わらないしね。
「……うっ……。バルバロ騎士団の本拠地ですか……。
え~、っと。前向きに善処させていただきたく思います」
なんだか、イヤな予感がするので、即答はしない。
けれども、依頼という話なら、まぁ。
ちょっと記憶にとどめておくくらいはしておいても損がないかも。
「へぇ~……全然気づかないですけど。
っていうか、多分出会ってないんでしょうけれども。
まぁじゃあ、悪さしないなら、別に敵対するつもりもないですよ」
あくまで、アタシ個人は、だけどね。
もしも上のヤツ等が危険視するなら……。
まぁ、その時は全力で止めようか。
さすがに、魔王様にケンカなんか売っちゃぁ生き残れないもんね。
■魔王劉仙 > 「趣味。趣味を仕事にして何が悪い」
元々趣味だった。小さな家を建てていたがそれが大きく成っただけ。
資本は別にやっている事が設ける事が出来たのでそっちはそっちで経営を健全に
奴隷は解放してきちんと雇って真っ当な領地経営をしていたら資本力は溜まったのと
技術力はちまちまと経験を積んだら色々と出来るようになっただけ。
努力と経験は裏切らないとしった魔王はかなり変わって…。
「そうだな。
個人間では愉快な関係が築けそうだ。
敵というより同志か?違うな 友 と認めよう」
組織間では驚異的な建築で恐らく敵対するかもしれない。
単体でならこの者となら愉快な関係がたぶん出来ると思っている。
大体友人が少ない 建築に没頭しすぎて。
「変な塔が6つとひときわ前衛的な塔があるから遠くからでもわかる。
あれやり過ぎてな…ちょっと魔改造しすぎた。
もうちょっと落ち着いたやつを作ればよかったと思っている。」
本当に我ながら変なものを作ったわ。
どこかの夢に出てきそうな城を作ってしまった。
総構えでそこそこの城郭都市だったのにもったいない。
かといって壊せずそのまま放置していたら譲ってくれと言われたので譲ったのだ。
で、これが前金と、とどこからともなく取り出したのはぎっしりと詰め込まれたみちみちの銭が入った袋。
ずずいとアカサギのほうへとやろうとして ぼてっと横に崩れる袋…実に重そう。
「次にここ来るのはさていつかな…そろそろ我も帰国せねばな。
時間である、気をつけて帰るのだぞ。」
長くしゃべり過ぎたわ、とかたんと席を立つと呼び鈴を鳴らして
メイドに彼女への帰り支度と別にお土産を渡す様に伝えると 違う出入り口から魔王は去っていった。
尚お土産は 風呂敷堤の冷却魔法でキンキンに冷えたお高い果実系ジュースが入った瓶のセットだったという。
■アカサギ > 「言い切りますねぇ」
趣味を仕事に、ねぇ。
まぁ、そういう人も確かにいるか。
アタシは……あれ、アタシ趣味ないかも!?
「愉快? 友好的な、じゃなくて?
……友、ですか。魔王様とお友達とか」
自慢……したらまずそうだね。
でもまぁ、正直、嬉しくないわけでもない。
アタシも友達少ないからなぁ……!
「ん……了解しました。
まぁ、一応、覚えておきますよ」
行くとはいってないんだけどね……。
でも、なんか行く流れになってるねぇ……。
「こちらこそ、お邪魔してすいませんでしたね。
……前金を貰った以上は、仕事はしましょうか」
なんというか……ある種、嵐のような時間だった。
……さて、問題はこれをどう報告するか、だよねぇ……。
ま、なんとかなるかぁ……。
ご案内:「とあるお屋敷」から魔王劉仙さんが去りました。
ご案内:「とあるお屋敷」からアカサギさんが去りました。