2020/02/17 のログ
ご案内:「とある安宿」にピングさんが現れました。
ピング > 連れ込み宿で有名な平民地区と貧民地区の境目にある、とある安宿。
今日も利用者はお盛んの様で、用意された部屋の各々からは廊下にすら男と女の声が不明瞭ながらも耳に届く。

「ほぉら、着いたぞっと。
 飲み過ぎちまったかの?気分はどうだい。」

そんな興奮を煽る様な廊下を、一人の女を支えながら歩き。
手続きをした部屋へと辿り着くと、体調を慮る様な台詞を吐きながら、手を体へと這わせ始めた。
赤ら顔なのは、酒が入っているからだ。
とは言え、此方は前後不覚になる程に酔っぱらっては居ない。

肩を貸して支える様にしていた姿勢は、相手を背後から抱く様な物へと変わり。
摩るのは背中――ではなく胸元や、腿といった明らかに性的な手つきであるのはご愛敬。

所謂、お持ち帰りというやつだ。
どこぞの酒場か、或いはそこらの道端か。
酔っ払っている様に見えた相手をこれ幸いにと、連れ込み宿に引き込んだのだ。
尤も、この国の事だ。
それは酔いではないかもしれないし、もしくは此方を誘っての態度なのかもしれないが。
何れにせよ据え膳と呼べる事態であることに変わりは無く、存分に欲望を孕んだ手が服の内側に潜り込み始めた。

ピング > 宿の部屋から漏れる嬌声が増えるまで、そう時間はかからなかった。
朝になる頃には部屋の中には情事の名残の濃い空気が漂っていたんだとか。

ご案内:「とある安宿」からピングさんが去りました。