2020/02/01 のログ
■タン・フィール > その後も花畑での採取に勤しみ、花かごいっぱいの花を手に、
人々の役に立つ薬を作らんと花畑を後にして…。
ご案内:「自然公園」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にガルディさんが現れました。
■ガルディ > 今日は女衒の仕事ではなく、半分趣味の鍛冶仕事。
趣味と言ってもそれなり以上に出来は良く、中級までの冒険者にはお値段以上。
駆け出しから下級冒険者にとっては、かなりの掘り出し物という具合。
利率は半ば度外視でそんな値段設定になっているのは、まあ趣味と実益をかねて。
ベテランの冒険者よりも駆け出しの冒険者の方が色々と『商品』価値が高いということだ。
勿論、冒険者以外にも本業絡みの人間やらも顔を出しにやってくる。
槌の音が響く敷地内に、その日来客はあるだろうか。
■ガルディ > 駆け込みの仕事が舞い込んだ。
打ち掛けの剣をそのままに、訪れた客と街へ出かけ――。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からガルディさんが去りました。
ご案内:「王都郊外、寂れた一軒家」にネージュさんが現れました。
ご案内:「王都郊外、寂れた一軒家」にキドウ カズマさんが現れました。
■ネージュ > まばらに枯れ木が立ち並ぶ寂れた林の中の一軒家。
そこは以前、魔法使いの一家が住まう家であった。
今では、その娘が一人暮らしているのみ。
……しかし、最近その家に居候が一人増えた様だ。
とある休日の午前、日も高く昇る頃。
「………んむ……。」
屋敷の主である少女が、リビングのソファで目を覚ます。
長い桃色の髪と、金と蒼のオッドアイが特徴的だ。
特に、長く伸ばした前髪で隠れた左の瞳は、吸い込まれそうな美しい蒼だ。
「…………。。」
軽く顔を洗ってリビングへと戻る。
今日は、いや今日も体調は芳しくない。
眩暈と頭痛を抑えながら、再びソファへと座る。
「まだ、帰ってないのか……。」
家の中に、件の居候の気配は無かった。
昨日は一人で仕事をしに行ったのだが、結局帰って来なかった。
ドアの鍵が開けたままだったが、やはり不用心だっただろうか。
魔物にでも食われたのか、
それとも此処に愛想を尽かして他の居場所を見つけたか……。
■キドウ カズマ > 予定では日帰り、遅くても夜には帰る予定であったカズマ。
気づけば、予定をオーバーして翌日の朝の帰宅となってしまった。
ギルドで知り合った冒険者とコンビを組み、そのあとの打ち上げで大いに盛り上がってしまったからであるが。
「気が付いたらとんでもない時間になってしまったな。
鍵、開いてるかなあ。」
ドアノブを回すと、意外にも扉が開く。
大丈夫かと中を伺うも、荒らされた様子はない。
「ただいま~。遅くなってしまったわ~。」
機嫌よく家に入るカズマ。
声は溌溂としており、一泊したはずの身体は汗の臭いもせず身ぎれいで。
汚れたはずの服も魔法でクリーニングされていた。
家に入ると、真っすぐリビングへと向かい。
ソファに座っている家主に声をかける。
「悪い悪い、遅くなったな。」
■ネージュ > 体調も良くないし二度寝でもしようか、と思っていた矢先。
玄関が開く音と、居候の声が聞こえて背筋を伸ばす。
「おかえりなさい。随分と遅いお帰りね。
今頃魔物の栄養になっているかと思ったけど、
そうじゃないみたいで残念だわ。」
カズヤが顔を見せると、そっけない言葉を浴びせる。
彼がこの家に住み始めて数日経つが、
家の主はまるで彼に心を許す素振りを見せない。
朝帰りがまずかったのか、今日は殊更不機嫌そうな顔だ。
「…………。」
仕事が長引いたにしては、衣服がやたらと綺麗だ。
酒の匂いが少々。
そして微かに、不純な精力を目敏く感知する。
……そう言うことか、と察する顔がますます不機嫌そうに。
■キドウ カズマ > 「いや、それがさぁ。
ギルドで冒険者と知り合ってコンビ組んだんだけどなかなか上手く行ってさ。
で、結構凄いモンスターとかやっつけたんだけど。」
家主の塩対応はいつものことなので、気にせず成果を強調する。
実際、初めての戦闘、初めての冒険であったのでカズマの声はいつもより弾んでいた。
懐からずっしりと重くなった財布を取り出し、テーブルの上に載せる。
「まあ、その後打ち上げとかあったんだけどさ。
てか、そんな怒るなよ。
この国ではそういうの普通なんだろ?」
険しい顔の家主に、早くも気づかれたかと舌を打つ。
「ま、喉も乾いたし茶でも入れるわ。
飲むだろ?」
そう言うと、会話を続けながらキッチンへと。
既に何がどこにあるかは把握済み。
紅茶でも飲もうと棚を開ける。
■ネージュ > 「……随分と、相性がよろしかったみたいですね。
仕事も、打ち上げも。」
カズヤの様子と、その体を巡る精力を見るに、
相手方とはずいぶん盛り上がったらしい事が分かる。
それでも、慣れぬこの世界で仕事を全うし、
食い扶持を立派に稼いできたことには、素直に関心する。
表情には出さないが。
「いえ。私が淹れます。
朝食はまだでしょうし、何か作ります。」
愛想の無い声で言うとソファからふらりと立ち上がり、キッチンへと。
カズヤには冷たい態度をとるものの、
食事は毎日用意したり茶は淹れたりと、
なにかと甲斐甲斐しさは見せる。
「「お疲れ」でしょうから、ゆっくりしてて下さい。」
カズヤに、キッチンへ戻る様にと。
有無を言わさぬ口調だ。
しかも「お疲れ」が嫌味っぽい。
同居していて既に気づいているだろうが、
本当に可愛げが無い娘である。
■キドウ カズマ > 「あ~、まあな…。」
あれ? こっちの国ではこの位普通ではないのか?
腕を組み、不思議そうに首を傾げた。
ただ、ネージュがこの国の一般的な感性を持っているとも思っていなかったので
こんなものとか納得することに。
まずはどうにか自活できるようになったことを喜ぶことにした。
居候とはいえ、生活費位は入れておきたかったからだ。
「そうか? いつも悪いな。」
自分でキッチンに向かおうとするも、ほぼ毎度断られてしまう。
カズマはいつものことと、おとなしくまだ温かいソファに腰掛けた。
居候にあるまじきことだが、こうして日々甲斐甲斐しく尽くしてもらう生活をしている。
「今日は何を食べさせてくれるんだ?」
ソファに凭れ、寛ぐカズマ。
すっかり我が家のような振る舞いであった。
■ネージュ > 「次から、女と寝る夜はご一報を。
そうすれば、私も早く眠れますので。
伝書梟の扱い方は後で教えます。」
と、これまた棘のある言葉を。
こっちの国では、割と普通。
それはネージュも分かっている。
だから、軽蔑の視線は少し控えめにしておいた。
「大したものではありません。
簡単なスープでよろしいですか?
パンはテーブルの上の籠の中です、お先に食べてても構いません。」
そう言い残して、キッチンの奥へと。
ひと眠りくらいしてしまいそうな時間がたつ。
スープの鍋が煮え立つ音がするが、食卓へと上がる気配が無い。
それどころか、ネージュが料理をする気配も無い……。
■キドウ カズマ > 「あ~、悪いことしたな。
次からはそうするよ。」
他の女はともかく、遅れる際に一報を入れる必要はあるだろう。
遅くまで起きててくれたことに申し訳なさを感じ、気まずそうに力のない笑みを浮かべて。
「ああ、それでいいよ。」
パン…単独で食べれる硬さだろうか?
恐る恐る手を伸ばすと、意外にも柔らかかった。
これならと籠の上のパンを一つ一つ食べていく。
が、いつもなら食べている間に出来上がるだろうスープが出てこない。
そして、キッチンの方からは鍋の煮える音。
「おい、大丈夫か?」
ひょっとしたら、体調でも崩したのか。
はたまた別の要因か。
食べさしのパンを籠に載せ、キッチンへと向かった。
■ネージュ > キッチンに向かえば、
そこには焦げかけたスープの鍋と、
うつ伏せに倒れる娘の姿。
「………うぅ……。」
揺り起こせば、弱々しく声を上げる。
生きてはいる様だ。
不機嫌そうな顔は、体調が悪く青ざめていただけだったのかも知れない。
そう言えば、彼女は具合が悪そうな様子を見せる事が何度となくあった。
半開きにした口からは涎を垂らし、
焦点の合わない虚ろな瞳で虚空を見つめている。
その、左の瞳……彼女は「氷の魔眼」と言っていたが……
が、深く暗い蒼の、不吉な光を仄かに灯している。
■キドウ カズマ > 鍋の火をその場で止めてから、娘に寄り添う。
「おい、大丈夫か?」
意識はあるようだが、体調は芳しくないようだ。
とにかくここに置いておくわけにはいかないと、ネージュを姫抱きして。
思わず軽いなと心の中で呟きつつ、彼女が普段使っているベッドへと連れて行く。
「おい、しっかりしろ。」
具合は悪そうだが、額に手を触れても熱くはない。
いや、他にも知らない病の可能性もあるのだが。
「どちらかと言うと、左目が不思議な感じだな。」
日頃は前髪で隠れた青い瞳を覗く。
魔術的な素養はないため、見て何かが分かるとも思えないが。
■ネージュ > 「……あ……あ……」
カズマに声をかけられても、うわ言の様に声を漏らすだけ。
女性らしい体を無防備に晒し、虚ろな表情で息を荒げる彼女は、
何処か妖艶に見えるかも知れない。
身体を抱き上げられ、ベッドへと。
額に手を当てれば、熱があるというよりむしろいやに体温が低い。
左目を覗き込めば、吸い込まれそうなほど不気味な蒼い輝きを放っている。
「……ん……あっっ!?」
急に意識を取り戻す。
起き上がろうとした際、瞳を除くカズマに頭同士をぶつけてしまった。
「……いたた……す、すみま、せん……。」
謝りながらキョロキョロと辺りを見回し、寝室に連れてこられた事を察する。
「す、スープ、が……!」
この状況で食事の事を気にかけ、立ち上がろうとするが……
「うぐ………うぅ……」
すぐに強い眩暈を感じて、再びベッドにへたり込んでしまう。
■キドウ カズマ > 「いや、しかし…。」
あまり意識しないようにしていたが、ネージュも随分と女らしい。
年相応に育った体に、大きな胸である。
昨夜の冒険者も良かったが、こちらもまたそそられる。
などと、自身の中で芽生えた邪念に蓋をしてはベッドに運ぶ。
まるで氷を思わせる程に冷えた身体。
どうしたものかと思っていると、ネージュの頭が額にぶつかる。
「大丈夫か?」
痛みで目尻に涙を浮かべるも、まずは彼女の体調をと。
「火は止めておいたから大丈夫だろう。
それより、体温がずいぶんと低かったぞ。
病気でも抱えているのか?」
■ネージュ > 「すみません、食事も用意せずに……。
……少し、休めば、大丈、夫…………うぅ……。」
再び身体を起こそうとするも、力が入らない。
明らかに大丈夫ではないだろう。
「……病気、では無いのですが……
……この魔眼の、呪いです……。」
ベッドに横たわりながら打ち明ける。
「この眼に、魂を侵されてきているんです……。
今までは、なんとか自分で抑えてきたのですが……
……ここ最近……自分の魔力では……耐えられなく、なってきて……」
魔眼に魂を侵されるとはなんとも厨二臭い…
が、深刻な表情で語る少女は嘘は言っていないだろう。
■キドウ カズマ > (継続予定)
ご案内:「王都郊外、寂れた一軒家」からキドウ カズマさんが去りました。
ご案内:「王都郊外、寂れた一軒家」からネージュさんが去りました。
ご案内:「王都郊外、寂れた一軒家」にキドウ カズマさんが現れました。
ご案内:「王都郊外、寂れた一軒家」にネージュさんが現れました。
■キドウ カズマ > 「無理するなよ。
日頃からよくして貰っているよ。」
突然現れたカズマを匿い、よくよく世話してもらっている。
漸く食い扶持を稼げたが、最初がゴルドもなく、身元も定かでない状態であった。
カズマはネージュに感謝しており、何か恩返しをしたいと常々思っていて。
「ああ、呪い…。」
本当にあるんだと、驚きつつも納得した表情。
実際にその一端を見せられれば信じるしかない。
「で、俺が手伝えるから言ってきたわけだよな?
何をすればいい?」
今も氷のような透明度の左目がこちらを見上げる。
初めて遭遇するこっちの世界での危機。
気づけば、額に汗が滲んでいた。
■ネージュ > 「……いえ……その……あの……。」
手伝える事、を聞かれると、
顔を伏せて口ごもる。
「大丈夫です……休んでいれば、そのうち……
………んっ……うああああっっ!!!」
カズマの手は借りない、と強がった直後。
左眼が強く光りだし、それと同時にネージュも苦しみ始める。
「……あ、だ、ダメ、逃げ……
……ああああっっ……!!」
さらに輝きが増したかと思えば、
一瞬、蒼い光が弾ける。
と、同時。
強い凍てつく魔力が辺り構わずまき散らされる。
ガラスが割れるようなけたたましい音が部屋に響いたかと思えば、
周囲の壁から数多の槍の様な氷柱が突きさす様に伸び、割れて崩れた。
「……ご、ごめん、なさい……!!
………無事、ですか……?」
ベッドに蹲りながら、掠れ声を出す。
幸い、氷柱はカズマを傷つける事は無かった。
魔眼とやらの力が抑えきれず、暴走してしまった様だ。
ネージュはさらに顔色が悪く、冷や汗までかきはじめた。
どう見ても、強がっている場合ではないだろう。
■キドウ カズマ > 「どうした?」
何か言い辛いことがあるのか。
普段の堂々とした態度からは一変する。
首を傾げ、更に訪ねようとすると…。
「おい、おい!」
ベッドの上で藻掻くネージュを押さえつけようと立ち上がった瞬間、
左目が輝き、魔力が発動する。
「…うぉっと。」
突如として発生した氷柱の数々。
幸い、危害を加えることを意図したものではないのか。
どれもが二人の所に届く前に我、消滅する。
「おぉぉぅ…やべええなあぁぁぁ。」
ぺたりと床に座り込んでいた。
カズマは間抜けな表情を浮かべていたことだろう。
胸に手をやると、心臓がドクンドクンと鼓動する。
「おい、もう四の五の言ってる場合じゃねえぞ。
何か措置できるなら早くやろうぜ。」
■ネージュ > 「はぁ……はぁ……ふぅ……
……無事で良かった、です……」
カズマが無傷なのを確認し、息を落ち着かせる。
一度魔力を解放させたせいだろうか、少しだけ表情に余裕が戻ってきた。
「……四の五の……まぁ……そうですね……。」
この期に及んで、まだ気が乗らない様だが、
このままこんな事が続けば、いつかカズマにも身の危険が迫るだろう。
「……この魔眼と呪い……
私の一族に、稀に発現するものなのですが……
魔眼の魔力で凍てつく魂を癒すには、
人の愛を注ぎその熱で解かすべし、と言い伝えられています。」
一族に伝わる解呪の法。
仰々しく、それを語るネージュだが……
「と、なんだか小難しい言い伝えですが、
ぶっちゃけて言うと性行為ですね。
性交は魔力を高めるのに最適な手段ですので。
セックスして魔力を補えば呪いに抗する事ができるってわけです。」
その詳細は、なんだか淡々と語られるのであった。
「………なので、その……
もし、良ければ………して頂けると助かります……。
……昨日の御方の様には、愉しませてあげられないと思いますが……。」
■キドウ カズマ > 「さっきのは焦ったな。
ダンジョン探索よりも怖かったぜ。」
ネージュの顔色が少し良くなったこともあってか。
カズマの口も動く。
実際に怖い思いをしたので吐き出したかったと言うこともあるが。
ネージュが意を決して口を開くまでの間に、椅子へと座り直す。
色々とあったおかげでまだ心持が落ち着かない。
「…あぁ~、結局そうなる感じか。
まあ、いいんじゃねえの?
俺もネージュの事は可愛いと思ってたし、何かの形で恩返しもしかったからな。
じゃ、さっそく始めるか。
服、脱がしてやった方が良いか?」
淡々とした口調のネージュに合わせ、表情を殺し事務的な口ぶりで答える。
ジャケットのボタンを外し、サイドテーブルの上に服を積み重ねていく。
「確認するけど、ネージュは経験あるの?」
■ネージュ > 「危険な目に会わせてしまった事は謝罪します。
……申し訳ありません。」
素直に謝るネージュ。
その言葉は、心底申し訳なく思っている様だった。
「一回、膣内に射精して頂ければ充分です。
……よろしくお願いします。」
これもまた淡々と言うが、
さらっと大胆なお願いである。
「…………。
……はぁ……貴方と、身体を重ねる事になるとは。」
余裕が戻ってきたせいか、
いつの様に皮肉交じりの刺々しい言葉をため息交じりに吐く。
ネージュは乗り気では無いとしても、
一応自分から頼んでおいてしかも人助け、
そうそう露骨に嫌がられても気分を害するかもしれない。
「いえ、自分で脱ぎます……。」
そう言って半身を起こし、衣服のボタンに手をかける……
が、指が震えてうまくいかない上に、
身体を少し起こすのも辛くまたベッドに倒れ込んでしまう。
「………ごめんなさい……。
…………お願いします……。」
そんな自分の事を情けなく思っている様な表情をしながら、
カズマに脱衣を頼んできた。
「…………………。
………………あります。」
経験はあるのか、と訊かれると、
長ーい沈黙のあとにそっけなく一言で答えた。
表情を露骨に曇らせており、あまり良い思い出では無さそうだ。
■キドウ カズマ > 「ま、実害はなかったからいいんだけどよ。」
服を脱ぐ間、淡々とした調子で会話が続く。
「あ、ナカ指定なんだ…。」
体内に取り込むのだから当然と言える。
本能では喜んでしまうも、不謹慎だと理性が叱る。
「まあそう言うなよ。
そこらの良くわかんねえ男とするよりはましだろ?」
合って数日の間だが、一緒に暮らしているだけあって互いのことは多少なり
把握しつつあった。
カズマは憎まれ口を叩かれようとも、それ以上に世話になっているのでなんとも思ってはいない。
「あ~、はいはい。
って言っても、こっちの女の子の服とか触るの初めてだからな。」
ベッドに二人分の体重がのしかかり、軋む音がする。
産まれたままの姿となったカズマが手を伸ばし、黒い服を丁寧に脱がしていく。
胸の大きさに視線を奪われながらも、まごつくことなく下着まで脱がすと、自らが脱いだ服の上に積み上げる。
「ん~、じゃあキスから始める?」
ネージュの全裸を前に、巨大な一物を隆起させているカズマ。
ビクビクと太い血管が浮き沈みし、既に雄臭い香りを放っている。
初めてまともに見たネージュの裸体に興奮している証である。
■ネージュ > まだ、先ほどの冷気が部屋に残っており、
衣服を脱ぐと身に堪える。
運よく当たらなかったが、
あの氷柱がカズマを貫いていたらと思うと、余計背筋が凍えそうだ。
「貴方も十分良く分かんない男ですよ……。
……そもそも、異世界人と交わってちゃんと魔力が補えるのだろうか……。」
やはり返ってくるのはいちいち刺々しい言葉だ。
むしろそれは、いつもの調子が戻りつつあるという事だが。
「昨夜の御方は随分と積極的な人だったのですね。」
こっちの女性の服を脱がすのは初めて、
という事は自分から脱いで交わるくらい積極的だったのだろう、と察する。
そんな小言を言いながらも、
わりと大人しく、素直に脱がされていく。
白く美しい肢体が露わになり、
大きめの胸の美しい丸みは、視覚的にも興奮を促すだろう。
「……お好きな様に。」
キスから、と促すカズヤに、あくまでそっけなく応える。
だが、その体は小さく震えて……
それは呪いのせいだけでなく、少し緊張しているのだろう。
「…………っ!?
え、ちょ……えぇ……。
……それ……冗談でしょ……。」
ふと、ネージュの視線はカズマの股間へと……。
その、あまりにも巨大な男性器に戦慄。
あんなものは、とてもじゃないが挿入る気がしない。
経験はある、とは言え1回程度の初心な娘。
怖じ気づくのも無理はない。
■キドウ カズマ > 冷気が部屋を漂っているが、マジックアイテムでの空調機能のおかげで徐々にだが、部屋は温まりつつある。
後は二人が体を動かせば気にならない程度にはあるだろうか。
カズマの頭からは既に氷柱の事は抜けつつある。
あまり物事を引っ張らないタイプの様だ。
「ま、やってみないとな。」
憎まれ口を叩かれつつ、服のボタンに手をかけて。
「鋭いな、その辺の察しの良さは相変わらずか。」
実際、ノリが良い相手だった。
だからこそ帰宅が遅くなったのだが。
そんなことを直ぐに見抜かれ、ドキリとする。
女性にしては大きめの背丈、そして胸は豊かと言っていいだろう。
下着を外しても垂れることなく持ち上がっているなど形も良い。
「じゃあ…。」
あまりの素っ気なさに緊張が伝染してしまう。
リップ音が載る程度の軽いあいさつ程度のキスになってしまった。
「あ~、大丈夫だろ。
昨日の子は背丈は同じくらいだったけどちゃんと全部入ったぞ?
てか、入れないとナカに出せないぞ。」
やはりこっちでも人並み外れて大きい様だ。
しかし、今日の反応は昨日の冒険者よりも凄い。
どうやら、あまり経験はないのだろう。
困ったように頭を掻きつつ、ネージュの顔を眺める。
「まあ、ちゃんと濡らしてから入れれば大丈夫じゃないか?」
と、ネージュの賛同を待たずして仰向けに倒そうと。
そのまま、股座に顔を埋もれさせれば、舌を伸ばしてクリトリスと膣内を交互に愛撫しようとする。
■ネージュ > 「……おかげ様で。」
察しが良い、と言われて恭しく頭を下げる素振り。
「………っ。」
軽く、唇同士が触れ合う。
緊張のあまり息を止めていたのか、
顔を離した後の吐息が妙に色っぽく聞こえる。
「全部……………。」
露骨にげんなりとした顔をしてくる。
(なんだろう……空間魔法の応用?
麻痺の毒を応用し、筋弛緩をもたらしたのか……?)
あんなもの全部入るはずがない、と、全く信じていない様子。
頭の中では、それを受け入れきるための方法をああでもないこうでもないと思い浮かべる。
「…………頑張ります。」
そして露骨に不安そうな声。
……だが、これは仕方が無いだろう。
百戦錬磨のルーシエでも、全て挿入するのは難儀したくらいだ。
「……わかりました。
貴方の技術にお任せします。」
そうは言うが、慣れてない性行為に、
ちゃんと濡れるだろうかと不安に思う。
そもそもこういう行為は慣れてないだけでなく、
どうしても多少の嫌悪感を抱いてしまう。
意識はしないようにしているが、初めての事を思い出してしまうから。
などと、色々思いめぐらすネージュは、
緊張こそしているもののあまり恥ずかしがる様子も無い。
良くも悪くも、この世界の住人という事か。
「………っ……。」
陰核に舌を這わせると、慣れない刺激に身体を強張らせた。
次に割れ目を舐め上げれば、怯えた様に身体が震える。
そんな様子ではあったが、
愛撫を続けるうちに次第に身体の力が抜けてくる。
(……あぁ……気持ちは、良いかもしれない……。)
などと、存外冷静に思考を巡らすネージュ。
ぞわぞわと全身を走る感覚が快楽だと気づき始め、それに身を任せだす。
次第に秘所が、カズマの唾液のみならず、湿り気を帯び始めて……。
■キドウ カズマ > 「技術って言ってもたいしたものじゃないんだけどな。
まあ、そっちが何しても良いってんなら入れることは多分可能だぞ。
魔法は必要ないし。」
実際に全部入るのだろうか?
カズマの中では正直、そこまでの期待はしていない。
先日の冒険者は経験が豊富そうだし、ネージュと性格が異なる。
元の世界でも大概大きさで難儀したものだ。
年下で経験も浅いネージュに求めるのは酷だろう。
などと、ベッドの上で冷静に思考を巡らしつつ、彼女の身体を解す準備へ。
舌を伸ばし、膣の奥の方まで突っ込む。
襞肉を舐り、刺激を与える。
そして、クリトリスの皮を捲っては芯の部分を舌で優しく愛撫。
口元を唾液塗れにしつつのクンニ。
静かな部屋で、舌が動く音だけがたまに聞こえるか。
舌に温かい体液が付着すると、また膣の奥の方まで舌を出し入れしていく。
「入れて欲しくなってきたら言ってくれよ?」
始めは不安そうだが、今はどうだろうか。
顔を見なくても声色である程度予想が効く。
はたして…。
■ネージュ > 「………。」
しばらく、愛撫を受けるネージュ。
甘い声を上げるでもなく、愛の言葉を囁くでもなく……
時折刺激に反応して、びくんと身体を跳ねさせるのみ。
感じては来ている様だが、正直……
昨夜の娘と比べると、あんまり面白くないかもしれない。
「……あ……すみません……
………もっと、反応とか、あった方が良いですよね……?」
そんな空気に今更気が付いたのか、申し訳なさそうな言葉をかけるが……
「……ひゃっっ!!?」
膣の奥に舌が届いた瞬間、初めてそれらしい声を上げた。
別に気遣ってとかではなく、不意にでたその声に、
ネージュ自身も驚いたようで目をぱちくりさせている。
「……あっ……。
………ま、まって、ください……あっ!」
堰が溢れたかの様に、急に反応が良くなる。
悶々と身を捩り、抑えようとした声が漏れ出てくる。
……感じてくると、変なもので急に恥ずかしさが込み上げてくる。
血の気の引いていた肌に少し赤みが差し、
抵抗する様にカズマの頭に手をかけて押し戻そうとする、が、
力が入らずに上手くいかない。
「やっ、あっ……ひゃぅっっ……!?」
その初心な反応は、ルーシエと違った新鮮味を感じる。
膣も次第に愛液が滴り始め、潤滑が良くなるとさらに舌が滑り込む刺激が強くなり……。
■キドウ カズマ > 「いや、そんな気遣いは要らないけど?」
沈黙に耐え兼ね、口を動かすネージュ。
些細な反応ながら、感じていることは伝わっているので。
男は静かに舌を這いまわす。
膣の奥はどうやら当たりらしい。
一度良いポイントを見つけると、男の舌はその場所を何度も這いずり、刺激する。
声に艶が増し、聞いているだけで牡を煽る。
極太のチンポはビンビンに固くなり、異様な存在感を放っていた。
頭に柔らかい感触が触れるも、力が入らないのか押し返すには至らず。
「これだけ濡れてくるとそろそろいいんじゃないか?」
涎と愛液で濡れた唇を離せば、体勢を変える。
仰向けに寝かせたまま両足を開かせると、その間に膝を曲げ中腰の姿勢に。
ネージュの目を奪うドでかいチンポを掴むと、濡れ切っている割れ目に亀頭部分やカリを擦り付ける。
当然、陰核にも擦れたりしていくだろう。
カズマのチンポの先からは粘り気のある汁が滲み、こちらも準備が出来ていることを示していた。
■ネージュ > 「うぁっ、ダメだ、そこは、そんなに、あっ、ああっ!」
膣奥を重点的に責められると、明らかに乱れた姿を見せる。
性器への刺激が、こんなにも気持ちが良いとは。
自分の意思とは関係なく出る声に、自分で恥ずかしくなってくる。
その間、カズマの下半身が目に入れば、
それは先ほどよりもさらに大きさを増しているではないか。
あんなもので、感じ始めた性器を貫かれたら、一体どうなってしまうのか……。
不安は依然としてあるが、しかし好奇心も混ざり始めてきて……。
「も、もう、するんですか?
……ちょっと、待っ……」
まだ心の準備が出来ていない。
が、身体は、しっかりと出来上がってしまっている。
「……はわ………。」
愛液で濡れた秘所に、巨大な肉棒の先端が押し付けられ、擦られる。
擦れた刺激で、意識が飛んでしまいそうだ。
鼻腔には、むせ返りそうな雄の匂い。
これからする行為に、興奮している自分に気が付く。
自分もまた、雌という生き物である事を自覚させられていく。
■キドウ カズマ > 「なんか、反応が凄いな。」
冷静に、そんな感想が口から洩れる。
経験がない代わりに反応に敏感と言うべきか。
こんなに気持ちがいいセックスは初めてなのか。
部屋中に響き声で喘がれると、妙な達成感が湧いてくる。
「今日はネージュが入れて欲しくなるまで待つから、
ちゃんと自分から言ってくれよ。」
少しだけ年上のカズマだが、セックスの経験はネージュよりも豊富であった。
大人の余裕と言う程ではないが、挿入を焦ることなくスマタに終始する。
互いに愛液や先走りが溢れ出し、絡み合う。
既に体の準備は出来上がっていた。
後はネージュが決意するのを待つだけである。
「まあ、俺の大きいからな。
ゆっくりとは入れるけど。」
■ネージュ > 「やめて、くださ……っ……んんっっ……
……そんな風に、言われると、あっ……恥ずかし……」
反応が敏感になってきた事を指摘されると、
真っ赤にした顔を手で覆い隠してしまう。
「それ、は……酷、です……あぁっ……」
つまり、自分であれを入れてくれと頼まなければならないのだ。
あの、巨大な雄の象徴を、自分の中に。
「くぅっ……ひゃ………はぁぅ……」
しばらく、カズマの素股を受け続けるネージュ。
性器が粘液を介して擦れ、快感が込み上げてくる。
触れ合う肌すら気持ちよく、もっと触れていたく思えてくる。
快楽が全身を満たしていくが、
しかし、もっと、もっと強い刺激が欲しくなってきてしまう。
それを得るには、プライドも理性もかなぐり捨てて、本能のままに受け入れてしまえばいい。
「……すみ、ません、降参です、カズマさん……。
……い、入れて、ください……おねがい、します……。」
息も絶え絶えになりながら、涙目でカズマに挿入を懇願してくるのであった。
■キドウ カズマ > 「ごめんごめん。」
不意に漏れた言葉を聞かれていたようで、苦笑する。
何と言うか、日ごろの振る舞いとの違いが大きすぎてこちらも戸惑っているのだ。
「え、合意なしに入れるわけにはいかないでしょ。」
元の世界ではここよりも倫理などが喧しい場所だったようで。
有無を言わさずと言った事が出来なかった。
故に剛直は物欲しそうにヒクつくも、ネージュの口から言ってもらう必要がある。
「別に白旗を上げなくてもいいんだけど。
じゃあ、入れていくね。
多分痛いからベッドにしがみついた方が良いかも。」
カズマの中では、処女を相手にすると同じ位の扱い。
一度や二度経験した程度では男の剛直を迎え入れるに苦労するのはそう変わりないからで。
男は巨大な肉棒の真ん中を掴むと、真っすぐ巨大な肉剣をネージュの秘部へと宛がい。
少しずつ、その巨大な剣で貫くのであった。
襞肉をかき分けるだけでなく、拉げる勢いで抉じ開ける固い肉塊。
亀頭だけを入れるにも噛みつくように締め付けられていく。
「こりゃ、大変だな。」