2020/01/11 のログ
ご案内:「設定自由部屋」にクレティアン・ド・ベローさんが現れました。
ご案内:「設定自由部屋」にシムニさんが現れました。
■シムニ > いつにも増して変態的な絡みを経験してから一夜明け……
朝、少年が目を覚ますと、ベッドの横には少女の姿は無く……。
「あ、おはようクレト君。」
濡れた髪に、身体から湯気を立てる少女が声をかける。
少年より早く目を覚ました彼女は、
一足先に風呂に入っていた様だ。
■クレティアン・ド・ベロー > 栗の花が漂うベッドで目覚める少年。
どことなく湿気たシーツ、隣にはいつも居るはずの温もりが居なくて。
あれ? と思った所で聞きなれた声が耳に届く。
「おはようシムニ、昨日は凄かったね。」
温泉の香りを漂わせたシムニを見上げつつ、ベッドから降りる少年。
部屋の真ん中に置かれた卓に添え付けの急須に湯を入れ、湯飲みに二人分の茶を淹れる。
氷を入れて直ぐに飲めるように冷まして。
「お風呂に入ると喉が渇くでしょ。
先に一息入れたらどう?」
少年は新しい下着と浴衣を身に纏うと、ベッドに座ってから茶を口にする。
■シムニ > 「……昨日は……ほんとに……」
本当に、凄かった。
凄すぎて最後は気を失ってしまったくらいだ。
縄に縛られ蝋で灼かれ、言葉で責められ子宮を貫かれて悦んでしまい……
これでは完全にド変態だ、と顔を真っ赤にして俯いてしまう。
「ってかクレト君……。
縄とか、蝋燭とか、いつの間に持ってきてたの……。」
バスタオル姿の少女は、少年が茶を淹れる傍で浴衣を着始める。
その背には、昨夜の営みで刻まれた赤い傷が何条も。
「あ、ありがとう。
……頂きます。」
少女もベッドに腰かけて、一緒に茶を頂く。
■クレティアン・ド・ベロー > 赤い顔と、白い肌にいくつもの傷跡をつけたシムニ。
彼女が隣に腰掛けると、温泉の香りに交じって彼女の甘い香りも。
「この旅館のお店でみかけてね。
長期休みだから使う機会とかあるかと思ってさ。」
少年は悪びれることなく、シムニに頭を擦り付ける。
片手を肩に回し、抱き寄せて。
「でも、昨日のでお互いどういう趣味かよく分かってよかったんじゃない?
僕はここにきて最高だと思ってるよ。」
先日の成果で軍資金はある二人。
休みの間、しばらくは旅行暮らしをすることも可能だろう。
「シムニは他に見たい物とかある?」
■シムニ > 「ここで売ってたの……!?」
こんな辺鄙な温泉宿に、そんな変態的なモノが売っているとは。
売っているということは需要がある……
他にも数組のカップルとロビーですれ違ったりしたが、
もしや清純そうな顔をしたあの子達もこんなことをしてたりするのだろうか。
などと考え、世も末だ……みたいな顔で驚く少女。
「……おかげ様で、なんだか後戻りできない領域に行っちゃった気がします……。
……さ、最高だったのは、否定しないですけどっ……」
と、恥ずかしそうに頬を膨らませて顔を反らした。
「んー、僕はゆっくりできそうなところならどこでも……
クレト君は、行きたいところとかあるのかな?」
■クレティアン・ド・ベロー > 「まあ、お忍びで来るような旅館だからね?」
店での対応は淡々としていたし、部屋の清掃も行き届いていた。
恐らく、幾つものカップルがここで嵌めを外しているだろう。
「そういえば、シムニほどじゃないけど可愛い子いたね。
あの子、お父さんと来てる感じだったけどさ…。」
そこで口を噤む少年。表情だけで何を言いたいか分かるだろう。
「でも、あれでお互いより強く愛し合えたと思えば。」
そっぽを向く少女に笑みを浮かべる少年。
婚約者のことまで持ち出して盛り上がったのは少々やりすぎたかもしれない。
「そうだねえ。 空中庭園とかどう?
この近くに乗り場があって、小さい竜に乗っていくんだよね。
高い処だけど結解が張ってあるから温かいんだって。
そこも風呂とか休む部屋もあるからゆっくりすることもできるよ。
シムニは高い処大丈夫?」
■シムニ > 「………うぅ、世も末だ……」
確かに、親子らしき男女は居た。
まだあどけない少女だったが、まさかあの二人で近親相姦……
「……うん、凄く深く愛し合えました……。」
仄かにほほ笑み、少年に答える。
その顔は、意味あり気な何かを感じられる。
「へぇ、そんなところがあるんだ。
良いかも、多分高い所も平気だよ。」
顔をパッと輝かせる。
竜に乗って、見た事も無い高さからの眺めは、きっと素晴らしいモノだろう。
■クレティアン・ド・ベロー > 「でも、シムニも清純って感じだよ?
とても婚約者居るのに他の男と遊びに来てるとは思わないから。」
だからこそ、魅力的であるのだが。
「どうしたの?」
シムニの答え方に首を傾げる。
何か言いたげで言えないような感じだ。
「じゃ、早速お店に頼んでおくね。
早めに注文したら竜が風呂場の所まで迎えに来てくれるんだって。」
少女が顔を輝かせると、少年は部屋に添え付けのマジックアイテムから宿の人に手配を依頼する。
「30分もしたら迎えが来るらしいよ。
後でこの部屋に戻るから、最低限の準備だけしようか。
僕はまず汗を流さないと。」
少年は浴衣を脱ぐと、露天風呂に走り、簡単に汗を流す。
湯上り姿で戻ってくると、タオルで全身を拭いてから袖を通して。
「シムニはどう? 準備できてる?」
■シムニ > 「………はぐぁっ……!!」
一番痛い所を突かれた。
そう、最も世も末なのはまさしく自分なのであった。
「い、いいえ……
……僕は……本当に……ノーマル……なのです……。」
ふらつきながら、苦しい言い訳を。
「ん、別に?気にしないで。」
どうしたの、と訊かれてもはぐらかす。
「うん、じゃ、急いで準備するね!」
少女も、少年が風呂に行っている間に、
髪を乾かしたり身なりを整えたり。
「大丈夫だよ、それじゃ行こうか。」
■クレティアン・ド・ベロー > 「あ、ごめんね。」
着替えている最中、仰け反るシムニに謝る少年。
謝ってはいるが口元はしっかりと笑っていたのだが。
「ま、こっちだと僕ら位普通らしいから。
…そう? ならいいけど。」
こういう時は言いたくなった時に言ってくれるだろうと口を閉じる少年。
「お待たせ。」
湯上りの身体で慌てて服を通した少年。
今日はセーターにジーンズといったシンプルな服装だ。
少女の手を取り、露天風呂があるベランダへ向かう。
すると、ワイバーンが雲を切り裂き、天空より飛来する。
首の所に二人乗りの座席が設けられた飛竜は、人懐こい顔をこちらに浮かべては子供のような声をあげる。
「随分と可愛い子だね。
じゃ、乗り込むよ。」
シムニが転倒しない様に手を取りつつ、飛竜の上に乗り込む。
二人がしっかりと席に着き、ベルトを巻きつければ、飛竜は元気よく声をあげ、上空へ。
大きな雲の中に突入すると、巨大な空中庭園に着陸。
飛竜が首を石床に着け、到着を伝える。
■シムニ > 「あぁ、そうか………
世間ではこれが普通なのか……」
……世も末である。
「わぁ、凄い!
部屋までお迎えに来てくれるんだね。」
部屋の外に飛来してきた竜に、驚く少女。
竜に乗るどころか、間近で見るのも初めてである。
「ふふ、よろしくね!」
人に慣れた様子の飛竜の顎の下を優しく撫でて、
そして少年と共にその背へと……。
「ひゃっ……速いねー……!!」
風を切って飛ぶ飛竜の背に掴まり、
ほんの少しの間にもう空中庭園へと到着してしまった。
「じゃあね、帰りもよろしくね!」
去っていく飛竜に手を振って見送る。
そして振り返れば、そこは宙に浮かぶ庭園が。
■クレティアン・ド・ベロー > 他所の国から来た人は大抵、まれびとの倫理観に驚き、そして次の瞬間順応する。
この二人もそんな風になりつつあった。
「竜って聞いたけど可愛いよね。」
大きすぎてとても家では飼えないが。
広い家を手に入れることが出来たら一匹位欲しいかなと思う程に可愛い飛竜。
シムニが撫でると、嬉しそうに顎を突き出す。
「凄いね、風が。」
飛竜の速さに比例して、身体に当たる風。
すぐさま巨大な空中庭園に到着。
石造りの巨大な城に、花々が色とりどりに咲き誇る。
噴水も設けられ、花の世話にゴーレムがあちらこちらと歩き回っている。
人気スポットなのか、既に宿から来たと思われる客も数組。
「あ、あの子も来ているよ。」
シムニに小声で語り掛ける。
視線の先には、先ほど話に上がっていた娘が父親らしき男性と濃密なキスをしている。
宿の客がそのまま上がってくると言うことは自然と宿の中の空気も運ばれるわけで。
■シムニ > 「うん。
結構、顎の下気持ちよかったよ。」
結構生き物好きなのだろうか、
竜と触れ合う少女は表情が生き生きとしていた。
「へぇ、庭の手入れはゴーレムがしてるんだね。」
空の上とは思えない程、自然豊かな庭園。
それらの手入れをゴーレムたちが励んでいる、平和な光景。
少女も地の魔法を得意とする魔法使いであり、
ゴーレムの技術にも詳しく、興味がありそうな様子だ。
「ふぁっっ!!」
親子で濃密に、真昼間から愛し合う光景に、
素っ頓狂な声を上げて驚く少女。
例の娘は夢見る様な目つきで、
このままさらにその先まで始めてしまいそうな雰囲気だ。
「……お、お熱い、ですね……。」
それを横目に、そそくさと通り過ぎ……
■クレティアン・ド・ベロー > 「僕らもペット飼う?
小さい竜なら冒険の共になるよ。
あ、でもあの部屋からは出ないとまずいかな。」
既に二人で精いっぱいの部屋。
動物を飼うとなると場所に不自由するだろう。
ただ、少女の楽しそうな顔に、新たな一面を見ることができて嬉しかった。
「ここはずっと昔からやってる場所らしいよ。
流石に管理人は代替わりしてるだろうけど。」
少女の興味を引く物が目白押しの楽しい場所。
外に目を向けると、大きな雲が流れ、足元の一部透明な場所からはマグメールを一望することができる。
少年も実際に訪れたのは初めてで、二人してテンションが高くなっていく。
「シムニ、驚きすぎ。」
件の娘たちは二人きりの世界に入り込んでおり、キスだけでなく舌を絡ませ始めていた。
とりあえずその場を離れ、バラが咲き誇るエリアへ場所を移す。
「昨日の僕らならあれに負けてないよ。」
何故か対抗意識を燃やす少年。