2019/12/17 のログ
白冥花 > 穏やかな森は穏やかなまま。
緑の濃厚な香りの中に混ざっていた甘い香りが徐々に減り、普段と変わらぬ濃厚な木々と土の香りに包まれて、森は森のまま白き花はあくまでも彩りとして終り、一夜は静かに過ぎてゆく

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯/森」から白冥花さんが去りました。
ご案内:「設定自由部屋」にクレティアン・ド・ベローさんが現れました。
ご案内:「設定自由部屋」にシムニさんが現れました。
シムニ > 王都の富裕地区にある、シムニの部屋。
今日も放課後、クレティアンの訪問を待っている。
今日は二人で勉強などしながら過ごす予定だが……

「う、うん……多分これで良し……。」
少女は自分の机の上にある、小型の錬金炉で何かを錬成していた。
材料を入れ、魔力を込めて待つと……
淡い緑色の光を放つ薬液が出来上がった。

「……早速、今日試して見ようかな……」
薬を瓶に入れ、その出来栄えに頷く少女。
多分、調合は間違っていないはず……。

クレティアン・ド・ベロー > 先日貰った合い鍵で扉を開き、静かに部屋に入る。
今のところは人目を避ける必要がある為に取った措置だ。
騎士として、貴族として相応の身分となった暁に堂々と出入りすることも出来るようになるだろうが。

「ただいま、シムニ。
元気にしてたかい。」

調合を頑張っているシムニの邪魔にならないように、少し離れた場所で椅子に腰かける。
小型と言えど、学生の部屋に錬金炉を所持しているのが財力の豊かさを感じさせる。

翠玉を思わせる色の光を放つ、綺麗な液体を持つ少女を眺める。
少女の髪と同じ色の液体。
錬金術の知識がない少年には何の薬だろうかと興味をそそる。

シムニ > 「あ、お、おかえりなさいです、クレティアン君……!」
まだどこかぎこちない感じを残しながら、少年を出迎える。

「少し散らかってるけど、気にしないでね、あはは。」
誤魔化す様に笑いながら、錬金炉を軽く片付け…

「えーと、お茶淹れるね!」
ばたばたとあわただしくキッチンへ…

クレティアン・ド・ベロー > 「どうしたの?」

何やら熱中していたらしい。
可愛らしさにかまけて肩に触れたりしなくて正解だったようだ。
少年は長い髪を掻き揚げ、愛する少女を前に首を傾げた。

「何かの研究でしょ?
僕がお邪魔してる側なんだし、気にしないで続けてよ。」

魔法学校では定期的に課題もあると聞く。
将来のことを考えると自発的に実験などをしていたも何ら不思議ではない。
乾いた笑いが気にかかるが、追及するようなことはしなくて。

「そんなに慌てなくていいよ。
シムニも休憩したら?」

いつにもまして、落ち着きのない様子。
何かあったのかと流石に気になるが、無理して聞きだすこともない。
少年はシムニが戻ってくるまで腕を回したりと寛いでいる。

シムニ > 「大丈夫、もう薬は完成しましたので……」
緑に光る小瓶を残して、炉を片付け……

「あ、はい!
 一緒にお茶にしましょうか。
 ……チョコレート食べます?
 美味しいの買ってきてありますよ。」
紅茶を二人分淹れ、菓子を準備し、
クレティアンの隣に腰かけて一休み。

クレティアン・ド・ベロー > 「そう? 邪魔ならベッドにいるけど。」

元々広い部屋だが、居候状態の少年。
少女の好意に甘えている自覚はある為、こういう時は少し気がかりに。

「いつも悪いね。」

すっかりお馴染みになりつつありティータイム。
紅茶の香りを楽しみ、差し出されたチョコレートを口に含んで。

「今日のもおいしいよ、シムニ。
ついでに、今日のシムニも味わおうかな。」

チョコを一つ食べきれば、身を乗り出し、唇を奪おうとする。
少女が応じれば、艶めかしいリップ音が響き、舌が絡み合うだろうか。

シムニ > 「……あっ……んん。」
少年の求めに応じて、口づけを交わす。
苦味を伴った甘い味が、二人の口に広がる。

「も、もうですか?」
しばらくキスを交わし合い、
顔を離すと恥ずかしそうに顔を赤らめる少女。

「今日は二人で勉強して……ご飯食べて……
 ……それから夜に、って思ってたけど……。」

「も、もう……したい……?」
おそらく少女は、求めれば断る事なく受け入れるだろう。
性を知ったばかりの若い男女二人、自制など簡単には効かず……

クレティアン・ド・ベロー > 両手を伸ばすと、少女の指と絡ませる。
同時に舌も絡みつき、帰宅早々お互いの愛を確かめ合う少年。

唾液を交換していくに連れてチョコの味が口から消え、少女の唾液の味を堪能していた。

「シムニと半日会ってなかったから。」

要は少女に依存しつつあるのだった。
少年はそれを惜しげもなく告げると、唾液で濡れた唇をにんまりと伸ばして。

「シムニはどう?
先に勉強してもいいよ。
僕はシムニの邪魔をしないように学校で大体終わらせてきたけど。」

少女の居る場所に居れば、どちらともなく求めてしまうことが多く。
それを数日の間で学習した少年は学内で課題を終わらせようと、帰宅が遅くなりがちで。
反動で帰ってくるときはすっかり少女が恋しくなっていた。

「さっきお勉強してたよね。
続きをしててもいいよ。」

その間、少年はシムニにちょっかいをだして過ごす様だ。
少女が勉強を優先するならばやめるだろうが、はたして。