2019/12/07 のログ
ご案内:「薬屋のテント」にタン・フィールさんが現れました。
タン・フィール > 「―――すぅ… …んんっ… …すぅ…」

夜の帳が下り、閉店中となった薬屋のテントの中、
テント中央で暖をとるために灯された火の上には、甘く煮詰められた薬湯の芳香。

そのやわらかな暖気とくるまった毛布の心地よさにウトウトとしてしまった幼い少年店主は、
こっくりこっくりと頭部を、まるで赤子のように上下させながら心地よさそうに微睡んで、

今日も一日、薬師として一生懸命に働いて、お腹いっぱいに食べて、明日の薬の仕込みを行ってねむろう…という仕込みの段階で、電池が切れた。
時折、静かで穏やかな寝息が口元から漏れる。

「すぅ…  ん、 っふふ…♪」

うたた寝の中で良い夢でも見てるのか、時折口の端が綻んで、笑みが漏れる。

ご案内:「薬屋のテント」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「辺境の一軒家」にクロイツさんが現れました。
クロイツ > 【お約束待機】
ご案内:「辺境の一軒家」からクロイツさんが去りました。
ご案内:「看板の無い店」にソルシエールさんが現れました。
ソルシエール > その魔女は、店の奥の広々とした来客スペースに独り、居た。
毛足の長い絨毯が敷かれ、中央には足の低い厚ガラスのテーブルが置かれている。
テーブルを挟んで、クッションが柔らかい上等の横長ソファーが一つずつ。
魔女が座すのはその内の一つ。適度な弾力の背凭れに体重を預けて足を組み。

店の出入り口には魔女の魔術が施されており、無意識の内に波長が合ってしまった者は、
ふらふらと入口を潜り、商品陳列エリアを通り抜け、奥の来客スペースへと入室するだろう。
一種の洗脳の効果が店自体にかけられているのだ。そして、魔女の獲物となる……。
魔術の抑制が効かない危険な者が入って来る事も有るが、滅多に有る事象ではないし、
とタカを括っている。永い時を生きた人ではない種族特有の増長と言えるだろうか。

店の洗脳効果を察知し、洗脳されずに踏み込んで来る輩も、稀に居るのだから──
洗脳効果を受けた者は、魔女の傍まで来た時点で効果から解放されて我に返るだろう。