2019/11/25 のログ
ご案内:「薬屋のテント」にタン・フィールさんが現れました。
ご案内:「薬屋のテント」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「薬屋のテント」にタン・フィールさんが現れました。
■タン・フィール > 王都内の空き地にちょこんと設置されたテント。
出入り口となる天幕に下げられているのは「薬屋・開店中!」の文字。
ここは方方を練り歩いて薬の採取・生成・研究にいそしむ少年薬師の拠点、住居にして店舗。
中は6畳ほどの広さに、組み立て式の机や棚にありとあらゆる薬品や素材が並べられていて、
素養がなければいかにも魔術的で儀式的な「アヤシイ」雰囲気に満ちていた。
その店舗内で、ごりごりと薬研で何かをすりつぶす小柄な少年店主
小指の先にその粉末を付着させ、舌先で味わう。
「―――ぅん…あまい、 成功…っ!」
やった、と小さくガッツポーズを取る。
苦いと評判の強壮薬を、摂取しやすいよう甘くする研究、
その研鑽が成ったのだ。
「あ~~~!タイヘンだった~~~!けど、やった!できたぁ!」
ついテンションが高まってしまうのは、その薬の作用で心身が高揚してるためか、やった!やった!と赤ら顔で、
その場で何度もぴょんぴょん跳ねて。
ご案内:「薬屋のテント」にトルテさんが現れました。
■トルテ > (普段は館に引き篭もり家族にも決して教える事など出来ぬ爛れた一人遊びに耽る深層の令嬢が、ふと思い立ってお付きのメイドに馬車を用意させて街へと繰り出したのはただの偶然、気まぐれの産物。今日もまた平民地区の酒場にでも潜り込み、如何わしい妄想の種でも探そうかと思っていた所で通りかかった空き地に、ここ久しく見かける事のなかった知人のテントを見つけたお嬢様は慌てて馬車を停めさせて)
「今日はここまでで大丈夫です。帰りは明日になるかも知れませんが、いつもの方法で合図を出しますので、その時は迎えをお願いしますね」
(御者を務めるメイドに言い残して馬車を降り、空き地の端にぽつんと立つテントに向かう。入り口に掛けられた看板の開店中の文字にたわわな胸中を沸き立たせながら、大きく一つ深呼吸してお嬢様らしい落ち着きを保ちながら天幕の内側へとその身を滑らせる。鼻腔を擽るのは複数種の薬草が織りなす複雑な匂い。そしてキャスケットに半ば隠れた耳に届くのは、女の子の様に愛らしい友人のはしゃいだ声音。以前と変わらぬそれらに対し、どうしようもなく唇端を綻ばせつつ歩みを進めたお嬢様は、テントの奥にぴょんこぴょんこと飛び跳ねる小柄な後ろ姿を見つけ出して)
「ふふ、どうしたんですか、そんなに喜んで。何か良いことでもあったんですか、タンちゃん❤」
(淑やかな声音を数ヶ月ぶりに再開することとなった友人の背に掛けた。)
■タン・フィール > 嬉しさのあまりに跳ね回った結果、せっかく出来上がった成果の薬に、
汗だの埃だの異物が混入しては本末転倒…と、
高揚した気分のまま、そわそわと薬研の中の薬の完成形を、清潔な瓶に移して保管していく。
そんな一連の作業に没頭し、丁度ひとくぎりがつこうかという時に背後から聞こえた、久方ぶりの声。
さながら、懐いた仔犬がそうするかのようにすぐさまパッと振り返って、
天幕の中へと足を踏み入れていた友人…大切な淑女のお客様を出迎えて。
「ぁ…トルテ、おねえちゃんっ! ぅん、あのね、
仕事や病気で疲れちゃったり、普通の体調でももっと元気が欲しいってヒトに、
安全に美味しく飲める強壮剤、新しいのができたんだ!」
と、大げさな身振り手振りで、目を爛々と輝かせて語る。
何度か淑女も味わってきた、人体や心身の改変や、悪魔じみた生理の変化をもたらす少年のこれまでの薬の中では、
効能だけ聞けばありふれたものではあるが、味わいなり効き目なり、薬師の少年個人にとって、なかなかに胸を晴れる成果が得られたのであろう。
「ひさしぶり…っ 今日は、どうしたの? 何か、お薬のお買い物?
……それとも…遊びに…逢いに、きてくれた?」
と、テント内のランプを逆行に浴び、少女のように大きな目を見開いて上目遣いに覗き込む。
少量の酒が入っているかのように、いつもよりややハイテンションで頬がすでに紅潮しているのは、
少年が既に、試作段階のその薬を味見しているからだろう。
■トルテ > (パッと振り向いたその小躯は短くも艷やかな黒髪も、ルビーの様に赤く澄んだ幼瞳も、記憶の中に残る物と何ら変わらぬ小さな友人のままだった。棒きれの様に細い腕と小さな手指を忙しなく動かして、自分がどれほど良い薬を作り出したのかと説明をする少女―――本来の性別は男の子なのだけれど、トルテの願いを聞いて変じさせたその身体は、元より愛らしい顔立ちや声変わりも経験していない声音に見合った物になっている。ほんのりと膨らんだ双丘、きゅっと括れた腰、柔らかな丸みを描くお尻。それはもう少女と呼ぶに相応しい外見を彼女に与えていた。しかし、それでいて大きなワイシャツ以外は素裸と思しきその下肢は、生来の性別のままの生殖器がそのまま残されているのである。肉竿の下には種作りのための睾丸をぶら下げ、トルテの様なふたなり娘の様に女性器を有しているわけでもない。そんな背徳的な体躯を持つ少女の言葉を心地よさげに耳にしながらお嬢様はたおやかな歩調で彼女に近付き両手を広げ――――ぼふっ。一房だけでもスイカと変わらぬボリュームを持つ豊乳に小さな頭部を埋めさせる様な抱擁で、その体躯を包み込んだ。)
「――――おかえりなさい、タンちゃん。久しぶりですね。元気そうで、本当によかったです」
(上品な所作が徹底して癖付けられているお嬢様にしてははしたない、熱情に溢れた抱擁がコートの厚生地越しにもはっきりと分かる柔らかさで少女の頭部を包み込み、その鼻腔を桃の果汁めいた体臭で満たす。ぎゅぅううっと強く強く抱きしめる身体は豊乳の感触ばかりか、ショーツの小布の中に無理矢理押し込んだ野太い肉棒の歪な膨らみまでも彼女の下腹に押し付けながら、背筋にゾクゾクっと妖しい感覚が走る様なウィスパーボイスを小さな耳孔に注ぎ込んだ。)
■タン・フィール > 「ふふっ…トルテおねえちゃんこそ… 元気そうで、うれしいっ!
…いろんなお話、きかせて、 いっぱい、あそぼ…?」
と、甘く蕩けるような淑女の声色に、少女そのものといえるすすの音色のような声色で返して。
すぐに、テントの看板はぱたりと裏返り、「ただいま、閉店中」へと。
ご案内:「薬屋のテント」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「薬屋のテント」からトルテさんが去りました。