2019/11/19 のログ
スバル > 訓練所は、それなりに大きな場所であり、その分外周も広い物である。
 なので、少年が走り込みをするには十分ともいえる、外周の壁に沿って少年は走り始める。
 冬の夜は気温が低くなりがちでは有るのだが、走っていればそれも気にならなくて。
 呼吸を繰り返しつつ、少年は走る、走る、走る。
 全身に汗が浮かび、息が上がるも、そのまま走り込みを続けるのだ。
 走り込みが終わるころには、体は酸素を欲し、更に、汗ばんでいきも荒くなる。

 それから、少年は訓練を始めるのである。
 打ち込み台の前に立ち、刀を構えて、少年が唯一行っている剣の技。
 突きの練習。
 打ち込み台に向かい、踏み込みからの全身を使った突きを繰り出していく。

スバル > 少年は、何度も打ち込み台に突きを繰り出して、訓練をしていく。
 其れしかまだ、覚えていないから、と言うのもあるし、少年の筋力ではそれが最適なのだというのもある。
 切り技を覚えても非力な子供の攻撃力では、上手くダメージを与えることができないのだ。
 だからこそ突きの攻撃なのである。

 しばらくの間突きを繰り返して訓練をして、終わる。
 息を吐き出し、プルプルする手を眺めてから腰に刀を戻す。
 そして、カバンの近くに戻ってからカバンの中から弁当を取り出して、休憩にする。
 食事をして、水筒で、お茶を飲むのである。

スバル > お茶と食事とを終えて、少年は立ち上がる。
 カバンに荷物を入れて、そして、再度打ち込み台に向かうのである。
 それから、しばらくの間、打ち込み台に刀を打ち込む少年の姿があり。
 そして、そのしばらくが過ぎた後、少年は荷物を纏めて帰るのであった。

 何時も少年が行って居る訓練の一幕―――

ご案内:「平民地区 訓練所」からスバルさんが去りました。