2019/11/03 のログ
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」にリスさんが現れました。
リス > トゥルネソル商会、王都マグメールの平民地区と富裕地区の境目にある大通り沿いに或るお店である。
 ダイラスに本店を持ち、特色としてはドラゴンと契約をしての、ドラゴン急便。
 しかし、其れだけがトゥルネソル商会ではないのである。
 高品質なドワーフ作成の装備に、新鮮な魚や野菜に肉。
 様々なものを安価で手に入れることができる店なのである、其れは少女の手腕だけではなく、両親のコネクションと言うのも有るのだろう。
 一階では、武器防具の修繕も受け付けているし、海運……船や陸運……馬車での交通さえやって居る。
 萬屋と言うのがしっくりくるだろうその店は、ミレーの店員が沢山いて、軽快にはしり、お客様に対応しているのだ。
 そんな中で、店長の少女も、店の中を回り、品ぞろえや品物の売れ行きなどを確認するし。
 お客様が困っていれば声をかけて、案内などをするのである。

リス > 「いらっしゃいませー!」

 楽しげな声がお店の中に響き渡る。たくさんのお客様が居たとしても、その一人一人に声をかけて、挨拶をしていくのである。
 お客様の一人一人に、ミレーの店員がそれぞれ対応しているのが見えるので、大丈夫かしらね、と視線を外す。
 何か困ったことがあれば、少女の許に―――店長の許に来るだろう。
 そう考えて、少女は売り場を歩く。
 品物が足りないものが無いかとか、もっと別の場所に移動した方がいい物がないか、など。
 考えるべきことはたくさんあるのだ。今売っている物であっても、流行に後れてしまえば売れなくなるものもある。
 様々なものを扱うからこその、悩みと言うものだってある。
 売り場は無限ではないから、取捨選択が必要でもあるし。

 倉庫に死蔵した売り物と言うものほど可哀そうなものもないし。
 少女は、売り場を歩き眺めて、考えつつ進む