2019/10/24 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」に黒須さんが現れました。
黒須 > (師団での稽古終わり。
少し物足りない気持ちを満たそうと酒に身を染めながら酒場により、軽くウィスキーとつまみを食べては腹を満たした。
しかし、気持ちは少し満たされぬまま、店を出て行った。
何か足りないようで、少しモヤモヤする気持ちを持ちながら頭を掻き、一人で道を歩く。
目に入る人の笑い顔が少し鬱陶しく感じて来るぐらい、なぜか余裕を持てないままであった。)

「ん…?…おい、大丈夫か?」

(ふと歩いていると、目の前で一人の少女が居るのに気づいた。
周りとは違い、行動にも少し違和感があり近寄って確認してみた。
単なるお節介と言うか、ただの気づかいとして声をかけてのであった。)

ミンティ > すこし不格好になってしまうけれど、縫い合わせて傷を閉じるくらいなら問題はなさそうだった。外に着ていくには気がひけるから、部屋着にでもしようか。
柄物の布を上から被せる形で飾りのようにできたら可愛いかもしれないとも思うものの、上手に直せるかはわからない。そうやって修復するなら、裁縫が得意な人に話を聞いてもらってからでもいいだろう。

「……ぁ。はい、だいじょうぶです。……こんにちは」

スカートが引っ掛かっただけで、幸い足に怪我はない。ならば暗くなる前に帰ろうと、空を見上げ、太陽の位置を確認してから歩きだそうとして、動きをとめた。
こちらに近寄ってきた男性に声をかけられて、ぺこりと頭を下げる。たしか、以前道端で短い会話をした事があった人だと思い出して。

黒須 > 「ん?お前は…。」

(以前どこかで知り合った少女だと気づいた。
確か、壺だがを買わされたか何とかとかと思い出すも、めんどくさくなりやめた。
そのまま、下の方へと目線をやると、スカートに切れ目があったのに気が付いた。
かなり大きめだと思い、裁縫道具の無い今は縫う事が出来ず、あったとしても、めんどくさがりの自分としてはできなかった。)

「かなり派手にやったな…。…じっとしてろ…。」

(少し命令気味に少女に言うと、その場にしゃがむ。
そのまま、スカートの切れ目部分に手を翳すと、自分の手の甲に白いオーラと時計の魔法陣が現れる。
切れ目に同様のオーラが纏われると、手を捻り、時計を戻すような動きをすれば、その切れ目が巻き戻るかのように綺麗に縫い合い、傷が無くなっていくようになる。)

「…これで平気だな?」

(そのまま、立ち上がり様子を見る。
遠めでも少し気になるぐらいの跡が無くなり、頭を掻きながらふぅっと一息つく)

ミンティ > 大柄な男性がすぐ近くにしゃがみこんだから、驚いて、思わず飛びのきそうになった。すぐ後ろにはベンチがあったから、下がる事もできなかったけれど。
目を丸くしている間に、スカートの裂け目は何事もなかったかのように消えていく。家にあった使えそうな布の柄を思い出す必要もなくなって、縫い針を持つ時間も別の事に使えるだろう。針仕事に精を出すつもりだった気持ちのやり場に困って、眉を下げた表情のままになってしまっていたけれど。

「すみません。…ええと、ありがとうございます。
 ……あの、では、暗くなりそう……なので、わたしはこれで」

頭を下げてから、もう一度空を見上げる。街に影を落としはじめた夕日に目を細めると、すこし急ぎ足でその場を後にして…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からミンティさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」から黒須さんが去りました。