2019/09/20 のログ
■スバル > 「―――よし。」
少年は、少しだけ気合を入れた。休憩して、冷たい風に体を覚ましてもらい、体力が回復したと判断する。
これなら、いけるだろう、と判断をしたから、少年は立ち上がった。
そして、手提げかばんを、籠手に包まれた手で持ち上げ、背中のリュックをもう一度背負いなおす。
ふぅ、といきをはきだしてからしょうねんはたちあがり。
そして、歩き始めるのだ。
平民地区の家なので、此処からそう、遠くはないし。
早く帰ってご飯の準備をしないと、きっと姉とか母がおなかをすかせているだろう。
そう思い、歩いていくのだった―――。
ご案内:「平民地区 公園」からスバルさんが去りました。
ご案内:「ブラウニーのひざ掛け」にタピオカさんが現れました。
■タピオカ > 【お約束待機中となります】
ご案内:「ブラウニーのひざ掛け」にネコさんが現れました。
■ネコ > 『……一つ言っておく。
今すぐ、その、口を、閉じやがれ。
……あのなぁ。タピオカ、アタシとアイツの関係を勘違いしてるぞ?
アタシはアイツの奴隷メイド。アイツは雇用主。
以上。それ以外の感情は無い。
……お気遣いアリガト。金さえ稼いだら、とっととアイツの元からぁオサラバさ』
相手の言葉や振る舞いに、少し苛立ったような様子を見せる少女。
とはいえ、少女自身、雇用主に対してある程度の特別な感情が無いでもない。
でもそれは、恋とか愛とかじゃなくて。どちらかと言えば、家族に持つ親愛の情に近いものだ。
もちろん、金を稼いで自由にはなるつもりだが。
きっと、その後も屋敷には居座るのだろう。
『はぁ~……アタシとしては心配だよ。
アイツから聞いてるけど。
タピオカはちょっと警戒心が無さ過ぎないか?』
明るく、天真爛漫なのは良いことだが。
少し、いや、かなり心配である。
何せ、この相手からは悪意や害意をまったく感じないのだ。
『まぁ、いいけど。
あぁ、それかウチに遊びに来たらいい。
アイツも喜ぶと思うぜ?』
なにせ無駄に広い屋敷である。
来客の一人や二人くらいは余裕で迎え入れるゆとりがある。
『ん。美味かったな……。
……まぁ。アタシも楽しいけどさ。
今日は仕事は無いから、好きなようにできるぜ。
タピオカの行きたいところにお付き合いするとしましょう?』
少女は、相手のことを見ながら笑顔でそう告げる。
少し傷口が傷んだか。左腕で右肩をさすりつつ。
ちろり、と。舌を覗かせ。
■タピオカ > 彼女の気に障る事を言ってしまったらしく、しゅんと肩を落として。ごめんなさい。そう口にして俯く。
自分としては、微笑ましいと思われる主とメイドの関係が羨ましくあったのだけれど、そこに何がしか彼女の嫌な気持ちを差し挟むのであれば、この話題を口にするのは避ける。
「そうかな?そうかな。
これでも警戒心はちゃんとあるよ?
悪意の無いネコに対して警戒してないだけ。
もし誰か、悪い事しようと思って僕に近づいたりするのなら喜んでその喧嘩を買うよ。この曲刀でねー!」
きょとんと睫毛を弾ませてから、笑み混じりで曲刀の柄を指で叩いた。滑らかに鯉口を切ると、指関節一本分だけ見せた刃先がぎらりと光り。
「じゃあーまたいつか遊びに行く!
おみやげは何がいいかなー。
やっぱりお酒かな。ワインとかいいかも。
お庭で飲みながらおしゃべりするのもいいかも!」
屋敷への来訪を誘われたら瞳輝かせ。
手土産に彼女たちが喜びそうなもの、と浮かんだ共通項はアルコールである。
お酒に詳しくないながら、持っていくと喜びそうなものを見繕うのも楽しそうだと瞳を細め。
「そっか、良かった!
それじゃあ、ごちそうさま!っとー」
そして会計を済ませてお店を出れば、近くにある広い公園へと歩いていく。富裕層も出入りするため整備や植栽は行き届き、木立に囲まれた小道に広い芝生、小さな噴水、手押しの井戸ポンプ等が見える。
そんな公園の煉瓦が敷き詰められた遊歩道にさしかかって。
「ネコと午後のお散歩、楽しいなー……!
――手、つないでもいい?」
ご機嫌そに背伸びしながら歩いて。
彼女の隻腕のほうへ横並びしたら、顔を覗き込みながら尋ね。
■ネコ > 『タピオカも分かってるだろうけど。
男と女ってのぁ……そんな、単純なモンじゃねぇんだ』
微かに落ち込んだような様子の相手に、少女は優しく語り掛ける。
結ばれるのだけが男女ではなく、性交に溺れるだけが男女でもない。
そう、目線で伝えつつ。
『……まぁ、タピオカが、悪意を持って近づいてきてる相手に気付けるならいいけどよ……。
なんにせよ、信用、信頼する相手はちゃんと選べよ?
あのクソッタレは信用しちゃダメな方だからな?』
自信満々、といった様子の相手に少女は忠告しておく。
胡散臭い中年冒険者など、警戒するべき相手だ、と。
『おう。そうしな。
……あー、一つ言っておく。
アイツぁ、来客が物を持ってくるのは好まないぞ。
客に気を使わせるなんてもってのほか、っていつも言ってるからな。
まぁ、アタシと飲む分には、もってきてもいいかもだけどな』
楽しそうな相手を見ていれば、自然と少女も表情が柔らかくなる。
慣れない、こんな時間もいいものだな、と。心から思えた。
『ん。ごちそうさま』
少女も相手に倣い、そう言って相手についていく。
公園は、穏やかな風景で。少女は、思わず息を吐いた。
『こういうところは来たこと無いな……。
……。ん。い~よ』
相手の言葉に、少女は左腕を差し出し。
そのまま、妹がいたらこんな感じかな、などと。
らしくもないことを考える。
■タピオカ > 「そうなんだ?
うーん。確かにセインならそういう義理堅さあるから……」
来客の持ち込みを遠慮したがるという言い分になんとなく納得して。
彼女と飲む分だけお屋敷に持っていく事にしようか、と思い悩んだりもする。
「普段はこういうとこブラブラしたりしないのかな。
お屋敷とか外出の用事が済んだら、まっすぐ自室に戻っちゃうってやつ?
――えへ。やった……!
ネコの手、細くて柔らかくてあったかいな。ふふ!」
緑が織りなす左右の植え込みに、向こう側では子供たちが追いかけっこに夢中になっている。
木陰では本を読む少年の姿、大きな切り株に座って論じあっている学生たち。
そんな風景は遊牧民が冒険の依頼を受けていない時の散歩にとっての日常であるけれど。行動範囲の違いだろうかと軽く語尾を上げ。
つないだ手先を嬉しそうに、にぎにぎ。
柔く指を絡めてはいっそうご機嫌な様子。
肩同士を触れ合わせんばかりに身体を近づけ。
「あ。……ネコ。ブルーベリーのかけらがほっぺにくっついてるよ。とってあげるね?……へへ」
よくよく近づいて見れば、そう声を上げ。
悪戯っぽく微笑むと、舌を伸ばして。ぺろっ、と白いほっぺを舐めようとし。
■ネコ > 『義理堅さじゃねぇよ、あれは。
見栄張ってるだけだろ』
手の平を振りながら笑う少女。
どうにも、相手と少女では、かの男への評価や信頼が大きく違っているようで。
『まぁ、冒険者とか。暗殺者とか。
仕事はいろいろやってるんでね……。
……やれやれ。本当に警戒心の薄いこった』
嬉しそうに手を繋ぐ相手に、少女はため息を吐く。
しかし、警戒心が薄い、といえば少女もだ。
以前までなら、他人と手を繋ぐことなどしなかったわけで。
相手と距離近づけば、少しドキドキとしてしまい。
『……ん。
……タピオカは、そういう風にしていっつも男を誑かしてんのか?』
口元を舐められれば、少し驚くものの。
少女は、からかうように相手にそんな事を問う。
■タピオカ > 「暗殺者としてのネコには随分前、助けてもらったなあ……。
あの、木に化けた魔物に僕が捕まってた時に。
あのときはありがとね!」
彼女のいろんな顔を思い至れば、瞬時に3本、4本と魔物に突き刺さるナイフの手さばきも思い出し。
感謝の念も新たに、ゆるゆるとつないだ手を揺らし。
「たぶらかしてるかも。
……今は、ネコのことをたぶらかしてるかもね。
たとえば、こうやって……」
からかう言葉に口元を三日月に笑み。
今度は、頬ではなく上唇を舌先で上向きに弾いていく。
同時に、繋いだままの手を自分の胸へと衣服ごしに押し付け。小さな柔らかい子供のままの乳房の熱でふにふにと相手の手の甲へ密着させる。
「ん、っ、……はぁっ……、僕……。ネコとえっちなこと、したくなっちゃった……」
どこか上擦った声でそう伝えると、余った片手で細い肩を撫で。脇腹から腰、お尻のラインを上下にさすり始め。
■ネコ > 『あぁ、そんなこともあったか。
そんなに礼を言われるようなことをしたつもりもないけどな』
少し昔のことを思い出し、微かに赤面する少女。
こうして面と向かって礼を言われるのは、随分と面痒い。
『……まったく。タピオカは案外エロエロ娘だよなぁ。
アイツがお気に入りだって言うのもわかるわ……』
相手の大胆な行いに、やれやれ、と息を吐く少女。
しかし、相手の行動は邪魔はせず。好きなようにさせておく。
『……はいはい。じゃあ、どこか茂みにでも……』
やっぱりそうくるか、と思いつつ。
少女もまた、相手の背を撫で、きょろきょろと周囲を観察する。
どこか、人目につかない場所を探している様子だ。
■タピオカ > 唇を揺れ弾ませたら、如何にもそれは美味しそうに見えた。
ひょいぱく、とでも言い表せる勢いで、唇を優しく塞ぎこんで。しゃぶるようなキスをかわすのだった。
「あは、……えろえろでごめんなさい……。
だって、……ネコの唇、とっても美味しそうだったもの……。
――それじゃあ、あの向こうで……」
照れ笑いを浮かべつつも、彼女の唇にちゅ、ちゅ、といくつかキスの小雨を降らせる。
具合よく見えてきた茂みは周囲を背の高い植物で囲まれていて、艶めいた行為をするのにぴったりだった。
そんな茂みへ誘いこみ、人目につかなくなった瞬間、我慢できなくなったように、ぎゅー、っ、彼女の背中に両手を回しながら抱きしめ。
「あぁ、あぁっ、ネコ……!」
感情と熱の籠もった声音を上げると、再び唇同士を睦み合わせる。右手はメイド服のスカートの、股座の谷間のあたりに触れ。スカートの上から割れ目の形をたどるように指先で丁寧に撫で回して。
■ネコ > 相手のキスを受け入れ、のみならず、少女も自分から舌を絡めて行く。
それは、ただの触れ合う友情のキスなどでは断じてなかった。
『……ま、アタシもタピオカとするのは。
キライじゃないから……いいけどさ。
……ん。わかった』
相手の甘えるようなキスを拒まず。
そのまま、相手に導かれ、茂みの中へと。
茂みに入れば、相手が抱き付いてくるので。少女は、よしよし、とばかりに頭を撫でた。
『んっ……落ち着けってタピオカ。
逃げも隠れもしねぇから』
なんだか、ちょっと怖いくらいに求められているなぁ、と思いつつ。
少女は相手の体を引き剥がし、ゆっくりとメイド服を脱ぎ始めた。
『……どうせだからさ。
タピオカも全部脱いじゃえよ』
するすると肌を晒し、そして、公園と言う場所で全裸になりながら。
少女は、そう言って笑った。
■タピオカ > 「んーっ……!ネコぉ……!」
頭を撫でられると喉を鳴らす飼い猫のような表情で喜び。
いっそう笑みを深めて。彼女の首筋に鼻先をすり合わせるように首元へ顔を埋めて。
「へへっ、ごめんなさい。
だって、……ネコと久しぶりにえっちなことするって思ったら、とっても嬉しくて。胸の奥がきゅーんって、しびれちゃう感じなの。
あっ、ぁっ……、はぁぁぁっ、……ネコの肌、……とってもきれい……!」
勢いづく自分に対して、冷静なままの彼女へ謝罪をひとつ。
一度身体を離せば、するすると脱ぎ落とされる衣服の奥から現れた滑やかなきめ細かい直肌にうっとりと見惚れ。
甘い牝の顔つきになっていく。
「うんっ……!僕も、……脱いじゃう。
――はぁ……はぁ……。ネコ……。
僕たち……はだかんぼになっちゃった……」
こくりと頷くと、チュニックの袖を抜き、巻きスカートの結び目を緩めていく。
やがて下着も脱ぎ払うと、褐色肌も露わに。乳首の先と切り立った幼い恥丘の膨らみのみ淡紅色の全裸を晒し。
彼女と公園という公衆の場でふしだらな格好でいる事への興奮で呼吸が乱れていく。
■ネコ > 『あー、ったく。お前は可愛いなぁ。
男受けしそうだよ、ホント』
甘えるような行為を繰り返す相手の頭を、更になでる少女。
こうも可愛らしい反応だと、甘やかしたくもなろうというものだ。
『フフッ。それ、誰にでも言ってるんじゃないかぁ?
……。腕だけは。こんなだけどな』
切なそうな相手の声に、少女は笑い。そして、全裸になった中で、右腕だけは、隠すように左腕で。
『……んふっ。素直でよろしい。
こういうところで裸だと、興奮するだろ……?』
相手も、自身と同じく裸身になったのであれば。
少女は、相手を優しく抱きしめ、ゆったりとキスをし始める。
舌を絡ませ、互いの息の熱を交換するように。
■タピオカ > 腕については、何も触れなかった。自分が片腕になった経験が無いから、どう口にすれば適切なのかわからなかったからだ。
それでも、口にしないけれど。美しい蒼髪をなびかせる隻腕の少女には強く心を惹かれるものがあった。
淑やかに腕を隠す仕草にも、トクン、と胸の鼓動が跳ねるのを自覚する。
「興奮、……しちゃうよ、……ん、んーっ……!
んっ、ふ、……はぁぁ、ネコ……、ネコぉ……っ……!」
取り乱した声で甘い鳴き声を上げると、夢中になって唇を触れ合わせる。舌を口腔の中で踊らせ、まるで呼吸を共有させるように舌先と舌先を睦み合わせる。
同時に背筋をくねらせると、膨らみかけの乳房を彼女の乳房と触れ合わせ。舌だけではなく、乳首同士をも艶めかしいキスを擦り付ける。
小粒の乳首、ナイフとナイフの刃先を鍔迫り合いさせるように、クニクニと盛んにすりつけ。間もなく褐色肌の乳先はこりこりといやらしい弾力を充血させていき。
ご案内:「ブラウニーのひざ掛け」からネコさんが去りました。
ご案内:「ブラウニーのひざ掛け」からタピオカさんが去りました。