2019/08/26 のログ
ご案内:「王都近辺 砂浜」にグレンダさんが現れました。
ご案内:「王都近辺 砂浜」にシロナさんが現れました。
ご案内:「王都近辺 砂浜」からシロナさんが去りました。
■グレンダ > 王都から南に数時間程馬車を走らせた位置にある海岸線は比較的魔物の出現が少なく、セレネルの海に面して柔らかな砂浜が広がっている為、この時期は周辺の町含め辺りは活気づく。
身分や年齢問わず多くの人が季節特有の熱気と爽やかな海風を求めこの地を訪れる中、気まぐれな鍛冶屋である女もまた、適当な理由で店を閉め、賑わいの中に身を委ねていた。
「はぁ……やっぱりこう言う日は店を閉めるに限るさね…」
最日差しを避けるため海では無く水遊場の方へ足を運ぶ物も増えていると聞いていたがやはり野外というのもこれはこれで捨てがたい、などと言いながら女は顔に日光を遮断するグラスを掛け片手に近くの店で買ったドリンクを握り、砂浜の上に設営された日傘の下で寝そべっていた。
ご案内:「王都近辺 砂浜」にセリアさんが現れました。
■セリア > 友人に、魔物の少ないところとして人気の海辺があると聞き、馬車を走らせてやってきた海岸線。
老若男女を問わず賑わいを見せる様子に、柄にもなく高揚する気分。
泳ぐのも良かったが、馬車に乗り通しで疲れた。一先ず休ませてもらおうと適当な日傘の下に潜り込む。
隣に既に寝そべっている赤髪の女に軽く頭を下げてから、自分も砂浜に体を横たえた。
「はぁ………落ち着く……」
こうして砂浜で日光浴というか、陽射しを浴びてのんびりするのは久しぶりかもしれない。
布面積の少ない際どい水着も何のその。平和な海岸線を存分に楽しむ女。
■グレンダ > 日陰の中、ゆっくりと時間を過ごしているとふと視界の隅で影が動くのを捉えた。グラスの下から目だけを動かして見れば、20代くらいだろうか、若い女性が隣の空席へ腰掛けるのが見えた。
「ふふ…そりゃ違いない」
背格好からして冒険者や騎士等、戦闘を行っている者だろうか?日陰の中でも映える色白の肌に少々派手過ぎとすら感じる大胆な水着を見るに普段はカッチリ着込んで仕事をしている者なのだろう。
故に本心から漏れ出たような彼女の溜め息を聞いて、女は思わず笑いを零して話しかけた。
「貴重な休日か何かかい?随分と気合が入ってるみたいだけど」
■セリア > ちら、と隣の女性に視線を流す。
その筋肉のつき方を見るに、騎士ではなさそうだと感じた。詳しくはわからないが…重たいものを扱う仕事だろうか。
「まぁね。貴重な休日だし……ただ気合を入れてるってほどではないわ。
こういうタイプが好きなだけよ」
言うと体ごと彼女の方へ顔を向ける。
褐色の肌に金色の瞳がよく似合っている。無論、その燃えるような赤髪も。
「貴女も、休日か何か? 一人で来てるのかしら」
■グレンダ > 「へぇ…そりゃいい趣味してるさね」
ちらりとあたりへ視線をやれば近くを通り縋る者のうち数名は明らかに彼女へ視線を向けている。こういった周りの反応も含めタイプなのだろうかなど思いながら傍らに置いた飲み物のストローを啜った。
「あたしかい?あたしは1人さ。窯の火は熱いし注文されてた品は引き取りに来ないから勝手に店を閉めて遊びに来てるのさ」
■セリア > 「それはどうも。…まぁ、こういう反応を見るのは面白いわね」
注がれる視線を幾つか感じながら、楽しげに微笑む。
そうして相手の事情を聞き、へぇ、と納得したように頷いた。
「なるほど。職人だったのね、貴女。……休日中に無粋な話ではあるけれど、お願いしてもいい?
すっかり剣も鈍ってるから、打ち直したかったの。ここで会ったのも何かの縁、ということで」
ね?と首を傾ぐ。代金は払うわ、と軽い調子で頼み込んで。
■グレンダ > 先程まで笑いを見せていた女の顔が、以来の言葉を聞いた瞬間、僅かに翳る。
「休みの最中に仕事の話ってのはちょっと無粋じゃないかい?」
腕には自信があるが同時に女はひどく気分屋であった。
縁は縁だし仕事とは受けるよ、といいつつも声のトーンは先程より僅かばかり低く
「…平民地区の大広場近くに店があるから開いてたら寄るといいさ、ただ値段は物を見せて貰ってからにするさね。こう暑くっちゃ茹だって金勘定も出来ないからね。それより――」
ぐいと上半身だけを起こして身体を寄せれば耳打ちするように声を窄め
「……さっきからジロジロ見られてるけどいいのかい?ナンパに応じてあげなくて?」