2019/08/08 のログ
ボブ > (男がふと瞼を上げればそこは周囲に何もない…ただ真っ白な空間)

「ん? なんだこりゃ? こんな変な場所、俺は見覚えがないぞ?」

(周囲を見渡し、警戒心を強く帯びていく男。
そんな強い警戒心で周囲の気配を探っても男に感じるものは何もなくって)

「こりゃあ~、絶対おかしいな。 まったく生を感じるものが一切感じられない……。
まさか……これが死後の世界ってヤツか?」

(男が軽口を叩いていけば、男の目の前には男が考える地獄の風景が急にポップアップされ、
周囲に生あるものは感じられないのに幾多の悲鳴などが響き渡れば)

「ぐおっ!?  何だよ、これはっ!? 無し無しっ こんなの無しっ!!」

(男が慌てて、死後の世界……地獄の想像を打ち消すような声を上げれば再び白一色の世界へと戻って)

「何がなんだか分からんな……、俺の頭がおかしくなったとしか思えないな……」

(小さくため息を吐きながら、後頭部に手を当ててガリガリっと頭を掻いていく男)

ボブ > (頭を掻き、今の状況を整理しようとしていた男だったが、どう考えてもまともな状況でない事は確かで)

「とりあえず考えた場所の風景になるって事だけはさっきの事で確かめられたから
少し心が落ち着くような場所でも考えて、そこでもう少し考えをまとめるか」

(心の平穏が何より大事だと思った男は軽く目を閉じ、しばし何かを思い浮かべるような事をし、
再び目を開けば、男が思い浮かべていた山中に有る綺麗な湖のほとりに自分が立っているのを確認して)

「よしっ! この風景だったら心を乱されずに考え事に集中できるだろう」

(男は湖のほとりの岩を椅子代わりに腰を下ろし、湖を眺めながら、
よく分からない状況に陥った自分の心を落ち着かせるように湖の景色をただゆっくりと眺めていく)

ご案内:「夢のつなぎ目」にリーゼさんが現れました。
リーゼ > 何だか白いもやもやが辺り一面に立ち込めている場所に、少女はいた。
霧にしては冷たくもないし、濡れもしない。
雲のようにふわふわとしているけれど、足元さえも見えないのはどこか不安になる。

とりあえずじっとしていても仕方がないと、まっすぐに歩いていくことにして。
そうやってしばらく歩いていくと、その白い靄が晴れていく―――

「えっと、ここは……?」

どうやら森の中に出てきたらしい。
目の前に広がる湖に危険はなさそうだけれども、武器も何も持っていない状況に変わりはない。
改めて自分の姿を見てみると、ベッドに入った時のそのままのパジャマ姿で。

「………なんで、こんな恰好??」

ボブ > (とりあえず尋常じゃない現状況からの混乱からは落ち着いた男は目の前に広がる湖の景色に心を癒されていて)

「まぁ……この目の前の風景も俺が作り出したものだから自分で勝手に落ち着いているだけなんだよな」

(みもふたもない事を一人愚痴っていけば、不意に背後の森の中からこれまでなかった気配を感じる男。
徐々に近付いてきたのではなく、その場所に急に現れたかのようにその気配がそこに出てきたのを
男は不審に思い、そちらの方に意識を向けていれば、その森の中から出てきたのは
幾度か顔を合わせた事のある少女冒険者で……)

「リーゼっ!  何でお前がここで現れるっ!?」

(腰掛けていた岩から尻を持ち上げつつ、森から現れた少女にちょっとした八つ当たりといった感じにツッコミを入れつつ、
再び後頭部をガシガシッと掻き上げつつ、少女に近付いていて)

「リーゼ、お前、何か分かってる事ないか?  どうやらここはちょっとした異常空間みたいでな。
何か変な事に巻き込まれたみたいなんだ」

(とりあえず考える頭が男一人じゃなく、少女も含め、二人になった事を良しと考えた男は
自分が把握している情報を手短に話して、少女からも情報を得ようとしていくか)

リーゼ > 場所にしても格好にしても、分からないことだらけ。
頭をひねっていると、急に声を掛けられる。
それも、こんな場所で名前を呼ばれたから、びっくりしてしまい。

「きゃっ…!? だ、誰……って、ボブさん?
 現れたらいけないの…? っていうか、此処どこなの?」

何だか責められているような口調に、ムッとして頬を膨らませる。
自分としても来たくて来たわけでもない。
気づいたら真っ白な場所に居て、歩いてきただけだと、ちょっとご機嫌斜めに説明し。

「ボブさんが何かやらかしたんじゃないの?
 巻き込まれる方の身にもなって欲しいんだけどー…」

あいにくと、提供できるような情報は何もないわけで。
なら原因はそっちじゃないの?とジト目を向けて。

ボブ > (少女に近付き、そこで改めて少女が寝巻き姿だと気付けば、男自身も最後の記憶が自宅でのベッドに横たわった所だと思い出し)

「リーゼ…お前、その格好……そんな格好で森の中にって。
ん?……そう言えば俺も裸足だ……俺、寝てて…そこにリーゼが現れただけか?
でもそこまでリーゼとの印象を強く結びつけた事もないしなぁ~?」

(男はある意味、正解を導き出したが、その正解を自分自身で打ち消すかのような口ぶりをしていき、首を傾げ、
ちょっと八つ当たり気味に言い放ってしまった言葉に怒る少女の事を真っ直ぐマジマジと見つめていって)

「少なくても俺も心当たりはないよ。
まぁ、とにかく変な状況なんだ……例えば落ち着いてお茶でも飲んで話そうか……とでも考えてみたら……」

(ジト目でこちらを向けてくる少女に男が把握している異常性を示そうと分かりやすく言葉にしながら
想像を膨らませていけば、二人の前に白いテーブルクロスで飾り付けられたオープンテラスに置かれているような
テーブルと椅子二脚…その上にティーポットとティーカップが現れる)

「……といった感じなんだわ。
リーゼも何か想像してみろよ、おそらくそれが目の前に現れるからさ」

(男は何とか理解を示しているこの異常状態を、少女にも分かってもらおうと少女にも何か思い浮かべてもらおうと提案していく)

リーゼ > 相手が言っていることは、何がなんだかさっぱり分からない。
ジト目が更に冷ややかになり、それを通り越して生温かいものになるかもしれず。

「変な状況なのは、ボブさんの頭の中だけにしてよね。
 …ふぇ? なにこれ、こんな魔法とか見たことないよ!?」

突然、何もなかったはずの湖畔にテーブルセットが現れる。
しかもご丁寧にティーポットとカップまでセットでついてきた。
白いテーブルクロスは、清潔そうで使い古した感じは全くないもの。
恐る恐る、それに手を伸ばして触れてみると、確かにそれはそこにあるもので。

「ふぇぇ……大丈夫なの?
 じゃ、じゃあ……ん~~~~!」

瞳を閉じて何かを思い浮かべる。
テーブルの上に次々に出てくるのは、ケーキにクッキー、サンドイッチやスコーンなど。
あっという間にテーブルの上がいっぱいになってしまい。

ボブ > (後頭部をガシガシし過ぎて、思わず髪の毛が抜けてしまうんじゃないかというくらい頭を掻いている男)

「正直、俺も頭がおかしくなってるんじゃないかと自分でも疑っていた所だ。
でも夢の中だったらある程度は自分勝手に出来るんじゃないかと踏んでみた訳だ」

(テーブルとティーセットを出しながら、自分の頭がおかしくなっていないよな…と自分の心の中で
自問自答しながらも少女への説明をしていって)

「ほらな……、どうやら俺ら自身は寝ているようだ……そしてどういった仕組みかは分からんが、
俺とリーゼの夢が同じ夢になっているみたいだ……もしこれが俺だけの夢だったら
リーゼは俺の思うがままに動いているだろうが、リーゼは自分の意思で動いているみたいだしな。
これらのお菓子の数々、俺が知らない物も幾つか混じってるしな…」

(少女がテーブルの上に出したお菓子の数々を見て、ある程度の推測がたったように
少女が男が頭の中で考えている仮想の少女ではなく、実際に顔を合わせた少女の知性を持っていると自分の中で理解していく)

リーゼ > お菓子の数々がほんとに出てきたことに驚きを隠せない。
美味しそうではあるけれど、果たして本当に食べられるかどうかは分からない。
それでも試してみなければ分からないと、椅子に腰かけて。

「いただきますー…っ!
 ん……美味しい。………けど、うーん、やっぱり夢の中……ってことなのかな。
 甘いのは感じるけれど、お腹は膨れそうにないね…。」

味は感じるものの、どれだけ食べてもお腹が膨れるような気はしてこない。
そうなると、いくら美味しいものが目の前にあっても、少々微妙な感じで。

「まぁ、夢なら夢で良いんじゃない?
 そんな小難しく考えたって、結果は同じなんだし。」

とりあえず目が覚めたら戻れるのだろう。
むしろ、どうしたら目が覚めるのかという事の方が大事なんじゃないかと思う。
果たして、どうなるのか…やや不安そうな色を顔に浮かべ。

ボブ > (真剣に悩む男に対して、自分が出したお菓子に意識が剥き、テーブルの上のお菓子を食べ、舌鼓を打っている少女。
そのぶれない行動力に関心をしつつも、お腹が膨れそうにないという情報を貰い受ければ)

「ここで何かをしでかしても現実には影響しないと考えるべきかな。
夢の中でどれだけ大食いしても、実際には何も食べていないわけだからな」

(少女の言葉を噛み砕くように口にしつつ、今更ながら寝巻き姿の少女の身体に目を向けていけば
これから大輪の花を咲かせる前の蕾のような少女らしい肉体が寝巻きの薄衣の中に秘められているのに気付いて)

「夢か……それじゃあ現実ではしていない事を試してみようか。
目を覚ました時、それが現実に影響しているかを確かめる検証実験として……」

(椅子に腰掛け、口の端にケーキのクリームが付いている少女の口の傍に指先を伸ばし、クリームをすくい取りながら話し掛け、
そのすくったクリームをチュバッと自分の口に運びながら、夢と現実の検証をしてみようかと提案する男)

リーゼ > 満腹感のないご馳走は、やっぱり微妙な感じではあるけれど、
いくら食べても太らないというのは、考えようによっては凄いことなのかもしれない。
夢から覚めなければどうなるのか、なんてことを心配しつつも、
その無限の可能性に気づいてしまうと、次はどんな美味しいものを出そうかと考えてしまう。

「ん? 等身大のケーキでも出してみる?
 それともパフェの方が良いかな?」

現実には出来ないこと、と言われて思いついたのがそんなことだった。
口元に付いたクリームを指で掬い取られて、舐められる。
何がどうということもないのだけれど、がっつきすぎを指摘されたようで、少し恥ずかしそうに視線を泳がせ。

「えーっと……まぁ、その、お菓子じゃなくても良いんだけど。
 なにか、ボブさんがしてみたいことでもあるの?」

恥ずかしさを紛らわすように、そう問いかけてみて。

ボブ > (現実ではしていない事…という男の言葉にもっと大量の甘味を得ようかと考えている様子の
少女の口の横のクリームをすくい舐め取った男は椅子に座ったままの少女の見おろすように見つめていき)

「そうだな……俺がしてみたい事……現実ではまったく手出ししてなかったが、せっかくの夢の中だし、男と女になってみないか?
もし現実のリーゼが男を知らぬ乙女だったとしても、夢の中だったら目を覚ませば乙女のまんまだし、支障はないと思うんだが」

(男がしてみたい事……と問われ、男は率直な誘いを少女に仕掛けていく。
もしかしたらこの誘いで嫌われてしまうかもしれないが、そのリスクを負ってもこの夢の世界と思われる場所の検証はしてみたくて)

リーゼ > 直球で、唐突なことを言い出した相手に、思わずきょとんとしてしまう。
初めのうちは、本当に意味が分からなかったらしく、不思議そうな表情を浮かべていたけれど。
やがておろおろとしはじめると、顔を赤らめて。

「え? え? そういう…?
 ボブさんってば、あたしのことをそんな目で見てたんだ…!?」

こちらからしても頼れるお兄さんという感じだったから、そんな風には思っていなかったのだけれど。
真っ直ぐにそんな風に誘われてしまうと、どう答えていいものだか分からない。

「は、初めてじゃないから……その、期待されると…困るんだけど……
 それでも、ボブさんがしたいっていうなら……」

先ほどよりもさらに真っ赤に顔を染めると、小さく頷いて見せ。

ボブ > (最初は男が発した言葉の意味が分からなかったようにキョトンとしていた少女だったが、
みる見る間に顔を赤らめ、挙動不審になっていく様はちょっと可愛らしいと男は思いながら見つめていて)

「まぁ、これからいい女に育ちそうだな…とは思っていたな。
だが、現実で手を出すにはちょっとと躊躇していたんだが、
いい女になりそうだし、
今の内にツバでも付けておこうと思ってな。
せっかくの夢の世界だ、俺という男をリーゼにも知ってもらいたいしさ」

(将来、いい女になりそうだと男の鑑定眼をひけらかしつつ、少女の今は蕾な身体に関心があると伝えていって)

「そっか……乙女ではなかったか…でも次に会った時に俺の顔を見てリーゼの表情が
どのようになるかだけでも確かめる価値はあるかな。
それじゃあ……叢の上っていうのも乱暴だ……こういう物でも作ってみようか……」

(頷きをし、男の意見を認めてくれた少女を見つめていた男は視線をふと湖のほとりへと向ければ
そこに白の天蓋付きのキングサイズのベッドを作り出していく)

「まぁ、家まで作れるかまでは分からなかったから、ベッドだけでもさ……」

(湖のほとりに立派なベッド……とはいえ、屋外での性交となる訳でそれは少女に多大な羞恥を与えてしまうだろうか)

リーゼ > (後日継続)
ご案内:「夢のつなぎ目」からリーゼさんが去りました。
ご案内:「夢のつなぎ目」からボブさんが去りました。
ご案内:「平民地区 訓練所」にスバルさんが現れました。
スバル > 夕暮れ時になり、それなりに涼しくなってきたところ、平民地区の訓練所に一人の少年がやってくる。
 彼はきょろりきょろりと周囲を確認するようにしながらやってきた。
 だれもいないことを確認して、軽く息を吐き出してから、リュックサックを隅の方に下ろす。
 中に入っているのは、水筒と簡単に作っておいたサンドイッチ。小太刀と籠手。
 荷物を確認してから、うん、と一つ頷く。
 少年は、軽く準備運動を始める。
 体を柔らかくするための柔軟体操に、準備運動を。
 遊びたい年頃の少年は、頑張って体を作ろうとしているのだ。

スバル > 柔軟体操をして、ある程度体を解しつつ、体を温めていく。
 少しずつ、少しずつ意気が上がり、体に熱がこもり、肉体がほぐれていくのが判る。
 五分ほど柔軟などをして準備をしてから。
 少年は何時ものように訓練所の外周を回るように走り始める。
 そのコースは只々周りを走り回る物ではなくて、物の死角などを通って、こそこそ隠れるようなコース取りであった。
 理由は少年のメインのスキル、射撃にある。
 射撃を中心に育成していた少年は、今は恋人や母親のアドバイスで接近戦を訓練しているが。
 本来は遠距離で安全に戦いたい性格なのだ。
 なので、基礎訓練には、そういう隠れたり逃げたり、射撃をするのにも必要なスキルをアップさせるための訓練を取り入れていた。
 静かに、素早く、短距離を一気に駆け抜けたり、長距離を長く走ったり。
 基礎体力作りに余念がなかった