2019/07/08 のログ
ご案内:「エステ店「オブシーン」」にモールドさんが現れました。
モールド > 平民地区と富裕地区の境目に居を構える、エステ店「オブシーン」。
清潔感が見て取れる店構えと、利用者の声、そしてその値段設定から平民、貴族を問わずに評判の良い店だ。

その実態は、優良店とは間違っても言い難いものであるけれど。
今日もまた、愛しの恋人や旦那の為、または自身の美を磨く為にとその身を嬲られる客が一人。
淫らで変態的な施術を受け、それでも認識上は「素晴らしいサービス」を受けて満足そうに店を後にする。
その胎には雄の種がたっぷりと仕込まれ、つい先ほどまでその証を魔導具に晒して記録していた事を知るのは今、店の主ただ一人だ。

店に一歩足を踏み入れれば、設置された魔導具の効果で認識に影響を受けてしまう。
エステの効果を宣伝するように店内へと飾られたパネル一つをとっても、それは美貌を喧伝するものではなく。
素肌を晒し、卑猥な落書きを施されて玩具を銜え込む姿であったり。
男のペニスを美味そうにしゃぶり、恍惚とした表情を浮かべているものであったり。
更には犬の様に首輪とリードをつけられて、屈辱的なポーズを取らされながらも矢張り蕩けた表情を浮かべるものであったりと様々だ。

女の、否、牝の美しさを象徴するという意味ではそれは一部で納得できる写真の数々であるかもしれない。
けれども、此処は表面上は普通のエステ。誰もが、それを見た途端に逃げ帰るだろう
――それも魔導具の効果で「ちょっと過激だが魅力的なスタイルを見せる女性」とでも変換されるのだろうが。

さて。今日は後一件、予約があるがそれまでにはまだ時間がある。
獲物となる客が来るか、それとも予約の時間まで暇を過ごすこととなるか。
のんびりと受付を続けながら、次なる客をどう料理しようかと、にやけているのであった。

ご案内:「エステ店「オブシーン」」にアルテアさんが現れました。
アルテア > 平民地区と富裕地区の境は王都の中でも非常に商売が盛んな場所の1つだ。魔術具や装飾品といった市民と貴族両方に物を売る比較的高級な店が立ち並ぶそこは、喧騒が行き買う平民地区の広場とはまた違った賑わいをみせている。

「えぇと……ここ、でいいのかな。いかんね、魔道具店以外あまり来ない場所だからどうも慣れないね」

片手に何やら書かれた紙を握りしめ、時折キョロキョロとあたりを確認しながら進む自分の姿にまるでお上りさんだと女は苦笑いを浮かべる。

「まぁいいさ、今日はもう仕事もオフだ。それに……せっかく貰った機会だ、存分にリラックスしないと失礼と言うものだろう」

女が握りしめていた紙には簡素な地図とともに【エステ オブシーン】という文字が目印とともに印されていた。

シェンヤン周りでバタバタとした日々を送っていた中、先日普段から懇意になっている貴族の1人からたまには休んではどうだ、という言葉とともに貰ったのがエステへの地図とその店の紹介状で。

「あー…ごめんください、失礼、予約してないのだが大丈夫かい?」

女はやっと見つけた店の扉をゆっくりとあけ、一番最初に目についた店員らしき人間に紹介状を見せながらそう話しかけた。

モールド > そうして店番をしていると、客が訪れた。
その手に持つ、招待状という名の獲物の合図。
にっこりと、表面上は人好きのする営業スマイルを浮かべながら内容を一応は確認した。

「えぇ、大丈夫ですとも。
 丁度今、空いていましてな。
 ふむ、ふむ…えぇ、問題はありませんな。」

店に足を踏み入れたならば、そこはもう蜘蛛の巣の様な物。
普通のエステではあり得ざる、飾られた淫靡なパネルがその証でもあり。

「初めてでしたら…コースはお任せで?
 何か重点的に改善したいところがありましたら、そのご相談でも構いませんが…ああ、どうぞ、中に。
 お召し物も脱いで、此方のタオルをお使い下さい。」

案内する先は、店の奥。
香が焚かれ、目立つのは大きな寝台と、そしてエステの道具とは思えぬ淫具の数々が揃えられた空間だ。
「準備が出来たら其処におかけください」と映像記録の準備を整えながら、まるで当たり前の様に脱衣を促すその状況。
けれどもこの空間では、それが当たり前なのだ。違和感くらいは、覚えるかもしれないが。

モールド > そのまま、エステという名の、牝を嬲る行為が始まるのだった―――
ご案内:「エステ店「オブシーン」」からモールドさんが去りました。
ご案内:「エステ店「オブシーン」」からアルテアさんが去りました。