2019/07/06 のログ
マコ > そんなにらめっこを続けているうちに、アヒージョとパンが運ばれてきた。
オリーブオイルに使った野菜と、魚がいい感じに美味しそうに見える。
依頼書を片手に、マコはパンにアヒージョを浸した。

「できればもうちょっと、簡単なのがいいけどなぁ…。
人探しとかは苦手だけど…例えば………。」

”すぐに帰ってこれる、採取系とか…。”
さすがに戦いたいばかりの戦闘狂ではないので、山賊退治なんかは最初から頭に入れていない。
出来れば採取、護衛なんかでお金を稼ぎたいところだけど、そういう依頼はパーティでするもの。
一人だとなかなかつらいわけで…。

”これは相談かな…、いろいろ聞いてみようっと。”

そんなことを心の中で思いながら、パンをかじった。

「んー、美味しっ♪」

マコ > 「ご馳走様っと♪」

いつも利用している宿だけど、ここのご飯は本当に美味しい。
満足して少しだけ椅子に体重を預けながら、もう一度依頼書の中身を読む。

いろいろとして見たい依頼はあるが、もう少しだけ考えようかな。
そう思い、マコは自室へと戻っていった。

ご案内:「王都マグメール 庶民地区」からマコさんが去りました。
ご案内:「エステ店「オブシーン」」にモールドさんが現れました。
モールド > 平民地区と富裕地区の境目に居を構える、エステ店「オブシーン」。
清潔感が見て取れる店構えと、利用者の声、そしてその値段設定から平民、貴族を問わずに評判の良い店だ。

その実態は、優良店とは間違っても言い難いものであるけれど。
今日もまた、愛しの恋人や旦那の為、または自身の美を磨く為にとその身を嬲られる客が一人。
淫らで変態的な施術を受け、それでも認識上は「素晴らしいサービス」を受けて満足そうに店を後にする。
その胎には雄の種がたっぷりと仕込まれ、つい先ほどまでその証を魔導具に晒して記録していた事を知るのは今、店の主ただ一人だ。

店に一歩足を踏み入れれば、設置された魔導具の効果で認識に影響を受けてしまう。
エステの効果を宣伝するように店内へと飾られたパネル一つをとっても、それは美貌を喧伝するものではなく。
素肌を晒し、卑猥な落書きを施されて玩具を銜え込む姿であったり。
男のペニスを美味そうにしゃぶり、恍惚とした表情を浮かべているものであったり。
更には犬の様に首輪とリードをつけられて、屈辱的なポーズを取らされながらも矢張り蕩けた表情を浮かべるものであったりと様々だ。

女の、否、牝の美しさを象徴するという意味ではそれは一部で納得できる写真の数々であるかもしれない。
けれども、此処は表面上は普通のエステ。誰もが、それを見た途端に逃げ帰るだろう
――それも魔導具の効果で「ちょっと過激だが魅力的なスタイルを見せる女性」とでも変換されるのだろうが。

さて。今日は後一件、予約があるがそれまでにはまだ時間がある。
獲物となる客が来るか、それとも予約の時間まで暇を過ごすこととなるか。
のんびりと受付を続けながら、次なる客をどう料理しようかと、にやけているのであった。

ご案内:「エステ店「オブシーン」」にタピオカさんが現れました。
モールド > やがて、予約の客が訪れる時間となった。
今日の予約は、上の貴族から特に念入りにと言い含められている客だ。

貴族か、それとも王族か。
仔細は聞いていないが、きっと見目に麗しい人物であるのだろう。

嗚呼、そんな人物が淫らな姿を晒す様が、今から楽しみだ。

今日もこうして、餌食になる客が、増えていくのだった。

ご案内:「エステ店「オブシーン」」からモールドさんが去りました。
タピオカ > 王都で評判の店の前を通りかかる。
興味を引かれるが、中は取り込み中の模様でこちらに気づく様子もない。

残念そうに目を伏せるが、縁が無かったようで仕方がない。
そのまま足音軽く立ち去っていき。

ご案内:「エステ店「オブシーン」」からタピオカさんが去りました。