2019/06/26 のログ
ご案内:「王都マグメール 庶民地区」にマコさんが現れました。
マコ > 依頼に使うための証文品を買い込むべく、大通りへとやってきたマコ。
だが、なぜかその手にはそれ用の消耗品が入った袋ではなく、揚げたてサクサクのハムカツが握られていた。
包み紙で手をやけどしないようにされ、はみ出したところを裂くりと一口かじる。

それだけで、肉汁たっぷりのハムが口の中に躍り出て、何とも言えない甘みを広げる。
サクサクで軽い衣もまた絶品で、まさに揚げたての私服であった。
まあ、何のことはない。ただの衝動買いの食べ歩きである。

「んー……何かソースが欲しいかも…。」

オイスターソースがいいだろうか、それともマヨネーズ?
少し辛さが効いているソースもよさそうだし、ここはオーソドックスにデミグラスソース?
東洋のほうだと、これ用のソースもあったりするのだがあいにくこの町でそんなものを、マコは見かけたことがない。
というわけで、ぜいたくを言わず何もつけないで食べているということだ。
勿論、これだけでも十分美味しいのだが。

「…でも、これはちょっと……。」

ただ、思うことが一つ。
できるなら、炭酸の利いた飲み物が欲しい…もしくはエール。

マコ > 美味しい、確かに揚げたてサクサクで美味しいのは間違いない。
だが、どうしても味気なさを感じてしまうマコだった。

”やっぱり、さっきのソースかけたほうがよかったかなぁ…。”

もう少し濃い味にしてもおいしいかもしれない。
パンにはさんだりなどして、お手軽に食べられるご飯みたいな感じでもいいなぁと、マコは思った。
裂くり、ともう一口噛みながら、街を歩いていく。

目的のものを探しているはずが、いつの間にかただの散歩になっている。
食べ歩いたり、何か飲み物を探したり。
面白いものはないかなと、あちこち見まわしても、今はただ町の日常があるのみだった。

ご案内:「王都マグメール 庶民地区」からマコさんが去りました。