2019/04/25 のログ
■タン・フィール > ―――くぅううううっ
と、突然間の抜けた音が、座り込んで折り畳まれた少年のお腹から聞こえる。
「…やばっ… そういえば、お昼からゼンゼン食べてなかったや。
…市場に何か、買いに行っとくんだったなぁ…」
食用ではないが、美味しそうとも思える一部の素材の香ばしい匂いに、
空腹であることを脳よりも体が思い出してしまったようで、
生憎、パンや干し肉や果物など、覚えている限りのめぼしい食べ物は、
ちょうど在庫がなかった筈。
「―――夜からだと、うぅん…酒場とかかぁ…
一人でいくの、怖いなぁ。」
と、夜食と呼ぶに相応しい、この時間に料理を出してくれる店などは、
ほぼほぼ酒場のたぐいだろう。
奇異の目で入店を断られたり、他の客からからかわれたりするのもおっくうだなと、
どうしたものか困った様子で紅い瞳が篝火の揺らめきを映し出し、うとうとする。
■タン・フィール > そのまま微睡みの中、心地よさそうに焚き火で温まり…
目が覚めたら、食事を求めてでかけただろう。
ご案内:「焚き火」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「メグメール自然地帯 街道」にガラティルさんが現れました。
■ガラティル > 「――――…」
夜に近い時間の街道、そこをゆったりと、ふらふら歩く姿がある
皮の鎧と皮のズボンを纏い、めったに見ない薬草と…魔獣と思しき皮を持って。
これを街で売るついでに獲物を探すつもりではあるが
だが彼の欲望は場所を選ばない。
もし、こうして歩いている途中にふらふら歩く姿を心配されたり
あるいは、持っているものについて聞かれれば、自分の都合のいい場所に誘導しようと。
「―――――」
どちらにしても、街までたどり着けば一つの目的は達成。
ただ、獲物を得るチャンスは逃したくないと、殊更にゆっくり、歩き続けている。