2019/03/21 のログ
■タン・フィール > 「―――ん…?…あれ、 あれあれ、え…ちょっと…?」
3羽…5羽…7羽…
徐々にその数を無遠慮に増やしていく蝶たち。
どんなに美しい姿の蝶でも、視界と制御の許容を超えると、不気味に思えてくるのが不思議なもので、
別に蜂のように、刺されたり食いつかれるわけでもないはずなのに、
だんだん無節操に増え、どこまでも追いかけてくる夜光の蝶たちに、
背筋がぞわり、と冷たいものを覚え始める。
「わぷ、ちょ、ちょっとまって、まてって!わっ~~~」
さらに10を超える夜光蝶に追いかけ回され、群がられて、
公園を走り回る。
子供の脚力で揺れる夜光花の軌跡と、それを追う蝶の集団は、
事情を知らずにイルミネーションとして見れば、大変な見ものである。
■タン・フィール > そのまま喜劇さながらに、大量の蝶に追い立てられながら公園から逃げ出す。
ご案内:「夜の公園」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」にリスさんが現れました。
■リス > マグメール王国の平民地区と、富裕地区の境目大通りにあるレンガ造りで4階建ての商店が、ある。
トゥルネソル商会、王都マグメール店という一つの商店である。
その店の特徴は様々な物を安く仕入れて売るというものである、品揃えは豊富なのだが基本的には大量生産の量産品である。
大量生産といっても、品質には拘わりを持ち、唯の安かろう悪かろうではない事は確かだ。
その商店は珍しくも4階建ての商店であり、その分様々なものを取り扱っている。
日用品、冒険者用の道具、武器、防具、衣料品、医薬品、馬車や船、などの移動サービス。
金貸しに、奴隷売買まで。
考えつく商売のアレやこれやを詰め込んだ商店というべきその商店だが、とある縁で竜と共にあるようになり。
竜を使った移動、宅配サービスも行うようになっている。
故に、最近はそれなりに忙しい模様。
様々なお客様に対応しながら、少女は店内を駆け回る。
とてとてとて、とてとてとて。
――――実は店長、運動に関しては鈍臭かった
■リス > 店内を走り回るリス、その理由は、今はお食事の時間だからというのもある。
ただいま店内、肉や魚の割引セール中でなのである。
二時間くらい前からやっているのだけれど、奥様達大反乱というレベルで集まって買っているのだ。
いくら新鮮なものを集められるとは言え、保存は難しいものだから、夕方になれば大量に安く売る。
だから、それを狙って奥様達ややって来るのだ。
店員たちに指示を出し、パタパタとてとて走りまわり、少女は指示を出す。
それに生活品の二階だけにいることもできないので、少女は三階に登ったり一階に降りたり。
たまに来るお得意様の対応もしないといけないだろう。
一旦店が落ち着くのを待って、事務室へともどることに。
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」にアッシェさんが現れました。
■アッシェ > 店員に交じって しっかりちゃんと働いている人になった竜がそこに。
大賑わいの商会 肉魚鳥の割引セール。普段も混んでいるけど今日の比じゃない。
店員は物理的に移動をしないとならないのが大半だが、この少女スキルを駆使して移動をするずるっこだ。
いつの間にかいなくなったり いつの間にか二階にいたり、いつの間にか一階にいたり、
いつの間にか三階にいたり。残像を残して それは残像です、をやらかして子供を驚かせたり。
…多少禄でも無いが、手伝いという名の店員?をやっていた。
見た目は小さいが一応竜なので、奥様方大混乱セールに呑まれる事無く、店が落ち着くまでは対応してる。
「ありがとうございましたー」
なんか 嵐が去った気がする。大きな群れと化した最後等辺の奥様を見送った後は 疲れたわぁ、と
こきこきと肩を鳴らして解す 微妙に年寄りくさい動きをしていた。
■リス > 安売り時の奥様は一個の暴力装置だと思う。
なんというか気迫が違うのだ、いい物を安く大量に、万人が考えることではあるが、だからこそそれが際立つというか。
店員たちもなれているからこそなんとかなると思うし、今日はいつもとは違う強力な助っ人もいたからんとでもなる。
少女は一階の事務室でお茶を二人分準備をする。無論お菓子も、だ。
そろそろ、独特な口調の嫁が来るだろう。
彼女に関しては、どんな風に来るのかがわからないけれど、来るというのは絶対だ。
だって私の嫁だもの、自信満々である。
むしろ来なかったら、拗ねる。自信ある。
「――――。」
と、思考がそれた、休憩の準備をしつつ、いま現状を掘り起こそうか。
奥様ラッシュは終わったから、あとは……冒険者がパラパラとくる、そのくらいか、と。
■アッシェ > 大きな視れと化した奥様方は止められるものならとめてみぃ 的な止まらない欲望の塊だ。
無茶苦茶な欲求に答えるのが商人としての務めだろうが、商人として生粋の教育を受けておらず、
また育っていないのもあるので、基本的な店員の受け答えは全て 店長リス及び先輩店員や、
他下男に至るまでの対応をつぶさに見て盗んで応用して覚えましたとも。
…副店長だか分からん役職あった気がするが、今も何だろうか。
いや、まぁ 軽い出入り口の掃除くらいはしないといけない気がしたので、いそいそこそこそ。
それが終わると ほなよろしくぅ、と店員に任せて事務室へと移動をする。
普通に歩いて残像でも影分身でもなく きちんとした実身で事務室へと現れた。
「おつかれぇ。」
独特というか単に訛った言葉遣いの嫁です。
冒険者…まぁ 他にばいおれんす対応が出来るドラゴン店員が何人かいるので 大丈夫だろうと意識をリスへと。
■リス > セール時の奥様達は、本当にすごい勢いでしかない、語彙力が消滅するくらいに。
アッシェの対応能力というか学習能力はやはり図抜けているというか竜スゲエというぐらいに、そつなくこなしている。
生まれてこの道一筋の少女がそう思うのだった。
ちなみに、ちゃんと副店長です、正式に任命してます、アッシェ様はこのお店では二番目に偉いのです。
暫くの間のお茶の準備をしていると、戻ってくるアッシェ。
普通に入ってくる彼女に、視線を向けて、にこっと微笑んで見せた。
「お疲れ様、アッシェ。
お茶の用意できてるから、少しばかり休憩しよう?」
独特に感じるのは、彼女の訛りかたなのであろう。
異国の人が喋る自国の言葉は、自国の言葉を聴き慣れている身としては、そういうものなのだろう。と
自分を見る彼女、おいでおいで、と手招き、ソファー、自分の隣をポンポンと叩く。
■アッシェ > 副店長に任命されていようが、基本見た目に則って丁稚的な動きをしている。
然しこの副店長 ドラゴン急便の配達もしてしまう為、肝心な時に居らず役に立たない事も時々。
まぁ ドラゴンの大きさたるサイズが危険な事もあって、近場は人の形で動いてる。
遠くの場合は 賑やか担当で仕方なくドラゴン形態で騒ぎが多少。
によにようふふ的な笑みを浮かべて どことなーく色気は出しても
聞かなさそうな 我が伴侶にして対等に任じ、大輪の薔薇のように気高くて竜姫の御傍に、
そつとなーくおとなり至近距離に露出している太腿をぴたっとつける位に密着を。
「休憩 いい響きにして 卑猥な感じも匂わす。
ええ響きや あないに激しいセールは暫く かんにんや? なぁ、りぃすはぁん?」
耳元に囁くように甘ったるしく蕩ける声を囁くように告げ、どのくらい休めるんやろ?なぁ?と
かぴとぴと、と密着して。その振る舞いは三女ラファルと違った 人妻的背徳色気に満ち溢れていたり。
■リス > それでも、彼女は副店長であるし、居なくなる事は最初から織り込み済みといいますか。
むしろ、ドラゴン急便や酒造の方面が忙しいので、来ることが希だという認識。
それに、彼女となら、こう、魔法の力か何か、絆の力なのか離れていても会話ができるから、問題はないのだ。
でも、お店の中とか、おうちの中でドラゴン姿はやめてください。
「はい、どうぞ。」
お隣に腰をかける彼女、ぴっとりと密着する彼女に、寄り添うようにしながら、彼女が元居た国で飲まれているらしい緑のお茶を差し出そう。
お茶菓子もそれに合わせた、オセンベなるものである。パリパリの食感が好きだ。
「ふふ、ご休憩、したいの?
今日はもう大きな波はないし、書類まとめればもう、家に戻ることはできるわ。
いいなら、今から家に帰って、アッシェのこと、抱きたいな。
それと。
このセールは毎日のことだから、ね?アッシェちゃん?」
甘くとろける人妻ボイス、ねっとり耳元を犯すようなその声に、くすくすっと笑って少女は言い返す。
ぽん、と思い出したように手を叩いて。
「こないだの、ラミスさんとの面接の結果。
……アッシェの秘書にすると決めたわ、あの子貴女のそばにいたいって。
だから、シュロス付にするつもりだから、優しくしてあげてね。
送り迎えは急便の子を使うつもりよ。」
彼女の愛人が働きたいと言ってきたから、面接をして要望を聞いた。
その結果を、一応伝えては置いたけれど、ちゃんと面と向かって、伝えなおすことにした。
■アッシェ > 月に1~2回位だけでもマシな方です。
殆ど外回り状態の長距離~急便と酒造その物の経営が年中大変なんです。
需要と供給があるのはいいんですが、最近注文が集中している気が。
お店の中と家の中でドラゴン姿は無理だろう、全長500mなんだ、何もかも崩壊は必須。
精々変化しているのは 人外見たる赤と黒とレアのどれか。
「ふふふふ」
ぺろりと唇を舌で舐めて舌舐めりを。おいしそう と お菓子を言っているのか それともリスを言っているのか!
前者は食べ物だが 後者は…! 事務室で言うような言葉じゃない。
いや、事務室で抱いた事は数回ありますが、先ほどの忙しさで何か気分が高揚しているのかもしれず。
「ご休憩ぇ。毎日 せーるやってはるの?
うちはあかんわぁ、毎日は縛れてまう。
今日は盛っているから 色々と明日は腰砕けになるぇ。」
耳朶の中も侵…しません。蕩ける甘声は標準装備です。
面接はきちんとしたらしい、まぁ 落とすような事はなかったと思ったが。
「うちの秘書かー シュロス付だと人の体じゃぁ、あそこはあかんなぁ
何故かって 人の体に対応してらんよ あの島。とてもじゃないけど、
人が住む様に繕ってないし、今から魔改造するにも…間に合わへんし。
送り迎えって 竜使わんでも 使えるのがあるやろ 忘れたん?」
秘書 それもシュロス付。あの秘匿秘蔵謎だらけの謎島付けにするのか。
秘匿と秘蔵は然したる秘密はないただ謎は鱈腹ある。送り迎えを竜にするつもりらしいが、
忘れているんだろうか?『祠から行けるやろ』と言っておこう。
困った顔をして シュロス付…とぼやいて やはり 改造するか!、と何を改造するのか リスを見てニヤリと。
■リス > 今日は、標準状態の黒い少女の姿。たまに赤い姿になるのは見るのだけれど、それはそれで綺麗で少女は好きなのだ。
もっと見せて欲しいと思うのだけれども、レアらしい。見せてくれないのは残念無念である。
「あら、いいのよ?」
美味しそうに関しての返答、ええ。事務室であろうとも、彼女が求めるならいいのです。
お仕事も落ち着いている時間ですし、今は奴隷の店員や竜の店員で充分回るので。
したいなら、ここでする?とそっとその柔らかな胸に手を這わせて、下から見上げるように見つめる少女。
「だって、肉も魚も生もの、だもの。
保存するにも限界があるから、そういうのはぱぱっと売り切るの。
でないと、腐っちゃうわ。
日常的にしてるから、店員は、みんな慣れてくれてるし、大丈夫よ。
ふふ、じゃあ、腰砕けになってもいいわ、帰ったら、しましょう?」
どうせ、明日は休みだし。
少女はニッコリと決めてしまう、大丈夫、竜になって体力は付いたから、彼女の性欲にいつでも付き合えるのだ。
「大丈夫よ、そこは考えてあるもの。もうひとつの仕事として、私の護衛もお願いしているわ。
シュロスが完成してないのは聞いていたけれど、そこまでだったのね。
じゃあ、完成して人が住めるようになるまでは、私の護衛を中心にしておくわ。
……ほこら。」
ええ、ええ。知っております。
でも、祠の使い方がわからないのです、お祈りする場所とまではなんとか。
商人一辺倒で商売一辺倒、魔力の魔の字もなかったお嬢様は、未だに祠の使い方が説明できません。
なので、竜の送り迎えが先に出るのです。
あと、家に関してはいろいろ言いますがシュロスはあっしぇの場所ですし。
こう、戦闘要塞とかそんな改造でなければ、何も言いません。
それに、今回の改造は、人を受け入れるための改造、でもあるみたいですし。
■アッシェ > 本当にレアみたいなのが見たければ 常時レア状態の長女竜雪を呼んで来ればよい。
あれは赤レアに非常に似ているような内面と外面がある。と思うが、そもそも竜雪はアッシェよりこの店に寄り付かない。
人見知りが若干あり過ぎて、店員にするには性格に問題あり。
「ここで抱くのは 味わえないわぁ あかん」
スるんやったら ベットの上で優しく抱くわぁ と囁くようにして彼女の太腿を優しくスリスリ。
彼女からは胸に添えられ上目遣いされたが そこで 狼さん宜しく飛び掛らない。
「冷却魔法とか冷凍魔法とかしたらええんとちゃうか。
それ系統の魔石置いたやろ、竜胆がこの前作くぅてたで。
ほなら 今日は寝かせへん… 楽しみや」
明日までねっとりべっとりどきゅん的な事をしていいのか。
そう思うとナニカが爆発しそうな竜は うへへ と締まりのない顔を。
「いやぁ、魔力の濃さがあり過ぎて 人やったら魔力酔いするだけや。
リスにやったような儀式をしたら 解決するんやけど。
酒作るのに 魔力とか鱈腹使うんで、魔力の濃さは相当あるぇ。
濃厚的に孕む位にねっとりとたっぷりと。
祠の使い方 二礼四拍一礼 で拝み、頭の中で接続と移動先を思って 転移って言えば移動するん。
接続の部分で人やったら 無理やな!この辺は竜雪が弄ったから、
うちやない。仕組みはあの子に聞いてな。」
祠の使い方は基本 祈る場です。ただ祈る時に一定の資格とやり方をすれば移動可能です。
あの島 色々とあるけど 今はただの酒造と竜の巣です。人の精神で行くと持ちません…!
■リス > そういえば、と思い出す。
長女と殆ど遭っていないのだ、生まれてすぐアッシェが育てると引き取って、家に住まうようになってからは少しは家にいたが、直ぐに陸文洞へと。
そして、今はシュロスで殆どを過ごしてるらしい、家に来る時もあるけれど、たまにであり、少女自身顔を合わせたりしっかり話す機会がない。
ちなみに言えば、次女の竜胆も、店の店員には向かない。
あれは、お客様に物理的に手を出したり暴言だのなんだの。
竜雪以上に性格に難ありなのだ。
「今度竜雪と、食事の機会を作らないとね。」
たまに過ぎるし、もっと母娘の時間を作らないといけないだろう。
うん、と決意を胸に刻み込んだ。
「じゃあ、おうちにかえって……ね?」
どちらかといえば、ベッドの上の方が好きな少女は、太ももを撫でる彼女の手に己の手をおいて、ニッコリと笑ってみせる。
じゃあ、また後で。耳元に甘く囁く少女。
「それをすると、コストがね。
魔石……か、なおさら竜雪と相談しないとね、魔石の作成コストと時間とノウハウ。
割に合うなら、いいと思うし。
―――今日だけ?」
初めての子づくりの時、人間のままで三日三晩の耐久だったよね、そんなに短くていいの?と彼女を眺める。
締まりのない顔に、そんなケチケチ言わないわ?とニコニコ顔。
「あの儀式は、あまりして欲しくないわ?
いけない事、よ?
怒られちゃうかも知れないし……私、嫉妬しちゃう。
――――それって、移動先知らないと、移動できないわよね?」
祠の使い方を聞いて、ふと思ったことを言う。
ええ、移動先を思い浮かべるには、移動先を覚えないといけない。
初めての人は使えないんじゃないだろうか、と首をかしいだ。
■アッシェ > 長女は純粋にドラゴンとして育ちました。
古の武人とアッシェの悪い癖たるアサシン技能と魔導士のスキルを育ててあの結果。
ほぼ人里に居らず シュロス在住の極み。まれに帰宅しては過ごしリスと遭遇する前にとっとと帰還。
自宅に部屋はあれど 本人がほぼ不在の為、ただの荷物置き場と化してきた気がするこの頃。
「・・・・・・・・・・・頑張って。」
その間は何だ。そしてちょっと視線をずらして遠くを見つめてる。
冷めてきたお茶をずずっと飲み 深呼吸を少し。
帰宅したら お楽しみが待っているのもあるので 一旦それは置いとく。
「今日だけ。明日は…ラミスに会わねばあかんねん。
仕事内容とシュロスの行き方を考えないとならんて。
儀式無理やったら シュロス付は無理や。人やったら3秒持たん。
そんだけあの島濃厚に満ちてるん。嫉妬で刺されるのかうち。
そうやな、一度位は 竜で移動しないとあかんなぁ。」
初めての人は一緒に移動する事で覚えると思う。んーシュロス付はなくなりそうだな、と思ってきた。
人竜から竜が入る事が出来る島と化した酒造地。考え込むも改造は間に合わず、魔改造は反対され詰んでる。
秘書は無理やろ、とそこに落ち着きそうになってきた。
徐々に考え込む顔になり 俯きそして腕を組み ため息を深々と。
■リス > 「アッシェから一言言っておいて欲しいな?」
頑張って、というのはわかるが会えないことにはどうしようもない。
先ほどの魔石の件もあるし、ちゃんと会える彼女に、伝えて欲しいのである。
自分でどうしようもないのなら、人にお願いするというのも、頑張るということであるのだ。
自分に出来ることをすべて模索しているということなのだから。
「あら、それは残念だけど、それなら仕方がないわね。
今日一日、後でよろしく、ね。
ね、シュロスの改造、全部とは言わずに、一部だけでもできないのかしら?
魔力の抑えられる場所を作る、とか。
魔力に酔わないような―――服とかアクセサリ作る、とか。
刺すわ。ええ……かたぁい、棒で。」
はい、刺すといっても、包丁とかではなくて、性的なほうです。
にこやかに少女は言い切りましょう、組み敷いてアンアン泣かせるからね、と。
魔改造は、反対するけれど、今回のは目的のあるちゃんとした改造であるし、別に反対する気はない。
なので、少女から提案することにした。
そういうことはできないのかしら、と。
■アッシェ > 「仕方ないなぁ 伝えとく」
どうせ明日位に会うし。一言で済むので楽と言えば楽。
仕方ねぇな的にいうが頼られれば どーんと頼れ!と言ってしまうおバカ。
「今日は激しくなるなぁ 床が抜ける事が無い様に頑張るわぁ。
…島全部を覆ってて無理や。あと島の構造上無理。ぐるっと外輪山が囲ってて逃げ場がない。
服とかアクセサリーは出来なくもない。
もう孕むのはやめた方が…うち 的に許容範囲がそのぉ」
もう子供三人いるやろ、ぶっちゃけ無理あるやろ、
子供育てるのに色々と入用が、とか妙な事を口走り始めた。
そして 啼くのは うちの方か! とガーンと絶望になる顔。
■リス > 「ありがとう、アッシェ、大好きよ。」
やれやれという雰囲気であっても、ちゃんとお願いを聞いてくれる彼女。
嬉しいしありがたいから、それを感謝の言葉にしてみせる。
ついでに、愛の言葉を放つのは愛してるからである。
誰かが見てればなんだこのバカップルと言われるだろう。今は二人きりだが。
「そのために、竜胆が家の強度を、上げたのでしょう?
なんか魔法の力ではないみたいだけれど。
取りあえずは、服とアクセサリーで、魔力中和のそれをお願いしたいわ。
あの儀式はあまり使ってほしくはないし。
あと……シュロスがそんな状態なのね、知らなかったわ。
ふふ、次に子供を産むとしたら、アッシェの方、だから。
私、もう2人もアッシェの娘を孕んで生んでるんですから。
とはいえ、そうね?
しばらくは様子みないといけないわね。」
子どもを育てるに関しては、竜のメイドというベビーシッターとかいるし。
別に雇うのもいいだろう、とはいえ、無理にとは言わないので。
絶望になる顔、そりゃ対等だもの。
ちゃんとアッシェも、自分の下で鳴いてもらわないと、自分ばかりは不公平よ、と。
■アッシェ > 「・・・・・・・・・・・・・・・・・うへ」
なんだその妙な漏れ声。面と向かって頼られるのに慣れていないらしい。
二人っきりなのに愛の言葉を口にしない少女。本当に二人っきりにならないと言わないつもり。
挙動不審になってきた気がする。徐々にきちんとしている少女がスライムになるのも遠くはない。
「強度上げたんか。その辺はわからへん。
家は弄ってないし…温泉と祠と部屋以外は。
服は…サイズはわかる。アクセは指輪でええやろか。
儀式に嫉妬する リス素敵。
うち あまり生めな…いで。」
許容範囲が微妙にない。そして そろそろ滾って爆発しそうな気がする
そろそろ 取り合えず 帰るか とお菓子を食べてから お茶を一気飲みをし、
軽く身支度をし出した。ややあって 二人そろって 愛の巣に帰宅したことだろう。
その後どうなったかは 知らん。
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」からアッシェさんが去りました。
■リス > 「もう、可愛いんだから、あっしぇは。」
漏れた声に、その様子に少女は笑ってみせる。
竜で神であるはずの彼女のその様子がもうおかしくて。
スライムのようにとろけていく彼女、背負って帰ろうか、姫抱きで帰ろうか。
「ええ、彼女が言うには……。
そりゅうしからあっしゅくしてそのままの形のまま、物理的にきょうどを上げておいた。
とのことよ、だから、ドラゴンが乗っかっても大丈夫って。
多分、今の姿のアッシェの全力にも、ギリ耐えられるって。
ええ、出来るなら、お願い。
私は、多分大丈夫だと思うの、アッシェと繋がってるし、一応、竜だし?
だから、ラミスとゼナの分をね?
解ってるわ。だから無理は言わないのよ?」
許容量に関してはまあ、強い種族ほどそういうものである。
帰るか、という言葉に笑って立ち上がり。
あとはお願いね、と店員に言って。
二人は家に帰ったのであろう――――
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」からリスさんが去りました。