2019/02/22 のログ
ご案内:「町外れの薬屋」にタン・フィールさんが現れました。
ご案内:「町外れの薬屋」にタン・フィールさんが現れました。
タン・フィール > 町外れの野原に不定期で設営されるテント…
それは近頃冒険者や酒場で話題になる、この国に来たばかりの少年魔術師の薬屋。

冒険の支えに、夜のお供にと、並の薬とはかけ離れた効き目に、
今日も噂を聞きつけた客がちらほらと現れては、
様々な用途の薬を求め、望み、手にすれば満足して帰っていく。

「…ありがとうございましたっ。 …ふうっ…ちょっと休憩…」

両性具有のパーティ一行に、
性欲を抑える薬と、性欲を高ぶらせる薬を調合し渡し終えて、
一息ついたのは、まだまだあどけない少女のような容姿の少年薬師。

うーん、と背伸びしながらサイズの合わない大きな椅子にもたれかかりつつ、顔が少し赤いのは調合中の媚薬を少し吸ってしまったのと、
渡した薬の使いみちに思いを巡らせたから。

ハーブティーを飲んで落ち着こうと、薬草を湯煎するための器にそのまま真水を注ぎ、
それで飲んでしまおうという子供らしい横着さで、
じっと次のお客が来るまで本を読み、時間を潰す。