2019/02/16 のログ
ルキオラ > 「お金もいいんだけど、そろそろエネルギー源もほしいんですよねえ」

ルキオラにとってのエネルギー源とは食事……ではなくて
人間に類する生き物の体液だ。
こればかりは安定供給が望めない。
いよいよとなれば適当な動物のものでもまったくかまわないのだが、
ルキオラだってできれば可愛い男の子や女の子のほうがほしい。

ルキオラ > とは言ってもなかなか、体液くださ~いと言ってくれるような人はいないのである。
まあそのうち知り合いにねだるか娼館にでも赴くかな~などと考えつつ
今日の残りの時間は暮れていくのだった。

ご案内:「ルキオラのアトリエ」からルキオラさんが去りました。
ご案内:「リリーのお店」にリリーさんが現れました。
リリー > (待ち合わせ待機中です)
ご案内:「リリーのお店」にアクラさんが現れました。
リリー > 今日も閑古鳥の鳴く店…ではなく、店の奥の自宅スペースに居るリリー。
先日、首なし騎士ならむ首の取れたスケルトンを討伐したことで入った臨時収入で自宅部分を増築することが出来た。

元々一人で寝るだけの広さしかなかった部屋がワンルーム程度の広さへと拡張される。

一つであったベッドも二つになり、お互い広々と寝ることが出来る様に。

自分専用になったベッドでゴロンゴロンとひっくり返っているリリー。
時刻は昼過ぎ。 本来ならば店を開かねばならない時間なのだが。

「最近お金に余裕あるし、暫く働かなくていいわね。」

元来、生粋のナマケモノでもあるリリー。
臨時収入が入った途端、研究も店もほっぽり出して怠けている。

アクラ > 「んん...」

新しく与えられたベッドの上でゴロゴロリ
毛布を引っ張ったり色々するのだが...

「寒い」

一言不満を漏らす
ベッドが変わるとこうも違うのかと考えるがすぐに違うと気づく
圧倒的に変わったことが一つ有るのだ

「......」

リリーの眠るベッドに近づきゴソゴソと中に潜り込む
胸の辺りでくっつけば途端に暖かくなってくる

「これだな....」

くぅ...とまた眠りにつく
家主を湯たんぽ代わりにしながらの二度寝は格別だ

リリー > 「…折角ベッドを増やしたのになあ。」

ベッドの上で転がっているうちに、小さな同居人が侵入する。
久しぶりに一人で広々と寝られると思っていたリリーは重くなった頭を垂らして。

とはいえ、追い出すのも心が痛む。

「はいはい、くっついて寝ましょうね。」

ベッドに入るや否や眠りにつくアクラちゃんの頭を撫でると、仕方なしに仰向けになり天井を見上げる。
そのまま自分も寝てしまえば問題なかったのであるが。

「…全然眠くならない。」

さきほどまで惰眠を貪っていた所である。
いきなり寝ようと思っても簡単に寝れるものではない。

「どうしようか。」

サイドテーブルに手を伸ばすと、昨日買ったばかりの本を読むことにする。

アクラ > 「.....むっ。」

瞼はまだ半分ほど閉じているがお腹が空いたと音が鳴る
リリーの方を振り返ればなにやら本を読んでいる
折角の穏やかな休日に読書をじゃまするのは悪い...

「リリー腹が減ったぞ。ご飯にしよう」

そんな思いやりはどこへやら
食事を要求すれば続いて自分も本を覗いてみる
相変わらず何が書いてあるのかさっぱりだ

「文字はやっぱり模様と変わらんな。」

リリー > 「えぇーーーー…。」

折角本を開いたと思えばこれである。
リリーは口のヘの字に曲げ、不満そうな表情を隠さない。

「冷蔵庫にお肉入れてあるでしょ。
私の分はサンドイッチがあるかた一緒に持ってきて。」

尻に根が生えたように、動かない女。
本のページをペラリペラリと捲っている。

「アクラちゃんも本読みたいの?
それなら文字位は教えてあげるけど。」

リリーはこっちに来て日が浅い。
生きていくことはなんとかなっているがこの国そのものへの理解がまだまだ足りない。
故に今はこの国の社会や歴史について書かれた本を読んでいる。

アクラ > 「料理しないのか?
リリーは生のまま私に食べさせるのか?」

アクラが知ったすばらしき技術
それは料理だ
料理された肉の味を知ってからはなるべく料理を求めるようになった
今も肉のままの状態だろうと不満げだ

「読みたいわけじない。よくわからないだけだぞ。」

文句を言いながらも冷蔵庫に向かい肉を頬張りながらサンドイッチを運んでくる
ご飯が有れば以外と働き者なのだ

「そんなのを読むより錬金術を鍛えた方がいいんじゃないのか?
強くなれるぞ。」

勉強の意味すら理解していないアクラからすればまさに言葉の通り
鍛錬でもした方が役に立つのではと思えているのだ

リリー > 「今読んでる所じゃない…。」

茶色い髪をくしゃくしゃと掻きあげる。

(余計な事を教えちゃったわね~。)

それでも今日は本を読んでいたい。
女は強い意思でベットの上に居座ることにした。

「あら、気が利くじゃない。」

生の肉を口にしながらサンドイッチが運ばれる。
サイドテーブルに置いてもらうと、本を読みながら一切れずつ口にする。
中身は肉や野菜の入ったよくあるサンドイッチだ。

「私が使っている術は錬金術とはまたべつなの。
それに戦闘は止むを得ない時だけ。
それよりこうして新しい事を知る方が面白いわよ。」

本を読みながらもっしゃもっしゃと口を動かしているリリー。
やがてサンドイッチも食べ終わり。

「そうそう。 持ってきてくれてありがとう。」

近くで肉を食べているアクラちゃんの頭を撫でようとする。

アクラ > 「私のご飯はそんな本より重要だぞ!」

ジトっと睨むがそれだけ
本に敵対意識は持っただろう

「持って来いと言っただろう。
...戦う力があるのだからそれで稼げばいいじゃないか。」

頭を撫でられながらアクラは悩む
あのスケルトンを倒した報酬はこの店の稼ぎのいったい何日分なのかと
だがリリーはそれでの稼ぎにはやる気をあまり見せずこの店にこだわる
それが何故なのかアクラにはまだわかっていないのだ

リリー > 「そんなに怒らないでよ。
晩御飯はちゃんとしたの作ってあげるから。」

どうにも上手く行かない時がある。
小さい子を抱えるとこんな感じだろうかと本を読みながら僅かに視線を動かす。

「ちゃんと言う事聴いてくれたから撫でてるんじゃない。
これからも頼んだことはやって頂戴ね。

性分的に戦闘向きじゃないのよね~~~。
本当はアクラちゃんと戦った時も相当怖かったんだから。
それに勝てる相手だとしてもなるべく戦闘はしたくないわね。
痛いのは嫌でしょ?」

訳が分からないと言いたげなアクラちゃんの表情。
リリーは頭を撫でながら本を読み続ける。

「…街の外に行けば市販本では載ってないような情報が記された本があるんですって。
ちょっと興味わかない?」

アクラ > 「ならいい。楽しみにしてるぞ!」

ニパッと笑顔を浮かべ鼻歌を歌う
本当に機嫌がいい、一周回って扱いやすいかもしれない

「リリーの言うことはちゃんと聞いてるぞ?
痛いのは好きじゃないけど沢山ご飯を食べられるなら頑張れるぞ。
だからあそこにいたんだしな。」

争いの絶えない砦
あそこは身の危険を無視すればとても狩り場に適していた
何せ放っておいても相手から獲物がやってくるのだから

「市販本に載ってない...おいしいご飯のこととかか?」

興味は有るようだがやはり食事絡みだった

ご案内:「リリーのお店」からアクラさんが去りました。
ご案内:「リリーのお店」にアクラさんが現れました。
リリー > 「ちなみに、何か食べたい物ある?
無いと買いに行かないといけないから。」

もう少し慣れてきたらアクラちゃんに買い物に行かせようか。
上機嫌に鼻歌を歌っている位だ。お駄賃を渡せばやってくれそう。…などと考えていた。

「ありがと。 ついでにあっちのベットで寝てくれるともっと嬉しいわね。
頑張るの良いけど、あまり戦闘の絡まないようにしたいわ。
ただねえ、戦闘が絡むと稼ぎはいいのよね~~。」

本を置いてから、サイドテーブルに持たれる女。
溶けた餅のようにぐだぐだになっている。

「そうじゃないわ。この本によると、この国は明らかに隠されている秘密がたくさんあるんですって。
私の世界だとこの手の話は陰謀論だとか言ってあまり真剣に取り合わないのだけど、
こんなに物騒な国ならそういうことのあるのかなって。
別に知った所で世間に公表なんてしないんだけどね。」

食い気しか頭にないアクラちゃんに本で知った内容を説明するリリー。
調べるとなると、当然街の外の遺跡に調査に乗り出す必要があった。
何故なら街の中ではリリーが入ることのできる範囲の場所でお目当ての資料が見つかるとは到底思えない。

アクラ > 「油がいっぱいな奴。人間ならもっと良いけどだめなら油いっぱいのが良い」

最近だと美味しい料理であれば肉そのものには拘らなくなってきた
それでも数日に一回は肉!肉!と言い出すのだが

「それは嫌だ。寒い、リリーが暖かい。」

寒くなくなったらそうすると言い切り分かれて寝るのはお断りした
なら戦え、と言いかけたが溶けかけてるリリーに無理だなと判断することができた

「隠された秘密……それは物凄く美味しい物だったりするのか?」

少しワクワクしてきた
この国が隠そうとする美味な物、そんなものが有るかもと思えば興味が湧かないわけがない

「遺跡に行けばそういうのが見つかるのか?そうなのか?」

リリー > 「油がいっぱいねえ…。 豚肉でも揚げたらいいかしら。
あ、でも高かったら鶏肉にしようかしら。」

最近は人の肉よりも色んな料理に興味が向いているらしい。
どちらにせよ錬金か調理をする手間はかかるのだが、錬金で人の肉を作るよりは手軽である。

女は市場でどんなものが安かっただろうかと必死に思い出している。

「私の価値は温かいってことだけ?
それなら湯たんぽを作ってあげるからそれで一人で寝てみる?」

抱きついて寝るのが良いのかと思っていたが、理由はとてもシビアであった。
テーブルに横顔を載せたリリーはなんとか一人で寝れるようにごそごそと。
空っぽの湯たんぽを取り出すと、ベットの上に載せる。

「これにお湯を入れて抱いて寝たら温かいわよ。

…多分、食べ物じゃないと思うのよね。」

やる気になっているアクラちゃんに水を差すようだが、後でがっくりされるのが
用意に想像できた。 

「遺跡にいけば見つかるわね。 お金になりそうな物が手に入ったらケーキ位なら買ってあげられるかも。」

アクラ > 「色んな肉でもいいのだぞ?」

肉が高価なのも知らないのでさらに無理難題を繰り出す
だがリリーは渋い顔…もしや自分で狩りに行けば?と妙案が浮かぶ

「……だめだな、硬いし匂いもしない。」

こんこんと湯たんぽを叩いて不合格判定
暖かければそれでいいという訳でもないらしい

「…リリーは私と寝るのは嫌なのか?」

少し寂しそうな顔でそんな事を尋ねる
そして食べ物だ無いと聞けばその目から完全に興味が消え…

「ケーキ!」

なかった。
燃え上がるケーキへの欲望にやる気は十分だ

リリー > 「狩にいくのはいいけど、人が飼ってる動物と人を襲ったりは駄目よ。」

放っておけば何をするかわからない不安が残る。
女はアクラちゃんの思考をなんとなく想像がついたので先に釘を刺しておいた。

「駄目か~。 私の故郷だと皆使っているのにな~。」

どうやらお気にめさないようだ。
リリーはつまらなさそうに無用の長物と化した湯たんぽをベットの下に仕舞いこむ。

「嫌じゃないけど、狭くなるじゃない。」

ベットを分ける作戦は失敗のようだ。
後でベットをくっつけるようにするしかない。

「やる気になってくれて良かったわ。
じゃ、遺跡の場所を探しておくから見つけ次第二人で調査にいきましょう。」

その後は本を読み、時間が来れば買い物に行ったりと落ち着いた時間が流れていったようで。。。

アクラ > 「んー……見分けがつかんからやめとく。」

牧場を見つければ小躍りして走り出すだろう
刺された釘は深く突き刺さったのだ

「そんな硬いのよりリリーの方が気持ちいいからな。
狭くてもいいじゃないか、それか私が寝るときは猫にでもなるか。」

そうすればベッドのスペースは気にならない筈
今夜あたり実践してみるのも悪くない

「分かった。じゃぁ……見つかるまでまた寝るか。」

リリーの様に活動的には過ごさずベッドの上か冷蔵庫の前に居るかの二択だった

ご案内:「リリーのお店」からアクラさんが去りました。
ご案内:「リリーのお店」からリリーさんが去りました。