2019/02/12 のログ
ギュンター・ホーレルヴァッハ > 「ほう、良い余興だ。乗ってやろうじゃないか。ホーレルヴァッハの嫡男に罰を与える機会など、滅多に無い事だ。存分に考えるが良い。…尤も、貴様にそれほどの理性を残してやるつもりは無いが」

それは、勝負に乗りながらも少女にソレを告げる機会は与えないという宣告。逆に言えば、敗北を喫する可能性があるのは己だけという事でもあるのだが。
そんな条件でありながら、その笑みは高慢にして傲慢。己の敗北等決して有り得ないと自負する、強者としてのモノ。

「確かにお前の言う通りだ。獣が獲物を喰らうに理性等必要無い。牙を突き立て、貪り、味わう事のみを考えれば良い。
……だが、獲物を喰らうまでの狩りは、獣であろうと知恵を絞る。貴様が此の部屋を訪れた時点で、俺の狩場に迷い込んだ哀れな獲物であるならば、それを如何に全て喰らい尽くすかというのは、獣の本能と同義であろうよ」

己の行動が理性的だと告げる少女に、口元を歪めた笑みと共に言葉を返す。
少女が己に対して獣性を見せろと告げる言葉そのものに、少女の性への渇望を。肉欲に溺れたいという昏い欲望を感じるが故に。そしてそれこそが、己の求めている事なのだから。

そして少女の思考通り、少女の秘部へと肉棒が擦り付けようとする動きすら、僅かに腰を引いてその願いは達せられない。
撫でる。撫ぜる。嬲る。それはまるで、極上の肉を弱火で温める様な、煮え滾る情欲を更に無理矢理引き出す様な愛撫。
己の肉棒は既に射精を求めて張り詰め、少女の太腿の間で脈打っている。しかしソレすらも。己の性欲すらも少女を壊す道具でしかない。此の侭少女の肢体で精を吐き出しては、少女を完全に壊す事が出来ない。

そんな"仕込み"の最中。頬へと伸ばされる少女の両手。
幼子が親を求める様なその動きに応え、互いの額が触れる程の距離まで近づく。
互いの瞳に表情が写り込む様な距離で耳を打つのは、まさしく己の求めていた少女の言葉。必死に、切実に、奪ってくれと懇願する少女の囁き。
少女の耳元へ唇を近付け、その耳朶を柔く噛みながら低く囁き返した。

「そうだ。そうだよナイン。今宵は、貴様の全てが俺のモノなのだ。それをちゃんと理解してくれた様で何よりだ。
では、出来の良い犬には褒美をやらねばならないな?散々焦らし、御預けを食らったのだ。味わえよ、ナイン」

そして、蹂躙する様な愛撫が始まる。
触れて欲しいと訴えていた乳房の先端を、荒々しく抓る。洋菓子の様に柔らかな双丘を、形が変わる程掌で包み込む。
そして、少女の太腿をこじ開ける様に己の身体を割り込ませれば、秘部の先端に肉棒の槍先をツプリと擦り付ける。あと少し。もう少し腰を突き出せば少女の秘部を貫く様な位置で、先ずは秘部の先端と突起だけに、己の肉棒で刺激を与え始めるだろう。

ナイン > -後日継続にて-
ご案内:「ハイブラゼール 高級ホテルの一室」からナインさんが去りました。
ご案内:「ハイブラゼール 高級ホテルの一室」からギュンター・ホーレルヴァッハさんが去りました。
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」にリスさんが現れました。
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」にタン・フィールさんが現れました。
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」からタン・フィールさんが去りました。
リス > トゥルネソル商会、王都マグ・メール店の場所は、平民地区と富裕地区の間の大通りにある、四階建ての建物。
 今日も大勢の店員がにこやかに笑いながら接客をして、お客様をもてなしていくのです。
 そこの店長であるリスは、事務室での作業を行っている。
 作業というのはいつもの報告などと並行してのドラゴン急便の指示などである。
 流石にドラゴン急便だけは、店員に任せられないので、自分か娘か。
 そのあたりの仕事となってしまうのだ、そもそも、ドラゴンと会話できないし。
 なので、基本は事務室で少女はドラゴン急便の指揮をすることが多くなった。
 とはいえ、何か問題があればすぐに呼びに来るし、その際は店に出て対応することもある。
 それに、いいお客さんが来たとなると商人としての鼻がお客様を放置することを拒絶してしまい、即効出ていくというのもあるのだ。

 つまり、お客様来たら出てくるということである。

リス > 「うーん……君は、ダイラス行って、人を運んであげて。
 君は、戻ってきて、そうそう、ご飯の時間ご飯の時間。」

 竜に指示を出しているが、そこに竜はいない。
 妻や娘がやっていることを真似してなんとか出来ている。
 が……そろそろ先生と仰ぐことにしている第二師団の副団長さんにちゃんとしたやり方を教えてもらうほうがいいだろう。
 だって、妻や娘が教えてくれる方法は気合というあやふやなやり方なので。
 原理とか、どうやったらいいのか。魔法なんてわからないからちゃんと教えて欲しいのだ。
 今度菓子折りを持って、お伺いしたほうがいいだろう。
 あちらにもいろいろと都合があることだし、連絡を入れてからのほうがいいかしら。
 頭の片隅で考えながら指示を出して、少女は売上などの計上を行う。

「……あーあ、あのひょうたん島がなぁ……」

 竜帝シュロスだったか、妻が作っているらしい新しい酒造。
 移動するらしいので、直接ここに運んできてもらってお酒をおいていくと化してくれれば、楽になったのにとか考える。
 が、聞いた話ではここまで来れないらしいので、残念、とため息を。

 そういえばお酒、追加発注しないとだけれど、今どれだけ出来てるのだろう。
 聞いたほうがいいわね、と頭の片隅にメモを。

リス > 「………。あ」

 遠くに居るはずの嫁からぴぴぴが届いた。魔法通話とかそんなあれだとおもうのだが。
 嫁が言うには、いま運用しているドラゴンたちに名前というか通称を与えて欲しいとのお願いらしい。
 確かに、通称でもあれば判別はしやすくなるだろうけれどさて、どうしたものだろう。
 だって、ドラゴンの顔とか、そういうのは……正直人間に見分けのつくものではない。
 人竜となり、人間をやめてから、判別がつくようになってきたのだ。

「とはいえ、どうなのかしら。」

 うーん、と首をかしげる。
 名前をつけるべきか、付けないべきなのか。
 必要であればとは思う、だっていま現状必要はないし。
 それにもう一つ、名前をつければそれはネームドとなる。
 人々は、名前あるドラゴンとか恐るのだ、自分も怖いと思う。
 それを量産するという意味に危惧を得たのだ。

ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」にリタさんが現れました。
リタ > 店員は今日は店を開いていない、訳あって業者に大掃除を依頼した為に休業中、そんな所だ。
この休日を利用して新しい武器を、と足を伸ばして来たのがこのお店。
店員にとって初めて来る此処は、中々の大きさで中々の品揃えだった。
ゆっくりとフロアを散策し、望みの武器を探していく。1階、2階、3階…

「…あ…ここだ。」

店員が立ち止まったのは飛び道具が並んでいる箇所。
狩猟用だろうか、壁に掛けられてい弓、クロスボウ、棚に並んでいる矢、ボルト。
そんな商品の前で、店員は綺麗に、ずらりと並んでいるボルトを一本手に取り、品定めをする。
アクセサリーを眺める女子の様な顔でボルトを眺める店員。ちょっと異様。

「ふぅん…歪み無いし…重さも丁度いいし…品質ってのはやっぱり、重要だよね、うん。」

なんとなくではあるが、この店が大きい理由が分かった店員であった。

リス > 「―あら?」

 事務室の窓は基本的に店内全てが見えるように作られている。
 そして、今、人が一人入ってきたのが見えた。
 彼女は何かを探しているらしく、そのまま階段を登っていくのが見えたのだけれども。
 こう、少女の商売人としての感は、お金の匂いを嗅ぎとった。
 どこかおかしいとか、そんな格好というわけでもないのだけれども、そう、あれは自分がちゃんと対応しないといけない、そう……思わせる何かがあったのだ。

「よし。」

 今行っている書類を纏めて、それを金庫にしまいこんでから、身だしなみを鏡をみて整える。
 問題がないことを確認してから少女は、階段を登っていく。
 二階……無し
 三階……居た。武器防具のフロアであり、ここは基本的に冒険者たちが多くいる場所でもある。
 その一角に、ひとりの女性が弓を……クロスボウを見ているのに気がついた。

「いらっしゃいませ、今晩は。
 何か、お探しですか?」

 少女はにこやかに笑いながら、近づいて行き、声をかける。
 武器を見る手や動きに迷いがないので初心者ではなさそうだと、そう、捉える。
 邪魔であれば引っ込むことも必要ね、と。

リタ > 愛しげにボルトを指の腹で丁寧に撫でている店員。鋳造のミスは無いか、きちんと磨かれているか…
…そんな所なのだが、如何せん表情がアクセサリーを見詰める乙女である。
このまま放置していれば、頬擦りでもしてしまうんではないか、そんな状態を止めたのは、一人の女性だった。

「…ふぇッ?!…――――あ、ああああ、えと、ちょっと武器を探していて。」

手にしていたボルトを丁寧に元にあった場所に戻し、並べ整えながらその姿を見れば、
年の頃は自分と同じ…いや、下?でも上ににも感じる、落ち着きを持った優しそうな女性だった。
接客慣れをしている雰囲気を感じたのは、店員もまた接客業であるから故だろう。

「出来るだけ射程が長いもの…次に精度が高いもの…なんて、あります?」

リス >  頬ずりをしようとしているのは……まあ、止める必要もないだろう。
 なぜならば、食料でもないし、後で磨けばいいだけの話でもある。
 そして、彼女が手にしているそれは……量産品でもあるのだし。
 ただ、量産品といっても、製作者はドワーフなので、ドワーフレベルの量産品ということになるのだけれども。

「はい、武器でございますね。
 見たところ……そちらと同種の武器ということで宜しいでしょうか?」

 持っているのは、クロスボウ。
 軽いタイプのクロスボウに、重いタイプのクロスボウ……色々とあるのだけれども。
 射程と、精度という言葉に、少女は微笑をこぼしてみせる。
 クロスボウというのは基本的に遠距離から使うものであり、弓のように弦を引かなくてもいいので比較的非力な女性でも使いやすい武器。
 欠点は一回撃ったあとの弦を引くのが大変なのだが……そこはなんとかなるように。専用の器具があったりしたりするのだ。

「やはり、こちらの方、でしょうか。」

 そう言いながら、案内するのは……アーバレストや、クレイン・クインクロスボウなどのにくわえ、攻城兵器とも言える、大型のクロスボウ……バリスタがある。
 大きく強いし、射程も精度も上がるが……連射ができないのが難点ともいえよう。
 バリスタに至っては、普通に持って歩くような物ではないのだ。

「あとは、予算などに従って、ご相談はお受けできます。
 例えば既製品をお客様のスタイルに合わせて改造、とかですね。」

 こちらに関しては、ドワーフの鍛冶師にお願いできますよ、と追加でお話を。

リタ > 店員は彼女の受け答えにほんの少し、疑問を感じた。凡その店であれば、大抵男性が対応する様な案件だから。
少々お待ちください、担当のものを…なんて言われるのがいつもだった。
詳しい女性の店員さん、にしては妙に落ち着いているし、商売人の香りが激しい。
結構上の主任位の方なのかな、なんて想像しながら。

「…やっぱりこのレベルになっちゃいますよねぇ…持ち運べないなぁコレは…
――うん、私が使っているの、レバー式のアーバレストだからそこそこ飛ぶんですけど…
なんていうか、距離的にちょっと限界が見えてまして…
精度はなんとかなるし、別にクロスボウに拘りは無いんですよ。うん。」

彼女の案内は当然、大型のもの。店員の要望を常識的に叶えるのであればそれが当たり前。
しかし最低限、隠せる程の大きさで持ち運びが安易では無ければならない。
弦を張る型の武器では、事実上不可能に近い。

「あ~…改造とかもして頂けるんですか、それはちょっと魅力的だな…
でも、予算がちょっと…」

ドワーフの鍛冶屋、の言葉がなんと魅力的なことか。しかし物がドワーフ謹製であれば勿論値も張る。
それが分かっているからこそ、小さくなる語尾であった。

リス > 「レバー式の……。
 なるほど、そちらの方が小型にはなりますし機構も簡単ですから扱いやすい、ですね。
 クロスボウに拘りがないと。
 しかし、飛距離となりますと基本的には、弓か、クロスボウ、ですね。
 銃というものもありますがアレは未だクロスボウ程の飛距離は出ませんし。
 魔導銃というのもあるみたいですが、それは発掘品ですし……売りに出されるものでもありませんわ。」

 流石に、銃とかに関しては貴重品すぎるので、売りに出すことができない。
 火薬や、銃の弾であれば用意は可能なのだが。……と微苦笑を一つ。

「ええ、この武器を作ったドワーフさんにお願いしますし。
 専属契約ですので、安くしてもらえますわ。

 予算の額をお教えいただければ、その予算で、一緒に考えさせていただきますわ。」

 一般的に考えれば、ドワーフの作品というだけで、人の鍛冶師の作品の一段二段値段は上がるのは仕方がないだろう。
 しかし、値札は、一般的な鍛冶師の作品よりも一段安い値段で陳列してある。
 品質は彼女がいま手にとったとおりのものである。
 いかがしましょう?と少女は女性を見上げるのだ。

リタ > 彼女の丁寧な説明には感心させられるばかりで。商売人とはかくありきである。

「やっぱり無理難題ですよね…ごめんなさい。ああもう、弓が放物線描かなきゃいいのに…」

的に向かって真っ直ぐ飛び、威力がある武器は彼女の言葉通り銃しかないだろう。
銃の類にも興味があるが、やはり弓やクロスボウ等よりお高いだろう。先立つものが無い。
しかもドワーフ製。専属契約だからと言われても、やはり高級品なのである。

「えっと…15万ゴルド位なら出せるんですけど…
それで私のクロスボウ、射程伸ばせたりします?あ、えっと無理ならその、諦めますので。
――諦めたくないけど…」

正直、ドワーフのツテ等無い。そういうツテがある店もそんなに無い。
でもやっぱり良い武器は欲しい。だけどお金が無い。
なんか気恥ずかしくて目線が合わせられない。
葛藤から押し出された正直な言葉が、見上げてくる彼女に向かって店員の口から押し出されるだろう。

リス > 彼女の仕事は、冒険者なのだろう、だからこそ、武器に拘りがないといいつつも、諦められないのだ。
 それに、彼女が十全の力を発揮することが、他の仲間の安全につながるのであろう、と。
 武器を眺め、諦めの溜息を吐きだそうとする彼女に、女は小さく笑ってみせる。

「十五万ならば、必要ない改造までできちゃうと思いますわ。
 そうですね……。

 例えば、扱えることを前提にお話するなら。
 バリスタを買っていただき、バリスタの弓部分を折りたたむ改造をする。
 そして、魔法の鞄を買ってその中に入れる。

 ……バリスタの値段合わせて2万でお釣りが来ますわ?」

 魔法の武器や魔導銃を最初は目的としていたのであろう。
 15万という大金であるなら、彼女の要望は叶えられるであろう。
 素材からして一からフルで注文しても大丈夫なレベルの品物が作れると思うのだ。
 だから、少女はちゃんと一番安価な方法を提示する。

 15万で十分いけるなら、彼女の思いどおりのものも作れるわ、と。

リタ > 「え?バリスタを?2万?嘘…え、でも…
「魔法の鞄って、そんなに安く買えちゃうんですか?…もっとするかと思った…」

まず、店員の常識からバリスタを携帯する、そんな発想は出てこなかった訳で。
折りたためる様にする、までは考え付くが、魔法の鞄に入れる、までは全く思いもよらなかった。
だからこそ彼女の考えている通り、通常品ではなく特別のもの、つまりは魔法の武器や銃を想定していた。
しかしそれより安価で比較的高い性能が2万で手に入る。15万との差は凄く大きい。

「ちなみに…バリスタをオーダーメイドにしたら…どの位になります?15万で足ります?」

――悲しいかな、良い武器の欲しさにちょっと欲が出た。

リス > 「はい、魔法のカバンも様々ありますが、食物を入れるつもりない、武器を運ぶだけのものなら、劣化防止の魔法のない、収納能力が大きいだけのものであれば、5000位で。
 バリスタは残り10000と、改造に2000という所でしょうか。

 何に使うか、どんなものか、によって値段は様々、ですから。」

 これが、食料運搬用の保存の魔法がかかるなら値段は跳ね上がるが、ただただ、大容量と言うだけなら、一般生活にも使われる程度の魔法なので、さほど高くはないだろう。
 おそろいている相手に、にっこり、と微笑みをこぼして見せて。

「それに関しては、お客様がどのような改造を……精度と射程ということでしたわね。
 一応先に言いますが、オーダーメイドとなりますと、値段は天井がなくなります。
 お客様の要望しだいという形になりますので。
 ただ、値段と要望に見合ったものは、必ずご用意できます。」

 そう、オーダーメイドというのは彼女の注文しだいである。
 例えば、軽くするために、土台の素材をミスリルにする、とか。
 彼女の注文しだいで幾らにもなる。
 15万なら、一品ものができるのは間違いはないだろう。

リタ > 彼女の説明を食い入る様に聞いている店員。
魔法の鞄の値段にも驚かされるが、それ以上に彼女のスマイルがなんとも絶妙なタイミングで、安心感を与えてくるのだ。
商売人って怖い。

「私の要望はですね…飛距離がアーバレストの2倍以上はある事、
出来る限り軽い事、連射能力は要りません、それから…そして…えっと…」

生き生きと自分の要望を彼女に伝える店員。
さて、問題は…バリスタは重い。それでも自重だけでは射撃時に反動で動いてしまうほどに威力がある。
車輪がついているものもあるが、基本的に地面等に固定しなければならないのだ。
しかし、店員がそれを扱う場所が…地面の上とは限らない。
店員の口が一旦止まり、後にトーンの下がった言葉が続けられた。

「…あ~…――固定ナシで使えるとイイかな、とか…なんて、言ってみたり。うん。ハハ…」

もはやそれはバリスタに見える別のものである。
それが分かっている店員は、頬を掻きながら彼女から視線を外し、床を見詰めるだけだった。

リス > 「ふむ、ふむふむ。」

 軽いこと、に関しては、軽い素材を使えばいいだろう、ミスリルを中心に。
 あとは……固定なしというと、やはり、軽さが一番なのであろう。
 しょうじょは、ふむ、とうなづいてみせる。

「形に関しては、先程もお聞きした通りにこだわりがない、ということですわね?
 わかりました、案を今出しますので、少々お待ちいただければ。
 と、立ち話での商談もなんでしょう、どうぞこちらへ。
 事務室でお話をさせていただきますわ。」

 彼女の要望を聞く限り、そこまで難しいというほどのモノでもなさそうだ。
 射程距離と、重さ、そして、固定なしというのであれば。
 まずは重さに関しては大きさ自体を大きくしなければいいのだ。
 彼女がバリスタを選んでいるのは、威力と射程からであろう。
 それを満たすものができるのであれば、大きさは、きっと納得いただけるはずだ、と。

 そして、口頭よりも図とかの方がわかりやすいだろうし、と少女は事務室へと彼女を連れて行こう。
 事務室についてくるなら、応接用のソファーに座ってもらい、紅茶を入れる少女であった。