2018/12/15 のログ
ご案内:「酒場 『踊る酒亭』」にシュミーさんが現れました。
■シュミー > 夜。にわかに賑わう酒場で…彼女にしては珍しく、連続で姿を見せる
事前に告知もなく、噂にもなっていなかったためたまたま来ていた男たちは興奮を隠せなかった。
粒ぞろいの踊り子が揃う酒場でも異色かつ実力も高い彼女
姿を現せばひゅー、と熱い野次が飛び…けれど彼女は素っ気なく舞台の中央まで進んでいく
「――――…」
そして喧騒をBGMに始まるのは客を魅了してやまない舞
何の伴奏もない中、しかし優雅に体をゆっくりと動かし始める
まずは褐色の脚を客の前に見せびらかし、緩く左右に振って
それだけで彼女の危うい衣装は、その内を見せそうになるが…翻る前布が、それを許さない
前列の客の中には前かがみになって覗こうとする者もいるものの、それを計算していない彼女ではなく。
「――――………」
次に、客たちに背を向けほとんど丸出しの背中と、布を盛り上がらせる尻を見せつけ…
今度は少し早く、腰を揺らす。それはまるで性交のおねだりのようで。
しかしやはり、肝心なところは全く見えず…精々が、脚の付け根…がちらり、と見えるくらいだ。
そんな踊りを披露する彼女と言えば…
(今日は…急に来たから、色んな視線があるなあ…いつもより、いいかも…)
宣伝をしていなかったということが客のスパイスとなり一挙一動を見逃さないように少しぎらついており…後で今日来れなかった友人にでも自慢するのだろう。
視線を動かせば同業が研究のために見に来ている姿も見えるが…彼女にとってはどうでもいい。
しっとりと汗と火で体を濡らしながら、彼女は舞い続けていて…
ご案内:「酒場 『踊る酒亭』」にセルナエルさんが現れました。
■セルナエル > (看板娘の連日の登場に熱気の高まる酒場の中、迷子の如く寄る辺ない足取りで店内に入ってきたのはまるで場違いな小躯であった。ランタンの明かりが反射する一つ結びの白金髪の艶やかさと、着衣から大胆に覗く白肌の肌理の細かさは貴族の様な育ちの良さを感じさせる事だろう。キトンと呼ばれる古いデザインの白ドレスを着込む肢体は、ふっくらとした胸の柔肉と括れた腰を見るまでもなくまだ若い娘の物。稚気を残した顔立ちは妖精族の様に美しい整いを見せていて、下卑た歓声を轟かせる他の客達からは丸っきり浮いている。幸いであったのは彼らの視線をステージ上の踊り子が独占していることで、華奢な小躯に気付いたのはカウンター奥でグラスを磨いていた店主くらいであった事。)
――――はわぁぁあ、綺麗ですぅ……❤
(そして当の小娘はと言えば、深森の湖の如く澄みきった翠瞳をキラキラさせて、一心不乱に褐色の踊り子の艶姿を見つめていた。一見、アイドルに憧れる少女の様に無垢な瞳に見えるだろうが、その奥にじっとりと滲むのは周りの男性客と大差のない劣情。現にセルナのどんぐり眼は際どい所で浮き捲れる薄衣の奥やら、大きな動きに揺れ弾むたわわな豊乳やらをガン見しているのだ。)
■シュミー > 突然、男たちが集う酒場に現れた貴族のような姿に本来であれば酒場はざわめくところだが
驚いたのは店主ぐらいだろう。今の時間は皆踊りに見とれており騒ぎにはなっていない様子。
そうして、その小躯が彼女を見つめれば、それは踊り子である彼女の知ることとなる
(なんだろう…、珍しい感じ……面白い…)
舞台上から見えた姿は間違いなく女性。しかし、その一見無垢に見える視線に乗っているのは…
前列で前かがみになり布の下を覗こうとする男たち…それよりも強い劣情が乗った視線。
(ふふ……、珍しい?もっと、見て…)
その珍しい視線を受ければ彼女も興が乗って。更に際どく、脚を上げ、胸を寄せる
零れ落ちそうな双丘、褐色の柔肌を見せつけながらも、ただし肝心なところは全く見せず…
(……マスターも気づいてるみたいだし…、もっと思いを乗せてくれるなら…誘っちゃおう、かな…♡)
女性が相手と言うのは彼女にとっては珍しいがあまり関係なく。
自分を見る目がいかに欲望に染まっているか、が重要であった。
その点、現れた小躯はその体に見合わない、純粋ながらもだからこそ強い欲望を…その視線に乗せていたのだろう
踊りは最後のフィニッシュに向け、更に淫らさを増していくが…さて、その場違いな存在はまだ彼女を見つめ続けているだろうか