2018/10/25 のログ
■ゼナ > 今日は随分お客さんが多かった。宴会騒ぎの酒酔に遅くまで居座り、そのまま寝こけてしまう人もいた。そんなお客様に無事にお帰りいただいて、店の清掃を終わらせたのはつい先程。
いつもの時間を大幅にオーバーしての閉店作業に対するサービスなのか『余り物だ。持ってけ』と店長さんに渡されたのは、ほくほく湯気立つビーフシチュー。
トマトベースの甘い香りに、ふと、大切な人の顔が浮かんだ。
流石にもう家に帰ってしまっているだろう。
そんなダメ元精神で、それでも心なしか弾む足取りで丈の短いフリルスカートをふわふわさせて、恋人の勤め先である大きな商会へとたどり着く。
幸いにして、窓からは暖かそうなランタンの灯りが漏れているので、誰もいないという事はなさそうだ。
顔見知りの店員も増えはじめているとは言え、とっくに閉店時間も過ぎている店内にずかずか入り込むことは出来ない。
扇情的なエプロンドレスに身を包んだ女戦士は、料理の入ったバスケットを腕からさげて、窓から店内を盗みみて、誰かこっちに気付いてくれないかなぁ……なんて期待の目を向ける事となった。
■リス > 最終確認のために店内を回る少女は、夜番の警備の人や、店員に労いの声をかけていく。
上から下まで歩き、問題がないと確認をした後に、全員にお疲れ様、と先に上がることを言う。
何時もやっていることであり、店員たちからも気軽い返事に、少女は笑って荷物を……通勤に使うカバンを持って店から出よう。
そして、入口から出たところ、何やら窓から中を見ている人影を見るのだ。
泥棒かしら、とは言っても、ここは半分竜の巣である。
店員には人に変化したドラゴンが混じり、生半可な気分で押入ればご飯になってしまう、ドラゴンの。
それに、嗅ぎなれた匂い。
ああ、ああ、と納得したように少女は頷いて近づいていく。
「ここは、24時間フルに対応してるのよ?」
長く離れていたからであろう、多分忘れているのだな、と少女は思った。
基本的に夜の夜中までやっている商店は無い。
あって娼館……あそこは、昼間は閉まってるだろう。
だからこそ、少女は楽しげに笑い、彼女に言おうか。
「ゼナ、お疲れ様。」
今帰り?と少女は首を傾いで問いかける。
■ゼナ > 少しでも店内奥へと目を向けたいのか、つま先立ちできょろりきょろりと視線を走らせるウェイトレス。
色濃く稚気を残しつつも、妙な眼力の強さも有する蒼の双眸が、通廊をこちらに向かってくる上品な歩き姿を確認して
「~~~~~っ♡♡」
ぴょんこぴょんことその場飛び。
顔横で一本括った三つ編みだけでなく、深く開いた襟ぐりから覗く小麦の谷間もいやらしい豊乳までたゆんたゆゆんっと大きく揺らし、商会のオーナーでもある少女にアピール。
声の届く距離にまで来た彼女に、ぱぁぁっとひまわりの様な笑顔を向けて
「リスもお疲れ様ですっ♡」
滲む愛おしさも隠さぬ声音は、獣耳をぴくくっと震わせ盗み聞きする猫店員の顔にも苦笑めいた表情を浮かばせる代物だった。
「はいっ、えっと、リスがまだいたら、一緒に食べられるといいなぁって思いまして――――これ。あ、酒場のマスターから頂いたあまり物なんですけど、とっても美味しいシチューなんですよー。」
食べる事の大好きな娘が浮かべる幸せそうな表情は、対する少女の心にもシチューへの期待感を抱かせる事だろう。
■リス > 自分が来るのを待ち構えるようにぴょんぴょん飛ぶ彼女は、確か同年代。
スタイルとかは向こうのほうが男好きのする肉感的なボディなのに、若さあふれるアピールに、少女は口元をほころばせる。
輝く笑顔というべき明るい相手に近づいて、ちょっと見上げるのは身長のせいで。
「もう、ゼナったら。
あまり不審なことしてると、警備や、巡回の人に怒られるわ?」
ちょっとばかり苦い笑いを浮かべながらも、近くにいる恋人のことを見上げて見せる。
ミレーの店員は苦い笑いをこぼすも、店長はそう言う人だとわかっているからのものなのだろう。
少女は、くん、と軽く鼻を動かして、シチューの匂いに笑みを浮かべる。
「ちょうどいいわ、今仕事開けて、食事してなかったし。
家に戻って食べましょう?」
一緒に帰りましょ、と少女は手を差し伸べる。
手をつないで帰りたいという意思表示。
■ゼナ > 年の頃こそ同じであっても、小柄な彼女に抱くのは年下のお嬢様といったイメージだ。しかし、己と異なり落ち着いた所作と淑やかな声音は自分よりも年上の様にも思えてしまう。
「―――そ、そんな不審な事してませんっ! ただ、リスがいるかどうか確認してただけですよーっ!」
と口ではいいつつも、窓にぴったり顔を寄せて店内の様子を伺っていた先の行動に思う所はあったのだろう。
不満げに膨らませた頬には、少しだけ気恥ずかしげな朱も灯る。
それでも、続く彼女の声音を聞けば、再び嬉しそうに相貌をほころばせて
「はいっ♡」
差し伸べられた小手に、ささっと周囲に視線を飛ばしたゼナは、手つなぎどころかその細腕をたわわな豊乳に押し付けるかに腕を絡めて身を寄せた。
ほんのりと酒精の残滓を付着させつつも、若い娘に特有の柑橘の体臭がふわりと香る。
■リス > 「入口から入ればいいのに?
ここが、夜も朝も開いてるの、忘れてたんでしょう。」
こういう店は珍しいので、失念していてもおかしくはない、なのでからかうように少女は相手を見上げて問いかけてみせる。
それに、店が閉まっていたとしても、看板を下げていないのに客人を無下にするようであれば商店としては名折れになる。
気恥ずかしそうに頬を染める彼女に、くす、と小さく笑ってみせる。
「あら。」
手をつなぐのではなく腕を絡めてきた。少女は目を小さく開いてから自分も彼女に身を寄せるように押し付ける。
指を絡めてしっかりと握り、ふふ、と笑おう。
「ゼナ、お仕事の方は順調?」
彼女の仕事なのだろう、肌も顕なそのふりふりの服装。
ほのかに香る酒精は酒場の給仕だろう、ある程度扇情的な服装を眺めやる。
自分の腕に押しつぶされるたわわな胸、その胸元がしっかりと見えるぐらいに大きく空いた服。
秋の夜風に冷やされた体を温めるように彼女の腕をなでて、歩こうか。
■ゼナ > 「………………そ、そういえばそんな話を教えてもらってた気がします。」
長期間、王都を離れていた事による弊害なのだろう。
恋人の勤め先の営業時間すらまともに覚えていなかった事に気恥ずかしさを覚えたゼナは、見上げる視線に赤く染めた顔をさっと逸した。
それでも絡めた腕は離さない。
密着する肢体が、着衣越しに伝える柔らかな体温。
鼻孔をくすぐるのは甘やかで上品な彼女の匂い。
ただそれだけのことで、好きという気持ちが溢れてくる。
筋骨逞しい男達ですらあっさりと命を散らす冒険者稼業。
そんな世界で生き残るのに必死で、まともな恋愛一つ知らずに生きてきた生娘にとってはこれが初恋。そしてはじめての恋人である。
先の依頼の前までは、既に決まった相手のいる、しかも同性相手の恋愛というものに覚悟の決まりきらない部分のあったゼナ。
しかし、以前と変わらぬ態度で迎えてくれた彼女の優しさが、そんな女戦士の気持ちを変化させ――――その結果が今の状態。
妹たちですらもっと上手く立ち回るであろう、どこまでも稚拙な好意の表明。
「―――はいっ、お陰様で、冒険者としても名前を覚えて下さる方が多くなって指名依頼も増えましたし、以前の様に絡んでくる方も随分減った気がします。ウェイトレスの仕事の方は………こちらは、相変わらずですね。」
むしろ、常連の気安さなのか、以前よりもお尻を撫でられたり、豊胸をからかわれる頻度は増えている気がする。
エプロンドレスの黒の長袖を撫でるたおやかな手指の感触が、ゼナの表情をふにゃつかせる。
■リス > 「仕方がないわ、そんなお店は珍しいもの。だからこそ、夜に緊急でものが必要な冒険者のお客様獲得出来てるのだけれど、ね?」
お店のことを忘れていたから、と目くじらを立てるものではない、恋人の中でのお店の重要度はそう高くなかっただけ、という話である。
人間、誰も記憶するべきものは取捨選択する必要がある、何でもかんでも覚えていられるわけではない。
自分のことを覚えていてくれた、それで十分なので、恥ずかしそうな相手に楽しげに笑ってみせる。
かわいいわ、と赤くなった表情に対しての感想を一つ。
甘い香りに包まれて、抱きついてくれている相手、周囲をきょろ、きょろ、と見てからつま先を立ててほほにキス。
ちゅ、と音が響くであろうが、小さくて、すぐに闇夜に溶け込んでしまおう。
好意を向けられるのは嬉しくて。長く離れていても忘れないでいてくれた。
もともと、好意を持って誘いをかけていたのはこちらで、受け止めてくれたのは彼女なのである。
大事な大事な彼女、彼女の好意がまだ幼いのならば、それが成熟させてあげよう。
ちゃんと、自分のことはすり込むけれど。
「あら、あら。
良かったわ、でも、あまり引っ張りだこになるとまた、寂しくなっちゃうかも知れないし。
痛し痒し、なのかしら。
お酒飲めばみんな気が大きくなるし、ね?
それに、その格好、私もムラムラしちゃうから……。」
男の人だと一層だと思うわ、と少女は軽く笑った。
でも、順調なようで良かったわ、と。
しかし、寒いせいか、冷たいわねと今まで室内で暖かくしていた少女は、一層ぴっとりくっついて。
■ゼナ > 細腕をぎゅっと抱きしめ、駄肉たっぷりの身体を寄せたこの状態は、秋の寒さに対する防寒効果にこそ優れていても、きっと少し歩きにくい事だろう。
それに対する文句も言わずに身を寄せてくれる彼女の優しさが嬉しくて、溢れる『好き』が
―――…キス、したいな。
なんて気持ちを豊乳の内側に生じさせる。
「――――………あっ」
まるで、そんな気持ちを見越した様な不意打ちの口付けがすごく嬉しい。
ドキドキと弾む鼓動が心地よくて、こっちからもお返しがしたい、なんて気持ちを言い訳に、ちょっと赤くなった顔を近づけ
「――――んちぅ♡」
彼女の唇を奪う。
本当はいきなり舌を入れて、彼女の口腔を、舌を、唾液をねっとりと味わいたいのだけど、それをしたらきっと止まれなくなってしまう。
いくら周りに人がいないといっても、大通り。
ウェイトレスのエプロンドレスに『私もムラムラしちゃう』なんていう彼女の言葉に思考が先走る。
こんな所で止まれなくなってしまったら……。
リスの剛直を路地裏の暗がりで飲み込んで喘ぐ己の姿を想像し、かぁぁぁ…っと更に炎熱する頬。
そんなゼナに最愛の恋人がさらなる密着をせがむなら
「――――リ……リスぅ……っ♡」
思わず我慢できなくなって、華奢な肢体をぎぅぅうっと抱きしめてしまう。
彼女の首筋、蜂蜜色の長髪に顔を埋めて匂いを嗅ぐ。
■リス > 彼女の肉体に比べれば、少女の肉体は柔らかく脂肪が多い、詰まり……暖かいのである。
彼女からすれば、等身大のカイロといっても差し支えないのかもしれない。
それに、恋人が身をあずけてくれるのに文句の出ようが有るはずもない。
むしろ自分だって、身を寄せて密着したく思い、そのまま密着を頼んでいるのだから。
「ふふ、不意打ち、しちゃった。」
少女はにこ、と笑いをこぼして顔が赤くなる彼女を見上げる。
表情がコロコロ変わる彼女、そして、快活な彼女の顔が近づいてきて。
少女は腕を伸ばして彼女の首筋に腕を巻き付ける。
「ん……。ちゅ。」
奪われるというよりも、捧げる。
彼女の唇が押し付けられて、柔らかな唇がこすりつけ合う愛情確認のキスを受け止め、深く求めるように重ねる。
彼女も同じ思いなのだろう、柔らかく、大きな乳房を押し付けて強く抱きしめてくる。
お互いの服の上からでも擦れ合い、押し付けあう肉体。
「もう。――――ゼナったら。」
抱きついて、自分の名前を呼ぶ彼女。
自分もまた、同じ気持ちであるのだから……とはいえ、だ。
「もう少し、我慢よ。
家に帰って、ご飯を食べたら―――――ね?
ゼナの子宮に、女の子の子供、孕ませてあげるから。」
耳元で自分の匂いを嗅ぐ音を聞き、興奮してしまっている。
ふわふわで大きめのスカートだからこそ、隠せているだろう肉棒はしっかりとそそり立ち、抱きついている彼女で隠れているがわかるだろう。
なので、耳元にねっとりと淫欲を隠さぬ声色で囁いて、歩こうか。
だって、美味しそうなシチューは、もったいないではないか。
■ゼナ > エプロンドレスの大きく開いた襟元が、彼女の双乳諸共に拉げる爆乳の歪んだ半球を盛り上げる。
纏った脂肪層が最低限の女らしさこそ残す物の、芯には鍛え上げられたしなやかさの宿る戦士の体躯。
それとはまるで異なる、どこまでも女の子らしい柔らかさ。
ゼナが憧れ、失ってしまった女の子らしさを体現するお嬢様の肢体を抱きしめ、身体全体でリスを感じる。
「あぁ……リス、リスぅ……大好き、大好きです……っ♡」
つい先程我慢したはずの淫らな望みに流されそうになるゼナを落ち着かせたのは、強い抱擁に吐息を漏らす彼女の声音。
「――――ぅあ……っ♡」
その内容は、ゼナの忍耐を促しつつも、後の行為への興奮を煽らずにはいられない蠱惑的な物。
そしてそのセリフが冗談でもなんでもないと示すように、密着する下腹部に感じる焼けた鉄柱の逞しさ。
短丈スカートの奥、純白ガーターストッキングに包まれた太腿の付け根が溢れさせる蜜が、じゅわりとショーツに恥ずかしい液感を沁み広げた。
そんな己の浅ましさに再び目元を染めつつも、少女を捉えた抱擁を解いて帰路へと戻る。
ちょっぴり足早になってしまうのは、蕩けた恥肉に早く彼女の剛直を埋め込んで欲しいという淫猥な気持ちからではなくて、あくまでも、人目を気にせずに済む場所で、二人きりの蜜時を味わいたいから。
そう、あくまでも一般的な恋人同士の、至極当然な気持ちの流れなのだ!(言い訳)
■リス > 彼女の肉体は、柔らかくそして、しっかりとしている。
戦士の体、というのだろう、でも、少女から見れば十分に女らしいと思うのだ。
肉体は筋肉で包まれているのだけれども、それは女豹と言って良いしなやかさが含まれたもので、シェイプアップされてるとも言える。
出るところは出て、引っ込むところは引っ込んでいる、柔らかさと、程よい硬さのコラボレーション。
これでなんで女らしさがないというのかがわからない。
とても女らしく、魅力的な肢体だと思うのだけれども。抱きしめられながら、いつも思う。
「ゼナ、大好きよ、ゼナ。私もあなたのことが、大好き。」
頬ずりをし、耳元に甘く優しく囁かれる愛の言葉に、背筋を震わせる。
好意を向けられることの、心地よさ、安心感は、やはり何者も、得がたい幸福をもたらしてくれるのだ。
自分の言葉に動きを止める彼女、ちょっと言いすぎたかしら、と。
「あいしてるわ。」
言いすぎた、というのは興奮させすぎちゃったかしら、という意味であり、でも、それで止まるのは少女ではない。
彼女の耳元に、止めとばかりに甘くゆっくりと愛を囁いてみせる。
彼女のフェロモンが、興奮が一層濃厚になったのを確認して少女は笑みを深くする。
それでも、身を離し、歩き始めるのであれば、少女の方から身を寄せて絡みついていく。
今度は彼女の腕に抱きついて、己の乳房を押し付ける。
彼女は必死に取り繕っているのだろう、でも、なんとなくわかる。
本当は今すぐデモ、したいのだろうことは。
しかし、今日は家まで戻るのだ。
「ああ、そうそう。」
そう、言いながら少女はひとつの鍵を渡そう。
それは、リスの家の鍵であり、それの意味するところは、彼女は言わなくてもわかるだろう。
■ゼナ > 確かに、冒険者ギルドで稀に見かける同性の同業者の、男と見紛うばかりの逞しい肉体に比べれば、ゼナの身体は女らしさを保っていると言えるだろう。
とは言え、こういったコンプレクスは本人にしか理解出来ない物も多いのだ。
どこまでも柔らかくていい匂いがしていて、少し力を入れたらあっさりと壊れてしまいそうな繊細な肢体。
そんな、ゼナの理想の女の子像を前にしては、どうしようもなく己の体躯がみすぼらしく思えてしまうのだ。
そんな身体でも、彼女は好きと言ってくれるし、だったらまぁ、いいかな……なんて思ったりはするけれど、自信を持つ程の開き直りには至らないだろう。
そして、そんな憧れのお嬢様からの飾った所のない直接的な愛の囁きに
「~~~~~~……ッッ♡♡」
きゅぅぅうっと締め付けた膣肉が、生暖かなショーツの濡れ沁みを一気に広げ、その背筋を震わせた。
レース飾りも精緻なガーターストッキングの内側、小麦の内腿の戦慄きはゼナが甘イキのエクスタシーへと昇り詰めていることを知らせるだろう。
そんな下肢がちょっぴり危なげな歩みをようやく修正し終えた頃、不意に手渡される立派な鍵。
一瞬きょとんとしたゼナも、すぐにその意味に気付いたのだろう。
かぁぁぁぁ…っと炎熱する顔が、りんごの如き色彩を帯びて
「あ、あのっ、あ、あぁぁあああのっあのっ、わ、わたっ、わたしっ、ぅえ、えっっと、その、その………ッ!?」
真冬であれば、金の頭頂からほくほくと立ち上る湯気が確認出来ただろう。
そんな茹だった脳裏が必死であれこれかんがえて、がばっと勢いよく下げた頭は
「―――ふっ、ふちゅちゅかもにょですがっ!!」
どこで聞いてきたのかも定かではない、噛みまくりな上に裏返った声音の返事。
プロポーズを受けた娘が、それを受け入れる返事として用いるそれ。
噛み噛みな返事がさらなる羞恥を煽ったか、金髪から突き出た耳の先まで真っ赤に染めて、頭を下げたままのお尻などは短丈のスカートから純白下着の食い込む双丘の丸みさえ見せたまま。
■リス > 「……愛おしい子。」
本人は気が付いているのだろうか、その顔はすごくトロトロにとろけて、セックスしている時のような顔になっていること。
言葉だけで絶頂に入り、快楽を覚えているのが伝わり、少女は彼女の表情だけでもふるり、と背筋に悦楽を覚えてしまうぐらい。
濃厚になっていく彼女の女の匂いを感じながら、見上げている。
「貴女を口説き落としたのですもの。
そして、背徳の道に引きずり落としたのですもの。
ええ。
責任は取らせてもらうわ。
――――これは、卑怯な言い方ね?
貴女を逃したくないの、貴女と一緒に居たいの。
だから、一緒に住みましょう。」
プロポーズの言葉の順番が違うのはまあ、国が違うから、なのだろう。
だから、と、頭を下げた彼女のかおをあげさせて、ちゅ。と優しくキスをする。
少女は、それから。ね?と問いかけて首をかしいだ。
そして、また歩き始めるだろう。いちいち止まっていては、帰れないし。
■ゼナ > 下げっぱなしで上げる事の出来ない黄金の頭部を抱きしめるかの彼女の言葉。
一見、女同士にしか見えない彼女との婚約を弟妹にどの様に説明すればいいのかなんて悩みも今は無く、ただただ彼女の宣言が胸内に広げる幸せな暖かさにぷるぷると震えるばかり。
なんだか泣いてしまいそうになる。
そんな頭部が、少女の白手に頬を包まれ持ち上げられて、契を約するかの様な優しくも神聖さすら感じられる口付けを重ねられた。
再開される帰路への歩みが、どこか夢の中にいるかのようにふわふわとしたものとなってしまったも仕方があるまい。
―――その日の夜、リスの屋敷のベッドの上で、初夜めいた濃厚な一夜を過ごしたゼナは、何度も何度も悶え泣き、甘声を響かせ彼女の精を受け入れる。
鍛え上げられた下腹部がぽっこり小さく膨らむ程の中出しは、そのままゼナの子宮に竜人の仔を宿す事となるかも知れない。
その結果はまだ分からぬ物の、ゼナは数日の内に彼女の家へと引っ越す事となる。
弟妹は彼女の店の従業員寮にて寝泊まりしつつ、メイドや執事、商人見習いとしての教育を施してもらえる事も同時に決まり、ゼナとその家族の生活は大きく様変わりすることとなるのだった。
■リス > 彼女と優しくくちづけを交わし、顔を離す。
潤んでいる瞳、どこか惚けている表情でも、意識は多分しっかりとしているのだろう。
今はもう、会話は必要がないと思うし、どちらも口を開くことはなかった。
身を寄せ合い、そのまま家に戻っていく。
今宵はこのまま二人だけの濃密な時間が過ぎることになり。
そして少し経ったところ。
彼女が、彼女の家族とともに少女の家にやってくることになる。
家族で歓迎し、食事をしてから。
彼女の家族の身の振り方を相談して、新たな生活が始まる――――。
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」からゼナさんが去りました。
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」からリスさんが去りました。
ご案内:「マイヤー商会の娼館」にアリッサさんが現れました。
■アリッサ > 娼館の玄関前。
マイクロビキニはさすがに寒いのか店の中に入って。
「うん、さすがに…寒い」
新しい娼館での生活も大分慣れてきて、周りとも打ち解けてはいる。
年齢が年齢なので特殊性癖の客しか相手にはされないが、全く人気が無いと言うわけでもない、そんなポジションに落ち着いて。
「暇なのかそうじゃないのか…まあ今までに比べたらずいぶんいい暮らししてるよね」
ちゃんと屋根があるしご飯も食べることができる。
今までに比べたらかなりいい生活をしている、幸せだと思うぐらいだ。
「いいのかなあ、私こんな幸せで」
■アリッサ > 「ん、ん~」
背伸びをして気合を入れないしてからまた店の前でお客を待ち続けた。
ご案内:「マイヤー商会の娼館」からアリッサさんが去りました。