2018/09/20 のログ
ご案内:「泉近くにあるガラス張りの東屋」にカイサーさんが現れました。
カイサー > 森の奥深くにあるガラス張りの東屋。近くには美しい泉があり、木漏れ日が暖かく射し水面がキラキラと輝いている。カイサーが個人で所有しており未だ他の者には見つかったことがない隠れ家。
美しいガラス張りの東屋の扉を開けると、中にはキングサイズ位あるベッドが鎮座しており、今日はそのベッドの上にはカイサーが無防備な顔でスヤスヤと寝こけている。

ご案内:「泉近くにあるガラス張りの東屋」にエズラさんが現れました。
エズラ > 森の中を独り歩く、軽旅装の男。
戦場に出ていない時は、こうして自然の中で過ごすことを好んでいる。
鬱蒼と茂る木々の合間から開けた場所に出る――

「おお~……こんな場所があったのか――」

木漏れ日が乱反射する美しい泉――しかし、その場所には人工物もあった。
ガラス張りのあずまやである。
金持ちが作らせた保養施設か何かであろうか――近付いて見ると、ベッドまで設置されているようである。

「こりゃすげー……ん、ん!?」

――さらにさらに。
ベッドの上には人影まである――すやすやと気持ち良さそうに眠っているその姿は、あまりの美しさに白昼夢を見ているのかと思わせるほど。
しかしどうやらその人物が、自分の知る者であると認識して――ムフフ、と笑みを浮かべると、そろりとあずまやの中へ忍び込む。

「……やっぱすげぇ美人だな……――」

息を殺して間近に寄ると、その寝顔をまじまじと見つめ、ついそんなことを呟いてしまう。
起こさないように配慮しつつ、さてどうしたものか――と暫し思案顔。

カイサー > ベッドの上に銀髪がサラサラと広がり、無防備に横たわり寝こけている。手の近くに本が投げ出されており、本を読みながらそのまま睡魔に勝てずに眠ってしまったのがありありと分かる姿。
聖騎士ならば気配ですぐに起きそうなものではあるが、進入してきた男には力が未だ到底及ばないが故に、まだスヤスヤと穏やかな寝息とたてていて。騎士ならばある意味命取りともいえる無防備さで惰眠をむさぼっていた―――が、耳元で聞こえるはずもない低い男の声に、ぴくり、とまぶたが反応し、ゆっくりと静かに目が開いて………。

「―――……ゥン………」

二三度瞬きをするが、まだどこか夢うつつなとろりとした瞳が男を見返し、ふわ、と微笑み返し。

「…こらぁ……ベッドにあがっちゃだめだと言っただろう…?」

顔を覗き込む男の頭を、くしゃりと撫でる手つきはまるで犬を撫でているようで。

「…あとでちゃんとおさんぽ、つれてってあげるから……」

エズラ > 旅装を解きつつ間近で見るその顔は、正しく人間離れした美貌。
ベッドの上に投げ出された肢体も、成熟した大人の女のそれである。
かっちりとした騎士服に包まれているが、その向こう側を知る男は思わず喉を鳴らさずにはいられない――と。

「んっ……?」

起きたか――まずい、と思った瞬間手が伸びてきた。
一発殴られるくらいは覚悟していたのだが――意外なことに、その手はこちらの髪を撫でる。
おまけに呟く寝言からは――どうやらこちらのことを犬か何かと勘違いしているのであろうということであった。
微笑んだその顔を目の当たりにして、男の胸がどくんと高鳴る――

「……ったく、オレは犬じゃねぇっての――」

ちょん、と相手の綺麗な鼻筋を指先でつまんでみる――

カイサー > 寝ぼけ眼の先には実家で飼っている大型犬が見えており、美しい黒毛が自慢の愛犬と勘違いしたまま頭をくしゃくしゃと撫でている。いつもの冷たい眼差しからは想像できない蕩けた瞳を向け、ふふ、と吐息だけで笑うと鼻筋を摘まれ、んぅっ といやいやするように顔を横に振って。

「ん~っ もぉなにする…………ん…?」

鼻筋をつままれ徐々に目が覚めてきたのか、ぱちぱちと瞬き。

「………え?」

きょとんとした顔を男に向けると、また再度ぱちぱちと瞬き、ようやく状況が少なからず呑み込めたのか、顔を赤くし、はくはく…と口を戦慄かせると

「~~~~~~痴れ者ォッッッ!!!」

男の顔面に平手をお見舞いしようとして

エズラ > 「ムフッ……!」

覚醒した相手から一撃をお見舞いされることは呼んでいた――相手の腕を掴み、すんでの所で平手打ちを妨害。
そのままじりり、とにじり寄っていく――

「あぶねぇあぶねぇ……いきなり手ぇ出さなくったっていいだろう?」

知らない者同士じゃないわけだしな――などと付け加える。
ここはどういう場所なのか、ひょっとして彼女の所有の公園か何かなのか――知りたいことは色々とあったのだが、今やるべきことは――ひとつ。
相手の身体を、ベッドに押し倒してしまうのであった――