2018/07/29 のログ
シャルレ > 「うーん、そこはがんばる」

片手をあげて爪で引っ掻くような仕草をしてみる。
前回も、片手を噛み疲れたり引っ掻かれたりで怪我をしたけど、
普通の猫同士の喧嘩なので、爪か噛みつくしかない。

ただ白い毛なので、ちょっとの出血も派手に赤く染まってしまうのだけど。
隊の人が街や王都を守ってるので、猫も猫世界なりの真似で王都を守ってるつもり。

黒須 > 「頑張るって…お前…」

(引っ掻くような仕草を見ると、不意に包帯が見えた。
前、怪我をした時に軽い手当をした事を思い出した。
鼻で軽く息を吐くとその手に触れ、握りしめる。)

「無茶はすんじゃねぇぞ?俺が濡れて欲しくないことをお前が思うように…俺も…怪我をされたきゃねぇんだよ…。」

(シャルレの努力は認める。
けれども、この綺麗な肌が、髪が汚れるのは自分でも嫌だった。
シャルレが我儘を言うように、自分も我儘を言うのである)

シャルレ > 「ぇー…だって、これしかできないもん」

武器は爪と牙だけ、相打ち的なことになったりして、今までは追っ払えてるから、
怪我しててもソコソコ自信になってたけど…。

手を握られて、見えた包帯。
つい最近も、喧嘩した後だった、と思い出して、先ほどの傘のたとえと同じとなれば、
言い返すことができず、ちょっとだけシュンとして俯きながら頷いた。

「うーん…わかった」

黒須 > 「んー…」

(少し困った様な顔になり、シュンと落ち込む姿も見ればますます悩む。
ボリボリと頭を掻く。)

「…怪我させねぇ代わりによ…俺が守ってやるよ…。
師団員だし、守りが本業みてぇだからよ…」

(久しぶりに作っためんどくせぇっと言うような顔。
これなら、お互いになんとかできるだろうと思ったのである。)

シャルレ > 「…ローも騎士さんなの?」

師団員とは初めて聞いた、と王都の騎士団の人なんだろうと、強いんだ、と尊敬のまなざしで見上げながら。
顔をあげると、困ってるような表情が見えて、小さく声を漏らせば、
またシュンと俯く。

「じゃあ私も爪とぎしておく」

怪我しないように爪を磨いておこうと、考えてた。

黒須 > 「まぁ、一応王都のメンバーだからよ…。それに当てはまるだろうな?」

(暇潰しに歩いてた時、たまたま師団の人間と出会ってなったのである)

「だーから、落ち込むんじゃねぇ…。
俺はそんな顔にならねぇようにしてぇって思ってんだぞ?」

(また落ち込むようなシャルレを見て薄く笑いかける。
そういう顔にならねぇようにしたいと、ある意味約束のようなものを作ったのである。)

「それに、喧嘩は得意じゃねぇだろ?また、怖い目にも合わせたくねぇしな…。」

シャルレ > 「そっかぁ、ここもね隊舎だから、同じだね」

師団ではないけど、それなりの規模ではある大所帯。
そこで住み込みで家事や雑務をしてることを伝える。
隊の人が居ないときは、自分が代わりに猫見回りをしてたのだけど。

「うん…まあ強くない…怖いのも、痛いのも嫌」

本業は、家事手伝い、撫でてもらうことなだけで…戦闘向きでないのは自覚してたこと。

黒須 > 「あ?ここもそういう場所なのか?」

(第七師団以外の部隊を知らないため、ここが同様な場所であるのも気づかなかったのである)

「…嫌なら、無理にすることはねぇ。
出来ねぇなら…頼るのも大事だぞ?」

(またも似合わないことを言ったと自覚したが、まぁいいと受け流す。
同様にまた頭を撫でる。
嫌なことはしなくていい。逆に好きなことはやれと言うような思いのある撫でをする)

シャルレ > 「うん、ラテール隊ていうの、師団とかじゃないけどね
 ここで、家事したりお使いしたりしてるの」

規模は師団クラスだろうけど、名称の違いを自分は知ることもなく、
拾われて住み込みで寝床と賃金をもらいながらお手伝いをしてるのを説明する。

「…うん、わかった」

隊の人も優しいから、もっと役に立ちたくなるばかり。
目の前の相手にも、優しくされ心配してくれてるから、応えるように頷いて。
手が伸びて撫でられると、頭を傾け嬉しそうに目を細めて。

黒須 > 「なるほどな…?一応、ここも軍隊で、お前の家でもあるんだな…。」

(外から施設を見れば、確かに大人数。
第七師団でも入りそうな所だと見た)

「ん…それでいい…。」

(喜ぶ姿を眺めると徐々に手の動きが遅くなり、大きな欠伸を一つする)

シャルレ > 後ろの建物は元は娼館だったと聞いてた、再利用で隊舎として使われてるけど、
大きく立派なもので、紹介をしておいた。

相手に釣られるように自分も欠伸が零れ、目を擦る。

「んー…ローも欠伸してる、私も戻るね、雨降りそうだし」

遠くで雷の音がした、まだ音は遠いけどじきにコチラにも着そうだったから、空を見上げて、
膝の上の小魚をまた包んで、相手に残りをあげようと。

「はい、少しだけど、あげる」

前回同様のこりもので申し訳ないけど、自分にはまだたくさんある。
隊舎側へ塀から飛び降りて、手を振り、建物の中にはいろうと。

「じゃあロー、おやすみなさい」

黒須 > 「ん…?そうか…そろそろか…」

(雨が降りそうなら、早めに帰っておくのが得策である。)

「ん、悪ぃな…。」

(また受け取ったカリカリ。
残りでも貰い物でもありがたいに越したことはない。
うちに返ってすぐでも食うかと考えた。)

「…ああ、おやすみ…」

(最後に一言何か言っておこうと思ったが言葉が思いつかなかった。
そのまま、建物に入るシャルレに手を振り返して、自分も同様に濡れる前に帰宅する)

ご案内:「平民地区 隊舎の前」からシャルレさんが去りました。
ご案内:「平民地区 隊舎の前」から黒須さんが去りました。