2018/07/26 のログ
ご案内:「王都 貧民地区・廃屋街」からブレイドさんが去りました。
ご案内:「ラクスフェル家修練場」にシュライアさんが現れました。
シュライア > 「ふっ、たっ!…はっ!」

遅い時間にも関わらず、修練場に響く気合の入った声
型の整った剣舞を繰り返す女性の姿

ここは、彼女の家…ラクスフェルの長が所有する修練場だ
所有している、とは言っても専用というわけではなく、簡単な受付を済ませれば無料で利用できる
中は、貸出用の武器やトレーニングのための少し開けた場所、模擬戦を行うための一段他よりも高くなった場などが揃えられており鍛錬の場としては十分だ

「ふー……。このままでは、いけませんね」

剣舞を止め、自分の手甲に包まれた手を見る
並の相手では自分に力では勝てないだろう。しかし…魔術、策謀…そういったものを使う相手には自分はほぼ無力だ
魔術に関しては自分の持っている直剣である程度は何とかできるとはいえ、完全ではない

「と言っても…何も浮かばず、修練してしまう私は、なんとも不器用ですね」

ふふ、と笑ってから剣を一度下ろす
自分に魔術の才が無いことはわかっているし、姉ほど頭がいいわけでもない
だからこそ、最も落ち着くこの日課をこなしているのだが…やはりいい案が浮かぶわけでもなく
剣を下ろしたその延長で、備え付けられた休憩のための椅子に座り、少し息をついて。
ぼんやりと、まだ残っている熱心な者や、新たに入ってくる者を見つめている

シュライア > そうして、夜は更けていく…
ご案内:「ラクスフェル家修練場」からシュライアさんが去りました。