2018/07/14 のログ
■ブレイド > 「そっかぁ…んじゃー、今日は一緒に寝るか?
猫のかっこなら間違いもおこんねーだろ」
声と耳の様子でなんとなくわかった。
今日も一人で寂しくて。
ついここで見つけてくれる人を探してしまったのだろう。
抱っこしてナデナデして…シャルレの要望はわからないが、なんとなく求めているものはわかる。
「外で泊まると心配かけちまうか…やっぱ。
いっつも寂しそうにしてっからな…」
■シャルレ > 「にゃーう」(うん、でもぉ…)
相手の言葉は魅力的に聞こえる、寂しくなく過ごせる。
一緒に寝てくれるぬくぬくもある。白い耳はヘタリと垂れたまま、少しの間黙り。
「にゃーぁ、にゃ、にゃうん」(あのね、やっぱりね…戻らないと…)
お使いで出たときでも、夜は隊舎に戻ること。
何気ない約束かもしれないけど、破りたくなかった。
気持ちは変わらないという、ことを証明するように、腕の中からするっと飛び降りて。
「にゃーん」(ありがとね、戻るね)
数歩、歩いて振り返って鳴く。
耳もしっぽも垂れたまま、明るい酒場通りを抜けて隊舎に戻ってく。
ご案内:「平民地区 酒場通り」からシャルレさんが去りました。
■ブレイド > 「もどるか、ま、寂しかったらまた付き合うからよ」
別に気を悪くしたような様子は見せない。
腕から抜ける前に、白い猫の体を優しく撫でてやる。
義理堅いシャルレのきもちを考えれば、それもそうだろうが。
「またな。寂しい夜もおわるといいな」
最近はゴタゴタしていることもあって、彼女は寂しい思いをしているだろう。
まぁ、変な意味はまったくなかったのだが…嫌がられたわけでもなさそうなのでそれはいいが。
帰っていく白猫を見送って、自分も帰路へつく。
ご案内:「平民地区 酒場通り」からブレイドさんが去りました。
ご案内:「タナール砦周辺の平原」にカイルさんが現れました。
■カイル > 男は砦周辺に建設された敵の陣を落とすよう命じられていたが、
このような簡易な作戦などに既に興味をなくしており、平原の木へと
もたれ掛かり昼寝をしていた。
陣にいれば逐次細かいことで判断を求められさすがにうんざりしたからだ。
この程度の事各々で判断しろ!そう怒鳴って自分の陣を出てきたのだった。
浅い眠りに落ちかかったところで、味方の兵に起こされてため息をついた。少し恐怖の表情をうかべた兵の顔が目に入る。
男に連絡をする為の者を選任するのにどれだけの一悶着があったのだろう。想像に易かった。
「なんだ」
恐る恐る話をする兵によると、どうやら男の隊の陣の側面から3個小隊程の敵が迫っているらしい。男は小さく息をつくと地面に突き刺された剣に手をかけながら身体を起こし耳を穿りつつ口を開く。
「そんなもの陽動に決まってるだろと伝えろ。どうせここまでは来ねェーよ。一個小隊でもあれば十分だろうから迎撃させろ。それで敗走するようなら俺一人で敗走してる隊ごと敵を消し炭にしてやる」
そう口にすると去っていく兵を横目にため息をついて再び身体を横にした。
「これぐらいの判断自分でしろっての。無能なのか責任をとりたくないのかしらねーけど、ホント面倒くさいぜ。」
再び身体を横にすると大きく開かれた空が目に入る。少し強い風が頬を擽り心地いい。
■カイル > 完全に眠りこけていてしばらくたったころだろうか。
再び味方の兵がやってくる気配に自ら目覚めると大あくびをした。
しばらくすると案の定やってきて、目を細める。
「今度はなんだ」
味方の兵の話によると、砦を攻めている雇い主の部隊がこちらの部隊の兵員をよこすように要求してきたらしい。
「そんなの契約にはいってねーっての。今回請け負った倍の見積もり書いてもってってやれ。ただでさえ今回は安く叩かれてんだ。安い仕事はしねーっての。」
ワイバーンに乗って戻っていく味方の兵を見送りながら懐に手をやるとスキットルを出して中のウイスキーを喉に流し込んだ。
念の為場所を伝えておいたが、離れた場所においてもこう判断を求められるのだと、戻ればどれだけの判断を求められるかわかったものではなかった。下手すると便所にいっていいかの判断すら求められるのではないだろうかと男は思考して。
■カイル > しばらく、その場で休んだ後、男は自陣へと戻っていった。
ご案内:「タナール砦周辺の平原」からカイルさんが去りました。