2018/07/08 のログ
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」にリスさんが現れました。
リス > マグメールの富裕層と平民地区の中間点にあるトゥルネソル商会。
 大通りに面したわかりやすい場所、大量の品物を安く売っております。
 そんな商店のうちである、マグメール店、その入口をくぐれば、可愛いメイド姿のミレー族の店員―――奴隷だが、彼女らがお出迎えしてくれます。
 ミレーの店員も売りものですので、もしお気に入りがいましたらどうぞ店長まで。
 今日は、店長は事務室で様々な書類と戦っております。
 御用があれば、ミレー族の店員に一言行って頂ければ即効飛んでいきます。
 でも、やるべきことが色々とありますので、少女は書類を確認し、サインをして、仕事を進めております。

「あああああ。」

 目まぐるしい量ではありますが、嬉しそう。
 ええ、最近いいことありました。
 娘が、店を構えた模様。何も相談受けてないけれど、ええ、商人としては、娘が自分の店を持ってくれるのは嬉しいことです。
 なので、全力支援の作業。
 普段より色々と作業が増えてますが気になりませんのです。

リス > 「でも。」

 ダイラスに有るとのことなので、基本は両親……娘から見れば祖父祖母か、彼らに教えを請うのだろう、両親の方が商売の歴なども長いし、安心ね、と考え直す。
 自分が教えられないのはちょっとだけさみしい。
 そんな事を考えながらも、少女は新しい書類にサインや見積もりを書いて終わらせる。
 しかし、売上はかなり良いと思う、先日の貴族様の貴族様買いが発生したから……とはいえ、あれは恒常的なものではないし、と意識を切り替えた。

「……いま決済すべきことは、だいたいこのぐらい、かしら。」

 書類をだいたい終えたのか、少女はんーと、大きく伸びをする。
 これなら、お客様が来ればすぐに対応できるでしょう。
 ふむ、と満足そうに笑ってみせる。

 とりあえず、紅茶でも用意して少し休みましょう、と紅茶を取りに行くことにした。

リス > 紅茶をとってきて、そしてお茶菓子も用意すると、簡単なティーブレイクタイムという様相。
 今は、休憩しているミレーの奴隷ぐらいしかいないが、お菓子とお茶を振舞って、休むことにしよう。
 順番に休みを取って、お茶とお菓子と食べなさいと伝えて少女は自分もお茶を手にする。
 暖かなお茶は、香りが良くて、プロとは言えないけれど上手に入れられたな、と思う。
 ちょっと砂糖を入れて、お菓子をつまんで。
 紅茶の香りを堪能しながらの、お茶の時間にのんびりとした空気を感じる。
 奥様方のお買い物の時間はもう少し後になるし、今のうちにゆっくりしておくのもいいだろう。
 とはいえ、入口の方はしっかりと確認して、お客様が来ればいつでも行けるように。

リス > 「さてさて、と。
 そろそろ行きましょうか……。」

 しばしの間のティータイムの休憩が終われば、そろそろ奥様方がお買いものに来る時間のはず。
 ここから食料が沢山減るのだ、新鮮な魚やお肉や野菜が補充が必要になるはずである。
 それならば、補充することにしましょう。
 ミレーの奴隷の店員に、行きましょうかと声をかけてから少女は立ち上がる。

 商人の戦いは、日常的な、こういうところにあるのだろう―――――

ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」からリスさんが去りました。