2018/05/09 のログ
ご案内:「設定自由部屋」にレリィさんが現れました。
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」にリスさんが現れました。
リス > 平民地区と富福地区の境目にある4階建ての大きなレンガ造りの店舗、トゥルネソル商会、王都マグ・メール店。
 日用品から武器防具などの装備、宝石などの高級品、お酒、各種サービス、色々なものを取り揃えてお客様のご来店をお待ちしております。

「ん~~~~~~~~~~~」

 そんな、マグメール店の店長のいる事務室に、少女の唸り声が聞こえる。
 別に売り上げが悪いわけではなく、機嫌が悪いわけでもない。
 どういう事かと言うと、最近人間辞めました、それで翼が生えたり尻尾が生えたり角が生えたり。
 ええ、ドラゴンになったのです、それでお客様を驚かせないようにとドラゴンフェアのドラゴンのコスプレとか言っているのですけども。

 人の姿に戻りたいわけです。
 魔法を使えば、人の姿に成れるようなのですが、旦那であり嫁である竜王様にやり方を聞きました。

『気合でえやーっと。』

 素敵に参考になりません、魔法の素質も使ったこともない少女。
 気合でどうにかなるものなのか、と気合を入れてもパタパタ背中の竜翼がはばたくのみ。
 それでちょっと浮いちゃうから困りもの。
 とりあえず、店の中は店員たちに任せ、頑張って変身して元の姿に戻ろうとしてます。

「ん~~~~~~~!」

 ぱたぱた。

リス > 「……ふぅ。」

 疲れた。
 魔法の使い方がわからないので、人間に変身することが出来ない。
 誰か教えてくれる人が欲しいと思う今日この頃、とりあえず今はちょっと疲れたので仕事に戻ることにしよう。
 とはいえ、何かしらの問題があれば、奴隷の店員が呼びに来るだろうし。
 新しい椅子に腰をかけて、書類仕事をしよう。
 机の中から書類を取り出して、書き込み書き込み。
 今日は、どんなお客様が来るのだろう、後で九頭竜温泉行きたいな、とか思考がちょっとずれてたり。

ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」にさんが現れました。
> トゥルネソル商会の内側に何時の間にかいる人がいるんです。
店長の妻にして いるのかいないのか分からない副店長のプレートを持つ髪の色が一定じゃない赤髪の少女。
どっかの若いねーちゃん的な風貌で、いつもの姿ではなく背丈こそ一緒の赤髪のロング少女が、いつの間にかいて いつの間にか応対し いつの間にかお客をお見送りして会釈までしているんです。

「…」

ちらっと店長を見た あれ、 治ってないな、と。
気合とは言ったが、いつも一緒にいるのに、技を盗むとかなかったんか、とため息交じりに肩を賺してみる。

リス > 店の中で聴き慣れた声が聞こえた、それは彼女しかいない。
 少女は、今やっていた書類仕事を一度止めて、店の方に出る。
 お客様をお見送りしている少女、副店長に視線を向けて近づいていく。

「篝ー、お酒の仕入れの件なのだけれど。
 姫鶴左門 純米吟醸を少し多く入れて欲しいの、こっちでは馴染みの薄そうなやつだしー。」

 自分を見てため息混じりに肩をすくめる嫁に少女はにこやかに。
 技を盗むとか、そういうのは基礎が必要です、文字も読めない人間に、本を読めと言っているようなものなのです。
 なので、今は気を取り直して商売の方に専念してまする。

> 声は声だけは変えていなかった、外見は相当派手に仕上がってます。
本当に店長の奥さんって アレなの?と後ろ指さされるレベルの何かです。
ギャルじゃないんですが、そこそこ見た目が派手でした。近づいてくる色々と生えてる旦那=店長を見上げ

「分かった、今度 部下に運ばせる。今年の仕込みは終わっているから数制限して売り捌かんと 値崩れ起こすが?」

この前運んだばかりなので、自身では飛ばないつもりだ、定期的に飛んで運んでいるのは部下とお友達とその他。
基礎はやはり体で覚えさせるしかなさそうだ、今夜は眠れない夜になりそうだなぁ
涎が垂れそうになるのを気合で乗り切って見せるが、視線がそれるので分かりやすいとも。

リス > 声さえ変えていても、彼女との繋がりのお陰か、すぐに判る。
 そもそも女同士で結婚している時点で後ろ指とか全然気にしません、もともと後ろ指に耐性は強いのです。
 嬉しいのか、尻尾がぴこぴこ床を叩いていたり。

「ん、了解、じゃあ調整して、倉庫に在庫にするわ。」

 酒造の状態を聞けば無理をする必要もないと認めてうなずく。
 魔法の基礎は体に覚えさせないとダメなのです。

「……ふふ。」

 視線が動くので、少女は笑ってみせて人差し指を立ててみせる。
 内緒の仕草。前に決めたふたりのサイン。

「で、あと……多くなりすぎたお酒とかはあるかしら?」

 在庫にあまりがあるなら、引き取っておきたいのだけど、と確認。
 あそこは人気の酒が多いからあまりはないとは思うけれど確認を、と。

> 色々と繋がりもあるし、結婚もして子供も二人いる時点で相当変わっているこの婦婦。
両人とも竜なのに 片方は角とか翼とか尻尾とかなのに 片方は何も生えていない(髪色は異常)人間そのもの。

腕を組んで顎に片手を宛がい、目を閉じて考える仕草を一つ。
大差考えもすぐに纏るがために、瞼を開き腕を解くと、

「任せる、私には その辺の才能が欠落しているしな」

魔法の基礎は体に刻み込む ある視点から見ると相当いやらしい意味に見えて仕方がない。
内緒のサインに んーと唸るがそれだけだった。

「米酒が此処最近 バカ売れしているので、他の酒を減らしてもいいかも知れない。
 8桁の酒はサンプルだけでもイイだろう。そもそも店頭に出してないが。
 米酒自体 此方の国では珍しいらしいぞ。余り考えていなかったが。」

最近の売り上げ 妙に傾いているぞ、と何処からか取り出した売り上げ伝票の束を彼女に差し出す。
在庫はいっその事 米酒全体に傾けて 他の酒適当に下げてはどうかという提案を投げかけてみよう。

リス > 人間から変わった自分、出産を経験して変わった以上の変化を覚えている。
 人から翼有り尻尾有りになって、相手は人間と同じ姿。
 早く元に戻りたーいと思わなくもない。
 彼女が思考するのを静かに待つ。竜の彼女はとても頭が良いのですぐ答えが出る。
 才能はあると思うのである、計算が上手ければ商売はいけるのである。

「はーい、任されました。
 篝も才能はあると思うのだけど、ね。」

 彼女の商売に関してもまあ、お勉強は必要である。
 自分が魔法の勉強が必要であるのと同じように。
 唸ってる様子に、首をかしいでおく。

「うー……ん。
 物珍しさから来る一過性のものに見えるしね
 今だからバーンと売るのもいいのよね……。
 そうね、もう少しばかり売り場広げておきましょう。」

 彼女の提案を考えて、固定の酒を買う客や、不人気のお酒を倉庫に戻し、米酒を少し多めにするように店員に指示する。

「そろそろ、もどる?」

 ふと時計を眺め、時間だし、と帰りの準備を行い、一緒に戻るのだろう。
 魔法の勉強もしないといけないし――――

> (その後 二人は 連れ立って帰宅致しました)
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」からさんが去りました。
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」からリスさんが去りました。