2018/03/20 のログ
ご案内:「ダンジョン」からクーナさんが去りました。
ご案内:「王都平民地区娼館通り『天国への階段』亭」にエンジェルさんが現れました。
エンジェル > 今夜も人出で賑わう娼館通り。
その中の店のひとつ『天国への階段』。
その名の通り天国へと昇るような体験を出来ると謳うその店は、周りの店に比べると少々……いや、かなりお高い。
しかし、それでも今日も足を運ぶ客は後を絶たず繁盛していた。
そんな高級店の中、一晩好きにしたいなら金貨数十枚、一発抜くだけでもプレイによっては両手の指に手が届きそうな特別な娼婦を指名した時にだけ通されるVIPルームがあった。
もっとも積極的に割引券や利用券を配っている為に運が良ければ格安で利用することも出来るだろう。
まるで城を思わせる店の前、置かれた椅子にちょこんと腰掛ける少女はその通りに置いてあまりにも異質と言えた。
幼く、あどけなく、満面の笑顔を浮かべる幼い少女。
しかし、彼女もまた店の商品であり、その椅子は商品棚であった。

「きょーはー、ちょっとあったかいねー♪」

道行く人々に満面の笑顔で愛想を振りまき、愛らしい声で話しかけるその少女も店の中では股を開き腰を振り男を受け入れるのだ。

ご案内:「王都平民地区娼館通り『天国への階段』亭」にブレイドさんが現れました。
ブレイド > うっすらとぬるい風。
春も近いと思わせるほどに。
コートを着る人影ももはや少なく、人々の足取りも軽く見える。
そんな中、少年はいつものようにフード付きのマントを羽織っている。
いつもは遠目に見ているだけだったが、今日は少女のそばを歩く。

「よっ」

一声だけかけて、ひらりと手を振り。

エンジェル > 客の気を引くために笑顔を振り向いているとこの店を利用するには貧相な外見の少年の姿。
声を掛けられるとにっぱーと笑顔を浮かべ、手を振り返す。

「おにーちゃんこんばんはー♪
 えんじぇるとあそんでくれるのー?」

投げ出した細い脚をぱたぱたと動かしネグリジェの裾を翻す。
覗く白い下着に通行人の視線が集まるも少女は気にする様子もなく笑顔を振りまき続ける。

ブレイド > 接客用の笑顔を向けられると、少しだけ困惑する。
店のそばだからそうなのか測りかねてしまった。
ちょっと苦笑を見せて、金が無いアピールをしつつ

「また後でな」

と言ってみる。
呼び出すのはいつもは彼女のすることだが、少し真似てみた。

エンジェル > 「ざーんねん。
 まったねー♪」

椅子から立ち上がると少年の頬へと顔を近づけ、ちゅっと唇を押し付ける。
そして、耳元で『家で待ってろ』と囁き、ぶんぶんと手を振って少年を見送る。
それからしばらくして少女にも客が付き、店の中へと引っ込んでしまった。

ブレイド > 「おう、またな」

キスを受けて小さくうなずく。
少し秘め事めいた約束。いつもながらくすぐったい。
暖かな空気をまといながら少女を見送り
家へと向かう。
この暖かさなら、暖炉に火を入れる必要もないだろう。
せっかく出し、なにか食事でも作って待っているとしよう。

エンジェル > 普段なら明け方には仕事を終えてやってくる少女であったが、今日は別宅のドアを開けたのは昼前になってからだった。

「うーっす。」

ラフなホットパンツ姿でやって来た少女はぽーっとした表情で家の中を歩き、お気に入りのソファへとぽふっと腰掛ける。
ほぉっと漏れる熱い息は未だ身体の熱を冷ましきれていない、そんな風に見えるだろう。

「ブレイド起きてっかー?」

背もたれへと小さな背中を預け、くったりと瞳を閉じると情夫の名を呼ぶ。

ブレイド > 作った食事は少し味の濃いめのスープとベーコンエッグ…ではあったが
双方冷めてしまっている。
スープはあったまえ直せば問題ないが。
少女の声が今に響けば、二階から足音。
少し眠たげな少年が降りてくる。服は着ている。

「んだ、おそかったじゃねーか…
よっぽど…いや、なんでもねぇ。
腹減ってねぇか?」

カリカリと頭をかきながら少女の座るソファへ。

エンジェル > 「あー、減ってる。
 何かあるか?」

よっぽど……。
少年の何か聞きたそうな言葉とそれを飲み込む少年の気遣いが心地よい。
瞳を閉じたままけだるそうに答え、まとわりつく布が煩わしいとでも言うようにシャツを脱ぎ捨てる。
ほんのりと紅潮したままの頬、気怠げな仕草、熱い吐息……いつもよりも艶っぽい少女の姿は、幼いなりしても百戦錬磨であることを鑑みれば、『よっぽど』だったのだと想像させるに十分だろう。

ブレイド > 「スープくらいしかねぇよ。
あと、なんか食いたいもんあるか?
飲んでる間になんか作っとくけどよ」

脱ぎ捨てたシャツを回収し、代わりに少しぬるまった蒸しタオルを投げ渡す。
変態の相手で大変だったのか、未だに余韻に浸っているのか。
娼婦である少女ならばそれも日常なのだろうが…
ツッコむのも野暮だとキッチンへと向かい。

エンジェル > 「あー、スープだけでいい。」

背もたれに両腕を広げキッチンへと立つ少年へと上下逆さまに顔を向ける。
投げ渡された蒸しタオルで首筋を拭き、チューブトップブラを上へとずらして充血したままの乳首を冷ますようタオルを載せる。
もぞもぞとショーツごとホットパンツも脱ぎ捨て、下半身は一糸まとわぬ白い肌を晒す。

「あと、お前のチンコ。ホットでな。」

ソファの背中側からではひっくり返った少女の顔しか見えないだろう。
からかうようおどけた笑みを浮かべ、少年が自分のためにスープを用意してくれるのを眺める。

ブレイド > 「へいへい、ちょっとまってろ」

背後でそんな事になっているとは思わずに
スープを温め直す。
あまり熱くしすぎるのもアレなので、程よい温かさで火を止めて。

「昨日はだいぶ頑張ったんじゃねーのかよ。
ほらよ……なんてかっこしてんだバカヤロー…」

少女にスープを持って歩み寄る。
疲れが溜まっているのではないかと労いつつも隣へと。
見下ろす少女の裸身に、驚きながらもスープを差し出し。
リクエストの品は、まだ半分といったところか。