2018/03/09 のログ
セイン=ディバン > 恐らくは、この行為が終われば、男が恥ずかしさで死にたくなることだろう。
だが、今この瞬間は、相手に対して何も隠さず、ただただ本音を口にしている。

「なんだよそれ……。その、反論はできねぇけど」

相手の突然の言葉に、男は拗ねたような表情になる。だが、当然そういった部分を自覚してもいるので。
反応に困る、といった感じの男。

「それを言うなら。お前だった。危なっかしいし、警戒心薄いし。
 ……放っておけないし、そそっかしいし……」

負けじと相手の目立つ点を並べるが、当然。それもまた、男が相手を愛している部分でもある。
なんというか、そう。すっかり虜なのだ。だから、長所も短所も関係なく愛おしい。

ずるり、と。相手の中へと入っていく。熱く、火傷してしまいそうな感覚。
普段よりも緩やかな挿入は、奥までしっかりと行われた時点で、男が動きを止め。

「……ノア、見てみな。ホラ、しっかり挿入ってるぜ」

正常位の体勢から、身体を後ろに仰け反らせた体位……対面前座位の姿勢になれば。
結合部がしっかりと見えてしまう。
そのまま、男は腰を揺らし、少しずつ、行為を進めていく。

ノア > 「 いじわる で、 .....っ、んぁ..
   ん... 女たら し、 で... ン、っ ───
    ばか しょ う.. じき、 で..... っ、ん.. んっ 」

強気な殻の中には、"臆病" がこれでもかと詰め込まれている。これ以上ない位 幸せの最中にあっても、不安が完全に取り除かれる事はなく

貴方が、感情を制御出来なくなるなんて。貴方が、こんなにも弱くて脆い姿を見せるなんて。何かあったのかもしれない.. 誰かにすがり付きたくなる程の、不安、悲しみ、あるいは恐怖 が。そんな考えが、頭をよぎるけれど.. 例え引き金が何だろうが、構わなかった。貴方が求めてくれるのなら、はなから受け入れる以外 選択肢などないのだから。

「 .....ん、っ..   ─── んぁ、 あっ... 」

ゆっくりと、ゆっくりと貴方を受け入れて.. 女の唇から、甘い吐息が漏れ始める。時間を掛けて、捩じ込まれてゆく中

「 .........だか ら、  だい.. すき、っ... 」

と、 熱っぽい吐息に紛れ、 こっそりと伝えた。
漸く、貴方の全てを受け入れる事が出来たなら、女の一番奥は押し上げられるように圧迫される。もう其れだけで、与えられる刺激は強すぎる程 なのに

「 ン ──── っ、 んっ.. ── !! 」

貴方が上体を傾けるから、腹部側に圧が加わり。そのまま意地悪な言葉と共に、少しずつ腰を揺らされて.. 内壁の弱い部分をじっくりと擦るような動きに、一際甘ったるい鳴き声を上げ

「 ん、ぁ.. んっ ── セイ ン、 っ... これ、 や だっ.. ぁ、 んっ... ン、 んっ.. んぁ、 あ... 」

感じる視線や、愛するひとの声。熱くて、恥ずかしくて、きもちよくて、幸せ過ぎて.. もう、どうにかなってしまいそうで。嬉しさや羞恥が入り混じり、琥珀色潤ませた其の顔は.. カーテンの隙間より漏れる月明かりに照らされて、何とも扇情的なものだった。

セイン=ディバン > 「ずいぶんな、言われようだなぁ……」

でも反論できない男。事実その通りなのだし……。
相手の声色から、そこを責めているのではない、というのは十分に伝わってきているからだ。

「……んっ……ノア、って案外、遊んでないっつーか。
 実際の所、経験、噂よりは豊富じゃねぇよな」

曰く、白蛇について、なんて噂。結構広まってはいるものの。
実際の相手の姿見れば、所詮は噂だとわかる。
なんだかんだいって、相手は結構な少女趣味というか。
……可愛らしい女性なのだ。実際。

「……だいすき、とか言うな。ハズい。ハズ死する」

小さなささやきは、とても強くて。思わず視線をそらしてしまう。
年甲斐も無く、ときめく鼓動。相手の言葉が、酷く嬉しい。

「くっ……き、っち……」

なれぬ体位ゆえ、男も圧迫感を感じるが。それでも、じりじりと腰を揺らす。本当に、振る、というよりはゆするような動きだ。

「やだ、ってわりには、イイ声出てるじゃんか……っ!
 ホラ、ノア。お前も腰振れって……!」

次第に激しさを増す腰の動き。相手の艶やかな声、そして表情に引き摺られるように。男の攻めは強くなる。
もっと、もっと相手の深部が見たい。そう思うのに。
三度目の射精欲は近づいてしまう。本心を、本音を曝け出したからか。
男にも、余裕がなくなってきているのだ。

ノア > 揶揄うような、じゃれるような、そんな言い合いも、続ける事が困難となってゆく。大きな欲棒を深くまで捩じ込まれ、身体揺すられるにつれ.. 漏れる吐息も、次第に嬌声へと変わり

「 うわさ なん、て.. しら な..... っ、んぁ.. んっ♡ 」

恐らく、は。蛇の如くしなやかな身体で獲物に忍び寄り、甘く誘い、そして 激しく絡まって.. 最後には牙を突き立て、其の毒でもって男の身も心も蝕む..... 位の噂を立てられているかもしれない。けれどそんなもの、ただの噂。白蛇の名を知る者達が勝手に作り上げた、妄想に過ぎず。実際には..

「 違、っ..♡ ン、 んっ.. ! んぁ、 あっ.. ん、 んっ ── 」

貴方の身体に、声に、 其の身を焦がされて喘ぐ ただの女。貴方に負けない位に頬を紅潮させ、意地悪な腰付きに揺らされながら、 白い手伸ばして

「 セ イン、 っ..... もっ と、くっ つき、 たいっ.. 」

甘ったるい鳴き声混じりに途切れ途切れ、起き上がりたいと伝える。上体を起こす事が叶うなら貴方の上に跨がって、首に腕を回し、 肌と肌とを触れ合わせながら.. もっと近くで貴方を感じたいと、緩やかに腰を揺らすだろうか。

セイン=ディバン > 気持ちを伝えてしまったからだろうか。いつもの言葉の応酬も、どこか白々しさというか、ぎこちなさのようなものを感じる。
それでも、それは決して不快だったりするわけではない。

「カハハ、そうだな。噂なんて、所詮噂だ」

自身も、過去の行いのせいで最近は変な通り名がついてしまっている。
他人は実に簡単に、気軽に吹聴をしてくれるよな、と。
そう思いつつ、目の前の相手をしっかりと見る。噂ではない、本当の相手の姿を。

「何が、違う、って? 身体反応させてちゃ……説得力、ねぇよ」

相手の否定の言葉をかき消すように言い、男は腰を突き上げるようなものへと変える。
赤く染まった相手の頬は、白い肌の色とのコントラストが鮮烈だ。

「ん……。お、っけ……。
 もうちょいで、イきそうだからさ。
 ノア、そのまま腰振ってくれよ」

伸ばされた手を掴み、そのまま相手に跨られる。二度の射精に、駅弁での移動がたたったのだろう。体力の消耗激しい男は動きを止め。
絶頂へと導いて欲しい、と相手に伝え。その豊満なバストを、両手でもみ始める。
たぽたぽ。たゆたゆ。揺らしたり、震わせたり。感触を楽しむよう。

ノア > 「 ─── だっ、 て... んぁ、 あっ..ん、 ♡ んっ.. ! 」

( 今まで の.. ひゃくばい、 きもち い... )

貴方の言う通り、まるで説得力のない姿。淫らな声は、途中で言い訳するのを諦めた。同じ相手なのに、互いによく知る身体なのに.. ほんの少しの動きや 吐息にさえ、酷く敏感になってしまう。

向かい合い触れ合う部分も増えて、貴方の息遣いも耳元で より近くに感じる事ができたなら.. 女もまた 近付く限界に、 ぞく と身体の芯を疼かせて

「 ん、 んんっ..! ゃ、 ── んぁ、っ♡ あ、 あんっ.. ! ン、 んっ♡ セイ、 ンっ... すき 、っ.. ─── んぁ、っ.. あ、 あっ ───   んぁ、  ぁ ん、んっ.. ! 」

全てを、一滴残らず注いで欲しくて、懸命に腰を上下に揺らす。貴方の手のひらに揺れる膨らみの柔らかさを伝え、強すぎる快楽と戦いながら、貴方に跨がり、甘い甘い声で鳴き..

「 ン ──── んぁ、 あっ♡ んんっ ── ! 」

背中を弓形に反らし、貴方の欲棒を きゅぅと締め付けながら.. とうとう抗えず、絶頂を迎えてしまう。許容を越える快楽に、 びくびくと背筋や肩を震わせて

セイン=ディバン > 「……」
(いやー、言えねぇよなぁ。正直限界近くて、後は気合で誤魔化してます、とか)

表面上は余裕を見せながらも、男は背中に汗を大量にかいている状況。
今まで以上に、気持ちが繋がってしまっているから。
気持ちいいとかそういうレベルじゃない。快楽を通り越し、心地よく、正に『快』そのものか。

「お、ほ、はげしっ……。あぁ、ノア。俺も、好きだ。
 お前が大好きだぜ……」

激しく踊る相手。男は全力で射精を堪えるが。やはり、限界は近かったのか。
胸から手を離すと、相手の腰をしっかりと掴み。

「くぉ、出る……! ノア、受け止めろ……っ!
 俺の精液を、子宮で全部受け止めやがれ……っ!」

相手が絶頂した瞬間。両腕を引き、腰を引き寄せる。
ずん、と。奥までを貫き。三度目の吐精を迎え。男は、最後の一滴までも注ぐ、とばかりに。相手と密着し。

「……あ~……。

 今夜、ちと泊まってくわ……」

三度の射精の疲労に、ぼやけたままの頭で。
男はそう言い、相手を抱きしめ、眠りに落ちる。

夜が明けた後。気恥ずかしさや後悔や照れやなんやかんやで。
酷くぶっきらぼうに、帰る、とだけ言って部屋を去った男では合ったが。
最後に、相手の額に。実に初々しくもキスをしたんだとか……。

ノア > 堪えきらず先に達してしまった女には、どうする事も出来なくて..掴まれた腰を、ずん と一気に引き寄せられ。深々と突き上げる貴方に子宮を圧迫されながら、熱い白濁放つ欲棒を、余韻で不規則に痙攣する内壁が締め付ける。貴方の熱を、一滴でも多く注いで欲しくて。暫くの間、 其の繋がりを解けないままに

──── ── ─

やがて二人はすっかり脱力し、ベッドの上に抱き合ったまま沈む。眠りに落ちたのは、貴方が先で

「 .........おやすみ、 」

寝息を立てる無防備な其の頬へ、触れるだけのキスを落とす。何とか引っ張り出したシーツを素肌のままの二人に掛け、女もすぐに 眠りに付くか。

翌朝の貴方はと云えば、酷くぶっきらぼうで.. 女はやっぱり堪えきれず、 くすっと肩を揺らしたり。そうして貴方が去った後、女は小さな箱を取り出して..

「 いい、 よね... 」

ペリドットの指輪を、そっと 白い指に嵌めた。

ご案内:「平民地区の一軒家」からノアさんが去りました。
ご案内:「平民地区の一軒家」からセイン=ディバンさんが去りました。