2018/03/07 のログ
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」にリスさんが現れました。
■リス > 「さて、どうしたものかしら。」
そんな一言から始まる本日は嫁が何やら武器を持ってきた。
その武器は見事な武器であるのだが……売る気はないらしく、お店に飾ってくれとのことであった。
何処に飾るべきなのだろう、少女はその武器を見ながら悩んでいる。
竜の角や、竜の爪や牙、鱗を使って作られたらしい武器で、正にドラゴンソードというべき武器。
材料は、嫁。勘違いしてもらっては困るけれど、生え変わったりした素材で作ったとのこと。
とても素晴らしい武器なのはわかるし、これだと本当にドラゴンにダメージを与えうるものなのだろう。
量産品を安く売るのが基本なこの店に一点ものは少ないから、売り物にしないという案には大賛成である。
売り物にしないなら、何処に置くべきなのだろう。
「うちのドワーフさんに作ってもらったのだから、技術力を見てもらうために、1階……。
いや、武器だし、武器の見本として3階でもいいのかしら。」
うーん、うーん。
とりあえず、今は目立つように一階に立てかけておいて、どうしようか悩む次第。
こういう見栄えも、お店の活気には必要なので。
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」にアッシェさんが現れました。
■アッシェ > 「1階に飾るのがええとちゃうか。」
その嫁です、角は生えておりませんが一応人に化けた竜が一柱。
1人で武器を製造し、手伝いも不要で1人で誰の手伝いもなくとある非売品的な武器…大剣を店に持ってきた。
材料が材料過ぎて、採算度外視、売るにしても使い手を選ぶ上そもそも
怪力か魔力を存分に保有する者でないと使いこなせないというある意味ヒドイ諸刃の剣を旦那に飾れといった本人が、
柱の陰からすすすっと音もなく現れたという、いやこの竜 気配を殺して過ごしてましたよ。
商売人のセンスは皆無ながら 見栄えのする非売品は目立つところに、を言いに現れた何かだった。
■リス > 「やっぱり、アッシェもそう思う?」
最近、彼女もお仕事場で一緒に仕事をしてくれることが多くなってきている。
基本はリスの護衛だけれど、お酒が好きなので、美味しいお酒の買い付けとかそういった方のお仕事もしているのだ。
気配が薄くても、いるときはわかるので、驚くことはない、慣れているのだ。
なんとなく、いるな、と思うと、やっぱりいるのだそれはそれで、すごい安心感。
「飾るとしたら上のほうがいいかしら?」
自分の身長よりも大きい剣を持ち上げて、飾りつけに使う台に乗っかってからではあるが、天井に近い場所……事務室の入口の上のあたりに、剣を横にした状態にして。
鞘から抜いて抜き身の刃が見える状態でこんなふうに、掲げて見せてみる。
■アッシェ > 「うん。委縮する輩はそれまでやろう」
最近 護衛していない。最近思うのだ 旦那 強くなってる。
旦那人やめたやろか、と。ツッコミは苦手なので言うに言えないこの頃。
そもそも昔と今では旦那のステータスにずれが生じてしまっている。
昔は無論 ヒトなので気配が読めないとかザラだったのに 今では気づかれる事が多い。
吃驚させる事なんて此処最近 失敗している始末。何が一体…ただ それは子供が出来た前後からおかしいのだと。
「それ 怪力じゃないと持てないんやけど。うちみたいな竜とかなら普通に持てるんやろけど…。
旦那はん もう ヒトやないな!?」
それ 竜とか人外さんの腕力凄いやつしか持てない、てびしっと指さして(失礼)指摘をしてやった。
あああ、持ててしまっている、人間の轍を踏み抜いてしまったらしい…。
■リス > 「萎縮させたくはないのだけどね、お客様は……」
ドラゴンの思考に、少女は苦笑を一つ。
お客様に感心して見てもらいたい、そして購買欲を掻き立てて欲しい。
うちのドワーフさんの技術を見て、鍛冶を依頼して欲しい、なのだ。
それに、自分のような一般的な町娘とかもお客様としてきているのだから。
最近は、嫁の気配に慣れてきている気がする。
愛する人が近くにいるのが分かるのはとても嬉しいことである。
前は、ちょくちょく驚かされたし。最近驚かされなくなってきているのは愛の成せる業と思ってる。
「……え?」
指摘にきょとんとしている。
「ゑ?」
そんな重いとか聞いた覚えないし、素材が素材だから、軽くて強い武器だと思ってた。
武器を見て、彼女を見て、自分を見て。
「冗談よね?
ほらだって、私、訓練とかそういうのしてないよ?」
急にそんな人間辞める理由とかないし、どういうこと?と、首を傾ぐ。
竜と毎日まぐわってればまあそうなる、でも本人知らない。
竜の汗だの体液だの毎日飲んでいれば人間辞めるなんて、普通に知らない。
■アッシェ > 「そんな武器も作れるんやって、分からせるには入口にどーんがええん」
竜の思考って大方変。っていうか多分 この竜だけがおかしい気がする。
大剣はベースは確かに自分が携わり整えたが後の加工は所属のドワーフさんたちに任せてしまった、鍛冶技術は流石に適わなかったのだ。
此度の武器は 見るべき人物として究極の武器も作れます、的な分からせるために飾れと言ったのだが。
なんかいっつも足りない嫁 一言が足りないのか。
殆ど 造って後は好き勝手にさせている気がする。
「人 やめているで。」
「もう一度 いうてやろ。もう人やないな」
「竜の子産んだ時点で ひとやないの卒業しちゃってるわ」
その武器 500キログラム超えているから、と重い金属や武器のサイズ的に見た目より軽く作った筈とは言え、
途中からきちんと作ってくれたドワーフさんたちが作成した武器の重さはキロ単位がおかしかった。
武器と言うかもはやそれは兵器だ。誰が使うんだろう、人じゃない。
すすすっと近づいてゆき リスの体の周りを撫でて見せよう 魔力の膜を。
薄くてそれでも濃い魔力の膜、人ではありえない量だ、さわさわっと触って、
「人やない証拠は これかも。ここら辺に…角が」
うちは完璧なんやけど、とリスの耳の上あたりをさわさわ。ちっちゃくて可愛らしい角がにょきり生えているのも指摘。
ニヨニヨして分からせようと振舞う。
■リス > 「それもいいわね。」
入口に置く、その手もあった、と少女は納得する。
それだと窃盗の危険性があるけどどうしたものかしら、とも考える。
彼女の意見、確かに、ワンメイドオーダーも承ってますというのはあるのだし。
看板替わりにしちゃおうか、と決定。
武器の扱いが微妙にひどい。
「……そっかぁ。どんな風になったの?」
一言足りない嫁に対して、怒ることなく質問をする。
これでも一緒に暮らしてるのだし、それに、種族が変わっても個性が変わったわけではない。
ちょっとさみしさを覚えたのは事実だけれども。
「500……!?
最近、アッシェと三日間ぶっ続けでも全然平気になってたし、体力ついたのかなって思ってた……」
流石に、重さには驚きを隠せませんでした。
そして、本人の判断材料が卑猥でした。
「ええええ。」
魔力に関しては、まだピンと来てない。
でも、角を指摘されて、初めて驚く。
髪の毛も洗ってたのに気がつかなかったおまぬけがここに。
■アッシェ > 「そもそも 重すぎて 盗めん」
入口に置くというか飾るというか。建物も頑丈じゃないと武器で崩壊しそう。
竜の鱗を飾るというのもあった が 大きさが大きすぎて却下した。
看板代りにはなりそうだが、看板に文字が掘れない、防御面でも強かったので割れにくいのもあって文字を刻み込めない。
一振り出来たが それだと 商会が 武器屋になってしまう、ような。
「子供孕んだ時点で 変わったんやろな。これでリスも竜か。
角もあるし…翼はどうやろか 尻尾は其の内生えるやろ。
これで益々 リスが 竜に…いや人からやから、人竜?」
卑猥な指摘は気にしていなかった それが通常営業ですとばかりに。
さわさわ触って分からせたら うんうんと自分で納得する始末。
■リス > 「ね。」
500キロと聞くと納得できてしまうので、それでいいか、と。
抜ける人がいればまあ、商談してもいいかな、と。
入口のところの地面にズブ、とぶっ刺した。看板は後から付ければいいのだ、掛けるタイプで。
竜の鱗は、今は無理。後で娘に手伝ってもらってカラなら、という感じである。
これも外側に貼り付けようという案がある。
要最か何かになりそう。
「そっか……。
とりあえず、わかったわ。
後で、しっかり教えてね……?」
どこで、というのは言うだけ野暮であろう。
納得している嫁に、にっこり笑って言おう。
自分で持つのを触ってみる、ホントにある、ちょっと気になる。
■アッシェ > 『これを抜く事が出来たモノを 同等の武器を贈呈する』 とか。
『腕力強い 剛腕な人・人外さんは除く』とか。
文言は旦那はんが考えるだろう、うちは無理や!(丸投げ)
そうして 武器は入口入ってすぐの部分に突き刺さったという。
竜の鱗 1枚でそこそこの値が張るのは言わないでおこう、っていうか知っていそう。要塞?街中で??
「誘っているん? ええで? 今夜は寝れん夜になりそうやなぁ?」
ニヨニヨニマニマ。妖しく微笑んでどこでどう教えるのかは言わなかった。
今日の夜は 久し振りに 美味しい事に為りそうだ!
■リス > 「ほら、竜の鱗を飾った店舗なんて、要塞以外の何者でも」
四方竜の鱗+竜の剣。
ドラゴン常駐。
要塞でいいと思います、要塞商店。
「じゃあ、3日間コースかしら。ね」
ふふ、と笑いながら、引継ぎだけはして。
嫁と一緒に帰るのだった。
あとは言うまでもなく―――――
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」からアッシェさんが去りました。
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」からリスさんが去りました。