2018/02/28 のログ
マリアージュ >  
「そんなことありませんわ!。
 もうっ、いじわるっ」

片手を持ち上げると、ぺちぺちとブレイド様の腕を掌で叩きます。
一生懸命な抗議なのです。

ブレイド様の頬を見ると、不思議そうな目を向けます。
マリアージュの知るテトラ様は、とても甘えん坊なのです。

「テトラ様・・・が、てしてしってしましたの・・・?」

そんな子じゃありませんのに、と。少し息をのんで驚いてしまいますが。
沈んだ様子に、軽く抱きしめられますと。
ぐりぐり、とおでこをブレイド様の胸に軽く擦り付けるのです。
ブレイド様の腕から両腕を離しますと、両手の平を、ブレイド様の胸下に軽くあてるのでした。

「ご一緒に遊んでお昼寝とかしたほうが、楽しいですわよ・・・?。
 ――!。
 はいっ!。ゆっくりお散歩したいですのっ!」

目尻を少し桜色にして微笑みますと。
いそいそと片手を繋ごうとするのでした。

「――前におっしゃってらしました、路地を探検しますクラブも見てみたいですわ♪」

楽し気に声を弾ませます。
このまま、のんびりとブレイド様とお散歩をして、ほんわかしました一日を過ごせるのでしょうか。

ブレイド > 「へへ、わりぃな。
まぁ、なれるといいな」

笑いながら叩かれて。
痛くはないし、むしろ可愛らしさを感じる。

「ま、猫にも好き嫌いはあんだろ。
せっかく逃げたのに捕まえに来たやつなんざ好きになれるはずもねぇ。
マリアージュならともかく、オレみたいなヤローなんかだったら特にな」

ぽんぽんと受け止めたマリアージュを撫でる。
触れる掌が、おでこが暖かく、良い香りがする。

「ま、オレはこのとおりだから。仲いい同士で遊んだほうがいいもんだ
んじゃ、いこうぜ」

マリアージュの手をとり歩きはじめる。
日中は一緒に散歩して過ごすことになるだろうか。

ご案内:「王都 平民地区・昼の公園」からマリアージュさんが去りました。
ご案内:「王都 平民地区・昼の公園」からブレイドさんが去りました。
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」にリスさんが現れました。
リス > 夜になっても、トゥルネソル商会は、明かりを絶やさずに営業しております。
 冒険者とか、夜に来店するかもしれませんし、こういう便利な店が一店舗ぐらいあってもいいだろう。
 店長の少女は何時もの様に、事務室で作業を行う。
 帳簿の記入や金の計算など、奴隷の店員には任せられないことはやりそれなりに有る。
 自分しかできないことをやっていれば自然と時間は過ぎていくし、仕事にはやりがいはある。
 右肩上がりの売上を見ていれば自然とほほが緩んでしまうのは商人の性なのであろう。
 まあ、やるべきことはそろそろ終わるのであとは、整理してしまい込んで、準備して帰るだけ。
 それならば、一息つこうかしらと、事務室の奥にある給湯室に移動し、紅茶を作る。
 いつもの帰り前の儀式のようなもの。

リス > しばらくして芳醇な香りが事務室の中に沸き立つ。
 紅茶ができたので、紅茶と茶菓子を用意し,少女は事務室でのティータイムを始めることにする。
 ひとりきり、というのは味気ないものであり、誰かとお茶をしたいな、と思うものの。
 それだったら休みの時に友人を呼ぶべきね、と苦笑をこぼしてみせる。
 このあとは、温泉にでも行ってゆっくりしようかしらね、と考える。
 さて、どうしたものか、紅茶を静かにすする音が、事務室の中に響く。

「うーん……。」

 なんか微妙に疲れて調子が出ない気もするし、今日はお風呂をやめて家に戻るのもいいかも知れない。
 ご飯はなくても嫁や娘が待っていてくれるだろうし。
 それもそれでありなんじゃないかしらね、最近遅いし、とも。
 まあ、微妙にもうこんな時間、という時間でもあるし。

リス > 「……うん。」

 紅茶を一息に飲み干して。
 片付けをして少女は周囲を確認する。
 出しっぱなしの書類……無し、放置された金貨袋……無し。
 奴隷たちへの指示……問題なし、漏れ無し。

「大丈夫、ね。」

 確認も終えて、紅茶のセットをしまえば、少女はカバンを持つ。
 そして、そのまま店を出て、家路に戻るのだった。 

ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」からリスさんが去りました。