2018/02/23 のログ
ご案内:「平民地区/それなりに大きな酒場」にエルナさんが現れました。
エルナ > 夜も深まり、酒場はどこも賑わいを増している。
そんな酒場の1軒に不思議な格好の娘が現れた。
まだ薄着では寒い時期だというのに、外套から見えるふくらはぎから下は革のサンダル。
歩けば何やら金属がぶつかりあうような小さな音が外套の中から聞こえる。

「えっと…ご飯を下さい。
何でも良いです。好き嫌いはないから」

まるでオーダーの仕方を分かっていない言葉を口にして店員を困らせながら、店内を見回していく。
店内にはカウンターとテーブルの他にステージが備えられていて、居る時には踊り子が踊ったり音楽を流したりしているのだろう事が伺えた。

エルナ > 「あっ、お金なら大丈夫ですよ。
ちゃんと持ってますから」

ほら、と外套の中から伸ばした手に乗せた革袋の中身。
それを見た店員は更に困らされることになった。
――そう、彼女の所持金はゴルドではない別の通貨だったのだ。

「? どうかしました?」

小首を傾げるその様子は、冗談には見えない。