2018/02/17 のログ
ご案内:「セレーナの家」にバルジリスさんが現れました。
バルジリス > 【お約束待機中です】
ご案内:「セレーナの家」にセレーナさんが現れました。
バルジリス > セレーナとバルジリスの家。そこで一人、暖炉の前のソファに座り、本を読む男、バルジリス。
彼の横には、読み終わったのか、二冊の本が置かれている・
執事と冒険者、なかなか時間が合わない仕事柄の二人。だが、バルジリスは毎日、セレーナのために朝食と夕食は用意していた。
そして、今日はワルセイが気を効かせて、バルジリスがセレーナに会えるように早め帰らされたのだが……
正直、執事以外にやることの無いバルジリス。セレーナに会えない時間、何をしようか考え…本を読むことにしたのだ。
読む本の題名は「良き父親になるためにできる100の準備」
読み終わったのは、「人外を妻に持つという事」「今日の晩飯はこれで決まり」である。

「はぁ……人間の姿で、つがいのガキを持つことになったのはいいんだが…俺に、父親になる資格があるのか……?」

自分は、メスを犯し、嬲り、痛めつけることに快楽を覚える元魔族なのに、こんな幸せをつかむ資格が、あっていいのか……?
少し、不安になったのだろうか。そんなことを呟きながらも…
頭を振り、セレーナには絶対に今のようなことは吐かないことを決意する。
一番不安なのは、セレーナなのだから。つがいの自分が、弱気でどうする……!
そして、扉が空くのを確認すれば、ふっと笑んで、振り返って……

「よぉ、セレーナ。お帰り」

そう言って、立ち上がり、そっと抱きしめるだろう。
家の主として、彼女の、夫として……彼女のお腹の中の子供の、父親として。
自分は、強く生きねばならないのだから……
そう、内心決意を想いつつ……

「晩飯は食ってきたか?まだなら、簡単なのを作るぜぇ?」

そう、普段道理に言って……

セレーナ > ちょっと薄暗い森の中。その家はある。
少女の今の家。愛しい人と過ごす空間。その家に、少女は帰宅する。
暖かい我が家。あぁなんて幸せなことか。

「ただいまー、です……。
 あ~、疲れました……わっぷ」

トビラをくぐり、帰宅の挨拶をすれば、愛しい愛しいだんな様に抱きしめられる。
そのぬくもりに、おもわず頬をすりすり。

「あ~、食べてないんですけど。
 ふふふ、たまには私が作りますよー。
 いつもバルちゃんに作ってもらってばかりですし」

相手の言葉に、食事がまだだ、と言いつつ。少女は荷物をソファへと置き、キッチンへと向かう。その時、置いてあった本をチラと見れば。
そのタイトルにクス、と笑う。父親は100も準備があるのか、なんて。
そうして、少女はエプロンを装着する。前面に、可愛らしいドラゴンのプリントのエプロンだ。

バルジリス > 「ああ、お疲れさん」

疲れたと帰宅してきた愛しの妻には、ねぎらいの言葉と共に、おでこに軽いキス。
そして、相手が料理を作ると言えば……

「お、セレーナの料理か。期待してるぜ」

そう言って、テーブルに向かって行くが……そこで、ふと思たことが。

「そーいや、バルちゃんって呼び方、気に入ったのか?この間から使ってるが…」

そう、少女から自分への呼び方、バルちゃん……どうも、この呼び方をされると、何だか甘酸っぱい気分になる。
そして、ドラゴンプリントのエプロンには、思わず頬をほころばせる。

「中々可愛らしいエプロンじゃねぇか。似合ってるぜぇ?」

そう褒めながらも、少女のおいた荷物を見やって…

「仕事の方は順調か?俺の方は、アルシャ様がどうしてもってねだってくださるから、ワルセイ様に内緒でケーキを……」

そう、仕事についての話題を振ってみたりして。
妻の料理を待つという、温かい時間、
確かに、今、自分は幸せなのだと、再認識して……

セレーナ > 「あふ~♪ お帰りを言ってくれる人がいるって素敵ですねー」

ハグ、そしてキス。疲れた身体が一気に癒されていく感覚。
まさに、幸せ絶頂。最近のモチベーションが維持できている理由は、まさにこの時そのもの、である。

「ふふふんっ。今日はお腹が空いているのでガッツリ系でいきましょー」

エプロンを装備し、キッチンに立つと。少女は包丁を手にする。
その刃を、手の平の中で器用に二回転。ぱしっ、とキャッチすれば、食材を取り出し始め。

「ん~? えへへ、なんかそう呼びたいんですー。
 だってバルちゃん泣き虫だしー。子供っぽいところあるしー」

だから、私のほうがお姉さんっぽくありません? なんて。振り返りながら言う少女。

「あ、これですか? ふふ、公園のバザーで5ゴルドで買えました。
 掘り出し物です」

相手に笑いながら言う少女だったが、その手は止まらない。
余所見をしているはずなのに。左手が捕まえた魚を右手の刃が三枚に下ろす。
野菜をよそ見したまま見事にカット。鍋を手に取り、野菜を投入すると同時に、串に魚を刺し、直火であぶる。

「ぼちぼち、ですかね~。まだ慣れてなくて。
 ふふふ、バルちゃんアルシャちゃんには甘いですよね~」

とりとめのない会話をしつつ、鍋に白い粉を入れ、鶏肉をざくざくと切り刻む少女。
その手つきは、明らかに料理慣れしている人間のそれであり。
少女はとんとん拍子に料理を進めていく。

バルジリス > 「はは、お帰りって言える相手がいるってのも、また幸せなもんなんだぜ?」

相手の言葉にはそう返すだろう。こちらも、ワルセイに「最近料理が一段と美味になった」と褒められるくらいには、モチベが上がるのだ。
そして、泣き虫田の子供っぽいだの言われれば……

「お、おいおい、中々な言い草だな……こういう時は、涙もろいって言うもんじゃねぇか?」

そう苦笑しながら言うだろう。言い返してやりたいが……実際、結構相手の前では泣いているので、言い返せない……
だが、相手の方がお姉さんぽくないかと言われれば…

「いや、全然?」

そう断言。なぜなら……

「だって、セレーナは俺の新妻だろ?お姉さんじゃねぇよ……
こうして、俺に料理作って、俺に愛されて……100%、100点満点の新妻だぜ?」

そう、何でも無いような顔で断言するだろう……ここら辺、、まだ人間であることになれていない癖だろうか…?
だが、セレーナの手際は明らかに、自分と同等の料理が作れるような手さばき。
ふと気になって……

「そう言えば、セレーナ、お前、料理したことがあるのか?」

そう聞くだろう。

「アルシャ様に甘いのかねぇ……こう言うと、失礼に当たるが……俺は、アルシャ様を妹みてぇに思ってるの……かもな」

そう、甘いと言われれば呟きつつ…慌てて。

「い、今の聞かなかったことにしてくれよ。アルシャ様は、あくまで我が主なんだからよ」

そう言うだろうか……そして、出来上がる料理の香りに鼻をひくつかせ……

「ああ、良い香りだな。セレーナ。期待以上のものができてる気がするぜぇ?」

そう言うだろう…

セレーナ > 「ふふ、そうですね~♪」

相手の言葉に頷きつつ、少女は蕩けた笑い顔を見せる。
なんともだらしない、歳相応の笑顔だ。

「え~? どっちかと言えば泣き虫でしょ~。
 ……まぁ、そういうところが可愛いのですけれども」

クスクス笑いながら言う少女。しかして。そういう一面もまた、魅力だ、と言うのだが。
相手に自身の言葉を否定されれば。

「なんですとっ!? ……あー、あ~……。
 いや、そのお言葉は嬉しいですけど。……照れますね~」

予想外の言葉に、赤面しつつモネモネと身体をくねらせる少女。
その間も手は止まらない。どころか、既に皿を用意し、並べられるものは並べている。

「え? したことないですよ?」

相手に尋ねられれば、きょとん、とした表情で応える。
料理? したことないですよ、と。
しかし、その手つきは明らかに料理の仕方を知っている者の手つきだ。

「……あー。なるほど。ふふふ、そう言われると。
 えー、いいじゃないですか。妹みたいで可愛いですもんねー、アルシャちゃん」

相手の慌てように笑いつつ、少女は、さささっ、と料理を並べる。

「はい、まずは白身魚の串焼きに、買ってきた黒パン。
 後はサラダを作って、シチューは煮込み終わりまでもうちょっと時間かかりますかねー」

相手の期待に応えるように笑う少女は料理を準備してみせる。
エプロンを外し、くるり、と相手に笑う姿は、実に子供っぽくある。

バルジリス > 料理をしたことが無い……そう言われれば、びっくりしたという表情で、料理を並べる相手の姿を見て……

「へぇ、したこともねぇのにこれだけの料理が……いや。作れるわけねぇだろ……」

料理を勉強したこともない素人が、これだけのものが作れるのなら、死ぬ気で料理を勉強した自分の立場が無いと思いながらも……少し、納得もしたりする。
バルジリスの中で、セレーナという存在は、セインの呪いの部分が分離した者だと思っている。
確か、彼女…今は彼だが、彼女も料理が上手かった。
……深くは考えないでおこう。今は、愛しい妻の料理を楽しもう。
結局はそう思うに至って。

「まあいいや、簡単に言えば、俺は料理の上手い奥さんを手に入れられたってことだな」

そう言って、シチューが出来上がるのを待とうとして……
相手の子供っぽい笑顔。どうしても、守りたいこの笑顔。
セレーナが、呪いの分離した姿?だからなんだというのだ。
万一、自分の憶測が当たっていても…セレーナは……自分の、愛しい相手であり、妻なのだ。
今一番恐れなければならないのは……これを知った時、セレーナが……消えるかもしれないことだ。
一度消えた相手だ。二度目が無いとも限らない……
だけど、だからこそ、今を、未来を……セレーナに提供しよう。
セレーナが、「セインに掛けられた呪い」から「バルジリスの妻」に存在が変わるように…
だから、今は……

「セレーナ」

愛する相手に……

「そう言えば、デザートが用意されてねぇな……」

愛を注ごう……

「美味しい飯の後には、デザートだろぉ?」

精神的にも、物理的にも……

「……飯の後、デザートをベッドで待ってるからよ……最高の、な」

そう言って、振り返った相手の唇にキスを落とすだろう…

「さ、飯にしようぜ」

セレーナ > 「て、言われましても。作れちゃうんだから仕方ないです。
 なんとなく、作り方わかるんですよねー」

相手のツッコミに、少女はしれっ、と答える。
実際、何故だかはわからないが、様々な料理の知識が頭に浮かぶのだから仕方ない。
あとは、その知識に従い腕を動かせば。この通り、食事の出来上がり、である。

「そうですそうです。……多分、味はいいはずですよ」

相手の言葉に強く頷く少女。その笑顔は自信満々だが。
実際、料理経験は無いので正直不安はある。
とはいえ、少女の中の知識は、完璧に料理を仕上げた、と謎の自信を生じさせているが。

「……? どうしたんですかバルちゃん。
 表情くるくる変えて」

なにやら難しいことを考えているらしく、表情の変わりまくる相手にそう尋ねる少女。
この旦那様は、いつも真面目で、ちょっと責任感が強すぎるなー、なんて考えていれば。

「……うわぁ~。改めてバルちゃん格好いいなぁって思ってたのに。
 台無しですよ~」

デザート、と言われ。何か作ろうか、と思っていればその意図に気付き。
少女は相手をじろ~、っと見つめるものの。

「……ふふ。いいですよ。でもその前に。
 ちゃんとご飯たべなきゃ、ですねー」

しかして求められることは嬉しい少女。くすり、と笑うと。
ささっ、と料理を並べていく。

……ちなみに、料理の味は相当美味しかったらしい。

バルジリス > 「ははは。良いだろ?たまには、俺から誘っても」

思えば、結構相手側から誘われて、相手を抱いているような気がする。
だから、たまには此方から誘ってもばちは当たらないだろう。
台無しと言われても、特に気にすることはない。あくまで、自分は自然体に。
そして、並べられた料理を口に運んで……うん、美味しい。悔しいくらいに美味しくて…

「おいおい、美味いじゃないか……もしかしたら、俺より美味しいかもしんねぇぞ?」

そう言って、料理を食べ進める。

「こりゃ、俺もうかうかしてらんないな。ちゃんと、料理の勉強しねぇと……」

そう言って、シチューを飲み干した後は……

「ごちそうさん、ありがとうな、セレーナ。疲れてんのに料理してくれて」

相手に対する感謝の言葉も忘れない。
その後、シャワーで軽く汗を流した後、ベッドに座って、相手を待って…

「そーいや、夫婦になって、数えるほどしか夜を共にしてないんだよなぁ…」

そんなことを呟きつつ。思えば、色んな事があった。ありすぎて混乱するほどだが…
セインへの、セレーナへの愛が揺らいだことはないと断言できる。

「あと、セレーナの腹の中には、俺のガキがいるんだから、いつも以上に優しくしねぇと…」

不思議な力が守っていると、なんとなくわかっていても、やっぱ不安だ。
そんなことを言いながら、ベットにごろりと寝転がって…

セレーナ > 「それはまぁ、いいですけど。
 ……もうちょっとムードは欲しいかもですけどね」

相手の言う通り、誘われるのもいいものだし、嬉しい。
けど、もうちょっと誘い文句は考えて欲しいかも、なんて。面倒くさいかもだけど、女心。
そのまま一緒に食事を楽しみつつ、少女はうん、と頷く。

「うんうん。我ながら美味っ!」

さすが私、なんて冗談めかして言いつつ。仕事でお腹のすいていた少女はシチューを何度もお代わりする。

「ん~。バルちゃんのご飯おいしいから勉強しなくてもいいと思いますけど」

完全に完食し、けぷっ、と息を吐きつつ。相手同様、手を合わせて。

「はい、お粗末さまでしたー。
 いいんですよ。いつも食事作ってもらってるんですから」

にこにこと笑いつつ、相手がシャワーを浴びている間に食器を片付ける少女。
実に奥さんしてるなぁ、なんて考えて、ニヤニヤにへらにへら。

「お待たせしました~。あ、また何か考え事してました?」

自身もシャワーを浴びれば、少女はベッドへと近づいていく。
相手の様子と雰囲気から、また難しいこと考えてたな? などと言い、ほっぺたをつつく。

「で、ですね。やっぱり、お腹に子供もいますし……。
 今日は、私が上に乗ろうかと思うんですが、いかがでしょうか」

バスタオルを脱ぎ、ベッドに正座してそう言う少女。
その顔は真面目だが、若干赤面しているから、恥ずかしいとは思っているらしい。

バルジリス > 「ムードか……よくわかんねぇんだよなぁ……ま、気を付けるぜ」

相手がムードを気にすれば、そう言えば、セインにも似たようなこと言われたなと思いつつ、
気を付けるが、そこらへんはよくわかってい無い蛇。

そしてベッドの上。相手が、自分の頬をつつけば……

「はは、いつものお返しかぁ?じゃあ…ぱく」

そう言って、その指をカプリと口の中に。そして、ぴちゃ、ペロと舐めて……
そして、自分が上になろうかという言葉には、頷いて……

「ああ、そうだな。じゃあ、セレーナが上に乗っかるってことで」

そう言って、セレーナの赤らんだ頬を撫でて、そっと、今度は舌と舌を絡ませ合う、濃厚なキスを……ちゅ、くちゅ……じゅうるる

「ぷは……じゃあ、セレーナ。おいで……」

そう言って、自分の体が下になるように、セレーナの体を導いて……
そして、始まる本格的なキス。先ほどよりもさらに深く、さらに濃厚なキスがセレーナの唇に、舌に絡まる。
バルジリスの手は、片手はセレーナ後頭部に回され、もう片手は、セレーナの存在を確かめるかのように、背中をまさぐって、滑らかな手触りを楽しむだろう…

セレーナ > 「ムードは大事、です。……多分」

えへん、と胸をはるものの。少女は、最後に消え入りそうに付け足す。
実は少女も、そこまで詳しい訳でもない。
ただ、何かロマンチックに誘って欲しい、くらいにしか考えていないのだ。

「おふっ。……あ、これは、ダメです。
 なんか凄い恥ずかしい!」

頬をつついていた指を舐められれば、少女の赤面が一気に強まる。
そのまま逃げようとするのだが、咥えられている指は口から離れない。

「……あはは。提案しておいてなんですけど。
 すっごく恥ずかしいですねー!!」

頬を撫でられ、キスをされる。すぐさま、心と身体がぽかぽかと暖かくなるが。
これから相手の上に乗るんだ、と思えば。そうとう恥ずかしく。
ちょっとじたばたと身体を動かしてそわそわ。

「……は、はい」

唇離れれば、相手に導かれ。少女は、ゆっくりと相手へと身体を預けていく。
キスをしたまま、舌を絡ませたまま。相手の行為を受け入れつつ、ゆっくりゆっくり、相手の上へと身体を滑らせていく。
どくどく、どくんどくん。心臓が凄く、早く、跳ねている。

ご案内:「セレーナの家」からバルジリスさんが去りました。
セレーナ > 【継続予定です】
ご案内:「セレーナの家」からセレーナさんが去りました。