2018/02/15 のログ
リス > 「はい、よろしくお願いしますね。」

 にこにこ、商売繁盛させてくださいましとばかりに少女はお願いすることにする。
 大丈夫、持ってきたものをうまく使うのが商人です。
 ビジネスチャンスはどこにでも転がっておりますゆえに。

「驚くことかしら?」

 別に、早いわけではないだろう、適齢期なはずである。
 まあ、娘の成長には驚いているが、ああそうか、愛人に……って、全部に驚いてるようにも見える。
 彼女は奥手なマジメさんなのかしらね、とでも先ほどなんか自分を性的に売ろうとしてたし。
 うん、わからないわね。

「面倒なだけよ?
 セックスするなら、気持ちよく楽しくがいいもの。
 後から、俺の嫁に手を出してこのやろうとか、嫌よほんと。」

 美人局とか最低よねと、少女はしれっと言い切る。
 前にひっかかった時は金貨袋でぶん殴って帰って、護衛に事後処理させたけども。

「ちなみに、借金して返さない人は最低よね?
 ケツの毛まで毟ってでも、返してもらうけれど。」

 一応釘を刺しておこう。
 路頭に迷うなり、奴隷市場に売られてしまうなり。
 まあ、そういうことだ。
 お金の事に関しては、一切の容赦も慈悲もない。
 故の【契約書】なのだから。

セレーナ > 「はい、任せてください」

相手の笑顔につられ、少女も笑顔で応える。
仕事で人の役に立てるのがこんなに嬉しいだなんて、知らなかった。

「お、驚くことですよ!? だって、その。お嫁さん、って。
 ……あぁ、いえ。でも。そうですよね。
 この国なら、普通、なんですかね……」

目の前の女性。綺麗な人だし、すごく大人な人で。
だったら、この人に惚れ込む女性とかがいてもおかしくない、と。
そこまで考えてようやく少女の思考が落ち着く。
この国の性事情を考えれば、別段奇異なことでもなかった、と。

「……。その、はい。
 リスさんって、ハッキリ物を言いますよね。ちょっと、羨ましいです」

強い語気ではない物の、揺らがぬ意思を感じる言葉に、少女は心底羨ましい、という様子で息を吐く。
自分には、そんな物言いはできないだろうから、と。

「……っ。その、そんなに私、わかりやすいですか?」

まるで心中に浮かんだ発想を見透かすかのような一言に、びくり、と身を震わせ。
恐る恐る相手を窺い見る少女。ちらり、と見えた相手の恐ろしさに。体は縮こまってしまっている。

リス > 「ああ、うん。あ、そっか。
 まあ、こんな体だし、むさい男よりも可愛くて柔らかくていい匂いのする女の子が好きだし。
 普通かどうかは、わからないけど……でも、普通じゃないのもいいでしょ?
 背徳的で。」

 そういえば、自分は普通にそういうふうに考えていたけど……周囲から見ればおかしなことだったわね、と思い出す。
 女同士だもの、この国でも大多数ではないのだった、と舌を出してごまかし笑いを。
 言ってしまったし、まあいいかと思うことに。

「下手に隠すよりも、しっかり言い切ったほうがいいと思うから。
 商売というのは信用あってのことだし、それなら、聞きづらいことでも、言いづらいことでも腹を割ったほうがいいでしょう?
 時と場合にもよるけれど、ね?」

 誠実な相手には、誠実に。それが商売では必要なことなのよと少女は笑ってみせた。
 なんかちょっと違うかなーって気がしなくもない。

「そりゃ、腹芸を日常にしてるお貴族様よりはぜんぜん。」

 これでも、商人として貴族を相手に金貸しだのなんだのしている。
 年若い分、そういった事に長けているから海千山千の貴族を相手に出来ているのだ。
 商人としてで言えば、少女はこれでもプロであるのだ。

セレーナ > 「え、えっと。ハイ。なんとなく判ります。
 私も、生やせるんで。女性の身体を見て、興奮することもありますし。
 ……その、ノーコメント、です」

実にあっけらかんと。語るその相手の口調。隠し事をしないその姿勢。
改めて、凄い人だ、と思う少女。そして、その気持ちは強く膨れ上がっていく。
この人は、信頼と尊敬に足る人物だ、と。

「……そう、ですね。私も。そんな風に振舞えたらなぁ……。
 ……アハハ。やっぱりリスさん、凄いです。
 凄いし……格好いいです」

格好いい、なんて。女性に対してはどうかとも思うけど。
でも本当にそう思うのだから仕方ない。
少女もまた、相手の笑顔につられ、明るく笑ってしまう。
先ほどまでの悩みはウソのように。

「はうっ。……そ、そうですかぁ……」

別段、隠し事が得意だとは自分自身思ってなかったけど。
ハッキリ言われると少しショックであった。
そのまま、相手をちらちらと窺う少女。
内心では、様々な思いが吹き荒れている。尊敬、信頼、親愛、好奇。

リス > 「あはは。
 まあ、そういうことだからね。」

 疚しいところがないから隠さないのよ、それに、変だという相手を対応しても仕方がない。
 自分たちが幸せなら、ほかの人に迷惑かけてなければいいじゃないのと。
 わざわざ近寄ってきて喚き立てる相手なんて気にするほどでもないわ、と。

「振舞う必要わないわ?
 貴女は貴女、私は私、別の人間なのだもの。
 貴女はセレーナ、なら、セレーナの思うがままに生きればいいのよ。
 生まれも育ちも性格も違うなら、私のようにしようとしても無理だもの。

 可愛いとか綺麗のほうが嬉しいなー。」

 こう、カッコイイというのは、違う気がするんだけどなー。
 冗談交えて少女は言い切り、紅茶をずず、と啜る。
 明るい笑顔に、よしよし、と満足そうに首肯。

「そんなに見ても、お茶と、お茶菓子のおかわり程度しか出てこないわよ?」

 少女は奴隷に行って、新たなお茶とお茶菓子を用意させよう。
 こう、わかりやすいとかわかりづらいとかそう言う話はもう終わり、と言わんばかり。

セレーナ > 「そういうこと、ですか……」

そういうこと、とはどういうこと? なんて思うけれども。
なんだか、あまり触れてはいけないのかなぁ、なんても思う。
愛とか恋とか、夫婦とか恋人とか。あり方は人それぞれ。
だったらいいじゃない、と少女も思うのだ。

「……あは、あはははは。本当に、リスさん格好いいです。
 ……アナタに知り合えて良かった。それに、アナタに雇ってもらって。
 えー? 綺麗だとは思いますけど。どっちかというと、やっぱりカッコイイ、ですよぉ」

冗談交じりに言う相手に、少女は笑い、負けじと冗談めかして言う。
紅茶の味に目を細めつつ、この場の雰囲気を楽しんでいく。
思えば、こういう風に知り合いとお茶を飲むなんて初めてかもしれなかった。

「え、じゃあお代わりは出るんですか?」

相手のその言葉に、クスクス笑いながら尋ねる少女。
この人とそういったことをするには。……一筋縄ではいかないんだなぁ。なんてしんみり考えてしまう。

リス > 「ひどいなー。こんなにぷりちーな女の子捕まえておいてー。
 それは兎も角、今後とも、よろしくね?セレーナさん?」

 冗談交じりにでも、かっこいいと言われて、唇突き出して不満顔。
 女の子は可愛く綺麗にイタイので、かっこいいを目指してるわけではないのです。
 怒ってるわけではないので、言葉も表情も軽いまま。

「さあ、どうぞ?」

 お代わり出るのですか→でました。
 作りたての美味しいお茶が彼女のカップになみなみと注がれ、隣には砂糖とミルクと、スライスしたレモンがお好きにどうぞとばかりに置かれます。
 お茶菓子はクッキー。砂糖側気にあるので甘さ控えめなバタークッキー。
 なにげにこういうクッキーは大好きなのです。脂肪フラグに直撃するのであまり食べませんけども。

 そういうことするのは簡単ではあります。
 女の子が誘えば大抵抱きます。
 大事な相手が居る相手の場合は、大抵から外れるだけです。

セレーナ > 「プフッ!! ぷ、ぷりちーって……。
 ……はい。もちろんです。こちらこそ、よろしくお願いいたします!」

相手の言葉に思わず吹き出してしまう少女。
しかして、改めてヨロシク、と言われれば。少女もまた、改めて挨拶をする。

「……わぁ~……。本当に出てきたなぁ」

本当に出現したお代わりに、少女も流石に苦笑。
おいしそうな紅茶にお菓子。めったに食べれないから、ここでたくさん味わっておこう、なんていう貧乏性な考え。

いつか。この人に求められたい。そんな思いを抱きつつ。
少女、クッキーをもっしょもっしょと食し。

リス > 「そこ笑うところちーがーいーまーすー。」

 吹き出す相手に、怒りますよと言わんばかりに笑いながら言ってみせる。
 とりあえず、詰めるべきところはこれで詰ったかしらねと、考える。
 美味しそうにお菓子を食べる様子を穏やかに見つめる。

「そりゃ、出てくるわ?
 今は休憩中なのだし、喋っていたら喉も渇くもの。」

 もしょもそ食べる相手を眺めながら。
 落ち着いたお茶の時間は過ぎていくのだった―――

ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」からセレーナさんが去りました。
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」からリスさんが去りました。
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」にリスさんが現れました。
リス > はい、今日も今日とて開店してます。回転はしません、トゥルネソル商会。
 本日のお客様はどんなお客様なのでしょう。
 少女は今日は店内の品出しや掃除状態等の確認作業を行っております。
 店員たちに任せきりにするのではなくて、自分でも確認する。
 不備がないとも限らないし、自分が見て治すべきだと思うところは直す。
 何が売れているか、何が売れていないのか、直に見てみる必要もある。

 なので、少女が店の中をうろつくのはよくある話なのです。
 とはいえ、仕事の時間はそろそろ終わりなので、呼んでもらえればすぐにお仕事は終わりともできます。
 そんな状態で、今は武器防具の三階をうろつくことにする。
 先日のセレーナちゃんからの情報もありますし、武器防具に関して、もう少ししっかり見てもいいかな、と。

「―――でも、こういうのは実際に使わないとダメよね。」

 見るだけで、わからないことはたくさんあります。

ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」にセレインさんが現れました。
セレイン > 「…………」

ぱたり、と白いもふもふの尻尾を揺らし。
武器の棚をじー、と眺めている白髪赤瞳の少女。
動きやすいタンクトップにジャケット。ホットパンツと言う出で立ちで。

白い狼の耳をぴこぴこ、として、呟いた言葉に顔だけそちらに向け。

「……ぁ。マスター……」

リス > 「あら?」

 白い獣人が武器の棚を眺めているのが見えた。
 それはこの間侵入して勝手に盗み食いをして散々にお仕置きした子である。
 お仕置きついでに倉庫の番人をさせていた。そんな彼女がここにいる事に目を瞬く。
 警備といっても四六時中してろという訳でもない。
 それに、新たな警備のシフトなどは組みあがった。

「ああ、セレイン。
 マスターは、もういいわ?警備も組みあがったし。
 今後は盗みをしないようにね。」

 とりあえず、明日まででいいわ、と、もともと一時的な代替でもあったので、その代替の終了を宣言してみせる。

セレイン > 「…………」

それを聞き、ぴん、と尻尾と耳を立ててから。
へにゃぁ、と耳と尻尾をたれさせて。
じわ、と真紅の瞳が潤み。

「……解雇……クビ……無職……」

その場にうなだれ、がくり、と膝をついた。
耳も尻尾も心情を表すように垂れ下がったまま。
ずずーん、と床に手をついて、四つん這いのような姿勢のまま。

リス > 「もともとそういう話でしょう?
 私のところのお肉を盗んで、警備が組み上がる間の警備だって。」

 がくりとうなだれる相手に少女は何を言っているのだとばかりに肩をすくめる。
 まあ、おそらく彼女としては働いている間にもらえる食事が目的なのだろう。

「心入れ替えて、まっとうに職を見つけることね。」

 ちゃんと知識があるのだから、と見下ろしながら少女は続ける。
 そして、奴隷を呼んで軽く指示をする。
 奴隷は了承の意を向けて階段を下りていく。
 それを見送ってから、彼女が何を見ていたのだろうと、最初獣人が視線を送っていた棚に目を向ける。

セレイン > 「……け、継続雇用とか……」

一縷の望みをかけて問いかけてみる。
ふるふる、と震えながら、耳と尻尾をしゅん、とたれさせたまま。
潤んだ赤い瞳でじぃ、と見上げながら。
彼女の見ていた先は二振りの短剣。
紅の刃と蒼の刃が特徴的なそれ。

「……まっとうな、職……」

じぃ、と潤んだ瞳で見上げ続け、尻尾を期待にふるふる、と揺らして。

リス > 「継続希望するの?」

 彼女の質問に対して、ふむ、と軽く考えてみる。
 確かに彼女は最初盗みを働いていたが、罰としての勤務中、監視もつけさせて確認してはいたが仕事の方に関しては真面目にしていた。
 彼女が犯罪を犯したのも食事を買う金がなかったからであり、金があればそういう事をする訳ではなさそうでもある。
 しかし、そうとなると再々度、警備の組み直しも考えなければなるまい。
 腕を組んで悩んでいると、先程指示をした奴隷が戻ってくる。
 ある程度膨らんでいる袋を持っていて、それをを受け取ってから、それをセレインに差し出す。

「先ずは、はい。今日までの賃金よ。
 で、継続雇用の件だけど。
 まずは、無しね。」

 見上げる相手に対し、軽く言い切ってみせてから、軽く息を吐き出した。

「あれは、あなたが盗みを行った事に対する、罰則的に作り上げたものよ。
 そんなものに、継続雇用なんてある訳がないわ。
 警備をしたいなら、改めて契約を結ぶ必要があるわ。」

 そして、赤と青の刃。
 こんな武器取り扱っていたかしら、と首を傾ぐ。
 魔法の武器は扱っていないし、扱うときは別に置いて、リスが直接販売する手法を取っている。
 目立つ為の染色してあるだけの武器かしら、と。

セレイン > 「……希望、と言うか……その……」

尻尾と耳をたれさせたまま、頬を赤くして。
もじもじとしたまま目をそらして。
何か言いたげな態度をしていて。

「…………」

賃金を受け取り、なし、と言われれば、あう、とうめき。
潤んでいた真紅から雫が零れ落ちそうで。

「…………ぁぅ、はぃ」

罰則的に、と言われ、しゅん、と俯き。
袋を抱えたまま、しょぼーん、としていて。
赤と蒼の刃、見れば分かるが、それは宝石の原石から削り出したもののようで。
魔法的な要素は見受けられず、はっきり言えば装飾品に近い代物であった。

リス > あ、これ伝わってないやつだな。
 しょんぼりしている相手を眺める、話を聞いていないというか、理解しきれていないのだろう。
 ちゃんとこういう相手にもわかりやすく説明しないといけないかしらねと、軽く少女は苦笑をこぼす。

「で、警備員の仕事を希望するの?しないの?
 正式に働くとなると、今までといろいろ勝手が変わってくるけれどそれでも、いいのかしら?」

 宝石から削り出した武器とは、どちらかという実用品ではなく装飾品に近いだろう。
 原石からといってもこれだけ大きなものなのだ、相当なものである。
 どちらにしろ、ここに置くには場所が違いすぎる。
 後で、移動して高級品の四階に移動しておかないとな、と、誰が置いたのかしら、と考えよう。

セレイン > 「…………し、したい、です。警備も、です……けど……」

もじ、もじ、と恥ずかしげにしたまま、顔をそらし、耳をぴこぴこと揺らして。
尻尾を軽く揺らして、恥ずかしげにうめいたまま。

「……いい、です、けど……です、けど……」

あうあう、とうめきながらも、尻尾をぱたぱた、ゆらゆら。
誰が置いたかはわからないけれど、紅と蒼の刃はこの獣人の興味をひく何かはあったようで。
警備が終わってからずっとそれを見ていた様子。

リス > 「……はっきりしないわね。」

 もじもじしている相手、先程から見ていたので、武器が気になるのだろう。
 すごく気にしている様子なので、奴隷の子に、これを下げて事務室に持って行ってと、指示をする。

「とりあえず、セレイン?
 事務室にいらっしゃい、契約書の説明とかしなければならないでしょうし。」

 ここでもじもじされていても、ほかのお客様の邪魔になるだろう。
 それなら、一度しっかり話し合う必要があるだろうから。
 彼女においでなさい、と手を引いて事務室に移動しよう。

セレイン > 「……ぁぅ、はい……」

手をひかれ、事務室に連れ込まれながら。
ちょこん、と床に正座して、白い髪が床にばさ、と広がる。

「…………」

真紅の瞳を上目遣いに見上げながら、耳もぺたり、とたれさせ。
尻尾もぺたん、とたれさせたまま、言葉を待って。

リス > 事務室に移動して、直ぐに奴隷に仕事を任せ、契約の話を詳しくするから、暫くよろしくね、と。
 扉に鍵をかけて、カーテンを閉めて座り込む彼女を眺める。

「……契約の前に。

 セイレン、セックスしたかったのでしょう?」

 先ほどの様子、自分から言い出したことにも上の空で、どこか求めるように、それを言い出せないような様子。
 たしか、前もお仕置きと称して抱いたのを思い出す。
 多分、先程からそうなのだろうと思い、しかし、人の目があるから、連れてきたのだ。

「さあ、どうなのかしら?
 ちゃんと、わかるようにおねだりしてご覧なさい?」

 ね?
 女は、にこやかな笑みを浮かべて彼女に指示する。

セレイン > 「………ぴぇっ」

びくっ、と耳と尻尾をぴん、と立てて跳ねさせ。
顔を赤くしたまま、視線を泳がせてしまう。
けれど、尻尾は嬉しそうにぱたぱた、ぱたぱたと振れていて。
感情の機微を物凄い端的に伝える尻尾の動き。

「……ひゃ、ひゃぃ……。……ま、マスター、とえっち、したい、です……」

もじもじ、としたまま俯き、顔を赤らめさせて。
潤んだ真紅の瞳で、上目遣いに見上げて。

リス > 「えっちな子ね?」

 驚いてる彼女の尻尾はものすごい動きで振られていて、嬉しそうに見える。
 自分を見る瞳が、先ほどの悲しそうな目ではなく明らかな期待と淫欲が混じったもので。
 少女は彼女の顎に手を伸ばしてそっと顎を上げさせて唇を重ね、ちゅ、と音を立ててキスをする。

「それなら、服を脱いで、そこのソファに行きなさい?
 抱いて欲しい体位してくれたら、すぐに抱いてあげるわ。」

 優しく、濡れた声で彼女に言ってから、離れる前に耳元に唇を寄せる。

「たっぷり粘っこい精子で、妊娠させてあげるから。」

 なんて、冗談とも本気とも取れぬ声色で、囁いた。

セレイン > 「……え、えっと……ひゃ、ぃ……」

ちゅとキスをされてから、嬉しそうに尻尾を揺らして。
するり、と服を脱いで白い絹のような肌を晒しながらソファーに手をつけば。
くい、とお尻を突き上げ、尻尾を揺らして。

「……は、ぃ、マスター。たくさん、孕ませてください……♥」

期待と情欲を滲ませた真紅の瞳を潤ませて。
誘うように小振りでも形の良いお尻を振って。