2017/12/28 のログ
■ゼナ > 大きく開いたセーターの襟ぐりと、鎖骨の窪みで結ばれたケープの縁取りファーの合間、南国を思わせる小麦色を覗かせる豊乳。
そこに彼女の乳房が押し付けられて、同性ならではの柔らかさと染み込むような人肌の暖かさを伝えれば、ゼナの双肩がきゅっと強張る。
両目をつむって小さく震える赤耳に吐息の擽りも艶めかしい彼女の囁きが注がれる。
「ふぅ、ぁっ……、あぁぁ………っ。」
豊尻の下から覗く兎尻尾を隠す様に、きゅっと揃えて閉じられた太腿。
黒靴下が柔く食い込むその場所を、お嬢様の繊指に撫でられて、若き女戦士の下肢が跳ねる。
初めて会った時と同じ、赤裸々で欲望を隠さぬ彼女の物言い。
つい先程の事務的な言葉の羅列とはまるで異なる妖しいセリフが含む背徳が、淫乱処女の背筋を戦慄かせる。
羞恥と緊張に閉ざされていた双眸が金の睫毛を持ち上げて、蕩けはじめた蒼瞳を薄く覗かせる。
「は、ぁ……り、すぅ……ん、ちぅ……ちゅむぅ……っ❤」
女同士が醸してはいけない妖しい雰囲気が、温泉宿での一夜を思い出させたのか、『さん』付けの他人行儀な呼び名が、自然、親しげな呼び捨てへと変わり
「―――――ぁ………。」
ふい…っと逃げてしまう柔らかさと体温に、切なげな顔を向けてしまう。
「―――やっ、だ、だめ……っ。」
意地の悪い戯れに、ゼナはとっさに両手を伸ばして縋り付く。
清潔そうな白ブラウスの袖を引く意外な程の力強さは、立ち上がりかけた彼女の肢体を再び己の膝上に座らせる事となるだろう。
そして、再び近付いた彼女の顔に、かぁぁぁ……っと頬を染めて視線を逃し、しかし、摘んだ袖はきゅっと強く握ったまま
「い、いいって………いいって、言ったもん……。」
ボソリと漏らす掠れた声音が、むくれた子供の様に幼く響く。
■リス > 彼女は、何度見ても南国の花のような……そんな素敵な子だ。
白を基調としたケープにセーターは、白い花を思わせて、その下の褐色の肌は、黒いホットパンツは地面を連想させる。
唇を重ねている間、彼女は艶かしく震えて、自分の愛撫に身悶えている。
それもまた、活発で美しく思え、青い瞳は海の色を思わせる。
花弁のような唇は柔らかく少女の唇を受け止めて、音を立てて重なり合う。
唾液を貪り合うように、唇を押し付け合い、キスに耽っていく。
恋人のように甘く、濃厚な触れ合いは舌を絡め、熱を帯びていくのが分かる。
「きゃ。」
立ち上がろうとしたところ、抱きつかれてそのまま引き戻されていく。
腕力ではかなわない相手を見ると、子供のように拗ねたようす。
少女は小さく笑ってその頭を抱いてよしよしと撫でよう。
「あの時は、一時の恋人だったから、だと思ってたのよ。
ふふ、じゃあ、これからは遠慮しないからね?」
子供のように唇を尖らせる相手に、その頭にキスを落とそう。
子供に対する行為にも見えるが、子供のように可愛いわ、という感想がそのまま行動に出たもの。
「ゼナもすごくエッチね。
同性の友人に子作り強請るなんて。」
頭を撫でながら言葉を放ち、じゃあ、とばかりに少女は右手を伸ばし、彼女の乳房をセーターの上からくすぐる様に下から上へ持ち上げつつ愛撫する
■ゼナ > 拗ねた様に眉根を歪ませ、半眼の蒼瞳を尖らせた唇と共に横向けて
「と、友達でも、せっ……え、えっちな事、していいって言ってたもん……。」
セリフの際に、改めて友人に向ける上目遣いは「だから、このまま続きをして」というおねだりを言外に伝えるはず。
それに応える様に『これからは遠慮しない』なんて宣言と共に優しい口付けを落とされれば、稚気も色濃い膨れ面が気恥ずかしげな喜びの色で塗り替えられていく。
「――――ち、違っ、そ、そそそそそーゆー意味じゃななくてっ、あ、あのっ、だ、だからぁ……。」
そもそも、ゼナのモラルからすれば、女同士の性行為が既に禁忌に触れる背徳なのだ。
その上、同性の友人相手に子作りをせがむなどというのは、絶対に有り得ない、本来ならば想像することさえ無かった物。
とはいえ、彼女は二度目の処女を捧げた相手。
その柔らかくて蠱惑的な肢体の奥、優雅に広がるスカートの奥に淫猥なる肉蛇を飼っている事も知っているし、その巨蛇が己にどれほどの悦びを与えてくれたかもはっきりと覚えているのだ。
その感触を思い出し、自慰に浸ってしまうほどに。
そんな彼女との子供なら、本当に孕んでしまったとしても……なんて考えを、慌てて頭部を振って追い出そうとする。
「―――あ、ふぅ……っ、ふ……んぁぁ……っ。」
そんな生娘の柔乳が、彼女の小さな手指に触れられた。
純白セーターの胸元を張り詰めさせる豊肉は、マシュマロめいて柔らかな、それでいて驚く程の重量感を彼女の手指に伸し掛からせつつ形を歪め、襟ぐりから覗く上乳を鏡餅の様に拉げさせる。
■リス > 「ええ、ええ。
確かに言ったわ。友達でも、セックスしていいって。」
おねだりする相手が可愛らしく、くつくつと喉の奥で笑いをこぼしてしまう。
彼女からも言ってくれるなら遠慮なんてしなくてもいいのだ。
本当に可愛らしくて、愛おしくて。
なんて素敵な娘なのでしょうと、彼女のことを見て思う。
「あら?そういう意味もなにも……。
これからすること、それがそういう事なのだから。」
慌てて否定する相手の頬をなでつつ、少女はそういう意味なのよ?と伝える。
この、男好きのする肢体をもって、心は汚れ知らぬ乙女。
なんてアンバランスな彼女であり、一度は身を重ねた相手でもある。
変わらぬその心根に少女は昂ぶりを覚えてしまう。
「柔らかいわ、重たくて羨ましいわ、ゼナ……」
乳房に埋まる指、持ち上げてこね回し、その感触を楽しむように撫で回しながら、彼女の下腹部に手を這わせ、ホットパンツの上から太ももを、股座を撫でていく。
■ゼナ > 「そ、ぉ……それ、は……そうなのかも、知れない……けど……。」
確かに彼女の言うとおりだ。
最初こそ、女同士の背徳的で淫靡な戯れである貝合せの交わりだったが、その後は、彼女の野太いモノを受け入れて、その体液をたっぷりと中に注がれているのである。
ふたなりという彼女の特異体質があればこその、同性同士の種付け交尾。
今だって、淫乱処女は彼女のモノを膣穴にて咥え込み、子宮の奥にどぷどぷと熱い粘液を注いでもらうつもりでいるのだ。
それは子作り目的の本番セックスその物。
本来ならば、共に一生を添い遂げると決めた相手とだけ行う神聖な行為。
改めて理解させられ、ゼナの顔がさらなる赤に染められる。
「んぅ、あ……は、ぁ……あぁぁ……っ。」
それがどれだけイケナイ事なのか。
そんなのはまだ幼い妹弟達にだってはっきり分かるはずなのだ。
それでも抗うことも出来ず、否、自分から求めて身を委ねてしまうのは、彼女に対してはっきりと好意を抱いてしまっているからこそ。
執拗にして同性ならではの力加減をわきまえた乳揉みが、乳輪もろとも先端の尖りを膨らませる。
パット入りのブラジャーなんて高級品は身につけず、乳巻きさえしていないゼナの爆乳は、卑猥な興奮に存在感を増すさくらんぼの硬さをはっきりと彼女に伝えてしまうことだろう。
そして、小麦色の乳房の谷間直上、淡く明滅するハート型の淫紋が彼女の目にも映るかも知れない。
それが光を増す程に、ゼナの豊乳は張りと弾力を強め、たわわな重量を増していく。
乳奥に蟠る寂寞にも似た甘い悦楽に意識を向ける余りなのか、それとも彼女の愛撫を望む淫乱娘の本質が覗いたか、きゅっと閉ざされていた太腿が緩く開かれ、下肢を這い回る彼女の手指を迎え入れる。
「はぁ……ンッ、ふぅ……っ、う、ンッ、あ、ぁ……リ、スぅ……❤」
デニムの厚生地越しにも伝わるしっとりと蒸れた淫熱。
腿の付け根は薄く汗を滲ませて、下ろす彼女の指先には、卑猥な淫具を飾る兎尻尾の毛並みの感触。
■リス > 「それでも、私は……ゼナとこういう風に抱き合って、セックスしたいもの。」
しどろもどろになる相手に、自分の欲望をしっかりと伝え、微笑んでみせる。
彼女は理解して、そして葛藤しているのが分かる。
彼女自身の欲望に従うのか、それとも、理性で踏みとどまるべきなのか。
踏みとどまろうとしているブレーキは壊れかけているようにも見えるのも、リスの同性愛者としての嗅覚かも知れない。
じい、としっかりと目を合わせて、空いた左手は彼女の指に己の指にカラメル恋人つなぎを求めて。
そして、しっかりと口にする
「ゼナ、貴女が欲しいの。
いけないことだと分かっていても。足を踏み外している行為だとしても。
私は、貴女を抱いて、孕ませてしまいたいわ。」
安易に、好きだと何度も言わないのは、好きだからこそ。
そのかわり、下心はしっかりと彼女に伝えることにする。
それを受け入れられるのか、受け入れられないのか、それは相手に委ねることに。
大きな乳房を己の乳房で押しつぶすようにのしかかり、硬く大きくなった先端に、己の先端を押し付けていく。
服を着たままでも、ブラジャーをしていても、すぐ、リスの乳首も固く大きくなっていく。
彼女に身を寄せて興奮していることを隠すことなく、でもちょっと恥ずかしくて頬を染めて。
ふと、視線を落とした時、彼女の乳房に浮かび上がる淫紋に首をかしげる。
魔術的な素養も勉強もしたことにない少女には、こんな刺青あったかしら、という感想。
ただただ、足が開いたことにより、彼女の股座秘所の場所をホットパンツの上からなぞり、くすぐることに意識を向けてしまう。
わからないことよりも、彼女を蕩かせる行為を優先する。
「ゼナ……濡れてるのね、もう。
期待していたのかしら……?こんなにドロドロになって。」
ホットパンツが湿っているということは、既にその場所は相当濡れているのだろうと少女は言葉を放つ。
円を描くように彼女の入口の部分をなぞりあげて、微笑みをこぼす。
指がするり、と動いて、ホットパンツを下ろし、蜜で濡れたその場所を、直に弄ろうと―――
「……あら?」
―――した際に、指に触れた異物に首を傾ぐ。金属に触れた気がした。
■ゼナ > 「―――わ、わたし、も……リスと………し、したい、です……。」
彼女ほどに赤裸々には言えないけれど、言った直後に熱を増す顔を背けてしまうも、それでもゼナも、彼女同様の淫らな望みを抱いてしまっているのだという事だけははっきり伝えた。
そんな生娘なればこそ、指間を撫でる繊指にゾクゾクと妖しい悦びを見出しながら、こちらからもきゅっと手指を絡ませて、まっすぐ見つめる空色に抵抗力の弱まった蒼眼を向ける。
そして、彼女の甘やかな告白を耳にした瞬間
「――――ぅああ……ッ!?」
ビクンンッとゼナの下腹が浮いた。
ピンッと伸ばした脚先をきゅっと丸め、珠汗滲む小麦の太腿をヒクッ、ヒクンッと戦慄かせ、淫乱処女は甘言だけでエクスタシーに至ったのだ。
とはいえ、長く尾を引く重い絶頂ではなく、一瞬だけの軽い法悦。
跳ね上がった腰はすぐにぽふりと座面に落ちて、懊悩に閉ざされていた睫毛も震えつつもゆっくり開く。
「わ、わたし、も……わたしも、リスの子供……は、孕み…………、ッ。」
思わず秘めた本音を口にしそうになる―――が、恋人つなぎに絡み取られた左手ではなく、自由を与えられたままの右手が唇を塞いだ。
はっきりと確かめてはいないけれど、彼女に決まった相手が居ることをゼナは半ば以上確信していた。
これほど素敵なお嬢様なら、婚約者の一人や二人は居るはずだなどという単なる決めつけ。
そうした特定の相手を持つ人の種で孕むと言うのは、一般的なモラルとは別に、ゼナの誠実な心根からしても許されざる行為なのだ。
目端にじんわりと涙滴を滲ませて、切なげに彼女から視線を逸らす。
それでも、つなげた手指には力を込めて、唇を抑えていた右手を滑らせて彼女の細腰を抱き寄せる。
そして自らの懊悩をはっきりと伝えずに済むように、ゼナは下肢への肉悦に意識を逃した。
流石にデニム地の表面を変色させる程ではないにせよ、その内側の有様は彼女が想像した通りのもの。
ショーツのクロッチは淫具を咥え込んだまま、包皮から強制的に剥き上げられたクリトリスが擦れる状態での羞恥散歩で、吸水限界を超える程の潤いを帯びていたのだ。
腿の付け根に食い込む程にフィットしたホットパンツは、そんな淫乱娘の有様を表に見せる事は無かった物の、ボタンを外され緩んだ布地を強引に引き下ろされれば
「あぁぁ………ッ。」
それはもう濃密な淫臭が一気に室内に広がるはず。
着衣の裏側はローションでもぶち撒けたかの有様。
色濃く変色したデニムの裏地をぬらつかせるのは、透明蜜に白く濁った本気汁さえ纏わりつかせるマーブル模様。
そして、陰唇にぴったり張り付き、金色の恥毛に飾られた小麦の恥丘と、咲きかけの雌華のシェルピンク―――そして、銀の淫輪に根本を縛られ痛々しい程に膨らんだ肉真珠の有様を濡れ透けさせた純白ショーツが彼女の視界に映り込むはず。
■リス > 「ありがとう。」
必死という雰囲気が良く合うだろう、彼女の様子は慣れない卑猥な言葉を放つ少女そのものである。
それでも求めてくれる、逃げないで指を絡ませてくれることに短く、はっきりとお礼を。
「ぁ……」
言葉だけで、絶頂に至る彼女の姿に,リスは目を細めて彼女のことを見つめる。
蕩けているような彼女の様子に少女の性感に快感を覚えさせる。
彼女が絶頂に達したのを理解し、性的興奮が高まり少女自体も快感を覚えたから。
「……?どうしたの……?」
言葉をはなとうとして、彼女は急に自分の口を押さえた。
そして、滲み始める涙に、少女は不安を覚える、自分が何かをしたのだろうか。
言葉もなく、横に向く彼女にただ、抱き寄せる動きに。
少女は動きを止める。
「急に、どうしたの……?何か、気に障ることしたのかしら。
ゼナ……、教えて。」
急に見せた彼女の動きに不安を覚える。
言葉を止めることも、急にそらされる視線もまた、少女にとってはとても不安で辛いことである。
気になってしまえば、行為にさえ気が回らない。
力を込めてくれる、抱き寄せてくれることに行為に嫌はないと思えるが。
―――それでも、今から抱きしめようとする相手がそんな表情するのに、快楽を求めたいとは思わない。
さんざん昂ぶらせ、すごく濃厚な牝の匂いをこぼし、準備が万端な彼女には辛いことなのだろうけれど。
その匂いにつられて自分の下肢が、肉棒がぎり、とそそり立って、彼女の中に差し込んで注ぎ込みたい。
その思いをねじ伏せて問いかける。
「教えて、ゼナ。
もし、エッチしたくて辛いなら、そのあとでも良いから。」
大事にしたいから。
モヤモヤしたままで、エッチは面白くない。
するなら、すっきりしたいわ、と。
濡れそぼる彼女の肉体を見つめ、興奮しながら、それを抑え、問いかける。
■ゼナ > 無論、変態的な淫猥さを内に秘める生娘も、答えから逃避するためだけに快楽に沈溺するのは難しい。
だからこそ、淫行を止め、真摯に話を聞こうとしてくれる彼女に対し『―――あぁ…やっぱりわたし、この人が好き…。』なんて思いを抱いてしまうのだ。
「ち……違う、んです……わたし、その……え、えへへ……ごめんなさい。」
彼女を安心させようと無理に笑みを作る物の、滲む涙滴はゼナの気持ちを無視して膨らむばかり。
零れそうになるそれを指先で拭き取り、漏れそうになる嗚咽を呑み込んで、改めて彼女に笑顔を向けた。
「――――……リス、には……だ……旦那様、とか……います、よね?」
恋人つなぎのままの左手にきゅっと力を込めての問いかけ。
無理矢理に浮かべた笑みが、見る間にしぼんで小さくなる。
胸の奥がぎちぎちと痛むけど、こんなのは分かっていたはずの物だ。
リスのことは好き。大好き。
でも、それは、彼女と彼女の大事な人の関係を壊したいという程の苛烈な物ではない。
上品で優しいお嬢様の癖に、とってもエッチな大事な友達。
そんな彼女なら、そしてそんな彼女のお相手様なら、多分、『エッチのための友達』なんて割り切った関係であれば許してくれる気がするのだ。
彼女とは、そうした『友達』でいようと決めたのだ。
「―――い、いや、えへ、えへへへ……っ、ごめんなさい、あの、わたし、い、いいんですっ。リスはハーレムを作るって野望があるわけだし、旦那様の一人や二人、どどーんっと居るに決まってますよねっ! 本当に、リスはエッチなお嬢様なんですからぁ。」
どうにかして湿っぽくなった空気を払拭しようとするものの、胸の締め付けがそれを許してくれない。
気を抜けば、再び涙が零れそうになる。
不安定に泳ぐ視線が、時折彼女の空色に絡みつき、声にならない願いを発する。
この懊悩を終わらせて、エッチな『友達』としてままならない心を納得させて欲しいと。
若き経営者として大きな店を切り盛りしていても、同い年でしかない女の子にそんな過大な願いを向けるのは、淫靡な行為は経験していても、恋愛経験は皆無といえる生娘の未熟さ故。
■リス > 彼女の目を見て、少女は答えを待つ事にする。涙の理由を行為で濁したくはないし。
今もまだ泣いているのだ、彼女は笑顔が似合うひまわりの花のような女の子である。
涙もまた、似合いはするけれども悲しんだままなのは似合わないと、少女は思う。
その泣き笑いの彼女の質問に、少女は答えを出すことにしよう。
「ええ、居るわ。
人間ではないし、女性だから、旦那という表現が正しいかはわからないけれど。
私が、今、愛してると、貴女にだって言えるわ、そういう番の娘が居るの。」
はぐらかしなどはしたくもない、しっかりと指を絡め、握りながら答える。
彼女の懸念が理解できた。
問題は、私自身ということであること、そして、だからこそ、の悩みというやつなのだ。
だから、少女は小さく笑って見せよう。
「ありがとう、ゼナ、そしてごめんね?」
悪いのは自分で有り、彼女は自分に配慮してくれていたのだ。
それが、先ほどの涙の理由であり、モヤモヤの理由であった。
「それなら、もう少しだけ、お友達でいさせて?
それまでは、エッチするときも……そうね、孕ませたりとか、そういうこと無いように、するから。
ちゃんと彼女に相談をして、どんな返事だとしても、正式にお返事するから。」
ちゃんと白黒つけてくることを約束しよう、今、少女にできるのはそれくらいだから。
むしろ、彼女に愛想つかされないだろうか、そっちのほうが心配である。
そもそもな話し――番がいるのに誘い、交わり、甘い言葉を囁く自分。
不誠実にも程があろう。
思わず不安げに彼女のことを見てしまうのは、彼女の反応が怖いというのがあった。
怒っても、それこそ殴り倒されて帰られても仕方があるまい、と。
■ゼナ > 「―――――………ッ。」
ざっくりと斬られた。
斬ってもらえた。
これまでの冒険で受けて来た、生死を彷徨う致命傷の痛みにも似た、この傷はきっと一生残るものだという確信を伴う彼女の言葉。
だが、柔乳の奥をギチギチと締め付け続けていた痛みは、不思議な事にゆっくりと和らいでいく。
瞬く金睫毛が、潤んだ蒼瞳の端から大粒の涙を零した。
しかし、ゼナが浮かべた笑みは、総身の強張りが解けたのと同じく柔らかな綻びの表出といった類の自然なもの。
そんな笑顔のまま―――痛みを感じつつも、確かな感謝の込められた表情のまま、再び長い睫毛を落として彼女の謝罪に柔く首を振る。
涙の残滓を飲み込む様に小麦の喉を上下させ、目元の雫を再び指先でそっと拭ったゼナは、ぱっちりと蒼眼を開いて彼女を見る。
その表情は、日頃の快活をすっかり取り戻していた。
「何を言ってるんですか、リス。わたし、ちゃんと言ったはずですよっ。わたしはリスの『友達』。それは絶対止めてあげないんだって――――って、わぁあぁあああっ!? ちょ、や、止めてくださいっ! そんな相談とか禁止ですっ! わたしたちは友達なんですよ! 旦那さ……、? え、と……お、奥様……? と、ともかく、余計な心配とか不和の種とか、そういうのには絶対なりたくないんですからぁっ!」
前日の宣言を絡め、それはもうかっこよく締めようとしていたゼナのセリフが、無様なまでに大慌てで首を振った。
「わたしとしてはですね、むしろ、えっと……奥様とか、お嬢様? が許してくれるならですけど、リスの大事な人たちにも会ってみたいです。リスが好きになった人達なら、きっとわたしも好きになれると思うので。」
その上で、家族ぐるみのお付き合いが出来たら、それが一番幸せだと思うのだ。
無論、そんなゼナの素朴さが合わないと思われる事もあるだろうし、面倒だと思われる可能性も高い。
だからまぁ、気が向いたら、といった気軽なお願いとして受け取ってもらえればそれでいいと思う。
「――――ふふっ、でも、やっぱりわたしはリスが好きです。奥様とか、お嬢様に、ダメって言われたらその時は諦めますけど……それまでは、わたしの大事な大事な『お友達』でいてくださいねっ。」
今一度、恋人つなぎの小さな手指をきゅっと握って、たわわな乳房をどぅんっと彼女の胸に押し付けながら、ついばむような口付けで軽やかなリップノイズを響かせる。
■リス > 彼女の息を呑む姿に、申し訳なさを感じる。
それは全部自分の罪であり、この感覚は自分への罰なのだ。
目を逸らさずにじっと見ていたところ、涙がまた、こぼれてそれが胸を締め付けてくる。
「―――ぁ。」
そして、浮かび上がるのは彼女の微笑みで、無理をしている感じの無い、普段の彼女の笑みの形。
驚きに目を丸くし、緩く首を横に振る姿をただただ見守るだけしかできなくて。
そのあと、かっこいい事を言おうとして、すぐに何時もの慌ただしく快活な彼女にくすくす、と自然と笑いがこぼれてしまう。
「相談しないまま、こういう関係している方が不和の種になるものよ。
そうね、旦那としておきましょう。
私が心から、あの人の子供を求める唯一の相手、としてね。」
そして、ゆっくりと身を起こして、はふ、と吐息を吐きだそう。
「ええ、伝えておくわ。
でも、驚かないでね?私に合わせて人の姿を取っていてくれているけれど。
彼女は、龍、だから。」
さらりと口にするのは[dragon]の一言。
普通の冒険者では出会うことはあまりないだろうし、この国にもいるらしいけれど、数は少ないはず。
いきなりバトルとかはないと思うけれど、一応念の為に先に。
「逆に、OKが出たら覚悟してね……?
ゼナのようないい子は逃がさないから。」
ぎゅ、と指を絡めて、唇を重ね、ついばむ相手に答えるようにキスを返す。
ちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅ、と何度も唇を押し付けて、ほほに、顎に、いろいろなところに、キスを落としていく。
自分からも再度身を押し付けて。
ぺろり、と舌を伸ばして頬を舐めあげる。
■ゼナ > 「ふぅん……旦那様……。てことはですね、リ、リスがその……じゅ…じゅせぇ、したって事、ですか……?」
彼女の言葉から想起するのは、眼前のお嬢様が、まだ見ぬ旦那様のふたなりペニスを咥えこんで、それはそれはエッチな声音を上げて、どろどろザーメンを受け入れたという流れ。
そして、ぷにぷにのお腹をぽってりと膨らませて、きっととっても可愛らしいであろうお嬢様を産み落としたのだ。
変態生娘の脳裏に浮かび上がる光景は、当然お子様には見せられない淫猥な物。
ごくり…と喉を鳴らしつつ、彼女の下腹を見つめる淫乱娘。
「―――ひぅっ!? り、龍、ですか……人に化けられるってことは、相当高位な龍でしょうし……う、うぅぅ……わ、わたし、食べられちゃったりしませんよね……?」
彼女の旦那様の正体を耳にして、途端に怯むへっぽこ戦士。
低位の竜なら他のパーティーと協力して何度か狩ったが、歳経た古龍が相手となれば、ゼナ程度では勝ち目はなかろう。
先程まで抱いていた不安とは別の不安に胃を締め付けられつつ、続いて発せられた悪戯っぽい言葉に丸くした目を数度瞬かせ、その顔をかぁぁぁ…っと赤く染め上げながら
「わ、わたし、ハーレムの一員とかにはなりませんからねっ? わたしだって、そのうち素敵な旦那様と結ばれる予定なんですからっ!!」
現状ペットとしての生活を受け入れる淫乱処女は、そんな強がりにも似た言葉を彼女に返すのである。
そして、雨の様に降り注ぐ唇を、幸せそうに瞳を閉ざして受け入れて、犬の様な舐め上げにフルル…っと背筋を震わせ、ふにゃりと蕩けた微笑を浮かべた。
「――――………にしても……。」
涙の気配をすっかり消した生娘がその蒼瞳を下方に落とす。
本気汁と透明蜜にてぐちょぐちょのホットパンツは股の付け根に絡んだまま。
純白のリボンショーツは淫汁で恥丘に張り付き、銀輪付きの剥き出しクリちゃんの尖りをぴょこんと突き立てている。
啜った鼻がツンと嗅ぎ取るのは、ほのかにアンモニアの臭気が混ざる、熟成された雌フェロモンの甘酸っぱい淫恥臭。
こんな変態的な格好で、初恋の告白じみたセリフを発し、それはもうシリアスに胸を痛めたり安堵したりしていたのだ。
あまりにシュールな状況である。
じわじわぁ……っと小麦の頬を侵食していく羞恥の紅。
果物だと思って生のピーマンを齧ってしまったかの様な、なんとも言えない表情を顔いっぱいに広げていく生娘は
「り、リスのせいですからねっ! こ、こんな……わ、わたしっ、バカみたいじゃないですかぁっ! パンツ下ろすの、もう少し待ってくださいよぅっっ!!」
無茶苦茶な言いがかりで、優しいお嬢様の胸元にぽむんぽむんっと頭突きをかます涙目女戦士。
そもそも、こんなモノを付けたままで友人を訪ねた変態娘こそシュールな状況を作った元凶なのだが、そんな理屈は通用しない。
吐き出すだけ吐き出して、それをきっちりいなしてもらえて緩んだ心が、普段は見せない甘えたがりな一面を浮き上がらせているのだから。
今後の長い一生で、ゼナは何度も今日の事を思い出し、小麦の頬を真っ赤に染めて余りの羞恥に転げ回ることになるはずだ。
妹弟、いつかは出来るかも知れない子供にも決して聞かせられない恥ずかしい思い出。
でも、そんな思い出を共有するのが、大好きな友達であるお嬢様であるというのが、ゼナには堪らなく嬉しかった。
■リス > 「うふ。楽しみなの」
小さく笑って、頬を染めてしまえばそれは何よりの答えとなるだろう。
自分の下腹部を見る視線、まだ膨らんではいないけれど愛おしいあの人のそれが今息づいていることは否定はしない。
「その理論だと私が既に食べられてると思うのだけど?
ゼナと比べて、小さいけど柔らかいし?
すっごく綺麗で、可愛らしいわ、彼女は。」
贅肉が多いしー、怯み始める彼女に対して、拗ねたように。
彼女のようにスタイル抜群なのは羨ましい限りである、でも冒険者になるつもりはないので現状維持。
喧嘩を売らなければ大丈夫よ、と笑ってみせようか。
「私が旦那様じゃ不満なのね……リス、さみしい。
ゼナのことこんなに好きなのに。」
強がる彼女の前に、よよよ、と、泣き崩れて見せる仕草。
素敵な旦那様じゃないのはまあ、言わずもがなというリスであるのであくまで泣き真似である。
「壮観ねぇ……」
彼女の視線に追従するように視線を落とす少女。
今更そんな雰囲気ではないけれど、とても淫猥な風景、写真に撮ったら素敵な、性的なおかずになること請け合いの状態。
というか、嗅いでいるだけでクラクラと来てしまう。
格好は、本気で二人共忘れていたし、そういう状況でもあった。
恥ずかしがり始める相手が暴れ始める。
「わ、ちょ、わわわっ!」
自分の胸に頭をぶつけてくる相手、相手には劣るけれど豊満な乳房は確かな弾力で頭を押し返し。
でも、彼女の体格を受け止めることのできるほどの筋力のない相手はよろよろとよろめいて。
「わかったから!わかったからぁ。
こんなにぐしょぐしょにしちゃったし、服は弁償するし、きっちり気持ちよくしてあげるから。
そんなに怒らないで。」
こんな乱れた姿、下着もそのまま履けないだろうし、服も結構どろどろになっている。
だから、お詫びに、服を買ってあげるから許してと。
生殺し状態なら、それも解消するから、と。
甘えてくる彼女の動きになんとなく心地よさを感じつつ。
楽しさに思わず笑みが浮かんでしまう少女でもあった。
■ゼナ > 「いいなぁ……そんな素敵な旦那様、いいなぁ……。」
他でもないお嬢様がベタ褒めするのだ。
それはもう素敵な人に違いあるまい。
彼女が龍であるという怯えも忘れ、純粋に会ってみたいという思いを抱く女戦士。
無論、喧嘩など売るはずもないし、相手に売られたら買い取り拒否して必死で逃げる心積もり。
そして、他愛の無い泣き真似に、あっさり騙され慌てるゼナだが、ちらりと向けられる横目に気付きぷくっと頬を膨らませ
「ばかりすっ! 泣き真似なんてしたってダメなんだからぁっ!」
なんて言葉を投げた。
敬語を捨てた遠慮のない物言いは、改めて彼女と友達になれたのだという感慨をゼナに与える。
そして、なんとも言えない気恥ずかしさに耐えるこちらに対し『壮観』だなんて感想を述べる友人のおっぱいに、八つ当たりのヘッドバッドを食らわせていた生娘は
「―――――じゃあ、許します……。」
服の弁償という言葉に連続攻撃を止めるのだった。
まぁ、服がどろどろになったのは、彼女のせいではないのだけど、このお嬢様に新しい服を選んでもらうというのは、心浮き立つイベントに思えたから。
無論、この後、きっちり気持ちよくしてもらう、というのは確定事項。
「―――リス……大事な、大事な、わたしの友達。大好き、です……❤」
これまでは、淫行に理性を蕩けさせねば口に出来なかった、罪悪感を伴う好意の表明。
それを素直に口に出し、再び彼女に口付ける。
「えと、ね……今日は、その……多分まだ、危ない日、なので……え、と………。」
かぁぁ……っと頬の赤みを色濃くしつつ、上目遣いでリクエスト。
「だ、出す時抜いて……の……飲ませて、ください………。」
己の蜜液まみれになるであろう剛直を、射精の間際に引き抜いて、顔射を伴う口淫で喉奥へと注いで欲しいなどという淫猥極まるおねだり。
それを彼女が受け入れてくれたなら、プラム大の大きさの淫数珠を諸共に引き抜いてしまわぬ様に気をつけながら、ホットパンツとショーツをおろし
「………………………。」
自ら両脚を開いて晒す恥部。
クリリングにより肥大化した紅真珠をヒクつかせ、復活した処女の銀幕を淫液伝う肉穴奥に覗かせて、セピアの窄まりからは、ちょろんっと兎尻尾をはみ出させて彼女を誘う。
今回は、両脚でぎゅーっとしてしまわぬよう気をつけなくちゃ。
そんな思いの中で始まった、『友達』同士の甘い戯れ。
子作りのためではなく、互いに快楽を貪るための爛れたセックス。
そんな二人の淫靡な交わりは、仕事を終えた従業員が店を出て、夜が更けるまで続けられる事となる。
時には口で、時には淫具を引き抜かれた排泄穴にて彼女の熱を受け入れたゼナは、それはそれは幸せそうな顔で弛緩して、ソファの上に倒れ込む事となるだろう―――。
■リス > 「本当に、私にも勿体無いくらい。」
もっと惚気けたいけどまあコレは此処までにしよう。
可愛いし綺麗だしすごいし、少女は会ってみてちょうだいね、と微笑んで見せよう。
喧嘩を売るなら、命捨てる覚悟でどうぞとしか言えないけど。
「ちぇー。……ふふ。」
敬語を捨てた、素の言葉に、少女は楽しそうに笑いを見せる。
初めてエッチを抜いて敬語じゃなくなったね、と感想を持って彼女を見やる。
「もう、すごく痛かった…………。」
実はヘッドバットはとても痛かった、喧嘩とかそういうものと無縁な少女。
痛みに関しては実はとても弱い。先程とは違い本気で涙目。
それでも我慢したのは、彼女に対しての謝罪というのもある。
さすさす、と胸を撫で回す。赤く腫れてるぅと呟いて。
「私も、大好きよ、ゼナ。」
彼女の上目遣いのおねだり。
なにこれ女の子でもキュンとくる破壊力、少女の肉棒がすごい勢いで立ち上がる。
内容もないようである、彼女の柔らかそうな唇から溢れるそれの破壊力に,少女は濡れたと息を吐き出してしまう。
「お尻に、クリトリスに……ゼナって、思った以上にエッチなのね。
素敵な子。」
彼女の淫具を見ながらも少女もパンツを下ろし、スカートをたくし上げる。
服を着たまま交わるというのも、いいわねなんて言いながら、彼女の中に肉棒を差し込んでいこう。
ただただ、快楽を覚えるためだけの交わりが始まり。
甘い時は過ぎていく。
「むしろ、快楽を覚えるためだけの方が、生殖本能否定してるようで、イケナイコトしてる気になるわ……」
そんな感想とともに、彼女の口の中に吐き出していくのだろう。
この部屋の快楽は、まだまだ続く
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」からゼナさんが去りました。
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