2017/12/01 のログ
ルアナ > 「そういえば今晩は空いているお部屋がありますよね」

酔いつぶれる客が多いと満室ということもあるのだが。
マスターにそう話し掛けると頷いたのが見えた。
最後、いつものようにお疲れさまでした、とも付け加えて。

「はい…いいお店です」

階段を上りながらどこか心ここにあらずといった反応になったのは、一瞬取り立てという単語が蘇ったせいだった。
本当にマスターの成功を純粋に喜んでの発言なのだろうかと疑念が過ったからだ。
しかし他人との距離感をある程度弁えている性分でもあり、追及する気もなく。
恭しく許可を得る相手に応じ、軽く会釈して優雅さを作ってみたり。

「どうぞ」

ドアを開けると簡素なベッドや最低限の備え付けの一室。
だがウェイトレスは数ヶ月ここに滞在しているため、完全に彼女の部屋になっている。
衣服や荷物が整頓されており、少女特有の甘い香りが漂う部屋に。

「私の部屋は私物が多すぎますけど、他のお部屋もこんな感じです。ご案内しましょうか?」

宿への案内もたまに請け負うため、空室は把握している。
相手が休むならその一つへと案内しようかと提案し。

ルアナ > 相手が望むなら他の客室へと案内し、ウェイトレスは少々アルコールを
摂取しすぎた頭を冷やしつつ本日も自分の部屋で就寝したことだろう。

ご案内:「ティールーム《マール》」からルアナさんが去りました。
ご案内:「ティールーム《マール》」からグスタフさんが去りました。