2017/11/19 のログ
マリス > 「あぁっ……は、…んっ、あ、っん……んは、ぁ……はぁ……」

脚線を絡ませ合いながら、共に吹き散らした潮で布団を濡らす。
汗ばむ白肌と褐色肌を合わせ、拉ぎ合う豊乳の柔らかさを感じながら余韻に浸かる。

どちらともなく再び腰を動かし始め、何度も体勢を変え、終わりの見えない情交を続ける。
すっかり体力もがらんどうになった頃、2人身を寄せ合うようにして眠りに就く。
それは大分先のこととなれど、蒸せ返るような情臭が部屋に漂っていた筈―――。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からキルシュナさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からマリスさんが去りました。
ご案内:「フランコヴァー伯爵邸」にエリカさんが現れました。
エリカ > 今宵フランコヴァー邸にて開かれている宴は長女の誕生日を祝う目的であった。
煌びやかな世界で伯爵の次女、三女も慣れた様子で来客と挨拶を交わし、引きずりそうなドレスの
裾を翻していたが最近マグメール王国に渡ったと言われる四女の姿だけがないと噂する者もいた。

当の四女はいないわけではなかった。
中庭の端で突っ立ち、離れにある建物を見上げている姿は異国の衣を纏い、
帯刀もしていたので護衛の1人にしか見えなかったのだ。
その時、ずっと眺めていた離れの窓のカーテンが揺らめき、誰かがこちらを覗いた。
己と同じ白髪の女性―――母である。
精神を病んでいる彼女は公の場にはほとんど出ない。

「…………」

ずっと表情のなかった少女は微笑みを見せると母に手を振った。母も振り返してくれる。
そうしてカーテンが閉まると、再び少女の表情は色をなくす。

「……なんて退屈な」

本音が思わず。

エリカ > 『エリカ』

涼やかな声に呼ばれ、振り返る。
そこには酒精で頬を染めた姉がいた。
よほど気分が良かったのか足元もふらついていると見える。
(長い裾のおかげで実際には見えないのだが)

「お姉さま…」

呆れ半分、微笑ましさ半分。
しなだれかかってくる姉の腕を取ると少女は屋敷の中へといざなっていった。
ますます姉の側仕えにしか見えない姿だろうが、構うまい。

まだもうしばらくフランコヴァー伯爵邸の明かりは消えそうにない。

ご案内:「フランコヴァー伯爵邸」からエリカさんが去りました。