2017/10/04 のログ
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」にリスさんが現れました。
リス > マグメールの市街地、平民区と富福地区のちょうど境目の大通りにある、ちょっと大きめのお店。
 トゥルネソル商会マグメール店。今日も今日とて来店大歓迎。
 そこの店長である少女は、何時もの様に品物の在庫を確認し、売上をチェックし、お店の中の状況を確認する。

 そんな仕事のさなか、入口の所に立ってお客様の出入りをお辞儀をしながら見送ったり迎え入れたり。
 ふと感じる涼しげな風、そろそろ夏は完全に過ぎさって、秋と冬の到来を感じさせる気温となってきたのをかんじる。

「あー。
 そろそろ、秋なのね。」

 そろそろ品揃えを少し考えねばなるまい。
 寒くなってきたし、暖かな服装とかそういったものを多めに在庫しておかなければと。
 道行く人たちの服装を眺めたり、お客様の格好を眺めてみたり。
 夏のあいだに調べておいた今年の流行のそれ。
 働いている奴隷の店員の内一人に、出しておくように指示をし。
 もう、秋かぁと軽く息を吐き出して少女は夜空を見上げる。

リス > 空は澄み渡り、本日は天気もよく月がよく見える。
 綺麗な夜空ね、とそんな感想を一つ落としてから視線は店内に。

(秋物を急に出してもお客様はついてこれない。
 宣伝効果と購買欲を同時に掻き立てるとすると……)

 考えながら少女は歩く。
 服飾を売っている階層へと登り、見回す。
 そして、店員を数人程呼んで、指示を出そう。

「秋になりました!
 私、店長のリス・トゥルネソルと申します。
 人肌恋しい時期ですよね!
 ということで、秋物先売りセール!

 今から私が帰るまでの間、暖かなお洋服をお値段20%引かせてもらいます!
 どうぞ今のうちに、おしゃれを堪能してください!」

 ほかの階の客層にも、それを伝えるように指示したので、今頃店内の周知は出来ているだろう。
 あとは、売り手と在庫チェックなど、店員をここに多めに集中することにする。
 自分も当然何かあるまでは、ここで売り手を手伝おう。
 少女はお客様の対応を始めた。

リス > とはいえ、今の時間も時間だ、お客様の数も少ないし。
 そもそも女性のお客様は時間的にほとんどいない。
 流石にそれでは意味がないし、数日感はこのままセールを続ける必要がありそうねと少女はつぶやく。

 キョロり、と店内を見回すが。
 好みの女性はいないみたいだ、ちょっとだけ残念である。
 思考はすぐに切り替わり、お客様への対応へと戻ろう。
 にこやかに受付し、探し物があるなら右へ。
 在庫が必要なら左へ。
 少女が店内を走り回る。
 これはこれで、普通の商人の少女には重労働である。