2017/09/12 のログ
■ロレンス > 呻くような声が肉棒に響く。
弱点を一斉に攻め立てればあっという間に絶頂へ至り、肉襞が痙攣しても愛撫は止まない。
その合間に肉棒が奥へと入ろうとすれば、苦しげに喉を震わせながらも、侵入を受け入れてしまう。
咽喉を抉るように雁裏が刳りたて、被虐を煽る。
「っ……」
執拗に舐る舌の動きに、思わず愛撫が一瞬止まるほど快楽を感じさせられる。
亀頭全体を舐め回すような動きに、どくんと白混じりの先走りが溢れると、先程よりも濃厚に雄の匂いを漂わせていく。
肉棒が引き抜かれる卑猥な音も重なり、抜け落ちたそれは、咥える前より僅かながら、更に大きく膨れ、何度も跳ね上がっていた。
「何されると思うかな…?」
意地悪にささやき返しつつ、膝の上へ彼女を乗せると、臀部に平手を打ち込む。
痛そうな悲鳴が聞こえれば、少し力の加減を誤ったかと思いつつ、僅かに力を緩める。
しかし、何度も叩いたとはいえ、直ぐに赤く染まる辺り、触り心地のように柔く脆いのだろうと気づきつつも、掌は止めない。
寧ろ、3本指を臀部と太股の付け根にある痛みが強まる部分へとわざと叩きつけたりしつつ、痛みそのものに感じるかどうかも試すのだ。
「これは何かな?」
濃厚な牝の匂いに気づくと、臀部の合間に指を滑り込ませ、貝口から溢れる厭らしい涎をすくい上げて、指に絡め取る。
ちゃんと見ないと駄目だよ と、言霊の声で囁きかけ、瞳を閉ざすことも、逸らすことも許さない。
三本指の合間で幾重にも糸を広げていき、蜘蛛の巣のように絡み合った牝汁の糸引きを見せつければ、それを彼女の唇へと押し付けていく。
舐めろとは言わず、仕草で促す程度に。
「淫乱で、ドマゾで…それでいて、清楚なふりをしたがる、悪い子だね。本当は、私と出会った時にこうされることを願ってたんじゃないのかな? あの夜みたいにって」
初めてその体を貪った日も、彼女を欲望の沼に引きずり込んで蕩かせていた。
欲情したことを突っつきながらも、反対の手で黒髪を優しく撫でながら、顔を近づけて囁きかける。
そんなオデットが好きだと、淫猥な罰と甘い言葉の落差で心を揺さぶるように。
■オデット > 「ひぎっ…! っい…、あっ…っ――! ふ、ぐっ、…!」
痛みが強まると声も高まる。
すると膣奥が締まるようで、搾り出される蜜が泡のようにぐぢゅぐぢゅと
割れ目で溜まり、尻をぶたれた勢いで飛沫となり飛び散った。
痛い。痛いはずなのに、己の身体は悦んでいる。
それを見せつけられて、女は力なく頭を左右に振った。
なぜこんなに被虐的な肉体になってしまったのかという疑問、己はそんな変態ではないという否定、
そして意識せざるを得ない痛覚と快楽の繋がりに、自身の中で性の快感が強調されてしまう。
「ちが、…―――こん、な…こと…、…――――」
罰を受けているのか情を注がれているのか、ただでさえ倒錯した状況下で判断できるはずもない。
女はそれでも言葉でどうにか否定しようとし、―――叶わず、唇を開いた。
己の蜜を纏った彼の指を唇で挟みながら舌で綺麗にしてゆく。
ちゅぴ…とかすかな音をさせ、淫蜜を舐めると代わりに唾液で濡らすこととなるだろう。
綺麗になった後も、指を1本ずつ丁寧にしゃぶり、じゅる、じゅると啜るのだ。
「ん…ふ、…ぁ…――――…ロレンスさま…、ん…―――」
慈悲を請うような甘い声と吐息を漏らし、彼に媚びる。
子宮が切なくて、もどかしくて、全てから解放されたい。
そんな穢れた熱望を彼に叶えてもらいたくて。
■ロレンス > 尻を打ち付ける度に、苦しげな声は溢れるものの、彼女から発する牝の盛った匂いは濃くなる一方。
叩きつけると、尻肉が揺れ、その下に隠れたクレパスで蜜がかき混ぜられていき、厭らしい飛沫が指にかかっていく。
それでも否定を繰り返すながら、少しずつ痛みを強めて、被虐にもたらされる快楽を堪能させるだけだ。
「……そんなに綺麗に舐め取っちゃうぐらい、オデットは厭らしいんだよ。綺麗な自分が汚れていくのが、好きなのかな?」
舐めろとも言わず突きつけただけ、イヤイヤに舐めるものではなく、まるで餌を強請る犬のように指を舐め取り、啜るなら、意地悪な言葉で責め立てる。
仕草で強請り返す彼女に、苦笑いを浮かべるものの、手首を縛っていた拘束を解き、着物を全て脱がせてしまう。
一糸纏わぬ姿にさせれば、その体を抱きかかえつつ布団の上へ寝そべり、肉棒をまたがせる。
騎乗位の格好にさせ、クレパスに肉棒を押し当てれば、腰を支えながら亀頭が割れ目を抉るように嬲る。
「厭らしくて可愛いよ……オデット」
微笑み、淫靡に強請った彼女を愛でる言葉を囁くと同時に、腰を一気に引き寄せる。
膣口に食い込んだ亀頭がゴリッと膣内を抉るようにして、膣奥を突き上げると、亀頭の表面が子宮口の窪みを擦りあげた。
ぐりぐりと腰を捻って奥を擦りつけはするが、わざとピストンはせず。
指を鳴らし、先程の薔薇蔦が手品のようにスカーフ状に変われば、甘い薔薇の香りを漂わせつつ目元を覆う目隠しとしてまとわりつくだろう。
彼女の両手を胸板に導き、腰を振りやすくする合間、ひっそりと香りに混じった魔術が彼女の感覚を少しだけ狂わせる。
視線を感じる、ただそれだけのことだ。
しかし、していることと場所が、感じたくない場面ならどうだろうか。
大きく熟れた乳房に、臀部に、艶やかな顔立ちに、そして結合部に視線が不規則に突き刺さる錯覚を与えながら、彼女を見上げる。
■オデット > 生まれたままの姿――ではあるが、生まれた時の清らかさはもう、ない。
首筋に口吻で刻まれた鬱血痕を残し、臀部を朱く腫れさせて。
あまつさえ本来秘めたる場所であるはずの秘裂はこれ以上なく濡れそぼり、ヒクついている。
そんな肉欲まみれの身体で彼に跨った女の貌は、酔い心地だった。
三十路に届こうかという己を可愛いと囁く男の言葉に、恥じらいを見せた、が。
「んんっ、んっ、――――あああああ……。 …っ、っは、は…ぁ、ぁぁ…ぁ、ぁ」
濡れそぼっていたからこそ長大な肉棒を一息で呑み込めたのだろう。
膣襞が削られると思った次には、亀頭が子宮口に届いており、己の重みでその重なりは深い。
鈴口はほとんど子宮口の窪みに はまり込んでしまうほどに強く、深く。
そこを抉られて、女の腰が震えると膨れた下乳もぷるぷると柔く。
「――――…あ…っ、ぁ…? ロレンスさま…?」
突如奪われた視界に声音は不安そうに揺れていた。
それだけではない。視えないはずなのに、視られている実感があるのだ。
何にも隠されぬ肢体で、男の上で肉棒を胎内に収めている姿、全部を見られている。
眼差しは隠れているものの、女の唇が薄く開いたまま かすかに震える。
羞恥に耐え、困惑し、―――それでも膣内の怒張を味わわずにはいられない。
少しの間、動けぬ様子でいたものの ゆっくりと腰を動かし始めた。
彼の胸元に両手を添えたまま、前傾姿勢で腰を揺らめかせれば くちくちと結合部で水音がする。
「はぁ……はぁ……ん、んんっ……そんな、に…見ないで…――んぅ……
お願い…、……ぁあん! あぁあ……淫らな…私、を…―――、あああぁ……」
少しずつその動きは強くなってくる。
子宮口の窪みを亀頭の先端にはめたまま、くにゅくにゅと子宮口が捏ねられる動きが気持ちいいらしく。
それを追い求めて腰は円を描くように踊っていた。
見られながら、それでも己の快楽を求めてしまう浅ましさを実感しながら、女は熱い吐息を吐き、言葉を揺らし。
■ロレンス > 悠久といえる時を過ごしてきた彼からすれば、同族以外は大体年下になる。
人の命と見た目は、魔族よりも老いが早く、年頃は彼女のほうが上に見えるが、心は魔であれ人であれ変わりない。
恥じらいに濡れる、清楚な未亡人でありつつ、被虐に悦ぶ姿は貪りつしたくなる牝そのもの。
だからこそ、可愛がりたくもなり、可愛らしく感じるのだろう。
「っ……相変わらず、いい締り具合だね。入れただけでも、凄く気持ちいいよ」
ぬるぬるに熱く泥濘んだ胎内は、振動と僅かな収縮でしごかれるだけでもビクリと肉棒が震えるほどに心地いい。
ぎっちりと子宮口を鈴口で擦り上げ、密着させると、わざと腰を揺らしてそこから先端を外し、ごりっと弾くようにして強い刺激を与えていく。
「どうかしたかな……?」
彼女に与えた錯覚、それがしっかりと働いた証拠に不安そうな声が響く。
怖がらせるのはよくないと、安堵させようと優しく頬をなであげながら見つめていた。
大丈夫と諭すようにゆっくりと動く掌は、子供をあやすように優しく。
羞恥にふるえていた彼女が意を決して動き出せば、ずるりと引き抜けていく感触に、心地よさそうに吐息を溢れさせつつも、肉棒が細かに膣内を撫で回す。
「そう言いながら腰振って……自分の弱いところに当てて……嘘つきだね? 淫らで厭らしいオデットが好きだよ、もっともっと…その本性を見せて欲しい」
子宮口に何度も亀頭が擦りつけられ、窪みに引っ掛けるよう先端を押し付けていく。
卑猥な腰振りダンスを、幻想の観衆の中へ晒すさまは、下から見上げるこちらとしても、淫らで、肉棒を小さく脈動させるほどに興奮させられた。
溢れる蜜を指ですくい取ると、体を少し起こしながら指先で菊座に蜜を塗り込み始める。
指の腹でやさしくマッサージするように揉み込みながら熱を与え、滑りを広げるように可愛がり、そこの緊張をほぐそうとしてく。
じわじわと指先を、指を、二本指をと太さと深さを広げながら、二孔を捏ね繰り回す。
そして、視線は幻聴にまで効力を及ぼし、厭らしい、エロい、犯したい、咥えさせたいだのと、男達の欲望の声を聞かせる。
男に求められる牝としての悦び、それを擽っていくのは夫を失い、女を抑え込んだはずの彼女の建前を壊そうとする罠だ。
■オデット > 男の声も掌も優しく、温かく、まるでこの世のものではないかのように己を狂わせる。
女の意識は浮ついており、淫蕩な空気と愉楽に浸ることで現実と非現実の境目を曖昧にしていた。
快楽を得るだけではない。最も神聖で、子を孕む場所に繋がる
子宮口を自ら抉るなど、本来“清楚な未亡人”がしてよいことではないのに。
どうしても腰の動きを止められなかった。
「あっ、ああんっ、…―――申し訳…ありませ…、でも…ここが…、…
あんっ、―――好き、なのです……お…おまんこの、…奥…、っ、
コリコリする…ところ…、―――っ…!? あっ、はぁんっ」
ぬるりぬるりと蜜が塗られていた菊孔に押し当てられた指先が つぷ、と入った瞬間、声が跳ね上がる。
小さく窄まって少し色素沈着したそこは、明らかにまだ使い慣れておらず、
つい力を入れてしまうために指を噛まんとする勢いで締まった。
それは膣内も同様で、蜜をたっぷりと湛えた媚肉が肉竿を締め上げる。
指が2本に増えると肛門の皺が伸びて、皺と皺の間の赤い肉が覗いた。
「はひっ、そこ、は…不浄の孔です、から…―――はひあぁっ、…あ、あ…?
そんなこと…仰らないで、…っ…ふはぁっ、あっ、あぁぁっ……!」
男たちの声を否定しながら、肉体はさらに貪欲になっていく。
味わうようだった動きが上下に変わり、肉棒の先から根元までを愛撫するべく
膣肉で摩擦すると蜜の音は大きくなり、2人の股座に白く泡立って溜まっていった。
逞しく、硬く熱いペニスが、己の動きで何度も何度も繰り返し中を行き来しては子宮口を小突く。
そんな様を視線で射抜かれて、求められて、女は頂点を感じ背を反らした。
「んっ! 見ない…で…っ…イ…イッてしまう…か、ら…っ…―――ん、ああああっ!」
腰から背筋にかけてピリピリとした快楽電流が駆け抜けたかと思うと、それは脳を直撃して絶頂を迎える。
目隠しされていても分かるだろう陶酔とした貌に、膣内は震えるように収縮すると、肉棒を扱きながら締め付ける。
そして直腸の中もまた、きゅうと狭まって肛門が引き絞られた。
指に感じるだろうぬめりは、愛液ではなく腸液のそれ。
■ロレンス > 「子宮口、コリコリされるのが好きなんだ? いいのかな、ここに押し当てて射精したら…子供できちゃうかもしれないのにね?」
夫婦で繋がり、その結果、結晶を宿す大切な場所。
そこを他者の肉棒でなぶられるだけでなく、その奥までも汚すことを囁く。
事実、前回の交わりでもそこを目一杯埋め尽くしており、それを喚起させようと囁いたところでもある。
自ら尻を振りたくり、ごつ、ごつと亀頭が奥底を穿つようになると、全体を肉襞が扱き上げる。
その感触に呻くような息をこぼしながら、脈動の間隔を狭めていく。
「不浄の孔ね…オデットにとっては排泄だけというより、卑猥にケツマンコとでも言ってあげたほうがいいかな?」
ゆっくりと優しく語りかける中に、わざとらしい汚い言葉を混ぜて微笑む。
指先に感じる感触がゆるくなれば、ずるんと二本指を飲み込ませ、ぐりゅぐりゅと左右にねじりながら窄まりを穿り返す。
快楽がつながりやすいように指先が肉壁越しに子宮口付近に当たるようにしつつ、刺激を一層強めていく。
「っ……いいよ、そのまま…っ、オデットを孕ませるぐらい…出してあげる…っ!」
異種族故に本気で孕ませようと思わない限り、子を宿させるのは難しい。
しかしそんなことを知らないはずの彼女が、どう受け止めるか?
此方も我慢を重ねてきたのを発散するようにしたから突き上げ、小刻みに揺らしながら最後にばつんと叩きつけながら白濁をぶちまけた。
視線は結合部とその顔に集中させ、卑猥に歪むところを余すことなく視姦の幻想に晒す。
ドクドクッと勢い良く溢れる熱液は、細い子宮口の隙間を通り抜け、一気に子袋の中目掛けて浴びせられていく。
二度三度の脈動でも、勢いは衰えず、その中をどろどろに熱く汚すだろう。
腸液の潤滑油に濡れていく指を、同時に奥底へと埋没させ、そこの刺激と快楽を結びつけようと差し向けながら絶頂を味あわせると、反対の手で体を抱き寄せ、胸板に体を沈めさせた。
「……見られて、恥ずかしさに濡れて…前も後ろもズボズボされてイッちゃったね…?」
絶頂を証拠のように突きつけながら耳元へ囁くと、ふっと息を吹きかけて目元の覆いを解いていく。
同時に幻想の視線も消えていき、部屋には二人だけ。
まだ肉棒の勢いは衰えず、余韻を味わうように時折腰をねじって擦りつけて快楽を愉しむ。
■オデット > 膣で感じたのか直腸で感じたのか、自身にも分からぬ愉楽だった。
それに任せて果てる女の耳に、男の声が木霊する。
―――己のしていることは快楽だけを味わう行為ではない。生殖行為だと。
今頃気付くも、もう遅いのだ。
下から突き上げられ、乳房が たぷたぷ揺れて子宮口に亀頭が がちりと、はまる。
「は、…っ…孕む…? だ…め…、そんな、許されません…っ―――ッんぅう!
はあぁあッ……そこっ…だめ、だめ…―――ッいぅん! ん―――…!!」
子宮へ続く環が鈴口にはまったまま―――子種が下腹部を熱くする。
懐胎を許されないことと口にしながら、肉体は正直に快楽を享受した。
朱く腫れた臀部に、指を2本咥えてヒクつき緩くなった肛門、そして肉棒を根元まで呑み込んだ繋ぎ目。
そして目隠しされていようとも分かってしまう悦に蕩けた貌を、
全て晒しながら人間の女はヒトではない男に種付けを施される。
快感漬けにされた女の膣内は精液の1滴までも子宮できちんと飲み込もうと、小刻みに蠕動を繰り返し。
「――――…はひっ…っは、…んふ…―――ぁ…」
時折強くなる肉棒の脈動に、ビクッと身体を震わせると膣内も収縮して、直腸の中も波打つ。
一糸纏わぬ全身から汗が噴き出てくると、火照る素肌をツツーッと滑り落ちていった。
「………は、…ん…、はぁ、…は…っ…ロレンスさま…?
…――――ん、ふぁ…ん…」
目を開けると視線を感じず、最初から最後まで2人であったのだろうかと、不思議そうに彼の名を呼んだ。
しかし悪戯に腰を動かされるとまだ絶頂の波から引ききっていない膣内が刺激され、声が甘くなる。
くた…と彼の首筋に顔を埋めると、まだ熱い呼気を呼吸するたびに吹きかけ。
■ロレンス > 妊娠の危険をチラつかせれば、少しだけ理性が戻ったように思えるものの、乳房を揺らしながら腰を振る姿は、言葉と噛み合わない。
許されないといいながらも、噛み合ったまま精を受け止め、絶頂へ上り詰める姿に、興奮は高ぶる一方で、それもあってか肉棒からは血潮が引かず、固く反り立ったまま食い込むことになる。
「目隠しに錯覚させる力を付与してあったんだよ、視線を感じるだけのものをね」
敢えて視線のカラクリは語るが、声の仕掛けは伏せたまま。
それこそ、欲望に踊らされた幻聴を聞いたかのように思わせる仕込み。
卑猥だからこそと差し向けながらも、甘えるように寄りかかるなら優しく抱きしめながら黒髪を撫で、近くなった彼女の顔へ顔を近づけ、唇を何度も重ね合わせてじゃれつくようなキスを繰り返す。
「……オデット、もっと君が欲しい」
その心が頑なであるなら、そこへ何度も甘い言葉の雫を落とし続ける。
何時か穴を開けるかも知れないが、今はわからない。
ひと心地ついたところで、今度は彼女を布団の上へ転がして、正常位で弱いと白状した子宮口を徹底的に小突き続けるだろう。
白濁も、一滴残らずその中へ注ぎ込み、無理矢理にでも掻っ攫おうとするような、乱暴さも交えて。
空が朝焼けに白くなるまで続く性の宴が終われば、その体を抱きしめて眠るだろう。
1日と半分、彼女を独占した糧は、その時間に比べれば大した代価ではないのだから。
■オデット > 相手の言葉に安堵していた。
いくら客の相手を強いられる宿とはいえ、こんな痴態を見せたいはずもない。
ただそれでも、晒してしまってでもまだこの快楽を貪っていたいというのも本音であったが。
「…ん…―――…」
まだ脱力しており、気だるげではあるものの それはそれで甘やかな雰囲気となる口付けに応じる。
ちゅ、ちゅ…と悪戯に奏でられる口吻の音が、今、まるで仲睦まじい恋人がそうしているかのような空気を作っていた。
己を求める彼の言葉に、閉じかけていた瞼を ふっと開けて。
悦をまだ感じているぼんやりとした瞳がゆっくりとまばたく。
「………―――――はい…」
頷いた女の瞳は かすかに濡れて、彼の顔を映していた。
弱点をすっかり見抜かれてしまった女の肉体は、彼女がどんな言葉を吐いたとしても正直に男に応えただろう。
孕むと、言われたのに なお彼を拒むことはできず、子種を注がれ喘ぎ続ける女の淫蕩さは彼の手によって さらに深まり。
眠りにつく頃にはまたもや意識朦朧としているはず。
それでも植えつけられた快楽と、あふれんばかりに注がれた白濁は夢ではない。
現実として女を今後も時に苦しめ、時に慰め、―――魔に愛でられた証は今夜以降も刻まれてゆくのである。
ご案内:「九頭龍の水浴び場 寝室」からオデットさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場 寝室」からロレンスさんが去りました。