2017/08/19 のログ
ご案内:「ドラゴンフィート」にルークさんが現れました。
■ルーク > 「………。」
何だろう、これは…。
手に持った丸い緑の球体はずっしりと重く、縞模様がある。
つるつるした表面は、ひやりと冷たく硬い。
行商の夫婦の荷車が横転し、商品が散らばってしまった。
元気のいい鶏を捕らえるのに苦労していたため、手伝ったところお礼にとこの球体を渡された。
何かの卵だろうか?
卵だとしたら、それを生んだ動物は相当な大きさになるだろう。
例えば、此処にいる隼のような。
観光地区ではあるが、大通りとは違う小さな通りから警備門に向けて歩きながら手の中にある球体の正体について考えを巡らせる。
栄養や熱量が確保できればいいと、食べる事に頓着しない生を送ってきたルークにとって、まだ料理やその素材などは知らないことの多い領域だった。
行商の夫婦が扱っていたものは、わかる範囲では料理に使われるものがほとんであったことから、これもまた食べられる何かなのだろうけれど。
■ルーク > 細い通りを抜ければ、警備門の脇に出る。
門の傍らで警備をしていたミレー族の少女が、ルークの持っている球体を認めてそれが西瓜というものであることが判明し、疑問は解決に至った。
ご案内:「ドラゴンフィート」からルークさんが去りました。