2017/05/31 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区・大通り」にグロリアさんが現れました。
グロリア > 「そこの男、怪我をしたくないならその手を離した方がいいぞ」

粗雑そうな男に絡まれている少女を、間に割って入ってきたのは肉付きの良い大柄の女。
身長もだが肩幅や筋肉などの体格はその男よりも遥かに立派だった。

「もう大丈夫だよお嬢さん。ここは任せて」

微笑みかけながら少女の前に立つと、男を見下すように立ちふさがる。
緊張感はなく堂々としたものだ。
暫くそうしていると怖気づいたのか、男は逃げるように立ち去っていった。

「ははっ、逃げてくれて助かったね。これで安心さ。ところで良ければこれから一緒に食事でも……」

邪魔者がいなくなると、今度は自分が少女を口説き始める。
これには驚いたのか、少女は何も言わず恥ずかしそうに走り去ってしまった。
ナンパが失敗すると、何事もなかったかのようにぶらつき始めた。