2017/05/18 のログ
ご案内:「按摩屋」にモーリッツさんが現れました。
■モーリッツ > 富裕地区に程近い、平民地区の境に存在する一見の店。
立派とは言えない店構えのその看板には按摩、と簡素に記載されている。
扉を潜れば薄い照明に照らされた受付があり、老人が一人、置物の様に座っていた。
入ったものは違和感すらも感じないだろうが、その建屋には魔道具による力が行使されており。
性的な事に限って常識が曖昧になるという、詐欺の様な店だった。
一律200ゴルド、と書かれたメニューが受け付けの直ぐ傍に張り出されており、その内容は以下の通り。
Aコース:オイルマッサージ (種付けセックス付き)
Bコース:全身ザーメン洗体 ※ザーメンの準備はお客様にご協力を願います
Cコース:アナル拡張、腸内放尿や浣腸による腸内洗浄(苦手な項目は御申しつけ下さい)
スペシャルコース:肉便器体験 ※体力に自信のある方のみご希望下さい
オプション:剃毛サービス、各種拘束具、玩具多数…各種追加10ゴルド
ドリンク:ザーメン飲み放題…ザーメンはセルフでお絞り下さい
――コースの複合可。他、ご希望がありましたらご相談下さい。
普通の客であれば見た瞬間に踵を返すだろう内容の数々。
けれどもこの店に足を踏み入れたのなら、その内容を正しく理解しつつもメニューを吟味してしまう異常な空間となっていた。
ご案内:「按摩屋」にリリシアさんが現れました。
■リリシア > (この店の戸を叩くのは二度目である。一度目の記憶はどこか曖昧で・・・ただ気持ちが良かったことだけ覚えている。記憶が曖昧なのは、あまりに気持ちよかったせいか、それとも途中で寝てしまった故か。・・・なんか曖昧なのでよく覚えてないけれど。
あれからしばらくの時が経ち、再び周ってきたオフの日。疲れたからだを癒やす手段として、この按摩屋を再び選んだ。かちゃり、と戸を開けば鼻に香る甘い匂いと常識を改変し、蕩かせる魔道具の魔力。 ふらりと、よろめくようにしながら頭を抑える。 ・・・これも2回目、であるけれど不思議とそれに違和感は覚えられず。軽く頭を振りながら前と同じように受付に進み、置物のように鎮座するおじいさんに声をかけて。)
こんばんは、おじいさん。また、お願いできる?
(と、軽く手を振りながら声をかけてみるけれど、その老人の耳に届くだろうか。)
■モーリッツ > 長い眉で隠され気味な目は、軽く俯いていると寝ているかどうかも傍目には判り難い。
故に置物感が増すのだが、来客を告げるベルの音と、その声が届けばぴくん、と眉が上がり視線を向ける。
くしゃり、とその表情が緩んだ。
「おお、この前の…えぇと、リリシアちゃんじゃったか。
これこの通り、暇なもんでのぅ。お客さんは大歓迎じゃよ」
客に対する態度としては聊かフレンドリー過ぎるだろうが。
其処は老人特有の勝手な距離感。
前回とは聊か変更されているメニューを指さし、どうするね、と尋ねつつ。
薄手の襦袢めいた衣服を受け付け越しに差し出した。
■リリシア > まぁ、覚えていてくれたのね。
(まさか、まだ一回しか訪れていない上におじいちゃんの店員、ということで顔を覚えられているとは思っていなかった。老人の口から自身の名が漏れれば嬉しそうに手を合わせて喜びを見せようか。それは、常識改変とは関係なく、少女本人の心からの声として。
そして、老人からどれにするか、と問われればメニューに目をやって。)
・・・前と少し違うのね。
(へぇ、と感心した様子でメニューを眺める。種付けセックス、ザーメン洗体、アナル拡張に腸内放尿。更には肉便器。どれもこれもまともな精神であればお金を払うどころか罵倒して出ていくようなものである。百歩譲っても決してこちらからお金を払ってやってもらうものではないだろう。けれど・・・今、この場に置いては違った。それが普通のこと、として認識をすり替えられていたのだ。故に少女もそれに違和感を覚えることなく。)
この間のね、気持ちよかったの。だから、またやって欲しいわ。それから・・・このすぺしゃるこーす、っていうの・・・どういうこと、するの?
(老人から襦袢を受け取れば ありがとう と声をかけて、それが当然の事であるかのように老人の目の前でドレスを脱ぎ落とし、その白磁の肌を晒し、するすると衣擦れの音を響かせながら彼の目の前で着替えを始めよう。それが全く恥ずかしいこと、と感じていない様子を晒しているだけに少々色気には欠けるかもしれないが、それは致し方ないか。
そして、着替えをしながら老人にスペシャルコースの内容とかを聞いてみよう。面白そう、気持ちよさそうであればやってみるのも一興か。)